第14話 想い
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僕は今朝ご飯とお昼ご飯の用意をしています!

今日は高町なのはさんが放心状態になってると思うから……

どうにかして元気つけてもらわないとね〜……

う〜ん……何か作ってあげるとか?

ほっぺにちゅーしたら怒られそうだし……(お姉ちゃん達に)

聞いてもお仕置きされそう……

どうやって元気出してもらおうかな〜

まぁ、何とかするしかないよね!

 

 

「ふんふんふ〜ん♪」

 

 

「あら? 命ちゃん

今日は機嫌が良いみたいね?」

 

 

「ふぇ? いつもこんな感じだよ〜?」

 

 

「そう? いつもは鼻歌は歌わないわよ?」

 

 

「ぁ……」

 

 

「何か良い事でもあったのかしら(ニコニコ)?」

 

 

「ひっ……」

 

 

僕が鼻歌を歌ったら紫お姉ちゃんが話し掛けて来たので

返事をしてたら黒い笑みを貰いました……

別に浮気とかそんなんじゃないからね!?

元気を出してもらうには自分から元気にならないと駄目かなって

思ったから鼻歌を歌っただけなのに……

 

 

「それで……何か良い事あったのかしら?」

 

 

「う……本当に何もないよ?

今日は高町なのはさんが元気無いみたいだから

僕が元気を魅せれば高町なのはさんも元気になるかな〜って思って……」

 

 

「そうだったの……

なら、尚更元気出さなきゃいけないわね!」

 

 

「紫お姉ちゃん……うん!もっと元気出すよ!(ゴゴゴゴゴ)」

 

 

「その意気よ!所で今日の朝ご飯何かしら?」

 

 

「えっとね〜僕お手製のサンドイッチだよ〜♪」

 

 

「へぇ〜……サンドイッチね〜……

美味しそうね♪」

 

 

「うん!お姉ちゃん達の為に愛情込めて作るよ!

お姉ちゃん達もいつまでも元気で居ます様にって(ニコッ♪)」

 

 

「命ちゃん……(ジーン)

やっぱり可愛いわ〜♪」

 

 

「きゃっ!?」

 

 

いきなり紫お姉ちゃんに抱きつかれました!

紫お姉ちゃんの良い匂いがして頭がクラクラするよ〜……

そんな場合じゃなかった!

 

 

「紫お姉ちゃん退いて……?」

 

 

「はいはい♪」

 

 

「朝ご飯作っちゃうから座って待っててね♪」

 

 

「は〜い♪」

 

 

僕は髪の毛を上手く使い分けて4人分のサンドイッチを作る

具材はシンプルにトマト、レタス、神戸牛です!(お肉の事は気にしないでね♪)

そして、マーガリンをパンにぬって具材を載せて完成で〜す!

 

 

「出来たよ〜♪」

 

 

「「「美味しそうね(ですわ)!」」」

 

 

「僕の愛情をいっぱい詰め込んだよ!(恥ずかしい……///)」

 

 

「「「(((恥ずかしがってる命ちゃん可愛い)))」」」

 

 

「それじゃ、食べよ?」

 

 

「そうね!頂きます!」

 

 

「「「頂きます!」」」

 

 

「もきゅもきゅ♪」

 

 

「「「(((食べてる姿も可愛くて和むわね!(和みますわ))))」」」

 

 

「もきゅもきゅ♪」

 

 

「そう言えば、昨日の温泉旅行はどうだったかしら?」

 

 

「もきゅ!?」

 

 

「あら〜? 何でそんなに驚くのかしら?」

 

 

「そ、それは……」

 

 

「「「それは?」」」

 

 

「女性の人達に強制的に女湯へと連行されました……(涙)」

 

 

「「「何ですってぇ〜……」」」

 

 

「ひっ……ごめんなさい……(泣)」

 

 

「「「可愛いから許しちゃう(ます)!」」」

 

 

「僕は可愛くないよ……///」

 

 

「「「その姿だけで可愛いわ(ですわ)!」」」

 

 

「時間無いから食べちゃうよ……///」

 

 

「「「テレても可愛い(です)!」」」

 

 

「……///」

 

 

僕はそんなこんなで朝ご飯を食べ終えて

お昼ご飯を作り置きして学校へ向かいました!

僕が学校に着いて教室に行くと怒鳴り声が響きました!

これはアリサ・バニングスさんかな?

仕方が無い事だと思うけどね……

 

 

「いい加減にしなさいよ!!

