第18話 帰宅
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僕達は止まない雨の中沈黙しながら中に浮いてます

あれから僕は絶対モードから通常の状態になりました!

思い出してみると恥ずかしいよぉ〜……///

皆何か思ってるみたいですね!

高町さんなんか険しい顔して空を睨んでますよ?

何を思ってるんでしょうか……

 

 

「2人共……戻ってきて!其処の貴女も来てくれるわよね?」

 

 

「分かりました……」

 

 

「はい……」

 

 

「で!お二人には私直々のお叱りタイムです!」

 

 

「「えぇぇぇ!?」」

 

 

「えぇ!? じゃありません!」

 

 

「「そ、そんなぁ〜……」」

 

 

ふふ……命令違反は、お説教があるよね!

でも、今回の違反は良い違反だったと思うよ!人間としてね?

僕達はアースラへと転移しました!

高町さんとユーノ君と僕はリンディさんの元へと向かいました!

僕は身柄を預けていませんし……

アースラへの協力はしてないのでお叱りは受けない筈です!

そう思ってるとリンディさんが僕の方を向いて手招きしてきました

う……? 何か用かな……?

僕はリンディさんの方へと行きました!

 

 

「この前の子よね……?」

 

 

「はい……」

 

 

「詳しい事は聞かないから私の膝の上に来なさい!」

 

 

「ぇ……?」

 

 

「良いから早く!」

 

 

「は、はい……」

 

 

何故……? 僕は言われるがままにリンディさんの膝の上へ

僕に手を回しながらお二人にお説教タイムをしてます……

う〜……///

恥ずかしいよぉ〜……///

もし、これがお姉ちゃん達にバレたりでもしたら……

リンディさんが半殺しに……(汗)

お姉ちゃん達には悪いけど黙っとこう!

 

 

「指示や命令を守るのは個人のみならず集団を守るためのルールです!

勝手な判断や行動が貴方達だけでなく周囲の人達をも危険に

巻き込んだかもしれないという事……それは分かりますね?」

 

 

「「はい……」」

 

 

「本来なら厳罰に処す所ですが……

結果として幾つか得る所がありました!

よって!今回の事については不問とします!」

 

 

「「……!?」」

 

 

「但し……二度目はありませんよ? ……良いですね?」

 

 

「はい……」

 

 

「すみませんでした……」

 

 

「さて、問題はこれからね……クロノ!

事件の大本について何か心当たりが?」

 

 

「はい!エイミィモニターに!」

 

 

「はいは〜い!」

 

 

僕はまだリンディさんに抱かれながらも話を聞いてました

クロノ君がそう言うとシュィィーンって音を立てて

緑色の球体が出てきました!あ!プレシアさんの絵が出てきました!

管理局は遂にテスタロッサさん達の足を掴んだらしいですね!

これはテスタロッサさん達に言った方が良いのかな?

まぁ、言わないでもいっか!

流石に其処まで出来ないかな(汗)

 

 

「あら!?」

 

 

「そう……僕等と同じミッドチルダ出身の魔導師プレシア・テスタロッサ!

専門は次元航行エネルギーの開発、偉大な魔導師でありながら

違法研究と事故によって放逐された人物です

登録データとさっきの攻撃の魔力波動も一致しています!

そして……あの少女フェイトは恐らく……」

 

 

「フェイトちゃん、あの時母さんって……」

 

 

「親子……ね?」

 

 

「……」

 

 

親なんて要らない……

テスタロッサさんだってプレシアさんに殴られてたし……

僕は親という存在を認めない……!

あんな愚かな者達は絶対に認めない……

 

 

「そ、その……驚いてたって言うより

何だか怖がってるみたいでした……」

 

 

「エイミィ!プレシア女史について

もう少し詳しいデータを出せる?

放逐後の足取り、家族関係、その他何でも!」

 

 

「はいはい!すぐ探します!」

 

 

……? テスタロッサさんの声が聞こえた様な……

何かあったのかな……?

もしかして……また殴られてたりするのかな……

そうだとしたら僕はもうプレシアさんを許す事は出来ない!

後でテスタロッサさんの所に会いに行ってみよう!

というより……リンディさんは、いつまで僕を抱いてるのかな?

