死にたがりの第八十話 本格的原作崩壊の訪れ……
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あらすじ

 

 

アンクが安定の強さでございます

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〜アンクサイド〜

 

 

それにしても、誰の戦闘を見に行くか。

ぶっちゃけると、俺は武器を使わない……消去法で行くと、ザフィーラ辺りの戦闘を見に行くことになるわけだが……。

まぁ、見に行くだけ行ってみるか……。

 

 

だが……この結界どうするか……。

外から局員が維持してるみたいだが……はぁ、めんどくさいな……。

でもまぁ、これ位なら俺一人で壊せそうだな。

 

 

その時、ザフィーラから念話が来る。

っと、何だ?もう倒したのか?

 

 

(どうしたザフィーラ)

 

 

(ああ、問題が発生した。シャマルが局員に捕まった)

 

 

「はぁっ、何やってんだあいつ……確か闇の書も持ってたよな?」

 

 

(ああ、だから問題なんだ。我らはそれぞれの戦闘で手が離せない。お前は今どうだ?)

 

 

(どうも何も、相手が弱すぎて止めちまったよ……)

 

 

(そうか。だったらシャマルを助けに行ってくれ。お前の力なら、これ位の結界を壊すのはたやすいだろ?) 

 

 

(……あぁ。その方がよさそうだな……じゃあ、奴らに伝えとけ。少し派手にやる。こっちが合図したら離れろってな)

 

 

(了解した)

 

 

さて、一仕事してくるか……。

俺はそのまま上を目指し、飛び続ける。

 

 

そして、結界の天井部分に着いてすぐに、魔力を込める。

まぁ、これ位なら、すぐに溜まりそうだな……。

 

 

それから、魔力にグリードとしての力も加える。

……準備、完了だ。

 

 

(おいザフィーラ!準備で来たぞ!)

 

 

(分かった。ヴィータ、シグナム。さっき言った通り、今からアンクが結界を壊す。離れていろ)

 

 

(分かった!アンク、任せたぞ)

 

 

(了解した。アンク、頼む)

 

 

「(了解だ)……ハアァァァァァァッ!!」

 

 

手に溜めていた力を、一気に結界に向けて放出する。

バチバチと音を立てて、結界が徐々にひびが入って行く。

 

 

「アァァァァァァァ!!ハァァッ!!」

 

 

更に魔力を込める。

ちっ、一体何人外で結界維持してやがるんだ。予想以上に硬い……。

だが、もう少しだ……。

 

 

仕方ない、セルメダルが少し消えるが、非常事態だ……。

俺はセルメダルを何枚か取出し、砕く。

そして、セルメダルに内包されていた魔力が俺に集まり、吸収される。

 

 

「これで……どうだぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

一回り太くなった収束砲。

更にヒビが入って行く結界……もう一息か……。

 

 

その状態が、数秒続き……。

 

 

バキッ、ピシッ、パシ……。

 

 

バキィィィィィン!!

 

 

結界が壊れる。

そして、その衝撃もあってか、爆発が起きる。

……やべ……魔力こめ過ぎた……。

 

 

俺はその場を離れ、シャマルの魔力を探る。

……ここから、数百メートルか……。

 

 

思いきりスピードを出し、そのままシャマルの所に向かう。

 

 

間に合うか……。

 

 

そう考えながらも、スピードを更に速める。

……居た……ちっ、あのクロノとか言う奴に捕まってたのか……。

あっ?何だあの仮面の男は……。

 

 

まぁ、良い。あいつの魔力を頂くするか……。

 

 

俺はそのままのスピードで、仮面の男に蹴りを喰らわせる。

 

 

「グアッ!!」

 

 

ガッシャァァァン!!