この間っから何話しても上の空でぼ〜っとして!」

 

 

魔法を知らないから高町なのはさんも相談出来ないからね〜

思ったんだけど……魔法は存在するって

早めに伝えておいても良いんじゃないかな? と僕は思うんだよね!

例え危なくなっても僕が守るし……

魔法に関わる事になったら逃げてもらえば良いと思う!

でも、高町なのはさんは言えないよね……

巻き込めないのもあるし、まだまだ力が足りないのを分かってるから……

 

 

「ご、ごめんね……アリサちゃん……」

 

 

「ごめんじゃない!あたし達と話してるのが

そんなに退屈なら一人で幾らでもぼ〜っとしてなさいよ!

行くよすずか!」

 

 

「アリサちゃん……なのはちゃん……」

 

 

「良いよ、すずかちゃん……

今のはなのはが悪かったから……」

 

 

「そんな事無いと思うけど……

取り合えずアリサちゃんも言い過ぎだよ!

少し話してくるね!」

 

 

「うん……ごめんね……」

 

 

「怒らせちゃったな……ごめんねアリサちゃん……」

 

 

「何がごめんね、何ですか……?」

 

 

「命君……おはよう……」

 

 

「おはようございます……

それで何か困ってる事でもあるのですか……?」

 

 

「うん……アリサちゃんとすずかちゃんには

言えない事があって……」

 

 

『“魔法”の事ですね……?』

 

 

『うん……』

 

 

『確かに一般人であるバニングスさんには

魔法の相談は出来ないかもしれません……

ですが……普通の会話の相談程度なら出来るんじゃないですか……?』

 

 

『普通の会話……』

 

 

『そうです……

今の高町さんの考え当てましょうか……?

それは……テスタロッサさんの事でしょう……?』

 

 

『ッ!? うん……

あの子とどうしたら分かり合えるのかなって……』

 

 

『世の中には言葉だけでは伝え切れない事もあります……

でも、何度も伝えたら相手も分かってくれると思いますよ……?』

 

 

『何度も伝える……

そうだよね……何度も伝えたらきっと分かり合えるよね!』

 

 

『そうですね……

多少の無理な問題でも伝え合えれば出来ます……

(でも、それ以上の事は分かり合えるかどうかは分かりませんけどね……)』

 

 

『そうだよね……命君有り難うね!元気出た!』

 

 

『僕は何もしてませんよ……

僕は自分の思った事を貴女に伝えただけです……

其処から僕の言葉でどう気持ちを切り替えるかが大事なんです……

ですから、実際は高町さん自身の力で立ち直ったと言うべきですね……』

 

 

『命君……///

有り難う!』

 

 

『僕は用があるので、また後程……』

 

 

『うん!』

 

 

僕は高町なのはさんを何とか立ち直らせる事に成功しました!

次はアリサ・バニングスさんですね……

教室を出て僕はアリサ・バニングスさんと月村すずかさんの元へと向かいます!

あ、居たよ!う……? どうやら月村すずかさんが宥めた様です!

でも、一応僕からも助言しとかないとね〜♪

 

 

「お話してる所すみませんが……

バニングスさん大丈夫ですか……?」

 

 

「「み、命(君)!?」」

 

 

「おはようございます……」

 

 

「おはよう!じゃなくて!居るなら居るって言いなさいよ!」

 

 

「そうだよ!びっくりしっちゃったよ!」

 

 

「ごめんなさい……(涙)

でも、心配でしたので追い掛けて来たんです……」

 

 

「「命(君)……(ジーン)」」

 

 

「それよりも……

バニングスさん……月村さん……」

 

 

「「何?」」

 

 

「高町さんの事は許してあげて下さい……

僕は高町さんが悩んでいる秘密を知っています……

でも、その秘密は普通では話せない秘密でして……

その秘密は家族にも言えないので……

僕も教えてあげたいのは山々なんです……

ですが、今年中には必ずお伝えしますので

どうか待っていてあげてもらえませんか……?」

 

 

 

「「命(君)……

分かったわ(よ)!」」

 

 

「本当にすみません……

ですが、今年中には必ずお伝えするので……

僕が約束しましょう……!」

 

 

「「うん(ええ)!」」

 

 

それから時間が経ち放課後へ!

アリサ・バニングスさんと月村すずかさんは先に帰るみたいです!

 

 

「じゃ、なのはちゃん、命君!ごめんね?

