ネギま〜スキル持ちの夜天の王〜第38話
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 原作通り木乃香が攫われ、アスカは淫獣が何か言っているのを無視して、刹那とネギ達と共に木乃香を誘拐した犯人を追った。

 

 「待って、そこまでだ!お嬢様を離せっ!」

 「何や、またアンタらか。」

 「天ヶ崎千草、明日の朝にはお前を捕らえに応援が着き、お前を捕らえるだろう。だから無駄な抵抗はせず大人しく投降しろ!!」

 「はん。応援がなんぼのもんや、あの場所さえ行きさえすればコッチのもんや。・・・まぁ、その前にアンタら達にお嬢様の力の一端を見せたるわ。本山でガタガタと震えとった方が良かったと後悔するで・・・ではお嬢様失礼を・・・【オン・キリ・キリ・ヴァジャラ・ウーンハッタ】」

 

 天ヶ崎千草がそう唱えると、木乃香の魔力を使って、原作より多く、鬼達が召喚された。

 

 「ちょっと、こんなの有りなのぉ!!」

 「このか姉さんの魔力で手当りしだい召喚しやがった!」

 「に、200体くらい軽くいるよ。」

 「アンタらにはその鬼共と遊んでてもらおうか。まぁ、安心し、殺さんようにとだけは言っておくさかいに。ほな?」

 

 そう言って、天ヶ崎達は木乃香を連れて逃げた。

 

 「ま、待てっ!!」

 「何や、久々に呼び出されたと思うたら、おぼこいお嬢ちゃんと坊っちゃんが相手かいな。」

 「取り敢えず兄貴、時間を稼ぐために障壁を!」

 「うん。【ラス・テル・マ・スキル、((逆巻け春の|ウエルタートウルテンペスタース))((嵐|・ウエーリス))、((我らに風の加護を|ノーピスプロテイオーネム・アエリアーレム))、((風花旋風|フランス・バリエース))((風障壁|ウエンティ・ウエルテンティス))!!】

 

 ネギは自分達の周りに風の魔法障壁を張った。

 

 「こ、これって!?」

 「風の障壁です。ただし2、3分しか持ちません!」

 「よし、手短に作戦を立てようぜ!?」

 

 そう淫獣が言うと、刹那が言った。

 

 「ここは二手に別れるしかありません。私と、すいませんが明日菜さんとでここの鬼達を引き受けます。その間にアスカ先生と、ネギ先生がお嬢様を追って下さい。」

 「「えぇっ!!」」

 「大丈夫です。私はああいう化け物を退治調伏するのが仕事ですし、明日菜さんのアーティファクトはこういう相手にはめっぽう強い効力を発揮します。」

 

 刹那がそう言うと、アスカが言った。

 

 『いや、俺も残ろう。』

 「アスカ先生!?」

 『刹那、神楽坂は素人に近くこの数だし。何より、さっきから少し遠くの、鬼達の後方から凄い殺気がするから僕も残ろう。』

 「ですが・・・」

 『大丈夫だ。アイツらの目的を達成するにも時間はあるし、ネギ一人だけでも僕らが行くまでの時間稼ぎくらいできる。それに僕の強さを知ってるだろ?』

 「わかりました。」

 「よし、大体の作戦は決まったし、アレ、やっとこうぜ!」

 「アレって何よ?」

 「キスだよ、キス。仮契約!!」

 「えええっ!」

 

 淫獣はキモイポーズを取りながら言った。

 

 「いえ、それには及びません。」

 「何でだよ、緊急事態だ、手札は多いに越したことはないぜ!!だからネギの兄貴と!」

 「いえ、嫌とかでは無く、既に私仮契約してますし。」

 

 カモが刹那を説得しようとしていると刹那が言った。

 

 「「「ええぇっ!!」」」

 「「刹那さん(刹那の姐さん)、いったい誰と!?」」

 「アスカ先生とですが。証拠にほら。」

 

 そう言って刹那は仮契約のカードを見せた。

 

 「ホントだ。」

 『それより、障壁がそろそろ解けるぞ。』

 「ほ、ホントだ!」

 『取り敢えず、俺が障壁が解けたと同時に砲撃を撃つからそれが終わったら直ぐにネギは木乃香さんの元に。』

 「分かった。」

 

