狂王陛下の設定集。
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■ライゼル・S・ブリタニア

 並行世界のとある辺境の小国の王子。しかし、己の母・妹を守るために二人の兄を謀殺し、父をも殺して王の座に着く。斬新な発想をもって国の経済を立て直し、数多くの戦場で知略・武力を駆使して勝利を収め周辺国に名を轟かせる。また、彼の渾名たる”狂王”とは当時考えられなかった経済の発想に加え、その時代の戦争の常識である『王は背後で控えるもの』というのを覆し最前線で刃を振るい続け、数多の策略を鮮やかに見破り敵を打倒したその戦果に由来する。しかし、北の蛮族との戦乱においてギアスが暴走、彼が守りたかったものは全て炎に消えた。その後、彼と契約した存在により遺跡に封印されるが、数百年後、クロヴィスによって発見され、人体実験の検体となる。研究者達の隙をついて脱走し、とある学園の生徒に救われたことで彼は新たなる戦乱に巻き込まれることとなった。

 ……などと長々と語ったが簡単に言えばロスカラR2の本編ルートを通り、ルルーシュの代わりに世界の悪を担って死んだライ。間桐 雁夜の桜を救いたいという願い、そして詠唱に加えらて先決めされたバーサーカーのクラスにもっとも答えられる英霊として召喚に応じた。

 ……なお、この作品のライ君は狂王モード全開のため、口調や一人称は王であったころのモノとなっている。ついでにチートも全開である。強さ良し、燃費良し、見た目良しの三拍子揃った素敵サーヴァント。……正直やりすぎた。もはやオリキャラである。まぁ、公式のライも十分チートであるが……。なお、ギアス以外の宝具は作者の創作であるため、公式とは一切関係ありません。

 

■間桐雁夜。

 ほぼ原作通り。違うのは彼の感情が聖遺物の優先権を超えていたことくらいか。あの怪奇バグ爺から逃亡して見せたという間桐の生まれにしてはガッツに満ち溢れたお方。正直、ZEROの主人公は彼でいいんじゃね?

 

■間桐臓硯

 怪奇蟲翁。理性あるバーサーカーというだけでも凄いのに雁夜を通して見えたライゼルのスペックにお爺ちゃん大興奮。が、それは彼の策。哀れギアスの餌食となって死亡した。

 

■バトレー

 将軍。クロヴィスの部下。クロヴィス死亡後は色々あってシュナイゼルの部下に。そこからさらに色々あって死亡した。遺跡で眠っていたライに人体実験をさせていた。なお、専科百般(偽)がスキルに登録されてるのはこいつのせい。いろんなSSでライは様々な技術を使えるが……KMFの操作方法はともかく料理の仕方を刷り込みってこいつはライを執事にでもしたかったのだろうか?

 

■風雲間桐邸

ライゼルの固有スキル『専科百般(偽)』のLUC判定を令呪を用いて陣地設営・破壊工作・魔術のスキル覚醒を成功させ、その力を存分に発揮させて要塞化したもの。ケイネスの魔術工房(笑)とは違い雁夜・桜・ライ・魔術回路のない者以外が一定の範囲に侵入すると問答無用で殺しに掛かってくる恐ろしいもの。一歩目から即死級の罠がこれでもかと襲い掛かります。ライがライダーの宴に参加している際、欲を掻いたアサシン数体を迎撃して見せた……! なんてことはありません。よくあるボツネタの一つ。

 

 

 

【CLASS】バーサーカー

 

【マスター】間桐 雁夜

 

【真名】ライゼル・S・ブリタニア

 

【性別】男

 

【身長・体重】176cm・57kg

 

【属性】秩序・悪

 

【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷A+ 魔力C 幸運B 宝具B++

 

【クラス別スキル】

 

狂化:C

 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが言語能力を失い複雑な思考が出来なくなる。

 

【固有スキル】

 

狂王の系譜:A

 誰よりも狂っていると蔑まされながらも己を貫いた生涯の結果。

 如何なる状況においても理性を保ち、十全の戦闘能力を発揮できる。

 

