あらすじ

アニスたんが変態になりつつあります

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「う〜む、困った……」

どうも、アニスです。

最近困ったことが増えました。

「……手が痺れて来たな……」

何か知らないけど、謎の手の痺れが続出しています。

……もしかして呪いのせい？

「ま、まぁ……気のせいってのもあるし……うん、気のせい気のせい……」

止め止め！

そんな不吉なことを言うのは止めよう！

「さぁ起きるべ！」

俺はベッドから飛び降りる。

いやぁ、清々しいほどいい天気だね。

「て言うか、寝すぎたな……こりゃ」

起きた時にはもう昼過ぎていました。

……あれ？俺そんな寝てたっけ？

「アニス君おはようさん。今日は随分とお寝坊さんやね」

「あ、うん……俺自身も驚いてる……」

何でこんなに寝てたんだろう、俺……。

昨日は特に疲れる事やってないのに……。

「アニス君、ご飯食べる？」

「……いや、要らない。そんなにお腹すいてないから」

「分かったで」

そう言えば、最近本当にご飯を食べなくなった。

一日一食で事足りるようになった……。

これって異常じゃね？

「もう……ちょっとこっち来なさいアニス君」

「えっ？……うん……」

はやてが何かむすっとした顔でこっちに来るように指示してくる。

何だと言うのだろうか。

「何？」

「アニス君、分かっとるん？別にお腹が空いてないんやったら無理して食べさせることはせぇへんけども、流石にこれは行き過ぎと思うんよ」

「まぁ……俺も思ってはいるけども、ご飯は入って行かないんだよね」

「やっぱり病院行った方がえぇんやないの？」

「まぁ、大丈夫だよ。まだまだ俺は元気だし」

「ん〜、そうか？」

「うん」

「……あんまり酷いようやったら、無理やりにでも連れて行くからな？」

「はーい」

何かはやてお母さん化してるね。

……過保護もここまで来るとお母さんになるんだね。

「はやてちゃんってお母さんみたいだね」

「ぶーっ！」

「うわっ、汚い……」

「あ、ああああ……アニス君何言うてんねん！」

「いや、本心を言ってみただけだけど……」

何かはやてが顔を赤くして驚いてる。

……何これ可愛い……。

「えへへ、慌ててるはやてちゃんって可愛いね」

「か、かわっ……ううう、今日のアニス君はアレやね、ウチを困らす事しか言わないんやね……」

「だって、いつも俺が責められっぱなしじゃん。ぶーぶー」

「それあ、ウチよりアニス君の方が可愛いからに決まっとるやんか」

「うー、男に可愛いとか言わないでよ……」

「さっきのお返しやで」

「「……ぷっ、あははははははは！」」

お互いが笑いあうゆっくりした時間。

うん、こんな時間が俺は大好きだ。

何をするわけも無く、のんびりと過ごす。

これも、ある意味良いかもしれないね。

「あー……たまには、こんなのんびりな日があってもえぇな〜」

「くすっ、やっぱりはやてちゃん、お母さんみたい」

「もぅ……いい加減にしないと、また揉むで？」

「それは勘弁してほしいなお母さん」

「……よし、やったるわ」

「ごめんなさぃぃぃぃぃぃぃにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

そして俺の胸は……また赤くはれ上がるのさ……。

終われ。