僕が考えてるとエイミィさんがプレシアさんについて話に来ました

 

 

「プレシア・テスタロッサ……

ミッドの歴史で26年前は中央技術開発局の第三局長でしたが

当時彼女個人で開発していた次元航行エネルギー“ヒュードラ”使用の際

違法な材料を持って実験を行い……失敗……

結果的に中規模次元震を元で中央を追われて地方へ移動になりました

随分もめたみたいです!失敗は結果に過ぎず実験材料にも

違法性は無かったと……辺境に移動後も数年間は

技術開発に携わっていました!暫くの内に行方不明になって……

それっきりですね〜」

 

 

「家族と行方不明になるまでの行動は?」

 

 

「その辺のデータは綺麗さっぱり抹消されちゃってます……

今、本局に問い合わせて調べてもらっていますので!」

 

 

「時間はどれくらい?」

 

 

「一両日にはと……」

 

 

「ん〜……

プレシア女史もフェイトちゃんもあれだけの魔力を放出した直後では

早々動きは取れないでしょう……

その間にアースラのシールド強化もしないといけないし〜……

貴方達は一休みしておいた方が良いわね!」

 

 

「あ、でも……」

 

 

「特になのはさんは余り長く学校休みっぱなしでも

良くないでしょう……一時帰宅を許可します!

御家族と学校に少し顔を見せておいた方が良いわ!」

 

 

「はい……」

 

 

リンディさんはそう言うと僕を下ろして何処かに行きました!

僕も帰えってお姉ちゃん達に会わないと!

帰ろうとしたら地球へと送ってくれるみたいでしたので

一緒に戻りました!海鳴市に戻ってきたよ〜♪

僕が帰ろうとすると一緒にお家に来てと言われましたが

断りました!断ったらリンディさんが僕を抱き上げてきました

僕は抗いましたが本当の力を見せる事は出来ないので……

虚しく連行される事に……

家に着いたら桃子さんに頬ずりされました……///

その後に美由紀さんにも頬ずりされました……///

其処から色々と話しました!

僕は今高町さんの横に座っております!

 

 

「っと!そんな感じの十日間でしたんですよ〜!」

 

 

「あら〜そうなんですか?」

 

 

『リンディさん……見事な誤魔化しというか……

真っ赤な嘘というか……』

 

 

『凄いね……』

 

 

『本当の事は言えないんですから……

御家族に心配をお掛けしない為の気遣いと言って下さい!』

 

 

「で〜も……なのはさんは優秀なお子さんですし

もう、家の子にも見習わせたい位で!」

 

 

「あらあら!またまたそんな〜」

 

 

「家のクロノはどうも愛想がありませんで……」

 

 

「なのは!今日明日くらいはお家に居られるんでしょ?」

 

 

「うん!」

 

 

「アリサもすずかちゃんも心配してたぞ〜

もう連絡はしたか?」

 

 

「うん!さっきメールを出しといた!

命君も無事だよ〜ってね!」

 

 

「僕の事まで……有り難うございます……」

 

 

「いえいえ〜♪」

 

 

それから僕は皆さんにお別れを告げて家に帰りました!

今僕は晩ご飯の準備をしています!

家に帰ったら十日間空けてたので寂しそうに

お姉ちゃん達が玄関までお出迎えしてくれました!

心配掛けちゃったね……

今日は飛び切りの美味しい晩ご飯用意しなくちゃね!

あ!そうだ!お姉ちゃんから送られて来た神酒を出そうかな!

神の星で作られたお酒だよ!

飲みやすくて甘いそうなので僕も飲んじゃおう!

そして、僕は晩ご飯を作り終えてお姉ちゃん達と一緒に食べ始めます!

 

 

「「「「いただきます!」」」」

 

 

「う〜ん!やっぱり命ちゃんの料理は最高ね!」

 

 

「そうですわね!このお肉が何とも言えませんね!」

 

 

「この神酒にも合うわね!」

 

 

「良かった〜♪

僕も神酒飲んでみようっと!(ゴクゴクゴク)

……ヒック……はにゃ〜……」

 

 

「あれ? 命ちゃん?