専科百般(偽):B+ 

 意図的な知識の刷り込み。戦術・学術・話術など多数に及ぶ専業スキルにおいてCランク以上の習熟度を発揮できる。本人が知りえない知識や技術であろうともLUC判定に成功すると明確に記憶に再現、実行できる。

 

カリスマ:B

 大軍団を指揮する天性の才能。一国の王としてはBランクで十分である。

 

軍略:A

 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。

 自身の対軍宝具の行使や、相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

 

【宝具】

『戦場に果てた兵士の刃【オーナー・オブ・デッド】』

ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

 剣・槍・弓といった武装を召喚する。それらの武装はEランク相当の宝具として現れ、打ち合うたびに激しく劣化していく。数に限界はないが、その武装の本来の使い方しかできない。(剣を矢にする、とか爆弾に変える等といった方法は無理。手に持って投げつけるといったことは可能)また、持ち主の死亡が確認された武装を持つことが出来れば特性そのままにEランク相当の宝具として使用できる。元々が宝具ならば、従来のランクのままライゼルの所有物となる。ただし、所有できるのは武装に限定され、追加された宝具は破壊されると消失する。

 特殊な武器を持たずに戦場で戦い、打倒した敵兵・または倒れた味方の死体からとった武器を巧みに用いて敵を打倒し続けたエピソードの具現。

 

『王の勅命【ギアス】』

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0〜50 最大捕捉:100人

 理性ある存在に対して声を媒介に唯一度命令を下す力。下された命令に逆らうことはまず不可能である。が、彼が生まれた世界とは法則が違うため、対魔力スキルの判定しだいで回避可能となっている。また、命令を下され、その指示に従っている間の記憶は失われる。

 

『王と歩みし鋼の巨人【蒼月・蒼穹太極式】』

ランク:A++ → B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:100人

 ラクシャータ・チャウラーが開発したKMF蒼月をロイド・アスンブルンドとセシル・クルーミーが改造・改修した機体。

 輻射波動砲・スナイプヴァリス・MVS・エナジーウィングといった数多くの武装を装備しており、あらゆる状況に対応した戦闘が可能となる。この機体はランスロット・アルビオンや紅蓮・聖天八極式よりもやや下の性能だったのだが、デヴァイサーの差故にその二機をも圧倒し、後世に最強の機体として名を残した。

 現在、英雄王との戦闘でスナイプヴァリス・MVS・エナジーウィングは消失し、機体も右腕を損失したためランクダウンしている。

 

『明日を願う神殺しの槍【フレイヤ・エリミネーター】』

ランク:EX 種別:対消滅宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:―

 敵勢力が発動した宝具の力を消滅させる槍。但し、消滅させることが出来るのは対軍宝具以上の威力を持った宝具に限定され、使用できるのは唯一度のみである。

 ニーナ・アインシュタインが生み出してしまった大量破壊兵器フレイヤ。この槍は唯一フレイヤに対抗できた兵器である。状況に応じて刻一刻と内部プログラムを変更するフレイヤに対し、19.04秒以内に対処プログラムを入力、正確に命中させることで無力化させる。彼が最後に戦った戦争において、空中要塞ダモクレスから放たれたフレイヤを彼の親友であるルルーシュ・ヴィ・ブリタニアと共に見事に無力化に成功した。この宝具によって無力化に成功した場合、相手は数瞬の間回避・防御行動をとることができない。

 

【weporn】

■スナイプヴァリス

 蒼月の装備の一つ。ランスロットが装備している可変弾薬反発衝撃砲に狙撃形態を付属した銃。ハドロン砲も撃てる。簡単に言えば狙撃もできるレールガン。

 

■エナジーウィング

 蒼月の装備の一つ。翼基部から機体を包み込むほどの巨大なエネルギー翼が展開され、超高速飛行能力や砲撃、エネルギー翼部分で攻撃を防ぐなど攻防一体の能力を与える。蒼月の宝具ランクが高かったのもこの武装の恩恵であるため、破壊されると蒼月の戦闘能力は著しく低下する。

