K-ON!+EXPLORES...第18話・大運動会! |
〜9月初句〜
夏休みも夏期講習も課外も終了
それでもまだまだ暑い日々が続く
さて、今俺いや俺たちは何をしているかというと・・・・・
体育祭の練習だ・・・
それも、パネルの練習をしているのだが腕をそのままキープしているのはかなりきつい
3年の団長が「横の人と幅を揃えて!!」と言って来る
そりゃ分かるけど、さすがに初年の俺らには結構大変だ
よくこんな事やってきたな・・・まあ団長たちも耐えてきただろう
他のブロックのパネル練習も競技練習も中学からの友達によるとかなりきついだそうだ
さて、俺の赤ブロックの軽音部メンバーは同じクラスの唯と正樹だけだ
律、澪、ムギつまりムギの1組,律とムギの2組とは分かれてしまった
ちなみに赤ブロックは毎年パネルや応援合戦などの大物競技には強いらしいが
リレーや綱引きなどの普通の競技には弱いらしい
しかも、それで2年連続優勝・・・と言っていた
でも、これはこれで楽しくなりそうだ・・・そうこうみたいに・・・
〜体育祭3日前・・・部室にて〜
「正樹の3組には負けないぞっー!!」
「なに!!こいつ!!俺たちが負けると思うなよ?なあ、唯、泰広?」
あれ?いつのまにか正樹が泰→泰広に変わっている
まあいいか・・・正樹はやっぱ呼び捨てのほうがいいや
「そうだよ〜!私達りっちゃん達には負けないよ〜!!」
「そうだね、ここまで言われたらね・・・」
「なにおー!こいつらー!!言わせておけばー!!」
「へへっ、俺や泰広はお前よりは運動神経はイイと思うぜ?なあ?」
何で俺に話を振るんだか・・・まっ、いっか
ちょっとからかってやるかw
「まあ俺は何を言われようが律に勝つ自信はあるけどね」
「おお〜!!やっくんかっくいい〜!!」
「言ったな〜泰(やす)!!絶対に勝ってやるからな!!」
「お前がもし勝ったら何か奢ってやるぜ?」
「言ったな!正樹〜!!よっしゃ乗った!!澪ー!ムギー!絶対勝つぞ〜!!」
「はい!!」ビシッ!
「やれやれ・・・」ハァ〜・・・
・・・・・という感じになっていた
部内でも体育際のことで結構ヒットアップしてきた
俺も運動は好きな部類に入るし悪くはない、練習はきついが・・・
さて、頑張っていきますか・・・!
・・・とその前に・・・
〜体育祭まであと1日|(次の日)・全体練習終了後〜
俺たち1年男子全員(8人)・・・いや2,3年生に男子は一人もいない
そんな中で俺たちは3年団長(女子)達に呼び出された
「来たわね?1年生たち」
「何の用でしょうか?」
俺達8人の中の1人がそういうと
「実はね用があったわけじゃなくて言いたいことがあるの」
「ハァ・・・何でしょうか?」
「実は私達の赤ブロックは2年連続で優勝しているのよ。
明日優勝したら3年連続と言う快挙になるわ
でも今年からこの高校は共学化されたでしょ?