もしかして酔っちゃいましたか?」

 

 

「そうみたいね……」

 

 

「まさか、度数50%で酔っちゃうなんてね……」

 

 

「うにゅ〜……ネプテューヌおねえちゃ〜ん……」

 

 

「どうしたの命ちゃん?」

 

 

「う〜ん〜……抱っこ〜……」

 

 

命はトロンとした目で手を開いてネプテューヌを見つめて言った

そして、ネプテューヌはというと……

ブシューー!!!

ネプテューヌは鼻血を出しながら倒れたのであった

 

 

「こ、これは……なんて破壊力なの!?」

 

 

「此方にも余波が来ましたわ!」

 

 

各言う二人も少しばかり鼻血を出している

これがお酒を飲んだ命の甘え方である!

本来は自ら抱っこなどとは言わないので

余計にギャップが大きいのである

命は二人の方に向いてこう言った

 

 

「二人共……だ〜い好き……♪」

 

 

ブシャァァー!!×2

バタン!二人はログアウトした様だ

残された命は眠くなった様でソファーにポテッと音を立てながら寝た

余談だが神の住まう星の王は命の姿をモニターに記録して何度も見たらしい

そして、翌日……

 

 

「ん……ぅ……

あれ? 僕は何してたんだっけ……?

お酒を飲んでからの記憶が無いんだけど……

ソファーで寝てたっけ?

う……? きゃー!?

お姉ちゃん達大丈夫!?」

 

 

「「「な、何とか大丈夫……(ですわ)」」」

 

 

「床で寝てどうしたの?

何かあったの?」

 

 

「「「何もないわ!(です)」」」

 

 

「そ、そう……?

僕は昨日のお片付けをするからお姉ちゃん達は寝直したら?」

 

 

「「「そうするわ……(します)」」」

 

 

「それじゃ、お休みなさい♪」

 

 

「「「お休みなさい!」」」

 

 

僕は昨日のお片付けをして朝食は要らなかったので

お昼の準備をして登校しました!

僕は瞬間移動で学校まで来ました!

教室へ行ったらバニングスさんと月村さんに色々言われました……

高町さんも心配されたみたいですね!

僕の場合はバニングスさんに抱き付かれました……///

「心配掛けた罰よ」だそうです……

 

 

「なのはちゃん!良かった〜元気で!」

 

 

「うん!有り難うすずかちゃん!

アリサちゃんもごめんね……心配掛けて……」

 

 

「まぁ、良かったわ!元気で……」

 

 

「「ふふふ……」」

 

 

お二人は顔を見合わせてツンデレなバニングスさんに笑っています!

僕は笑った瞬間に何かされそうなので止めておきました!

何されるか分かりませんので……

僕達は教室へと戻りました!

高町さんと僕はまた行かないといけない事を知らせました!

 

 

「そっか……また行かないといけないんだ……」

 

 

「うん〜……」

 

 

「大変だね〜……?」

 

 

「うん……でも大丈夫!」

 

 

「そうですね……」

 

 

「放課後は? 少し位なら一緒に遊べる?」

 

 

「うん!大丈夫!」

 

 

「じゃ……家に来る? 新しいゲームもあるし……」

 

 

「え!本当〜!?」

 

 

「あ!そう言えばね!昨夜怪我をしてる犬を拾ったの!」

 

 

「犬?」

 

 

「うん!凄い大型で何か毛並みがオレンジ色で

おでこにね? こう……赤い宝石が付いてるの!」

 

 

「ぁ……」

 

 

大型でオレンジ色の毛並みにおでこに赤い宝石が付いた犬……

……アルフさん……?

アルフさんを怪我させたのは誰かな……?

プレシアさん……貴女じゃない事を祈りますよ?

もし、貴女なら僕はもう……この感情を抑えきれないから……

そして、僕達は学校が終わってすぐさまバニングスさんのお家へと向かいました

今は、その“犬”を見ています!十中八九アルフさんですね……

そう思ってる内に高町さんが念話をしました

 

 

『やっぱり!アルフさん……』

 

 

『あんたか……それに命も?』

 

 

『その怪我どうしたんですか?

