転生物語 第1章 遊戯王GX編 第1部 セブンスターズ×■■■■■編 第10話
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第10話 闇のデュエル(笑) 十代VSタイタン

 

 

Side遊輝

 

「これは俺の中学の教師が実際に体験した話だ

 

その日、吹奏楽部としての活動をしていたんだ

 

その時に急に声が聞こえたんだ

 

「先生!」と

 

それに先生は答えたんだ「何?」と

 

だがそれに反して音楽室では全員、管楽器やらを口にくわえたりしていて誰一人喋ることができない状態だったんだ

 

生徒たちは先生がだれに対して反応したか気になったんだ

 

ある生徒はすぐに廊下を見てみたけど誰もいない

 

そして3階だから何もないと思って全員が窓の方を見ると血まみれの死体が…」

 

「「「うわあああああああああ!!!!」」」

 

「…なかったんだ」

 

「怖すぎっすよ!というかなかったんすか!?紛らわしいっす!」

 

「いやだってレベル7だろ、それに事実を言ってるわけだしさ

と言うか誰だよ?レッドアイズ入れたの、俺入れてねえぞ」

 

「それは俺なんだなあ」

 

俺たちは今、怖い話をしていいる

山札からカードを引いてそのレベルだけ怖い話をするというルールで食堂で電気を消して

明かりは蝋燭1本でやっている

翔のレベル4の話をした後俺が喋ったんだ

ちなみにこの話、前世で実際にあったことさ

俺のクラスの担任になったS先生が実際に体験したことなんだ

と言うか隼人、レッドアイズ持ってたのかよ!?

 

 

「ほっほ〜皆さん、何してるんですか?」

 

誰だ!?…って大徳寺先生か

 

「びっくりした!」

 

「驚かせないで下さいよ」

 

「大徳寺先生…」

 

と言うか俺の気配探知に引っかからなかった!?

流石と言うべきか…

と言うか大徳寺先生が来たってことは明日がついにタイタン戦か?

原作ではわからなかったけどこの怖い話、最近よくやってたからな

 

「先生、今ね、引いたカードのレベルだけ怖い話するってゲームをやってんす」

 

「それは面白そうですニャア

どれどれ、私も…」

 

「で、出たレベル12!」

 

「そこまで怖い話があるのか?俺はちょっとやそっとじゃ動じないぜ」

 

「とっておきの話をお願いします!」

 

レベル12か、前世だったら結構そこに値するのがあったんだろうがな

今の俺じゃあ幽霊程度じゃ怖くねえしな

幽霊見えるし、天使や精霊が近くにいるし、不老不死だし

話でそこまでビビるかと言うとそうはならないしな

 

「ほっほっほっほ、そういえばこの島の奥に使われていない寮があるのご存知ですかにゃ?」

 

「使われていない寮?」

 

「特待生寮の事ですね」

 

俺は大徳寺先生の問いかけと十代の質問に答える

やはり、明日がタイタン戦と言う事か

 

「その通りニャ、昔この学園の特待生たちの寮だったところらしいのですが

その寮では何人もの生徒が行方不明になってるそうだニャ」

 

「ほんとっすか?」

 

「なんでもその寮では闇のゲームに関係する研究をしていたそうだニャ」

 

闇のゲーム、この遊戯王の世界が危険である理由の一つ

古代エジプトで行われ、それは本物の意味で決闘だったデュエル

…のはずなんだけどアトランティスとか地縛神とか北欧の三極神とか明らかに別物もデュエルモンスターズ化しているという謎設定

ま、それは置いといて話の続きだな

 

「や、闇のゲーム?」

 

「伝説のアイテムによって発動する恐ろしいゲームだって話ですニャ」

 

伝説のアイテムか…

99人の人と共に金を溶かしそこから生成した千年アイテム

千年アイテムで作られた者は千年パズル、千年輪 (リング)、千年眼(ミレニアムアイ)、千年ロッド、千年タウク、千年秤、千年錠の七つ

後、第8の千年アイテムと呼ばれた光のピラミッド

それにアトランティスの神のもとに生まれたオレイカルコスのカード

地縛神、Sinモンスター、破滅の光、ダークネス、etcetc…

…と数をあげればきりがないほど闇のゲームを起こすアイテムは存在するけどな

 

「千年アイテムね、でもそんなの迷信だろ?」

 

「ほっほっほー、真実は私も知らないのニャ

私がこの学園に来たときにはあの寮は立ち入り禁止になっていたんだニャ」

 