 

 

障壁も張らないで、不用心な奴だな……。

まぁ、お蔭で楽に倒せたが。

 

 

「ア、アンク君?」

 

 

「大丈夫か、シャマル」

 

 

「助けに来てくれたんですか?」

 

 

「まぁな。それで、闇の書は大丈夫か?」

 

 

「あ、はい。大丈夫です。それにしても、良く結界を壊せましたね」

 

 

「まあな。お蔭で、何枚かメダルを使っちまったがな」

 

 

「ぐっぁ……な……何者だ……貴様……」

 

 

俺が蹴り飛ばした仮面の男は、まだ意識が合ったみたいだ。

だけど、ほとんど意識が無い状態だな……。

 

 

「シャマル、あいつの魔力奪えるか?」

 

 

「あ、はい。出来ない事はありませんけど」

 

 

「それじゃあ頼む。それで今日はもう引こう。あいつらももう引いた。後は俺とお前だけだ」

 

 

「分かりました」

 

 

そう言って、シャマルは魔力を蒐集する準備をする。

さて……俺は。

 

 

「スティンガーブレイド、エクスキョーションシフト!」

 

 

あの、蒐集を邪魔しようとしてる奴を止めとくか。

そして、あの仮面の奴……えっと、今思い出したが……あの二匹の猫のどっちかだったな。

……ん?じゃあ、蒐集したらヤバいんじゃ……。

 

 

まぁ良いか。

 

 

あの仮面の奴はクロノがバインドで何か動き封じてるし……。

 

 

「広範囲における、スフィアでの攻撃か。生憎だが、お前よりも凄い奴がいるんで、これ位訳ないんだよ!」

 

 

シャマルに攻撃が行かないように、向かってくるスフィアを壊していく。

これ位なら、はやての方がもっと上だな。

 

 

アレは流石に、死ぬところだったが……。

ガキは見境が無くて困る。

 

 

「ラァッ!!」

 

 

数発の火炎弾を撃ち、牽制する。

これはあくまで時間稼ぎ。

 

 

本命までは、シャマルを守り通すか……。

 

 

「君は自分がやっている事を理解してるのか!闇の書はとても危険なロストロギア何だ!大人しく投稿してくれ!」

 

 

「ふざけるな!こっちはあいつの命が掛かってんだ!今更後には引けないんだよ!」

 

 

さっきよりも大きな火炎弾を作りだし、放とうとする。

だが……。

 

 

「ディバイン・バスター!!」

 

 

「ちぃっ!」

 

 

後ろからの砲撃を、蹴り飛ばす。

っつ……カートリッジシステムの影響で、魔力が上がってやがる……。

 

 

これじゃあ、少し不利か。

高町にテスタロッサ、そして使い魔にスクライア……。

 

 

これは撤退だな。

 

 

「シャマル、撤退だ。流石にこの人数じゃジリ貧になるだけだ」

 

 

「分かりました!!」

 

 

あの四人がこっちに来る前に、逃げるか。

 

 

「逃がさないぞ!」

 

 

ちっ、バインドか……。

めんどくさいので火炎弾で撃ち落とす。

 

 

「フッ!」

 

 

俺は翼を広げ、思いきり上に飛ぶ。

そして、そのままその場を離脱する。

 

 

シャマルも無事に逃げれると良いが……。

 

 

〜クロノサイド〜

 

 

「くそっ、逃げられたか!」

 

 

何なんだ、あの使い魔の強さは……。

でたらめ過ぎるぞ……。

 

 

「クロノくーん!」

 

 

「クロノー!」

 

 

なのはとフェイトの声がする。

もう少しでこっちに着く……。

それにしても、この仮面の男は……一体……。

 

 

既に意識が無く、ぐったりしている。

今日の収穫は、この男だけか……。

 

 

「クロノ君、大丈夫?」

 

少し考え事をしていたら、いつの間にか四人とも着いて居たようだ。

 

 

「その仮面の男は誰なんだい?」

 

 

「分からない。だけど、こいつしか捕まえられなかった……」

 

 

「そうかい……」

 

 

さて……戻るとするか……。

その時。

 

 

「ハァッ!」

 

 

「なっ!?」

 

 

いつの間にか、捕まえた仮面の男と同じ仮面をした男が、僕を蹴り飛ばそうとしていた。

だが……。

 

 

「フッ!」

 

 

バシィッ!

