IS 世界を守る者 EP6 代表決定
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代表決定戦から翌日、教室では…

 

「あの、クラス代表はオルコットさんに決まりました」

 

真耶がそう言うと、クラス中が騒ぎ始めた。

 

「どうしてですか?わたくしは…」

 

セシリアがそう言うと、千冬が答えた。

 

「神崎が辞退したんだ、それにあの実力では大問題になるからな…」

 

「そうですか…」

 

そう言うと、セシリアは席を立ってから言った。

 

「皆さん、あの時は男性の方々と皆様に大変な無礼を働いてしまい、本当に申し訳ありませんでした」

 

セシリアはそう言うと、頭を下げて謝罪した。

 

すると、ジンヤも言った。

 

「人間は間違いを犯すが、それを正す事も出来る。だから、セシリアを許してやってください!」

 

そう言うと、ジンヤも頭を下げる所が土下座をして言った。

 

「じ、神崎くん。そこまでしなくても良いから…」

 

「オルコットさん、頑張ってね」

 

「応援するからね!」

 

すると、教室のドアが開くとジンヤの妹のアリスが顔を出すと…

 

「パパは渡さないよ!」

 

そう言うと、去っていった。

 

「…今のは忘れてください」

 

ジンヤはそう呟くと、セシリアはジンヤに言った。

 

「あ、あの…ジンヤさん。よろしければ…わ、わたくしとISの訓練をお願いできますか?近接格闘に関しては、わたくしはまだまだですし…」

 

「?僕でよければ良いよ」

 

そこに千冬が言った。

 

「それでは授業を始めるぞ!」

 

そして、授業が始まった。

 

一方、とある場所。

 

そこの名は番犬所。

 

そこである黒いコートの美青年が指令を受けていた。

 

「新しいホラーか」

 

『ゼロ、これは彼と共同の依頼よ』

 

そう言ったのは、黒いコートの美青年の左手にある魔導具シルヴァだった。

 

「しかもコイツが相手とは大変だな…」

 

『でも試練を乗り越えるのも魔戒騎士なのよ』

 

「まあ、可愛い後輩の実力も確かめるか…」

 

彼の手元には黒い指令書があった。

 

一方、IS学園の食堂、現在午後7:00。

 

そこでは食堂でパーティーが開かれていた。

 

「パーティーをやるとはな…女子というのは強いな、ジンヤ」

 

「ああ、一夏。オマケに四大臣達もすっかり骨抜きだ…」

 

ジンヤが指差す方にガイアークの四大臣+アリスが女子達と遊んでいた。

 

すると、レコーダーを持った女子が現れた。

 

「ハイハイ、私は新聞部部長の黛薫子。今日の期待のホープにインタビューをしに来ました〜」

 

「ホープ?なるほど、このセシリア・オルコットにインタビューをしに…」

 

薫子はセシリアを華麗にスルーしてジンヤにレコーダーを向ける。

 

「ではなぜジンヤくんはセシリアちゃんに代表を譲ったのかな?」

 

「そうだね…彼女は強くなる素質があるから代表を譲りました。まあ、これから一緒に強くなっていこうと思います」

 

「ほっほほー、これまた一種の告白かな?」

 

薫子はそう言うと、ジンヤとセシリアは顔を赤くして、アリスは怒った。

 

「パパはぜったーい浮気しないもん!」

 

「ふむふむ、良いコメントどうも〜。それでは一夏くんに一事!」

 

「俺か…まあ、これからよろしくお願いします」

 

「えー、もうちょっと良いコメントを〜せめて『俺に触れると火傷するぜ!』とかくらい〜」

 

すると、ジンヤの目つきが変わった。

 

まるで、獲物を見つけたと言わんばかりに鋭いものに…

 

そして、ジンヤはアリスを指差して言った。

 

「すいませーん!この子は僕の妹のアリスです。仲良くしてください」

 

「アリスでーす!お姉ちゃん達、よろしくお願いしまーす!」

 

アリスがそう言うと、周りがアリスに殺到した。

 

「お〜ジンヤくんの妹ね、それでは色々とお話を…」

 

「ねえねえ!神崎くんの好きなものは何?」

 

「ジンヤさんは渡しませんわ!」

 

皆がアリスに殺到している間にジンヤは一夏に頼みごとをした。

 

「それじゃあ、一夏、ちょっと仕事してくる」

 

「ああ、気を付けろよ」

 

そして、ジンヤは食堂から去ると制服から髑髏が埋め込まれたライターを取り出した。

 

すると、そのライターが喋った。

 

『ジンヤ、指令だぞ。しかも黒い指令書だぞ!』

 

ライターの名は魔導炎ロン。

 

ロンは旧魔戒語で『悪友』を指す。

 

ジンヤは魔導炎で炎を出すと黒い指令書を燃やした。

 

それを見たジンヤは呟いた。

 

「ここ最近の陰我発生の元凶に奴が来るか…」

 

そう言うと、ジンヤは何所からか黒いコートを取り出すと、それを着ると外へ出た。

 

 

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代表決定戦から翌日…
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遂に、GAROが・・・(i-pod男)
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