それに……フェイトちゃんは?』

 

 

「あらら……元気無くなっちゃった

どうした〜? 大丈夫〜?」

 

 

「傷が痛むのかも……

そっとしといてあげようか……」

 

 

「うん……」

 

 

「僕は此処に残ってこの子を見ておきます……」

 

 

「命? 余り弄っちゃ駄目よ? ユーノ!こら〜危ないぞ〜……」

 

 

「大丈夫だよ!ユーノ君は!」

 

 

『なのは!彼女からは僕と命が話を聞いておくから!

なのはは、アリサちゃん達と!』

 

 

『うん……』

 

 

『いってらっしゃいです……』

 

 

「それじゃ、お茶にしない? 美味しいお茶菓子があるの!」

 

 

「うん!」

 

 

「楽しみ〜♪」

 

 

「一体どうしたの? 君達の間で一体何が……?」

 

 

「あんたが此処に居るって事は……

管理局の連中も見てるんだろうね?」

 

 

「うん……」

 

 

「時空管理局クロノ・ハラオウンだ!

どーも事情が深そうだ……

正直に話してくれれば悪い様にはしない!

君の事も君の主、フェイト・テスタロッサの事も!」

 

 

「話すよ……全部!

だけど、約束して!フェイトを助けるって!

あの子は何も悪くないんだよ!」

 

 

「約束する!エイミィ、記録を!」

 

 

「してるよ!」

 

 

「僕も約束します……

貴女が悲しむのなら、その悲しみを取り除きましょう……」

 

 

「命……本当に有り難う……!」

 

 

アルフさんは少しばかり涙声でした……

僕は絶対にプレシアさんを許しはしないでしょうね……

其処から少し経ってアルフさんが話し始めました!

 

 

「フェイトの母親……プレシア・テスタロッサが

全ての始まりなんだ……」

 

 

そして、全部話してくれました!

クロノ君はそれを高町さんに伝えるそうです!

 

 

『なのは……聞いたかい?』

 

 

『うん……全部聞いた……』

 

 

『君の話と現場の状況

そして彼女の使い魔アルフの証言と現状を見るに……

この話に嘘や矛盾はないみたいだ!』

 

 

『どうなるのかな?』

 

 

『プレシア・テスタロッサを捕縛する!

アースラを攻撃した事実だけでも

逮捕の理由にはお釣りが来るからね

だから僕達は艦長の命があり次第

任務をプレシアの逮捕に変更する事になる

君はどうする……高町なのは?』

 

 

『私は……私はフェイトちゃんを助けたい!

アルフさんの想いとそれから……私の意志!

フェイトちゃんの悲しい顔は私も何だか悲しいの……

だから助けたいの!悲しい事から……

それに友達になりたいって伝えた!

その返事をまだ聞いてないしね!』

 

 

『分かった!

此方としても君の魔力を使わせてもらうのは有り難い!

フェイト・テスタロッサについては……なのはに任せる!

それで良いか?』

 

 

『うん……なのはだったね?

頼めた義理じゃないけど……だけど!

お願い……フェイトを助けて!

あの子、本当に一人ぼっちなんだよ……』

 

 

『うん……大丈夫!任せて!』

 

 

「アルフさん……」

 

 

「何だい、命?」

 

 

「貴女は……プレシア・テスタロッサが憎いですか?

それとも只単に怒ってるだけですか……?」

 

 

「命……?」

 

 

「答えてもらえますか……?」

 

 

「うーん……憎い訳ではないよ……

でも、許しもしないけどね……」

 

 

「そうですか……分かりました……」

 

 

「どうかしたのかい?」

 

 

「いえ……特には……」

 

 

「ふ〜ん……」

 

 

一応聞いておかないといけなかったので

聞いておきました!これで僕は思う存分……

プレシア・テスタロッサを倒す事が出来ます!

管理局の人達には悪いですけど……

僕が先にプレシアさんを倒させてもらいます

アルフさんを……動物を傷つけた罪を償ってもらいましょう……

そう思ってたらクロノ君から念話が聞こえました!

 

 

『予定通りアースラの帰還は明日の朝……

それまでの間に君がフェイトと遭遇した場合は……』

 

 

『うん……大丈夫!』

 

 

それから僕はお家の中に入り3人と一緒に遊びました!

僕は前世でゲームが得意だったので楽にクリアです!

そして、夕方になって高町さんは自分の家へと帰りました!