今日は私達、お稽古の日だから……」

 

 

「夜遅くまでなんだよね? いってらっしゃい!

頑張ってね!」

 

 

「さようなら……」

 

 

僕がそう言うとアリサ・バニングスさんは挨拶せずに先に行きました!

やっぱりまだギクシャクしてるね……

 

 

「アリサちゃん……あ、大丈夫だからね? なのはちゃん!」

 

 

「あ、うん……有り難うすずかちゃん!」

 

 

「じゃ、行こうか命君……」

 

 

「そうですね……」

 

 

僕は高町なのはさんと一緒に帰宅します

やっぱり元気出たと言っても

まだ少しだけ引きずってるみたいですね……

 

 

「私こっちから帰るね……?

また明日ね命君……」

 

 

「はい……また明日……」

 

 

僕は高町さんと別れた後に瞬間移動で自宅へと帰ります!

そして、自宅で着替えた後にお姉ちゃん達におやつを作って

食べながら、もう1度外に出て高町なのはさんを探します

今僕は魔法で姿を消して空を飛んでいます!

 

 

「う〜ん……何処かな〜?

あ、居た!ベンチに座ってる……」

 

 

僕は空から高町なのはさんを見つけて地上へと降りて

後ろの木の上に座りました!

これは昔を思い出してるんだっけ……?

昔ね〜……前世は思い出したくないね……

神の星での生活は本当に楽しかったっけ……

お姉ちゃんが居てミウが居て爺やさんが居て天使さん達が居て……

最初は眩し過ぎる光景だったっけ……

僕はこんなにも笑えて泣けて生まれて初めてこの人達と生きたいという

気持ちが芽生えたんだよね……

カッ!

 

 

「あれ……?

今僕の身体から光が溢れ出た様な……」

 

 

「其処に居るのは誰……?」

 

 

あ……高町なのはさんに気づかれちゃった〜……

出て行くしかないかな〜?

 

 

「どうも……」

 

 

「命君……? もしかして後付けて来たの?」

 

 

「いえ……1回お家に帰って貴女を探したのです……」

 

 

「そっか〜……命君にも心配掛けちゃったね……

本当にごめんね……」

 

 

「いえ……大丈夫ですよ……

確かに心配しましたけど……

心配だけだったら此処へは来ませんよ……?」

 

 

「え……? どういう事?」

 

 

「悩みがある人は普段の行動が出来ないので

いつも以上に危険になりますので……

もしかしたら悩んでて横断歩道で車に轢かれるかもしれません……

だから、僕はそうならない為にも見に来たんです……」

 

 

「命君……本当に有り難うね……」

 

 

「僕にお礼を言う暇がありましたら……

早くその気持ちをあの子達へと伝えてあげてください……」

 

 

「うん……!

今日は色々な人に迷惑掛けちゃったね……」

 

 

「それで良いんですよ……

友達とは迷惑を掛け合ってこその友達だと思いますよ……?」

 

 

「そっか……有り難うね!

また明日ね!命君!ばいば〜い!」

 

 

「はい……さようなら……」

 

 

誰かを宥めるのは、こんなにも大変なんだね……

僕を孤独から救ってくれたお姉ちゃんもこんなに大変な思いをしたんだね……

ううん……それ以上の大変さをしたんだと思う……

僕が女々しいばかりにそうなったんだよね……

 

 

「命ちゃんそれは違いますよ?」

 

 

「ぇ……?」

 

 

僕は後ろからいきなり声を掛けられて振り向いたら

其処にはお姉ちゃんが居ました!どうして此処に……?

 

 

「どうして此処の居るのかと言いますと〜

命ちゃんの精神状態が不安定だったからとしか言えないですね!」

 

 

「不安定?」

 

 

「そうです……

命ちゃんは今日で何回も前世の事を思い出しましたよね?

それが不安定の原因ですね!」

 

 

「……」

 

 

「思い出したら駄目とは言いません……

ですが、少し位頼ってみても良いんじゃないですか……?

私達はそんなに頼りないですか……?」

 

 

「お姉ちゃん……」

 

 

僕がお姉ちゃんを見ると今にも泣き出しそうな顔を向けていました

ぁぁ……僕にはこんなにも心配してくれる人が居る……

僕はもう一人(孤独)じゃないんだね……

今まで何で頼らなかったんだろう……?