 

■輻射波動

 蒼月の右手に搭載された武装。マイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステムと呼ばれ、高周波を短いサイクルで対象物に直接照射することで、膨大な熱量を発生させて爆発・膨張等を引き起こし破壊する。要するに電子レンジ。ちなみに本編では語られないが、最終決戦においてカレンは命こそ助かったが紅蓮そのものは蒼月によって完全に破壊されている。

 

■拳銃

 冬木の警察官が装備していたがキャスターの使い魔に殺され、バーサーカーの手に渡り【オーナー・オブ・デッド】の能力によりEランク相当の宝具となった。ちなみにリボルバー式。誰が使っても一定のダメージを与えられる汎用性そのままに宝具化され、人間でも使用可能となっている。現在の所有者は雁夜であり、ちゃんと予備の弾もある。最終決戦時にライゼルの手に戻る。

 

■剣・槍・弓

【オーナー・オブ・デッド】で呼ばれる無名の武装。それらはライゼルに付き従った兵士達の武装が殆どである。ランクこそ低いが運用方法しだいでは十分脅威に値する武装である。

 

 

【CLASS】バーサーカー

 

【マスター】言峰綺礼

 

【真名】ライゼル・S・ブリタニア

 

【性別】男

 

【身長・体重】176cm・57kg

 

【属性】混沌・悪

 

【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷A++ 魔力B 幸運D 宝具A++

 

【クラス別スキル】

 

狂化:C

 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが言語能力を失い複雑な思考が出来なくなる。

 

【固有スキル】

狂王の系譜:A

 同上。

 

専科百般(偽):B+ 

 同上。

 

カリスマ:D

 黒化したためランクダウンしている。

 

軍略:C

 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。

 自身の対軍宝具の行使や、相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

 凶暴性が少し上昇したため、ランクダウンしている。

 

【宝具】

『戦場に果てた兵士の刃【オーナー・オブ・デッド】』

ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

 同上。

 

『王の勅命【ギアス】』

ランク:D→C 種別:対人宝具 レンジ:0〜50 最大捕捉:100人

 受肉により、強制力が上昇している。

 

『王と歩みし鋼の巨人【蒼月・蒼穹太極式】』

ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:100人

 受肉した際の黒い泥の膨大な魔力に当てられた結果、完全に修復された。

 

『明日を願う神殺しの槍【フレイヤ・エリミネーター】』

ランク:― 種別:対消滅宝具 レンジ:― 最大捕捉:―

 ギルガメッシュ戦において使用しているため、使用不可。

 

『絶世の名剣【デュランダル】』

ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

 中世ヨーロッパにおけるパラディン、ローランが愛用した聖剣。三つの奇跡を持ち、所有者の魔力が尽きようと切れ味を落とさない輝煌の剣。厳密にはデュランダルではなく、後の世でそう呼ばれる名剣。英雄王との戦闘終了時、持ったままだったその剣は【オーナー・オブ・デッド】の力の対象となり彼の宝具となった。

 

■ライゼル・S・ブリタニア(2)

 第四次聖杯戦争の終盤、セイバーが聖杯を破壊した際に溢れた黒い泥を浴び受肉。それにより幸運は下がったがそれ以外は軒並みランクアップしている。雁夜の体内の刻印虫が死滅した際、彼との契約が切れてしまったのだが、言峰綺礼の腕に刻まれた令呪にサーヴァントとしての本能が反応し、泥を経由して彼と契約することとなる。また、固有スキル『狂王の系譜』により自我こそ保つことができたものの、性質が反転している。また、言峰綺礼と契約の際、破壊されていた彼の心臓は泥の膨大な魔力により再生し、次の物語へと繋がっていった。

 

■黒い鍵のようなもの

 桜との別れの際、ライゼルが送った品。詳細不明。

 

 

 

 

おまけ

1サーヴァント相性表

 

本編では英雄王とセイバーの二名としか戦わなかった狂王陛下。他のサーヴァントと戦ったらどうなるか?