僕は高町さんが帰るのを見送るとバニングスさんに話し掛けます!

 

 

「バニングスさん……」

 

 

「ん? 何か用?」

 

 

「はい……

実はあの犬なんですが……

知り合いの犬なんです……」

 

 

「「え!?」」

 

 

「それで、あの犬は僕が引き取っても良いですか……?」

 

 

「う〜ん……

本来なら怪我が治るまで駄目って言うけど

命なら大丈夫そうだし!まぁ、良いわ!」

 

 

「有り難うございます……」

 

 

「良かったね!命君!」

 

 

「はい……!」

 

 

「それじゃ、送ろうか?」

 

 

「いえ、大丈夫ですよ……」

 

 

「あの犬怪我してるから

歩くの遅いかもしれないわよ?」

 

 

「平気ですよ……

こう見えても力持ちなので……」

 

 

「私達よりも命君の方が小さいよ……?」

 

 

「そうね……本当に大丈夫?」

 

 

「本当に大丈夫です……!」

 

 

「そう……なら良いわ!」

 

 

「はい……」

 

 

僕はアルフさんをカゴから出てもらう様に言います

歩くのが辛そうなので見ていられませんが

帰ったら魔法で治してあげれるので我慢です!

 

 

『アルフさん……歩けます……?』

 

 

『あぁ、少し痛いけど我慢すれば何とか!』

 

 

『そうですか……なら行きましょう』

 

 

『行くって何処に?』

 

 

『それは、決まってるじゃないですか!

僕のお家ですよ!』

 

 

『命の家か……

初めて見るからワクワクするね〜』

 

 

『そ、そうですか……///

でわ、行きますよ!

此処で魔法は使えないので向こうまでの辛抱です!』

 

 

『分かったよ!少し位なら平気さ!』

 

 

「それじゃ、バニングスさん月村さん……

今日は楽しかったです……また遊びましょうね……(ニコッ♪)」

 

 

「「え、ええ(うん)……//////」」

 

 

僕とアルフさんはバニングス家の門を通り過ぎて曲がったら

お家まで瞬間移動しました!

 

 

「此処が命の家かい?」

 

 

「そうですよ〜♪」

 

 

「へぇ〜……良い家じゃないか!」

 

 

「それは勿論です!

この家はお姉ちゃんが建ててくれたんですから!」

 

 

「良い姉じゃないか……」

 

 

「はい♪それじゃ、入りましょう!」

 

 

「あぁ!」

 

 

「ただいま〜♪」

 

 

「お、お邪魔します……」

 

 

「「「お帰りなさい!」」」

 

 

「わっ!」

 

 

「あら? 命ちゃん? この犬は?」

 

 

「この犬というよりテスタロッサさんの使い魔だよ!」

 

 

「あぁ……あの子の使い魔ね……

それで、何で家に連れて帰ってきたの?

まさか……」

 

 

「ち、違うよ!プレシアさんにやられた傷が酷かったから

面倒みてあげようかなって思ったから……」

 

 

「ふ〜ん……」

 

 

「まぁまぁ、お二人共!

命ちゃんもそう言ってる事ですし

取り敢えず中に入りましょう!」

 

 

「「そうね!」」

 

 

「命……あの人達は?」

 

 

「あの人達はね〜……

僕のお姉ちゃん兼お嫁さんだよ♪」

 

 

「は!? あんた、その歳で3人と結婚してるのかい!?」

 

 

「う……? あ〜……

それはまだ言えないんです……

ですが、結婚はまだしてないですよ〜

いずれ、するんでしょうけど……

まだしないですよ!それより早く中に入りましょう!」

 

 

「あ、あぁ……」

 

 

僕達は中に入ったら先にご飯を食べました!

アルフさんにお肉を焼いてあげたら喜んで食べてくれました!

僕達はスパゲッティです!

そして、食べ終わってからリビングでアルフさんの怪我を治そうと思います!

 

 

「アルフさ〜ん!怪我見せてもらえます?」

 

 

「うん? 分かったよ!」

 

 

「ちょっと触りますね?」

 

 

「ぁぁ、構わないよ!」

 

 

「う〜ん……さらさらですね!って……

こんな事してる場合じゃなかった……

見た所怪我は治りつつありますね!