「でも十代、闇のデュエルは本当にあるぞ

俺もしたことがあるしな、ほれこれ見てみろ」

 

俺は右手の袖をめくり赤き竜の痣を見せる

前もって闇のゲームについて知ってるのと知らないのと大きく違うヵらな

 

「なんすかその痣!?」

 

「私も知りたいんだニャア」

 

「約3000年前から伝わる伝説の一つでな、赤き竜の伝説というものがあるんだ

かつて天空の神殿と呼ばれた巨石文明を築き上げた星の民と呼ばれる者たちがいた

万物を司ると言われる竜の星を神と崇め、星竜王と呼ばれる統治者のもと英知を誇っていた

その星竜王のもと民は導かれ独自の社会と文化を創り上げた

しかし幾度となく邪悪な戦乱が平和を脅かした

その時、星竜王は竜の星に救いの祈りをささげ、竜の星はそれに答えた

神の化身、赤き竜が舞い降り悪の化身を大地に封じた

それこそ、現在で言うナスカの地上絵

この悪の化身、邪悪な意思は封印されたが今もなお星全体に浸み渡っている

ちょうど数十年後に5000年周期の戦いが再び始まる年なんだ

そしてその戦いで赤き竜側のシグナーと呼ばれる者たち、邪神側のダークシグナーと呼ばれる者たちの戦いが始まる

赤き竜側のシグナ―と呼ばれる者たちは全部で5人いてそれぞれが赤き竜を模した痣が腕にあるはずなんだ

その痣は頭・翼・手・足・尻尾の5つに分かれてる

…はずなんだけど何の因果か明らかにそのどれでもない痣が俺の身に刻まれたんだよな

しかもあと数十年は先の事のはずなのに、闇のゲームに巻き込まれた俺が運がなかったのか

あ、この伝説は調べれば簡単に出てくるよ」

 

まあ、明らかにあのライネスとのデュエルが原因だろうがな

 

「へぇ〜、そうなのかニャア」

 

「なんかよく分からないっすけど大変っすね」

 

「まあ、闇のゲームは本当にあるってことなんだろ?」

 

「そういうことだ、だから伝説だなんて思って闇のデュエルをすると痛い目に合うぞ

それに千年アイテムは武藤遊戯が千年ピラミッドと言う実物を所持していたじゃないか

錬金術を教えている大徳寺先生なら知ってるかもしれないがあれは錬金術で生み出された闇のアイテムだぞ

千年魔術書と呼ばれる書物に書かれた闇の錬金術によって創り出される…な

詳しいことは知らんがな」

 

「そ、それは知らなかったのニャア」

 

「それじゃあ遊戯さんは闇のゲームを行える人物だったって言う事なのか?」

 

「それは知らないよ、本人に聞いてくれ」

 

「ま、いいニャ

そろそろ就寝の時間だニャ、お休み」

 

「「「「はーい」」」」

 

「嫌だなあ、この島にそんな場所ホントにあるのかな?

それに遊城君の話、凄く現実味があるっすね」

 

「そうだな、遊輝の話凄く現実味があるな

ところでさ、廃寮行ってみようぜ!」

 

「おお、いいじゃねえか十代

行ってみよう!本当に闇の力が働いてるのか気になるしな」

 

もし俺がシグナーになったことが何らかの異変の前触れだったら怖いしな

シグナーが目覚めるってことだけで十分なイレギュラーなわけだしな

ま、俺の生まれた世界だ、そのイレギュラーも乗り越える

 

「怖いけど俺も行きたい」

 

「よしけってー!」

 

「「けってー!!」」

 

そんなこんなで赤き竜、千年アイテムの話をした後に俺たちは寝たわけだ

次の日の夜に俺たちは廃寮に向かったわけだ

メンバーは俺と十代と翔に隼人、あと精霊たち

ラズは家で寝ていることだろうな、来ないって言ってたし

 

「しかし、隼人が来たがるなんて意外だぜ

いつもは授業に出るのもめんどくさがるくせによう」

 

「別に俺、勉強が嫌いなわけじゃないよう

ただ……」

 

「ただ?」

 

「嫌なんだ、デュエルで勝つ事だけの授業が…」

 

「勝つ方法以外にデュエルで勉強する事なんてあるの?」

 