 

@ランサー

 彼の二本の槍は宝具殺しであると同時に自然治癒不可の傷を負わせる厄介な武装である。ぶっちゃけ白兵戦を避け、蒼月のスナイプヴァリスで狙撃すれば安全に勝てる。ただし、”破魔の紅薔薇”は蒼月の装甲すら突破するので軽視はできない。

 

Aアサシン

 分身能力を有する厄介な暗殺者。白兵戦での敗北はまずないが多数に足止めされてから雁夜を殺されると終わる。蒼月を破ることが出来ないため、雁夜を安全な場所に隠れさせてから潰すとよい。

 

Bキャスター

 召喚能力をもつ宝具特化の英霊。セイバーを打倒しかけた手腕は侮れるものではない。が、最終形態以外に陛下を倒せる手段がなく。その最終形態も鈍重なため蒼月のカモ。マスターを狙うべし。

 

Cライダー

 ”神威の車輪”に”王の軍勢”は十分ライゼルを凌駕するに値する。ライダーは如何にして蒼月を破壊するかが鍵。またライゼルは如何にして兵力を削りきれるかが勝利の境目となる。下記に記載するが、フレイヤ・エリミネーターでは王の軍勢を無効化できない。

 

まとめ

 他の勢力も十分ライゼル陣営を打倒できる。天敵と言えるのはライダーであろう。元々雁夜という爆弾を抱えているため、そこを狙われるともろい。

 

 

2明日を願う神殺しの槍【フレイヤ・エリミネーター】の無効化制限について

 本編では乖離剣を一撃を無効化したが、その宝具には制限も存在する。対軍宝具以上の破壊力を無効とするが、その中にライダーの”王の軍勢”、並びにキャスターの”螺湮城教本”は無効化の範囲外である。それは何故か? それはこの二つの宝具は対軍宝具ではあるが、実際の破壊力はそうではないからである。言ってしまえば”軍を呼ぶから対軍宝具”であると作者は解釈しているからである。同様の理由で”無限の剣製”も無効化できない。但し、複製された武装の破壊力が対軍宝具以上であれば無効化可能。劣化リバーとか。

 

3狂王陛下の正しい運用方法。

 @序盤は情報収集に努める。ただし、白兵戦のみで打倒可能な勢力は狩ってもよし。

 Aもっとも強力な宝具をもつ陣営を狙い、撃破。打倒したあと【オーナー・オブ・デッド】で敵の宝具を自身のものにする。

 B殲滅開始。

 

 

 総評

 ライゼル・S・ブリタニアは打倒した敵勢力の武装を奪いとることができるので、勝ち進めば進むほど戦闘能力を強化することができる。よって、彼は如何なる聖杯戦争に召喚されても勝算がある。ただし、彼自身誇り高いため、運用には注意が必要である。娘を棄てた時臣・傲慢なケイネス・遠坂陣営の手駒状態の綺礼・理想ばかりを追う切嗣にはまず無理。適当な所でギアスの奴隷となるだろう。それを避けるには彼に認められるか、令呪で完全に支配するしかない。またスペックこそ高いがそれはもっとも相性がいいバーサーカーとして召喚されたため。他のクラスでは戦闘能力がかなり低下するだろう。

 なおバーサーカーの他に該当するクラスはセイバー・ランサー・ライダーの三クラス。ただしセイバーとして呼ばれると宝具は【オーナー・オブ・デッド】と【ギアス】のみ、ランサーならば【フレイヤ・エリミネーター】が追加され、ライダーならば【ギアス】・【蒼月・蒼穹太極式】に加えて【月下・先行量産型】の三つとなる。

説明
拙作『狂王陛下が第四次聖杯戦争に参戦するそうです。』の設定です。
ネタバレ注意!
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コメント
第5次の話みたいです。(通りすがりのクロネコ)
第五次聖杯戦争の連載はいつから始めますか?(黒羽)
stay nightの方も連載してくれたら必ず読みます。今後も頑張ってください!!(黒羽)
弟に薦められて読みました。すごくおもしろかったです。stay night編もできれば読みたいです。これからも頑張ってください。(マルス)
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