 

 

アルフが間一髪でそれを阻止してくれた。

 

 

「た、助かった。ありがとうアルフ」

 

 

「気にすんじゃないよ。ユーノ、バインド」

 

 

「分かった」

 

 

「くっ、離せ!」

 

 

アルフは全力で男の足を掴んでいるので、そう簡単に手を振りほどけない。

……痛そうだな……。

 

 

そして、ユーノのチェーンバインドで、そいつも捕まえる事に成功。

……それにしても、どうしてこの二人は同じ格好を……そして……闇の書の完成を……。

 

 

そう考えながらも、僕はアースラに転送だれるまで、ずっと考え事を続けた……。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〜アニスサイド〜

 

 

「みんなお疲れ様」

 

 

「……主……」

 

 

リビングに入り、帰って来た皆を労う。

いやはや、みんな頑張ってるね……悔しいよ……。

 

 

「アンク、何かスッキリしてない?」

 

 

「久々に、少しだけ本気を出せた」

 

 

「そう、そいつは良かったね。ヴィータはまた更に不服そうだけど……」

 

 

「あいつら、カートリッジシステムを入れてたんだよ!これまで以上にめんどくさい事になって来た」

 

 

「あはは、ドンマイだね……。ホントは僕が戦えれれば良いんだけどね」

 

 

「主は安静にしてなくてはいけません。後の事は、我々がします」

 

 

「何時もすまないねぇザフィーラ。そして、今日はまた何だか満足そうだねシグナム」

 

 

「はい。ようやく私に適いそうな魔導師が出て来たので」

 

 

フェイトの事ですね、分かります。

それにしても、カートリッジを導入しただけで善戦できるとか……ある意味あの子らもチートだよね……。

 

 

「あの、アニス君……」

 

 

「ん?どうしたの?お姉ちゃん」

 

 

何かシャマルが深刻な顔をしている。

どうしたのだろうか?

 

 

「今日、仮面を付けた男が現れたんですが……アニス君、心当たりありますか?」

 

 

「……無いねぇ。そいつがどうかしたの?」

 

 

「ええ。その男、何故か闇の書の完成を望んでいるような事を言っていたので……」

 

 

「そう……じゃあ、要警戒だね……」

 

 

「いや、その必要はないぞ」

 

 

「えっ何で?アンク」

 

 

「そいつ、捕まった」

 

 

「……はいっ?」

 

 

つ、捕まったって……もしかして、クロノに?

……いや、いやいやいや……無いだろそれ……。

 

 

「マジで言ってる?」

 

 

「マジだ。俺が思いきり蹴りを喰らわせたら、一撃で気を失った」

 

 

アンクェ……何をやっt……いや、良くやったアンク!

良く考えたら、どうでも良いか。あの二匹のうちの一匹が死のうが捕まろうが知ったこっちゃ無いや。

一回殺そうとして襲って来たしね。

 

 

「まぁ、何にせよお疲れ様。今日もみんな無事だね、ワシャ嬉しいよ」

 

 

「年よりかお前は」

 

 

アンクにツッコまれた……ちくせう。

それにしても……捕まったねぇ……ってあれ?

捕まってももう一人いるんだから、もしかしたら助けられたかもしれないね。

まぁ、良いか。どのみち、アニメ本編みたいに、壊れてる云々言い出したら。

 

 

呪い治ったらたぶん最高にハイって奴だぜ的な感じでボコボコにするともう。

主に流刃若火と雀蜂無双する勢いで。

 

 

「それじゃあ、俺はもう寝るよ……お休み」

 

 

「あ、部屋に連れてくよアニス」

 

 

「あ、ありがとうヴィータ」

 

 

俺はヴィータの頭を撫でる。

車いすに座ってるので、簡単に届く。

 

 

「えへへ」

 

 

ヴィータは嬉しそうに笑う。

可愛いなぁ……。

 

 

そんなこんなで、俺はそのまま部屋にゴー、そして寝る。

こうして俺の今日の一日が終了したのであった。

 

 

もう少しで、原作が崩壊する事も知らずに……。

説明
本格的と言う事は、今までのは序章だったと言う事
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