「たくさん有るさ、今の人たちは何処かはき違えてるんだよ

デュエルモンスターズは楽しむためにあるんだぞ、勝つためだけにあるものじゃない

それにさ、俺等だってデュエルがあったから出会えたわけだろ

人との繋がりを増やしていく、これもデュエルから学べることなんじゃないか?」

 

まあ、俺自身が強いからそんなに説得力が無いかもしれないけどな

死んだあとこそ団結して仲間が増えたが生前はそうでもなかったからな

友達は大切な物だと重々理解しているつもりさ

俺が心から友達と呼べたのは2人しかいなかったからな

 

「それなんだなあ!俺が言いたかったのは…」

 

「ま、俺も遊輝の言うことには同意するぜ

デュエル・アカデミアがあったから、デュエルがあったからこそ俺等は会えたんだからな」

 

そんな話をしながら歩いていくと俺等は廃寮についた

そこには1本の薔薇の花があった

 

「この花は?」

 

「怖そう、アニキやっぱりやめましょうよ」

 

「(ダイヤ、ライネス、気付いているか?廃寮から漂う闇の気配に)」

 

残り香程だが廃寮から闇の気配がする

この前のライネスの時のとは全然違うレベルのものだが…

 

【(ええ、マスター

しかし、この程度だったら自然消滅するレベルですね

原作通りのイベントが起きてもマスターなら脱出可能なレベルです)】

 

『我も同意だ、トラゴエディアの闇に比べれば小さすぎる

十分に対処可能だ』

 

「(よろしい、ならば闇の掃討だ)何言ってんだ?此処まで来てやめるわけないだろ

な、十代」

 

「ああ、勿論だぜ」

 

すると後ろから急に枝を踏む音が聞こえた

俺がそれに反応して後ろを振り向くと…

 

「「で、でたああああああああ!!!」」

 

「「明日香?」」

 

「明日香さん?」

 

「なんで明日香が此処?」

 

「それはこっちのセリフよ、あなた達こそ何をしてるの?」

 

語尾を強めて効いてくる明日香

俺は探検と闇の掃討なんだけどな、俺以外は探検だ

 

「チョイと俺たちは夜の探検にね」

 

「あなた達知らないの?ここで何人も生徒が行方不明になってるって…」

 

「そんな迷信信じないね」

 

「いや、お前には痣見せたろ

この世界には裏があるんだよ、裏がな」

 

「遊輝の言う通りよ、この寮の話は本当よ

遊び半分で来るところじゃない、それにここは立ち入り禁止のはず

学校に知られたら騒ぎになるわ」

 

「そんなの怖くて探検なんてできないぜ」

 

「真剣に聞きなさい!」

 

「なんだよ…やけに絡むな

そっちこそ質問に答えてないぜ!どうしてこんなところにいるんだよ?」

 

「天上院…吹雪か?

表向きには海外留学と言うことになっているがどの分校の生徒にも無かったからな」

 

「その通りよ、此処で消えた生徒の中に私の兄がいるの

遊輝の言うとおり、表向きは海外留学ってことになっているけどね」

 

そういうと明日香は廃寮を去って行った

それにしてもこの学園の裏は結構汚いだろうな

まず、公式文書偽造罪に生徒に対する侮辱に名誉棄損罪

それに生徒の暴力、暴言の黙認とか、此処ってかなり黒いしなあ

 

「今明日香さんの言ったこと……

僕此処の噂作り話だと思って…」

 

「だから言っただろ、闇のデュエルは本当にあるって

この痣もその証拠の一つになるだろ、それに俺はここの事調べに来たんだからな

本当に闇のデュエルに関係しているのかをな」

 

「まあ、遊輝の言うとおりだとしても入ってみりゃわかるさ、行こうぜ」

 

そうしていると最初は渋ったが翔も置いて行かれるのが嫌のようで一緒に中に入って行った

中は意外に広く埃は被っていたがオシリス・レッドの寮より立派なものだった

十代はふざけていっそここに引っ越さないかなどと言っていたが翔が嫌がっていたな

そうして調べていると俺にはあるものが目に付いた

 

「千年アイテムか、本当は7つじゃなくて8つなんだが」

 

「なんか言ったか?遊輝

ほう、千年アイテムって7つあったんだ」

 

俺の呟いた独り言は十代には聞かれなかったようだ

その後十代が懐中電灯を別のところに向けるとそこには写真があった

 

「これって?」

 

「天上院 吹雪、明日香の兄の写真だな

俺が調べた限りでは洒落で天を10と書いていたらしいから間違いないだろ」

 

