死にたがりの第六十五話 俺の寿命がマッハなんだが……
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あらすじ

 

 

はやて、大地に立つ

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「はい、あーんしてください」

 

 

「あーん……」

 

 

どうも、アニスたんです。

とうとう病院で検査を受けてしまっています。

え?原因?呪いに決まってるでしょうに。

 

 

何か、今日ちょっとね……やらかしちゃったんだ。

 

 

 

いや……そのね?

また、倒れたんだ、前触れも無く。

倒れたと言うか……動けなくなったって言った方が良いかな。

 

 

急にさ、ガクッて。

足が動かなくなっちゃってさ。

大変だねこりゃ……あー、どうしましょって感じ。

 

 

皆驚いてたな〜、意識を失う倒れかたじゃなくて。

本当にガクッて感じでね、倒れたんだ。転んだ感じかな?

 

 

それからもう大変、立とうとしても手に力が入らない。

足に動かないし力が入らないから動けないのよ。

 

 

だから俺、言っちゃったよ。

 

 

「か、体が……動かない……ん、だけど……」

 

 

ってね。

いやぁ、アメリカンジョークっぽく言ってるけど。

全然笑えねぇよ。

 

 

今はもうその症状も無く動けている。

足もぴんぴんしてるし、手にも力が入る。

 

 

でも念のため検査するから病院に連れてかれたんだ。

ぷんぷん、アニス元気なのに。

 

 

「じゃあ、次はレントゲンを取りますから、着いてきてください」

 

 

「はーい」

 

 

俺は看護婦さんに着いて行くことに。

廊下ではアンクと、シグナムが待機している。

他の人たちは家で留守番。

 

 

「はい、そこに寝てください」

 

 

「はーい」

 

 

て言うかみんな大げさすぎなんだよね。

大丈夫だっていうのに……。

それにしても、困ったなー。まさかここまで症状が表に出て来るとは……。

 

 

まだ良い策も考え着いて無いのに……。

どうしたものか……。

 

 

て言うか、クイーンに解析させた方が詳しく分かったと思うんだけど……。

結構手間暇掛かるんだよね、病院って。

待ち時間もそうだし、診察し終わってからの待ち時間も長いし。

薬処方されるまでの待ち時間も長いし、金を清算する時の待ち時間も長いし……。

あれ?待ち時間しか無くね?

 

 

「はい、良いですよー」

 

 

俺は診察台から降りて、上の服を着る。

さて、後は診断結果だけか……また待たされるのか……。

 

 

そう思いながら廊下に出る。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「はぁ……疲れた」

 

 

「何言ってんだ、いきなり倒れやがって」

 

 

「いや……もう治ったんだけどさ……」

 

 

「それでも油断はできません。あの倒れ方は明らかに異常でした」

 

 

倒れ方に異常も糞もあるのかな?

ま、まぁ……良いんだけどさ……。

 

 

「みんな心配し過ぎなんだよ。俺ならほら、見ての通りピンピンしてるから」

 

 

「あのなぁ……心配させるような行動ばっtかとってる奴は何処のどいつだ。そんなんだから心配されるんだ」

 

 

「えへへ、それ正論」

 

 

まぅたく言い返せない、悔しい。

まぁ、正論だから言い返す事なんてできないけどね。

 

 

「あー……それにしてもしんどい……何でだろう?」

 

 

「やっぱり体調が悪いのではないですか。今日は帰ったら、すぐにお休みになられてください」

 

 

「はーい……」

 

 

何だろう、やけに体が重いし。

……はぁ、どうしたものかな。

 

 

「八神さーん、診察結果が出ましたのでお入りください」

 

 

あ、呼ばれた……。

どっこいしょっ……と、行きますか。

 

 

「んじゃ、行ってくるよ」

 

 

「では、私も着いて行きます。アンク、お前はここで待っていろ」

 

 

「何でお前なんかに指図されなきゃなんないんだか分からないが、まぁそうさせてもらう」

 

 

二人とも、仲良くしなさいな。

全くもう……。

 

 

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「検査の結果、アニス君の体中に黒い影が見つかりました。ですが、それが何なのか分からないのです。今のところは小さく、日常生活には差し支えないでしょうが、このまま行けば、手足の機能に支障が出て、手が動かなくなり、歩けなくなるのは目に見えています」

 

 

……ふむ、そんなに酷かったのか。

まぁ、癌ですねとか言われなくてよかった。

まぁ、たぶん癌とは違う形だからと言う理由でそうなったんだろけども。

 

 

「医師としては、今すぐ入院をお勧めする所ですが、状態が状態ですし。一度相談してからでも遅くは無いと思います」

 

 

「そう……ですか……分かりました、ありがとうございます……」

 

 

シグナムが何かめっちゃ泣きそうなんですけど……。

何これ罪悪感……。

そんな空気に包まれながら、病室を出る。

 

 

「……どうだった?」

 

 

「……このままだと、主は手と足が動かなくなるらしい……」

 

 

「…………取り敢えず、帰るぞ……」

 

 

……重い、ただひたすら重い……。

どうしてこうなった……。

 

 

……そんな、秋の出来事……。

 

 

原作開始まで……残り二か月……。

説明
昔、マッハGOGOというアニメがあってだな……
※本編には何ら関係ありません
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