私達は先輩達の意志を受け継がないといけない
でももしかしたら危ないかもしれない
だから・・・あなた達には期待しているわ!」
「お願い!!私達のためにもブロックのためにも頑張って!!」
そういう事か・・・事情は分かった
すると正樹が・・・・・
「簡単じゃないですか、俺たちが競技で勝てばいいんですよ!!」
「しかし他のブロックはパネルより競技練習が多いらしいから油断は禁物だわ」
「とにかく明日は宜しくね!ここにいる8人全員に期待しているわ!!では、解散!」
『失礼しま〜す!』
何か妙な重圧が俺たちに圧し掛かっているような・・・
さて、部活行くか・・・
〜HR終了後・廊下にて〜
「ねえねえ、やっくん達遅かったけど何やっていたの〜?」
「ああ、まあいろいろね・・・」
「そうだな、まあ簡単に言えば期待してるってよ」
「へぇ〜、じゃあ明日優勝しようね〜!」
「「うん|(おう!!)!!」」
〜次の日〜
ついに体育祭が開幕
周りの生徒たちも団長たちも見に来たギャラリーたちのテンションも高い
そして、開会式が終了後
俺と正樹、唯は応援台|(パネル台)で競技とかを見ようとすると・・・
「正樹!!泰!!唯!!お前らには絶対負けないからな〜!!!!」
突然大きい声が・・・律だ
止めて欲しかった、周りの視線が痛い・・・
「私達もリッちゃん達に負けないからね〜!!」
唯まで・・・さらに視線がたくさん突き刺さる・・・
「「止めろ!俺たちが目立つだろ|(正樹達が困っているだろ)!」」ゴツンッ!×2
「「いったぁ〜い!!」」
正樹が唯に、澪が律に拳骨
まあこれで視線はなくなるだろうが2人痛そうだ
さて、俺の出る競技は・・・
・綱引き
・二人三脚
・クラス対抗リレー
・部活動対抗リレー
・ブロック対抗リレー
に決まっている、まあクラス推薦の部分もあるけど・・・
ちなみに正樹はこれ二人三脚以外のこれに障害物競走にも出場するらしい
大変だけど頑張るしかない
そして、俺が考え込んでいるうちにもう競技が始まっていた
そうだ!綱引きは2番目の競技だから召集がもうかかっている
もう行こう!!あ、正樹はもう行っていたのか
〜綱引き〜
「おーえす!!おーえす!!」
そんな声で皆一生懸命引っ張っている
あっというまに競技が終了
綱引きは残念ながら3位で終了
まああまり練習はしてないし仕方ないかな
〜二人三脚〜
「よろしく、北原さん」
ペアは同じクラスの北原さんだ、怖い人ではなくこの人は正樹と同じようなムードメーカー的存在だ
正樹や唯とも仲が良かった
「よろしくね、泰広君!!」
そして、俺たちの番・・・
『位置について、よーい・・・!』
バンッ!!
ピストルの音が運動場を響かせる
そして、俺たちや周りのペアが一気に走り始める
「「一、二、一、二・・・・・」」
俺たちはいい感じに走り始める、しかし周りのペアは速く俺たちを追い抜く
そして、3位(最下位)になってしまった
「(まずい、このままじゃあ・・・)」
すると・・・・・
ドタッ!
なんと前にいた2ペアが交錯したらしく2ペア転んだみたいだ!!
チャンス!!
俺たちは2ペアが立ち上がっている間追い抜いてついに・・・
パンッ!
ピストルの音が俺たちのペアを迎えてくれた!1位だ!!
「やったね〜!!泰広君!!」
「北原さんのおかげだよ!ありがとう!」
パンッ!と俺の左手と北原さんの右手はお互いに手を叩き合った
そして、パネル台に戻ると
「1位おめでとう!!お疲れ様!!」
団長たちが迎えてくれた、周りからの拍手も轟いた
パチパチパチパチ!
ちょっと恥ずかしいけど、まあ楽しかったかな
そして・・・午前中の競技が終了
途中経過は俺たちの赤ブロックは3位で最下位、1位は白、2位は青だ
うわ〜結構引き離されているな、やっぱ競技に弱いのは本当だったのか・・・
律達の白ブロックはかなり競技で買っていたんだよな、うん
すると・・・・・
「やーい!!正樹!!負けてるじゃないか!!」
律だ、やっぱ「何か奢る」ってのが一番響いたのかもね
ちなみに後ろには澪とムギもいる
「へっ、昼は俺たちの赤とお前の白が逆転するんだよ」
「むっ!生意気な!絶対勝って・・・」
「ホラ行くぞ、邪魔して悪かったな」
「いや、別に邪魔ではなかったが・・・」
「最後まで言わせろ・・・ってあああぁぁぁぁ〜・・・」ズルズル
澪が律を引っ張って行く、ムギはそれを苦笑いしながら一緒に連いて行く
「「「・・・(汗)」」」
「あら、泰広君達ここにいたの?」
「「「和|(和ちゃん)!!」」」
和だ、和は競技にはクラスや全体の競技でしか出れないらしい
何にせよ生徒会の仕事でかなり大変だそうだ
「お疲れ、一体何をしているんだい?」
「実は、放送器具が故障して足りなくなってしまって放送室まで行っているのよ」
「そりゃご愁傷様ってこったな」
「・・・何か皮肉っぽく聞こえるわね」
「悪かった悪かった|(汗)」
「じゃあ私は行くから・・・」
「和ちゃん頑張ってね〜」
〜午後の競技開始〜
昼からはパネル→クラス対抗→障害物→部活動対抗→ブロック対抗とある
ちなみにブロック対抗は最後の競技だからかなり勝負に左右するらしい
〜応援合戦・|(パネル)〜
俺たちはパネル、団長や応援団長たちなどはパフォーマンスなどを行う
正直このパネルはやりたいものではなかったけど、まあ失敗しなくて良かったかな?
