死にたがりの第六十三話 久々にシャマルが出てくる回 |
あらすじ
もはやこのあらすじに需要があるのかないのか……
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「はふぅ〜」
「……いやいや、誰も居ないからって、流石にこれは無いでしょう、お姉ちゃん……」
シャマルと留守番なう。
どうしてこうなった。現在シャマルの膝の上に座っております。
「だって、アニス君ってばいっつもヴィータかはやてちゃんと一緒に居るじゃないですか。たまには私だってアニス君をお膝に乗せて癒されたいです!」
「オーケー、聞いた俺が馬鹿だったわ」
もう何か、ホント二めんどくさいキャラだねアンタ。
て言うか、久々の出番だから舞い上がってるだけ?もしかして。
「頭を撫で撫でしないで」
「良いじゃないですか〜♪」
あー、鬱陶しい……。
夏が終わったと言っても、まだまだ暑い物は暑い。
だから、こうペタペタくっ付かれると暑いんだよね。
「お姉ちゃん……暑い……」
「私は平気です」
「いや、俺が平気じゃないから……」
あぢーよー……。
て言うか……汗で半袖がびちゃびちゃなんだけど……。
「アニス君、汗でびちゃびちゃですね」
「それは……暑いからに……決まってるじゃん……あづー……」
流石にのぼせそうだよ……。
しかもスパッツも蒸れて来たし……。
「ごめん……マジで離して……」
「そうですね。流石にアニス君が可愛そうですし、はい」
そう言って、シャマルは腕を退けてくれた、
俺はシャマルの膝から床に降りて、半袖の中に手を突っ込む。
「うっわ……汗だく……」
もう何か、ぐしょぐしょだね。
半袖もそうだけど、体も……。
全く、よくもここまで俺を膝の上に乗っけてたなシャマル……。
あー、気持ち悪い……下と上……。
「もうこのままで良いや、着替えるのめんどくさい……」
そのまま床に寝転がる。
いやぁ……何と言うか。
「まだまだ暑いなー……」
「そうですね。でも夜はだいぶ涼しくなりましたけど」
「夜はね……昼間暑いと意味ないよ……あー、溶ける……」
駄目だ、暑い……。
て言うか、汗かきすぎて少し半袖透けてる……。
「まぁいいや……あづー……」
着替える気力さえ起きない。
あー……涼しい所に行きたいな……。
「所で聞いてなかったけど。今日はどうしてシャマルしか居ないわけ?」
「はやてちゃんはアンクさんと一緒に病院に。ヴィータちゃんはおじいちゃん達とゲートボールに。ザフィーラを連れて行きました。シグナムは剣道の大会を見に行きました」
……みんな忙しいんだな。
て言うかヴィータ。お前もよくやるね。この炎天下の中でゲートボールって……。
俺なら絶対断るけどな。
「はぁ……そうなんだ……。それで、シャマルは何で今日はやてちゃんに付き添わなかったの?」
「アンクさんが、たまには変わろうって言って、変わってくれたんです」
へぇ……アンクにしちゃ珍しい。
何か明日、雪でも振ったりしてね。
「ふぅん……珍しいね」
「はい、私も驚いちゃいましたよ」
シャマルは苦笑しながら言う。
まぁ、あのアンクだしね。驚くのも無理ないよ。
「まぁ、あぁ見えてアンクも優しい所はあるからね。たまにはそう言った気持ちにはなるんだと思うよ」
「そうなんですか?」
「たぶんね」
アンクは良く分からない。
結構長い付き合いの俺でも、あんまり考えてる事は分からない。
まぁ、これで良いんだけどね。
「それにしても、静かだね……」
「はい、そうですね」
「……年内までには、終わらせないとね……」
「……そうですね……」
二期開始まで、残り3か月。
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シャマルはお姉さん属性 | ||
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