そう、写真について俺が話すと聞こえたんだ

 

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

明日香の悲鳴が

ついにタイタンとの接触か、闇の力が発生する前に倒してくれるといいけど

 

「アニキ!今の声って!」

 

「ああ、行こう!」

 

明日香の声が聞こえた方向に俺たちは走っていくとエトワール・サイバーのカードを見つけた

さらにそこから明らかに曰くつきな洞穴がありそちらの方向に何かを引きづった跡があった

俺たちが走っていくと大きな広間に出た

 

「明日香!」

 

「はっはっはっは、この物の魂は深き闇に沈んでいる」

 

「誰だ?」

 

すんばらしい声とともに大男、タイタンが現れる

ドライアイスっぽい煙のせいでドロンと出てきたようにもみえるがしゃがんでいる状態から立っただけだよな、あれは

 

「ようこそ遊城十代、石崎遊輝」

 

「誰だ貴様は!」

 

「我が名はタイタン、闇のデュエリスト」

 

「アニキ!」

 

「貴様、何者だ!明日香に何をしたんだ!」

 

「私は闇のゲームを操る闇のデュエリスト」

 

「闇のゲーム?」

 

「ふざけるな!お前のような三下が闇のデュエリストなわけないだろ!!」

 

「ふふふ、試してみればわかるだろうよ、小僧

此処は何人も踏み入ってはいけない禁断の領域、我はその誓いを破るものに制裁を下す

まずは遊城 十代、貴様が相手だ」

 

「此処でいなくなった人たちも貴様のせいだな!明日香は返してもらうぜ!!」

 

「私に闇のゲームで勝てるならな、遊城十代」

 

「望むところだ!」

 

「後悔するなよ、小僧」

 

「明日香、必ず助けて見せるぜ」

 

なんか、恋人に言うみたいな言い回しだな

 

「「デュエル!!」」

 

「先手はとらせてもらおう、ドロー

私はインフェルノクインデーモンを攻撃表示で召喚!」

 

妙に「ん」のところが声が大きい

それにインフェルノクインデーモンが超キモい

 

「デーモンデッキか!」

 

「このカードがフィールドに存在する時

デーモンと名のついたモンスター1体の攻撃力は1000ポイントアップする」

 

あれ?OCGだとスタンバイフェイズに上がらなかったか?

アニメ効果と言う事か?

 

「ってことは」

 

「確かにデーモンデッキは強力なデッキ

だが、場のモンスターを維持するためにスタンバイフェイズごとにライフを払い続けるというでっかい代償があるぜ」

 

マテリアルドラゴンでもダメージじゃなくてコストだから回復できないしな

まあ、あのカードがあるから別なんだが

 

「代償だと?そんなもの関係ないのだよ、このカードの前にはな

フィールド魔法発動」

 

その瞬間、眩しい光が出てきて俺たちはおもわず目をつぶった

そして目を開いたとき、そこには不気味な空間があった

 

「ここは?」

 

「さしずめ、地獄の1丁目とでも言っておこうか

私はフィールド魔法 万魔殿(パンディモニウム)―悪魔の巣窟―を発動した」

 

「パンディモニウム?」

 

「万魔殿(パンディモニウム)―悪魔の巣窟―、デーモンのコストを消すカード

さらに新たなデーモンを呼ぶ効果を持つデーモンのホームグラウンドだ

十代、気をつけろ!デーモンデッキの真骨頂はそのカードを利用したコンボだ!!」

 

パンディモニウムとはパンデモニウムとも呼ばれており黙示録では地獄の最奥にある悪魔の居城

名が表すように万単位の悪魔がいるとされている

全体が金塊でできているらしいが眩しくないのだろうかと思わず思ってしまう

それに最奥なのに1丁目とはこれ如何に?

 

「よく知っているな小僧、その小僧の言った通りこのカードによりデーモンデッキを維持するコストは発生せず、デーモンと名のついたモンスターが戦闘以外で破壊された時

転生する能力を得るのだ

さあ、お前のターンだ

おっと、この娘が気になるようならお前の眼に入らないようにしてやる」

 

そういうと棺桶のふたが閉まる

更に骨のような手が地面から現れ地面の中に飲み込んでいく

 

「明日香!」

 

「汚いぞお!」

 

「卑怯者!!」

 

いや、悪者に卑怯者言ったってさ…無駄じゃね

 

「ふふ、なんとでも言え

これが闇のゲームだ、何ならお前たちも消してやろうか!?」

 

「俺が勝てばいいんだ、ドロー」

 

「十代落着け!深呼吸だ!!」

 

あわててるようだったから深呼吸をするように俺が言うと十代が深呼吸をし始める

そしてしばらくすると…

 

「助かったぜ遊輝、少し落ち着いたぜ

俺はE・HERO(エレメンタルヒーロー)バブルマンを攻撃表示で召喚、更にバブルマンの効果発動!2枚ドローする!」

 

いきなり壺男!?