結果は余裕の1位だった、団長達はかなり喜んでいる
多分ここからが快進撃となるだろうな・・・
〜クラス対抗リレー〜
俺達赤ブロックは3,4,5組と他ブロックより一つ多いから少し有利
ただしハンデがつけられてスタートは少し後ろかららしい
ちなみに俺の順番は・・・・・
その1番とアンカーの前の34番だ
正樹は10番とアンカーの35番だ
何か生徒会の案で男子は合計5周分走らなければならなくなった
しかも、俺たちのクラスは7組のように3人はいない
まあ俺は2週で良いし、正樹が「アンカーは俺に任せとけ!」と言っているほどなので任せてみたw
運動場1週200メートルだから半周100メートル走ればよい
横を見ると・・・
「男子は4組だけか・・・・・」
『位置について、よーい』
バンッ!
スタートダッシュに成功!よしっ!!
俺はハンデにも構わず余裕で1位を獲得、ちなみに2位は4組だ
「ハイ!!」
俺は次の人にバトンを渡す
「はぁ〜100メートルでも結構きつい・・・」
「やっくん早いね〜」
「お疲れ様泰広君」
唯と和だ、和もさすがに全体競技には参加はしているみたいだ
「お疲れ様ってあと2回あるよ?」
「そうだね、あっ!!そろそろ私の番だ!!」
「じゃあこの後も頑張ってね、泰広君」
「はいはい、じゃあそっちも頑張って」
8番の唯は運動は苦手のせいか2位から4位へ転落
「はい!!泰広君!!」
「(あんまり激戦にしてほしくないんだよね・・・)」
そんな事を思いながらも俺は唯からバトンを受け取る
運よく男子は1人もいない!!
「(チャンス!)」
俺はもちろんだが持っているだけの全力を出し切った
何とか2位まで上がったが、そこそこバテバテになった
「ゲホッゲホッ!」
「泰広君大丈夫!?」
「う、うん、、なんとか・・・」
俺は横の同じクラスの女子に声を掛けられながらもなんとか立ち上がる
そして18番の和は2位で順位をそのままキープした
しかし2組がものすごい追い上げをしてきた
あ、・・・澪だ・・・!!
目が悪い俺でも長い黒髪ですぐに分かった
澪って運動神経良かったのか・・・すごい!
そして、時間はあっという間に流れて・・・
32番目になった時点でトップは2組、2位は5組、3位は俺たちの3組だ
33番目の大木さんが俺にバトンを渡す
「泰広!!!」
「分かった!!」
大木さんが2位に結構近づいて俺は一気に加速!!
前にいるのは1位は女子、2位は女子
2位ならなんとか・・・!!
俺は『死ぬ気』という言葉はこの時本気で使ったかもしれない
「(死ぬ気で追いついてやる!!)」
俺はそれだ更なる加速をしたかもしれない・・・
何とか追いついた1位は・・・
・・・・・!?
あっ、律だ!ちっ・・・!無理だ・・・!
「正樹〜!!!!!!」
「ああ、早く!!泰広!!」
俺は正樹にバトンを渡す!!
そして、正樹はバトンを俺から受け取り・・・
一気に全力疾走!!やはり早い!中学校で確か50メートル6,8秒だったよな・・・
そして正樹が一気に2組のアンカーに追いつこうとしている
2組のアンカーも早いはずだ!!しかし、正樹のほうが早い!!
そしてゴールまであと30メートルで正樹と2組のアンカーが並ぶ
「うおおおおぉー!!!」
「正樹!!」
「まーくん!!」
「「「正樹君」」」
俺と唯、和の他のクラスメイトを含めたほぼ全員が正樹の名前を叫ぶ!!
そして・・・・・
ズサァー!!!!!!!!!!
正樹のヘッドスライディング・・・
パンッ!
