ネギま〜スキル持ちの夜天の王〜第40話
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 原作通り、エヴァンジェリンが応援に来て、フェイトを殴り飛ばした。

 

 「ははは、坊や後は私に任せておけ。茶々丸!」

 「Yes、マスター。結界弾セットアップ。」

 「やれ!」

 「了解。」

 

 茶々丸は結界弾をスクナに撃ち込んだ。

 

 「さて、私が最強の魔法使いというものを見せてやろう!【リク・ラク・ラ・ラック・ライラック、((契約に従い|ト・シュンボライオン))、((我に従え|ディアーコネートー・モイ・へー))((氷の女王|クリュスタリネー・バシレイヤ))。((来れ|エピゲネーテートー))、((とこしえの|タイオーニオン))((やみ|エレボス))!((えいえんの|ハイオーニエ・))((ひょうが|クリュスタレ))!!】」

 「な、何なんや、次から次えと、あんた何者なんや!!」

 「相手が悪かったなぁ女。これはほぼ絶対零度150フィート四方の広範囲凍結殲滅呪文だ!そして我が名はエヴァンジェリン!最強無敵の悪の魔法使い"((闇の福音|ダーク・エヴァンジェル))"だ!!」

 

 エヴァはそれはもうノリノリに答えた。

 

 「【((全ての|バーサイス))((命ある者に|ゾーサイス))((等しき死を|トン・イソン・タナトン))、((基は|ホス))((やすらぎ也|アタラクシア))。"((おわるせかい|コズミケー・カタストロフェー))"】砕けっ、なっ、なんだと!!」

 

 エヴァが最後に凍ったスクナを砕こうとした時、スクナの周りの氷が砕け落ち、スクナが復活した。

 

 「ははは、何や結局スクナの前には西洋魔術師は無力なんや!!」

 「くっ、あのアマ!」

 

 千草の高笑いにエヴァは悔しそうな顔をし言った。

 

 「ぐがぁっ!」

 

 いきなり千草が苦しみ出した。

 

 「えっ、どうしたの!?」

 「わからん。ただ、スクナの魔力が上昇した。」

 「見てくださいスクナが!」

 

 そう刹那が言うとスクナの復活していなかった半身が顕になり、スクナは完全復活を遂げた。

 

 「そうか、完全に復活したスクナに耐え切れなくなったのか!」

 「ちょ、どういうことなの!?」

 「つまりだ、今のスクナは誰にも制御されていない危険な状況だということだ。」

 

 ネギ達の顔は全てが終わった、絶望や悲愴といった感じの感情が現れていた。

 

 「兎に角お前たちは逃げろ。」

 「え、でもエヴァちゃん!」

 「いえ、エヴァンジェリンさんの言う通りでしょう。」

 

 その時、声が聞こえた。

 

 『お困りですか、皆さん?』

 「な、あすか!?」

 『ふむ。エヴァでもダメだったか。』

 「お前なら出来るかアスカ?」

 「エヴァンジェリンさん何を!?」

 『もち、出来るさ。後は任せなよ。【夜天の書、セットアップ。守護騎士召喚システム起動。我が守護騎士達をここに】』

 

 アスカは空に上がった。そして守護騎士達を召喚した。

 

 「夜天の主に集いし雲。」

 「我ら、夜天の王に守る守護騎士。」

 「我らは御身の為に。」

 「ヴォルケンリッター。何なりと命令を、我らが夜天の王アスカ・スプリングフィールド様。」

 『アレ、片付けたいんだ。手伝ってくれる?』

 「「「「「「「御意に。」」」」」」

 

 アスカを囲むようにして膝を着き守護騎士達は言った。

 

 『取り敢えず、シャマル。刹那達の回復を、ザフィーラはスクナの拘束を。』

 「「御意。」」

 「クラールヴィント本領発揮よ。」

 〔ja〕

 「【静かなる風よ、癒しの恵みを運んで!】」

 

 シャマルは刹那達の元に行き、クラールヴィントを起動し、回復魔法をかけた。

 

 「凄い、傷が治って、魔力も回復している。」

 「湖の騎士シャマルと 風のリング、クラールヴィント。癒しと補助が本領です。」

 「次は私か。」

 

 スクナは何時までもじっとしている筈も無く、アスカ達に攻撃するためにその拳を振り下ろした。

 

 「主達に攻撃はさせん!【縛れ、鋼の軛!】」

 

 ザフィーラの魔法でスクナは拘束され、スクナの攻撃は失敗に終わった。

 