 

「更に融合発動!バブルマンと手札のネクロダークマンを融合し

来い!絶対零度のヒーロー、E・HERO(エレメンタルヒーロー)アブソルートZero(ゼロ)!!

そして天使の施しを発動!3枚ドローし2枚捨てる!

この時手札から捨てたフラッシュの効果発動!墓地の魔法かトラップを1枚手札に加える事ができる!俺は融合を手札に加えるぜ!!」

 

漫画版フラッシュ!?と言うか何この展開力?

 

「更に融合発動!手札のフェザーマンとバーストレディを融合!

来い!マイフェイバリットカード、E・HERO(エレメンタルヒーロー)フレイム・ウイングマン!!

更にホープ・オブ・フィフスを発動するぜ!

墓地のバブルマン・フラッシュ・スパークマン・フェザーマン・バーストレディをデッキに戻しシャッフル!そして2枚ドロー!!」

 

はあ!?あの時捨てたもう片方はスパークマン!?

しかもホープ・オブ・フィフスってどういうことだよ!

 

「強欲な壺を発動!2枚ドロー!!

融合発動!フレイム・ウイングマンと手札のスパークマンを融合!!

来い、光り輝く光のヒーロー E・HERO(エレメンタルヒーロー)シャイニング・フレア・ウイングマン!!

更にミラクル・フュージョンを発動!

墓地のフレイム・ウイングマンとスパークマンを除外し2体目のシャイニング・フレア・ウイングマンを召喚!!!」

 

おかしいよ!明らかに1ターン目の場じゃないよ!

 

「翔、俺相手がかわいそうになってきた」

 

「実は僕もっす」

 

「俺もなんだなあ」

 

俺たちは思わずそんな会話をしてしまったが十代はまだ止まらない

タイタン、ご愁傷様

 

「俺は未来融合―フューチャー・フュージョンを発動

俺はE・HERO(エレメンタルヒーロー)エリクシーラーを指定するぜ

デッキからフェザーマン・バーストレディ・クレイマン・バブルマンを墓地に送る

更に2枚目のホープ・オブ・フィフスを発動!

墓地のネクロダークマン・フェザーマン・バーストレディ・クレイマン・バブルマンをデッキに戻しシャッフル!そして2枚ドロー!!」

 

おいおい、もうやめてあげろ十代!

タイタンのライフはもう0に十分なる!

 

「命削りの宝札を発動!手札が5枚になるようにドロー!

更に壺の中の魔術書を発動!互いのプレイヤーは3枚ドローする!!

更に融合発動!手札のフェザーマン・バーストレディ・クレイマン・バブルマンを融合し

E・HERO(エレメンタルヒーロー)エリクシーラーを融合召喚!

その効果で除外されているモンスターはすべてデッキに戻る!

おろかな埋葬を発動!デッキのスパークマンを墓地に送る!

最後の手札、ミラクル・フュージョンを発動するぜ!

墓地のフェザーマン・バブルマン・スパークマンを除外し

E・HERO(エレメンタルヒーロー)テンペスターを融合召喚!!」

 

は!?なあにこれえ?

アブソルートZero(ゼロ)とシャイニング・フレア・ウイングマン2体

それにエリクシーラーとテンペスター?

しかもシャイニング・フレア・ウイングマンの攻撃力は効果で3100に上がってるし

おかしい!1ターンでこれ揃うっておかしすぎる!!

チートドローも大概にしやがれ!

タイタン泣き顔だよ!仮面で見えないけど…

 

「シャイニング・フレア・ウイングマンでインフェルノクインデーモンに攻撃!

シャイニング・シュート!!」

 

4000−(3100−900)=1800

 

「ぬぅううう!!」

 

「更にシャイニング・フレア・ウイングマンが相手モンスターを破壊した時、相手にその攻撃力分のダメージを与える!」

 

1800−900=900

 

「ぬぅううおおお!!」

 

「これで止めだぜ!