ほぼ同時にゴール。そして・・・
「どっち!?」というこの声が全体に響く
全チームがゴールした後・・・実況が・・・
「結果発表です!!1位・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
静寂だけが運動場を包む。そして・・・
「3組!!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・
「や、やったー!!!正樹ー!!!」
俺は正樹の元へ行き、ハイタッチ!!
そして唯達のクラスメイトも正樹に寄り添い・・・
「すごーい!!正樹君!!」
「ヘッドスライディングかっこよかったよまーくん!!」
「あんなに速いだなんて思わなかったよ!正樹!!」
クラスメイト達も正樹に賞賛の言葉を送る
「へへっ、皆ありがとよ!」
この後部活動対抗リレーでは俺たち軽音部は文化部なので科学部、ジャズ研部、吹奏楽部、語学部と対決になった
残念ながら唯が交錯したのか4位で終わった
ブロック対抗リレーでは、1位を獲得!!そして・・・
「優勝!!赤組!!」
歓声が一気に広がる!!
2位の白を越してギリギリでの優勝ではあったが勝ったので良かった
正樹のヘッドスライディングが結構大きかったかもね・・・
そして・・・・・・
「み、皆さんのおかげで・・・ゆ、ゆうしょうを・・・する・・・ことが・・・ヒック・・・」
団長が泣いている、回りの応援団長や団員達も泣いている
よほど嬉しかったのだろう・・・
・・・え?お前はどうかって・・・?
そりゃ嬉しいよ?でもね、やっぱ1年じゃああまり実感が沸かないって感じかな
そして、体育祭が終了・・・
「ハァ〜・・・疲れた!部活行こうぜ〜、泰広!!」
「うん、そうだね!多分練習はしないと思うし・・・|(汗)」
「(あっ!そうだ!)」
「唯、ちょっと先に行っててくれないかな?」
「おい、何だよ急に・・・」
「うん、分かったじゃあ先に部室に行ってるね〜」
「ねえ正樹」
「ん?どうしたんだ?」
「こんな事言うのもどうかと思うけど律に奢らせるの?」
「あっ・・・・・|(汗)」
「忘れてたみたいだね・・・」
「その通り・・・さすがに女子に奢らせるのは何か気分が乗らないな・・・」
「じゃあ缶ジュースでも買っていけば?」
「そうだな、自販機行こうぜ?」
「うん!!」
そして、自販機で100円コーラを俺と正樹3本ずつ買い部室へ向かった
〜音楽室にて〜
ガチャン!
「うぃ〜、お疲れ〜」
「ああ、お疲れ様」
「お疲れ様です」
「・・・・・・・・・・・・」
澪、ムギと挨拶を返す、しかし律だけ帰ってこない
「ちぇ〜何で私が正樹に・・・・・澪助けて〜」
「自業自得だ、我慢しろ」
「え〜・・・・・」
すると正樹が・・・・・
「ホラよ、今日はお前らは頑張ったんだ」
正樹が律に缶コーラを渡す
「へ?負けたのは私なんじゃ・・・?」
「いいんだよ、そんなっ事は。ホラよ、お前らも」
澪とムギにも缶コーラを渡す
「正樹・・・ありがとな」
「ありがとうございます正樹君!!」
「え〜私のは!?りっちゃん達だけずるい〜!!」ブーッ
唯が正樹を凝視しながら頬を膨らませる
「唯の分もあるって、泰広!!」
「はいはい、ホラ」
「ありがと〜!!やっくん!!まーくん!!」
「しかし良かったのか?お金を使わせたんじゃ・・・」
「そんなケチな真似するかよ、それに女子に奢らせるってのも気が引けるからな」
「大丈夫だよ、俺も協力したし」
「私CCレモン|(※現実物)良かったな〜」
「律!!!!!」ゴツンッ!
澪が律に拳骨
「いったぁ〜い!!」
「てめぇ〜賭けにも負けておいて文句だとぉ〜」
「う、嘘に決まってるだろ!!!!」
そりゃそうだ、こんなの本気なら誰だって激怒だ
「でも、ありがとうな正樹!!!」
律が正樹に満面の笑みで言う
「・・・・・・・・・・・・」
とにかくこうして1年の初の体育祭は終了
楽しかったし、優勝できたし良かったかな・・・
さて、次は学園祭に向かって頑張って行くか・・・!!
説明 | ||
オリ話です ちなみにこの話は僕の高校の体育祭をモチーフとしています では18話目どうぞ〜 |
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