僕は大バカ者だね……自分の近い存在に気づけないなんて……

これじゃ、高町なのはさんを宥めるんじゃなくて

自分が宥められちゃったね……

僕はお姉ちゃんに向かって歩き出した

お姉ちゃんは僕の目線に合わせてくれて

僕はお姉ちゃんに抱きついた

僕達はまた一つ分かり合えたのでした……

それから僕とお姉ちゃんは別れて家に帰りました!

久々にお姉ちゃんと会えて嬉しかったよ〜……///

夜になって僕は夜ご飯を作ってお姉ちゃん達と食べてまた外出します!

もう少しで戦いが始まるからね!

僕は今夜の空を飛行しています!

夜風が気持ち良いよ〜♪

キィィィィン!!!

う……? これはアルフさんの魔力……?

どうやらアルフさん達は魔力粒を撃ち込んでジュエルシードを発動させる気かな?

ふふふ……今夜こそアルフさんと戦うよ!

僕は魔力の発生地に飛んで行った

そこではアルフさんが魔方陣を描いて空から下へと魔力粒を撃ってますね!

これを見てると僕のデインより威力は無いけどカッコイイよ〜♪

僕が使う天雷があるんだけど……

あれだとギガデイン並だから僕が撃つと危ないんだよね〜……

あ!こんな事を思ってる内にジュエルシードが発動したみたい!

僕もジュエルシードが発動した場所へと向かいます!

マッハ1で良いかな? ビューン!

僕が行くとお二人は封印作業に掛かろうとしてました

封印したみたいです!高町なのはさんが近いね!

ジュエルシードの前に立って何を思ってるのかな?

 

 

「やった!なのは!早く確保を!」

 

 

「そうはさせるかい!」

 

 

アルフさんが勢い良く飛び降りて来てユーノ君がプロテクションで防いだね!

高町なのはさんは悩みを解決出来たのかな?

貴女の戦いを見せてもらいますよ……? 高町なのはさん!

 

 

「この間は自己紹介出来なかったけど……

私なのは!高町なのは!私立聖祥大附属小学校3年生!」

 

 

そこから砲撃魔法の撃ち合いを始めました!

これは〜……面白いと言わないけど

僕とお姉ちゃんが魔法で戦った時よりスケールが違うね……

一発一発が星を破壊する一撃で……(汗)

でも、これも良い戦闘だと思う!

お姉ちゃんとは本気で戦いたくないけど……また戦いたいな!

フェイト・テスタロッサさんは中々速いね!

それをかわして高町なのはさんが後ろを取りました!

高町なのはさん!前より良い動きしてますよ〜♪

何かを決意した子ってカッコイイね!

僕が傍観してると両方武器を構えて睨みあったまま動きません

その時高町なのはさんが何かを言うみたいです!

 

 

「フェイトちゃん!」

 

 

「っ!?」

 

 

「話し合うだけじゃ言葉だけじゃ

何も変わらないって言ってたけど……

だけど!話さないと言葉にしないと伝わらない事もきっとあるよ!

ぶつかり合ったり競い合う事になるのは

それは仕方ないのかもしれないけど

だけど……何も分からないままぶつかり合うのは私……嫌だ!

私がジュエルシード集めるのはそれがユーノ君の探し物だから……

ジュエルシードを見つけたのはユーノ君で

ユーノ君はそれを集めて元通りに集めなおさないといけないから!

私はそのお手伝いで……だけど!

お手伝いをするのは偶然だったけど、今は自分の意思で

ジュエルシードを集めてる!自分の暮らしてる町や

自分の周りの人達に危険が降り掛かったら嫌だから!

これが……私の理由!」

 

 

「私は……」

 

 

「フェイト!答えなくていい!

優しくしてくれる人達のとこでぬくぬく甘ったれて暮らしてる様な

がきんちょになんか、何も教えなくていい!

私達の最優先事項はジュエルシードの捕獲だよ!」

 

 

そうアルフさんが言い終わるとフェイト・テスタロッサさんは

精神を持ち直したみたいです!

 

 

「なのは!」

 

 

「大丈夫!」

 

 

そこからフェイト・テスタロッサさんが高町なのはさんに背を向けて

ジュエルシード一直線に飛んでいきます!

そして、お互いのデバイスが重なり合い物凄い光が輝きだしました……

説明
どうも〜神夜晶です!

今回は・・・何ですかねw?

原作話で6話目ですが・・・

まだ原作を見て無いので分かりませんが・・・w

何とか頑張ります!

それでわ、どうぞ!
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