シャイニング・シュート!瞬間氷結《Freezing at moment》!!フュージョニスト・マジスタリー!!!カオス・テンペスト!!!!」

 

900−3100−2500−2900−2800=−10400

 

「ぬぅううおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

うわあ…これは………ちょっと引くわ…………

これが十代の怒りの力というものなのか?

 

「お前、偽物だろ!闇のデュエリストじゃねえだろお前!!」

 

「な、何を言う!私は本当の闇のデュエリストだ」

 

「てめえみたいな雑魚が闇のデュエリストなわけないだろ!!証拠を見せてみろ!!!」

 

十代あっという間に倒したな、そろそろタイタンの正体をばらしてもらおうか

偽物の千年ピラミッドを見せた時、アウトだぜ

 

「見ろ、これこそが伝説のアイテム、千年パズル

これが私が闇のデュエリストだという証だ」

 

「メッキ剥がれてるぜ(笑)!」

 

「ぬぁに!?そんな馬鹿な!きちんとメッキを……しまったぁ!図ったな!

依頼も失敗し私の秘密もばれてしまった以上、貴様たちとこれ以上かかわることなど無意味なこと!」

 

「やっぱりインチキか!十代捕まえるぞ!!」

 

「ああ、待てタイタン!」

 

語るに落ちたタイタンは煙玉を使って逃げる

それを捕まえようと追いかけようとしたとき異変が起きた

 

「な、何だ!?」

 

「ウィジャト眼!?ここまで闇の気配は薄まってるのに発動するのか!?」

 

床に金色に光るウィジャト眼が現れ闇が俺等を包み込んだ

 

「な、何なんだ!?これは?」

 

「不味い!一か所に集まれ!これは本物の闇だ!!」

 

「なんだって!?」

 

俺は急いでみんなを集めるとダブルコストンに似たのが俺の近くによって来る

そうすると俺の右腕の痣が光る

すると俺の周りに赤い幕が現れダブルコストンに似たものを弾いていく

 

「本当に闇のゲームはあったのか!?」

 

「当たり前だ!偽物の闇のゲームなんかやるから闇が怒ったんじゃないか?」

 

「それより、今はどうやって脱出するかだぜ」

 

ああ、此処からどうやって脱出するかだ

俺たちがそんなことを考えているとダブルコストンに似たのは集まって行く

そしてそれは人の形になって行く

そこまでは良かった、そこまでなら

 

「オレイカルコスのマーク!?」

 

人の形になって行ったダブルコストンに似たのの額にオレイカルコスのマークが刻まれている

黒い顔のないのっぺらぼうな人型の生命体と言っていいのか分からない者の額にだ

これからは名称として闇と呼ぼう

 

「デュエルだ、闇のゲームを弄ぶものに制裁を下す

我らと戦い敗れたのなら貴様たちは我らの生け贄となる」

 

我ら?闇は一つの個体でもあり群でもあるという事なのか?

まあいい、オレイカルコスのマークが奴にあるというのなら対処ができるのは俺だけだ

 

「行くぞ!俺がやる!!」

 

「小僧!」「遊輝!」

 

「任せろ、あの程度のやつ、俺が魂ごと浄化する」

 

「貴様が相手か、いいだろう」

 

「「デュエル!!」」

 

Sideout

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タイタンに対して圧倒的な勝利をした十代

そのあとに現れたオレイカルコスの力を使う闇と遊輝はデュエルを始める

そのとき、遊輝が使用したカードは!?

 

さて次回は 石崎 遊輝 VS 闇

 

《インフェルノクインデーモン》アニメ効果

効果モンスター

星4/炎属性/悪魔族/攻 900/守1500

このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフポイントを払う。

このカードが相手のコントロールするカードの効果の対象になり、

その処理を行う時にサイコロを1回振る。

2・5が出た場合、その効果を無効にし破壊する。

このカードがフィールド上に存在する限り「デーモン」という名のついたモンスターカード1体の攻撃力は1000ポイントアップする。

 

《E・HERO(エレメンタルヒーロー)フラッシュ》漫画効果

効果モンスター

星4/光属性/戦士族/攻1100/守1600

このカードが墓地へ送られた時、

墓地の魔法か罠1枚を手札に加える

 

《壺の中の魔術書》漫画オリジナル

通常魔法

互いのプレイヤーはカードを3枚ドローする。

 

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