それでも、完全に治しておきましょう!」

 

 

「そうだけど……

命は治癒魔法出来るのかい?」

 

 

「僕はどんな魔法でも使えるんですよ〜♪

でわ、治しますよ!ベホマ!」

 

 

僕がベホマをアルフさんに掛けると光りだしました!

キィィーン!

どうやら完治の様ですね♪

 

 

「凄い……あの怪我が一瞬で治ったよ!」

 

 

「えへへ〜♪

それじゃ、一緒にお風呂入りましょうか!」

 

 

「うん!って……何で一緒に入らないといけないのさ///!」

 

 

「だって、その状態だから犬ですよね?

犬だから平気ですよ!」

 

 

「「「(羨ましい……(ですわ))」」」

 

 

「はっ!? 一瞬寒気が……」

 

 

「……? とにかく!一緒に入りますよ〜!」

 

 

「ま、待って!」

 

 

「待たな〜い♪」

 

 

「「「命ちゃん?」」」

 

 

「ひっ……!?」

 

 

「私達という者がありながら……

その子と入るなんてどういう事かしら?」

 

 

「そうね……これはお仕置きね!」

 

 

「そうですわね……今回ばかりは私も加算しますわ!」

 

 

「ぁ……ぅ……いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

「「「ふふふ……」」」

 

 

「あ、あの〜……」

 

 

「「「何かしら(ですか)!?」」」

 

 

「な、なんでもないです!

それよりお風呂は……?」

 

 

「「「先に入ってなさい(下さい)!」」」

 

 

「は、はいぃぃ!」

 

 

「アルフさん!助けてぇぇぇぇぇぇ!」

 

 

「(ごめんよ、命……私じゃ、あんたを助けられないみたいだ……)」

 

 

「叫ばれるとあれだから口を封じておきましょうか……」

 

 

「そうね!ふふふ……」

 

 

「命ちゃんがいけないんですよ?

他の女性ばかり見てるから……ふふふ……」

 

 

「んー!んー!」

 

 

僕はお姉ちゃん達にお仕置きされながら意識を手放しました

次に目が覚めると朝でベッドの上で寝てました!

お姉ちゃん達が運んでおいてくれたのかな?

ぁぅぁぅ……ちゃんとお姉ちゃん達も見てるんだけどね〜……

もうちょっと距離を縮めないと駄目なのかな……?

縮める……(ボンッ!)

僕は顔に熱を帯びていくのが分かりました

恥ずかしさ故の赤面ですね……

僕は取り敢えず朝ご飯の準備をします!

朝ご飯の準備をしてるとアルフさんが起きました!

ソファーで寝てた様なので起こしちゃったかな?

 

 

「命、おはよう!」

 

 

「おはよう!今朝ご飯準備するから待っててね!」

 

 

「私の分まですまないね!ドックフードとかでも良いんだよ?」

 

 

「ドックフード……? ふふふ……

アルフさんは何を言ってるの? そんなの駄目に決まってるでしょ♪?」

 

 

「そ、そうだね……(ガタガタガタ)」

 

 

「分かれば良いんです!

僕が作ってる間に顔洗って来ると良いですよ!」

 

 

「そうさせてもらうかな!」

 

 

僕とアルフさんが喋り終えたら

3人共一斉に起きて来ました!

昨日あの後何があったのか分からないので

少しだけ怖いです……

 

 

「「「おはよう!命ちゃん!」」」

 

 

「お、おはよう!」

 

 

「昨日気絶したから何されたか分からないわよね?

まぁ……内緒よ!変な事じゃないから安心して良いわよ?」

 

 

「そうね!昨日はやりすぎちゃったけど

反省はしてるわ……」

 

 

「私も大人気無かったですわね……

ごめんなさいね、命ちゃん……」

 

 

「ううん……

僕もお姉ちゃん達の事見てなかったのがいけないから……」

 

 

「「「命ちゃん……」」」

 

 

「さっ!ご飯食べちゃおう?

僕とアルフさんはそろそろ出かけちゃうからね!」

 

 

「「「そうね!(ですね)」」」

 

 

僕は手早く朝ご飯を作り終わりました!

作り終わったら皆で食べます!

