死にたがりの第七十九話 アンクは退屈している
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あらすじ

 

 

アンクが動き出しました

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「私達は、あなた達と闘いに来たんじゃない、先ずは話を聞かせて」

 

 

「闇の書の完成を目指してる理由を。そして、赤い鳥さんが、どうして今回も事件に関わってるのかを!」

 

 

鳥さん言うな……そしてヴィータとザフィーラ、笑ってんじゃねぇ……。

後でぶん殴る……。

そして、ヴィータがわざとらしく咳払いをし、仕切り直す。

 

 

 

「あのさぁ、ベルカのことわざにこう言うのがあんだよ」

 

 

ザフィーラはちらっとヴィータを見る。

……おいおい、大丈夫か、あいつの知識で……。

 

 

「和平の使者なら槍は持たない」

 

 

高町とテスタロッサは、意味が分からないように顔を見合す。

……つまり……どういう事だ?

そして、ヴィータは二人にアイゼンを向け。

 

 

「話し合いをしようってのに、武器を持ってやってくる奴が居るか馬鹿って意味だよバーカ」

 

 

「な、いきなり有無を言わさずに襲い掛かって来た子がそれを言う!?」

 

 

「それにそれはことわざでは無く、小話のオチだ」

 

 

「ぶはっ……!」

 

 

結局ことわざでもなんでもねぇのかよ!

やっぱり馬鹿か……。

 

 

「おいアンク!笑うんじゃねぇ!それに、細かい事は良いんだよ!」

 

 

次の瞬間、結界の天井部分から爆発起きる。

そして、ビルの屋上に誰かが着地した。

 

 

「っ……!シグナム……」

 

 

そこには、シグナムが居た。

随分と社長出勤だな……。

 

 

「ユーノ君クロノ君!手出さないでね。私、あの子と一対一だから!」

 

 

「くっ!」

 

 

ヴィータは高町を睨む。

やっぱりご指名か……それと、いつの間にかの黒いのも居るな……。

 

 

「マジか……」

 

 

「マジだよ……」

 

 

これで、決まったも同然か。

まぁ、良いか……。

 

 

「おいシグナム。その金髪の奴は任せる。俺はそこの黒い奴と、その隣の奴をやる」

 

 

「分かった……」

 

 

シグナムに有無を伝え。

俺はスクライアと、黒い奴の所に飛ぶ。

 

 

「……お前達は、俺が相手してやる」

 

 

「……君は、あの時温泉に居た……どうしてここに居るんだ!君の目的は何なんだ!」

 

 

「……何故、それを言わなきゃならない?」

 

 

「君達がやっていることは犯罪行為だ。もし今投降するなら、悪いようにはしない」

 

 

馬鹿かこいつは……。

何でわざわざ投降しなきゃなんねぇんだ……。

 

 

「それに、君は闇の書に関係ない。誰かの使い魔じゃないか!どうして闇の書の完成に手を貸す!もしかして、キミの主が、闇の書の主じゃなのか!」

 

 

「……さぁ、どうだろうな。それが知りたきゃ……俺を倒してからにしろ!」

 

 

俺は一気に二人に突っ込んでいく。

 

 

「S2U!」

 

 

「チェーンバインド!」

 

 

「捕まるかよ!」

 

 

スクライアのバインドを避けて、更に突っ込む。

だが、黒い奴がスフィアを精製したい手ので、先ずはそっちから叩く。

 

 

「オラッ!」

 

 

「カハッ!?」

 

 

バキィッ!

 

 

ガシャン!

 

 

黒い奴を思いきり蹴飛ばし、相手は金網に激突する。

弱っ……。

 

 

「クロノ!?」

 

 

「お前も飛べどけ!」

 

 

「ウワァッ!?」

 

 

首辺りの服を掴み、そのままクロノとか言う奴と同じところに投げ飛ばす。

こいつも弱い……はぁ、暇潰すにすら何ねぇのかよ……。

 

 

「ブレイズキャノン!」

 

 

「そんなもん……効くかよ!」

 

 

相手の砲撃を蹴り飛ばす。

はぁ、てんで話にならないな……。

 

 

「チェーンバインド!」

 

 

「お前はそれしか出来ないのか!」

 

 

バインドを避けて、火炎弾を放つ。

だが、それをスクライアはプロテクションで防ぐ……。

 

 

「スティンガー・レイ!」

 

 

鋭い魔力の光弾が何発も放たれる。

なるほど、この魔法はどうやら連射できるらしい……。

全く、めんどくさい。

 

 

「そんなもんで、俺が止められるか!」

 

 

飛んでくる光弾を避けながら、徐々にクロノとの距離を詰める。

だが、これだとスクライアが見えないな……。

アイツは補助型だから、バインドとかが怖いからな……。

警戒はしとこう。

 

 

「ラァッ!」

 

 

「カフッ!?」

 

 

距離がを詰めて、攻撃が当たる範囲に入ったので、クロノの腹を思いきり殴る。

ったく、素直に気を失っとけばいい物を……。

 

 

「ハマっ……たな?」

 

 

「何?」

 

 

ガキィン!!

 

 

次に瞬間、俺の体にバインドが施される。

……何時の間に……。

 

 

「何時の間にって顔をしてるね?」

 

 

スクライアがしてやったりみたいな顔をしてる。

まぁ、気になるけども……。

どうでも良いか……。

 

 

「どうでも良い。どうせ、そこのクロノとか言う奴の光弾に紛れさせていたか、それとも、その光弾の魔力でバインドの魔力を隠していたかのどっちかだろう」

 

 

「捕まったって言うのに。嫌に冷静じゃないか」

 

 

「こんなのピンチに入りさえしねぇよ。こんなっ……もん!」

 

 

バキィン!

 

 

バインドを力づくで壊す。

はぁっ、筋は良いけど……全然だな。

 

 

「力づくで……バインドを……」

 

 

「何て無茶苦茶な……」

 

 

「はぁっ……飽きてきた……」

 

 

駄目だ。こいつらあの高町やテスタロッサよりも弱い。

まぁ、当たり前か……。

 

 

「今のお前らじゃ、一生俺には勝てないぞ?」

 

 

「……どうやら、そのようだな」

 

 

クロノがあっさりと負けを認める。

へぇ、潔い所もあるのか。

 

 

「それじゃあ……俺は高みの見物でもさせてもらおうか……」

 

 

こいつらの相手してるより、あいつらの戦いを見てた方が面白いからな。

それにしても……この状況は……いただけないな……。

 

 

全員、俺以外の奴らは戦闘に。

シャマルは結界の外か……。

 

 

どうしたものかな……こりゃ……。

 

 

俺は翼を動かして、飛ぶ。

……どうやら、追ってこないらしい。

大方、今追って来て倒されるよりも、何か行動した方が良いと思ったんだろうな。

 

 

まぁ、正論だ。

 

 

はぁっ……今日も、全力で戦えなかったか……。

説明
長い休みになると、最初は楽しいけど、どんどん暇になるよね
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