 「主、余り長くは持ちません。お急ぎを。

 『わかった。さて、それじゃぁやりますか。シグナム、ヴィータ、アイン、ツヴァイ、アギト。』

 「「「「「はい!」」」」

 「まずはあたしらからだツヴァイ!」

 「はいです!【【ユニゾンイン!!】】」

 

 ヴィータはツヴァイとユニゾンした。

 

 「鉄槌の騎士ヴィータと、((鉄|くろがね))の伯爵グラーフアイゼン。そして二代目祝福の風リーンフォース・ツヴァイ。いくぞぉ、【轟天爆砕!ギガントシュラーク!】」

 

 ヴィータとツヴァイの一撃をスクナは障壁を張って凌いだが、それでも結構なダメージを喰らった。そして間を置かずにシグナムが攻撃に入った。

 

 「アギト。」

 「おう!【【ユニゾンイン!!】】」

 

 シグナムとアギトもユニゾンした。

 

 「烈火の騎士シグナムと((剣|つるぎ))の騎士、シグナムが魂、炎の魔剣レヴァンティン。そして烈火の剣精アギト。【燃えよ過熱、烈火陣!】【飛龍一閃!】」

 

 アギトによって増大した連結刃を包む魔力と炎はスクナに当たり、スクナの腕の全てを斬り落とし、その体にも深い傷を負わせた。

 

 『さて、締めは俺だ。アイン。』

 「はい、我が主。【【ユニゾンイン!!】】」

 

 アスカはアインとユニゾンした。

 

 『夜天の王アスカ・スプリングフィールドと、旅をする魔導書夜天の書と我が杖シュベルト・クロイツ。そして我が融合騎、初代祝福の風リィンフォース・アイン。眠れスクナ、【響け終焉の笛!ラグナロク!!】』

 

 掲げたシュベルト・クロイツに展開された、正三角形のベルカ式魔法陣の各頂点上でエネルギーをチャージされた、魔力をスクナに向かって撃ち出した。

 

撃ち出された魔力は無防備なスクナに向かって撃たれ、強大な魔力の奔流はスクナを襲い、防御障壁を張る暇も無く還されていった。

 

 「凄い。」

 

 誰かが言ったその一言はその場の人間の気持ちを表していた。

 

 「ははははは!これが貴様の力か、アスカ・スプリングフィールド!!」

 

 エヴァの顔には、自分が倒せなかったモノを倒した、自身より強大な力を持つものを見つけた戦闘者としての喜悦が浮かんでいた。

 

アスカはスクナが消えたのを確認して降りてきた。

 

 『ふぅ。久しぶりに本気で魔法を撃てた。』

 

 そう言ってアスカ達はユニゾンを解いた。

 

 「ん?何だネギ、石化してるのか?」

 「あ、うん。」

 「え、さっきので治らなかったの!?」

 『あぁ、シャマルの使った魔法は石化とかを治す効力があるものじゃ無いからな。俺が((治|無かった事に))してやるよ。』

 

 そう言って、((大嘘憑き|オールフィクション))を使おうとしたとき、近くの水溜まりから、人影が見え、咄嗟にエヴァンジェリンを突き飛ばした。

 

 「【障壁突破、石の槍!】」

 

 フェイトの魔法はアスカに当たり、アスカの腹に大穴が空いた。

 

 「「「アスカ(アスカ先生)!!」」」

 『わー、やられちゃったー。これは致命傷だー。えーん、死んじゃうよー。(棒読み)』

 「なっ、何だそれは!?」

 

 アスカは棒読みで何事もなかった様な顔で言った。

 

アスカは((湯前|ゆのまえ))((音眼|おとめ))の((異常|アブノーマル))を使い石の槍のダメージを無効かした。

 

それを見て、その場のアスカの力を知らない人間は唖然とし、フェイトも動揺した。その隙にエヴァはフェイトを魔力の篭った手刀で切り裂いた。

 

 「なるほど、こちらの部が悪いか。今回は引かせてもらうよ。」

 

 そう言って水の分身を解いた。

 

 「逃げたか。」

 「ネギっ!」

 

 エヴァがフェイトについて考察していると、ネギの限界が来たのか倒れた。

 

 「アスカ!」

 『そう慌てるなよ。』

 

 アスカは片手を振って、((大嘘憑き|オールフィクション))を発動さ、ネギの石化を無かった事にした。

 

 その後は本山に戻った。

説明
※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。
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コメント
↓まったくそのとーり(無夢務)
↓遊んじゃダメってわけではないでしょう?(アジ=ダハーカ)
アスカ、どう見ても遊びすぎでしょう…。もっと速く本気を出せばよかったのに…。それに時間が起こること知っていて未然に防ぐ事も可能だったのでは?(トッシー)
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