 

 

「「「「「いただきます!」」」」」

 

 

「うん!美味しい!こんな美味しいもの食べた事ないよ!」

 

 

「そうね!いつもと変わらず美味しいわね♪」

 

 

「命ちゃんの腕前は世界一だものね!」

 

 

「そうですわね!」

 

 

「そ、そんな事ないよ///!」

 

 

そんな、お話をしながら僕達は朝ご飯を食べ終わりました

それから、お片付けして普段着に着替えて歯を磨きます!

準備が整ったので行きたいと思います!

 

 

「それじゃ、行って来るね!」

 

 

「「「いってらっしゃい!」」」

 

 

「一晩だけだけど……

泊めてくれて有り難う!」

 

 

「ふふ……命ちゃんが自分から連れて来たなら

私達は文句は言わないわ!」

 

 

「そうですわね!命ちゃんが選んだのでしたら

私達から何も言う事はありませんものね!」

 

 

「まぁ、命ちゃんが騙されていたなら

私達が殺す所だったわね……」

 

 

「あ、あはは……

命には感謝しても、しきれないからね!

騙す訳ないよ!」

 

 

「「「それなら良いわ(です)!」」」

 

 

「じゃ、行って来ます!」

 

 

「「「いってらっしゃい!」」」

 

 

僕とアルフさんは瞬間移動をして高町さんが走ってるだろう所へ行きます!

居ましたね!僕とアルフさんは後ろから高町さんを追いかけました!

僕は昨日と今日の事を話さないでほしいので念話で伝えます

 

 

『アルフさん!僕の家にお姉ちゃん達が居る事は

黙っていてもらえませんか?』

 

 

『良いけど……何故だい?』

 

 

『えっと……まだあの子達には内緒にしておきたいんです……』

 

 

『そうかい!それなら頷くしかないね!

それに傷もご飯も世話になった人からの頼みだしね!』

 

 

『有り難うございます!

それじゃ、高町さんと合流しましょうか!』

 

 

『Ok!』

 

 

「なのは!」

 

 

「?」

 

 

ユーノ君が叫ぶと高町さんは右を見てアルフさんを見ます!

そして、アルフさんがこっち側に下りてくると

高町さんも此方を向きました!

僕は高町さんに少しだけ笑いかけます!

 

 

「……(ニコッ)」

 

 

「可愛いの……///」

 

 

「……///」

 

 

それから公園に着いて高町さんがテスタロッサさんを呼ぶようです!

朝だから大声は止めた方が良いかな?

 

 

「此処なら……良いね?

出てきて!フェイトちゃん!」

 

 

数秒後に風が出てきて木が揺られます

テスタロッサさんが来ましたね!

バルディッシュの声が聞こえて来ました!

 

 

「フェイト……もう止めよ!

あんな女の言う事……もう聞いちゃ駄目だよ!

フェイト……このまんまじゃ不幸になるばっかりじゃないか!

だから……フェイト!」

 

 

「だけど……それでも私はあの人の娘だから……!」

 

 

それを聞いた高町さんが手を横に広げました!

動作も無く変身しました!やっぱり成長してるんだね〜

 

 

「只、捨てれば良いって訳じゃないよね……?

逃げれば良いって訳じゃ、もっとない!

キッカケはきっとジュエルシード!

だから賭けよう……お互いが持ってる

全部のジュエルシードを!」

 

 

そう言い終わると、お二人の周りにジュエルシードが浮かび上がります!

これを見ると僕達は様々な体験をしたね〜って思うね!

 

 

「それからだよ……全部……それから!

私達の全てはまだ始まってもいない……

だから……本当の自分を始める為に……

始めよう……最初で最後の本気の勝負!」

 

 

高町さん良い事言いますね!

でもね……カッコイイ事を言っても

それを成すべき力が無いと駄目だよ……?

よし!戦闘が始まったらゲームにあったBGMの

『時の回廊』でも吹こうかな!

僕は、そんな事を思いながら両者の決闘を見守りました……

説明
どうも!神夜晶です!

今回は色々と心中が多いです・・・w

命ちゃんは切れる一歩手前でした!(アルフを見て)

今回で初の命ちゃんがお仕置きを喰らいます!(内容は想像にお任せします)

でわ、どうぞ!

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