 そう言って、アスカは((剣十字の杖|シュベルト・クロイツ))をセットアップした。そして、障壁が解け始めた当たりから詠唱を開始した。

 

 『【集まるは、星の光。我が眼前のモノ達を撃ち抜く一閃の光となれ。ディバイーン・バスター!!】』

 

 そうして、障壁が解けたと同時に降りおろされたシュベルト・クロイツから、膨大な魔力が放出された。そしてアスカの砲撃が終わると同時にネギは杖に乗って飛んでいった。

 

 『それじゃぁ、始めますか。シュベルト・クロイツ、モードチェンジ、剣。』

 

 アスカがそう言うとシュベルト・クロイツは剣の形に変形した。

 

 「ちょ、始めるって!」

 「大丈夫ですアスナさん。せいぜいチンピラ200人に絡まれたと思えばいいんです。」

 「それって、大丈夫じゃないよね!」

 「これは、これは、勇ましいお嬢ちゃん達やな。」

 「じゃぁ、まぁ、鬼退治と行きましょうか!」

 「はい!」

 『よーし、それじゃぁ、上げて行こうかっ!』

 

 そう言って、三人で鬼の大群に突っ込んでいった。明日菜はその素人とは思えない身のこなしと、((剣|ハリセン))さばきで鬼をバッタバッタと、バッタバッタと薙ぎ倒し、還してていった。

 

 刹那とアスカも敵を斬り倒したり、撃ち倒したり、はたまた刺し倒したりしながら鬼を還しながら、明日菜の補助をしていた。

 

 「なかなか、いい感じじゃない?」

 「そうですね。」

 「ねぇ、修学旅行が終わったら剣道教えてよ、刹那さん。」

 「えっ、いや、私もまだ修業中ですから。」

 『そういうことは後でしてくれ。それと来たぞ。』

 

 アスカがそう言うと、鬼の群れの中から月詠が出てきた。

 

 「ふふふ。予定よりちょっと早いですが待ちきれませんでした。」

 「な、お前は月詠!」

 「こんばんわ〜、刹那センパイ。それにアスカはん。」

 

 月詠が挨拶をした後直ぐに、湖の真ん中から光の柱が昇った。

 

 「な、なに!?」

 「ふふふ。どうやらアノ子供先生は間に合わなかった様ですなぁ。」

 「くっ。」

 『取り敢えず退け、【陣風!】』

 

 アスカは衝撃波を月詠に向かって打ち出した。

 

 「ふふふ。せっかちですなぁ。【ざんがけーん!】」

 

 アスカは月詠の攻撃を躱しながら言った。

 

 『コイツは俺に任せろ。鬼達も応援が来たみたいだからソイツ等に任せてお前たちは先に行け!』

 「ですが!」

 『優先順位を間違えるな!道は俺が作るから行け!』

 「分かりました、明日菜さん!」

 「うん」

 『【我が乞うは、疾風の翼。若き剣騎士に、駆け抜ける力を!ブーストアップ・アクセラレイション!】」

 「これは?」

 『機動力を上げる補助魔法だ。じゃぁ、いくぞ!【撃ち抜け、轟雷!プラズマスマッシャー!!】』

 

 アスカは月詠を蹴り飛ばし、距離を取り、光の柱の方に向かって、左手から電気を纏った純粋魔力砲撃を繰り出した。その直ぐ後に刹那と明日菜は光の柱に向かって走り出した。

 

 『さて、それじゃぁ後の鬼達は任せたよ?』

 「わかったよ。でも後で料金を貰うよ?」

 「おぉ、何か強そうなのがいっぱいアルねー!」

 『分かったよ真名。』

 

 そう言ってアスカは月詠の方に向かって行った。

説明
※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。
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コメント
↓同感!!(無夢務)
トッシーさん作者の自由にさせろよ。自由に小説書くところなんだから。それが嫌なら見るな。(アジ=ダハーカ)
誤字報告:【ざんがけーん】→【ざんがんけーん】又は【ざんまけーん】だと思います(頭翅(トーマ))
この非常時にアスカはどんだけ格好つけたいんでしょう?アスカの能力なら即効で終わらせて行けるでしょう…。やはりアスカアンチですね。(トッシー)
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