死にたがりの第八十七話 見つけ出せるかな? |
あらすじ
砲撃魔はどう抗おうが砲撃mあばばばばばばばばば!
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「暇!」
「うるさい、黙ってろ」
「ひ〜ま〜!」
「だからうるさいって」
「む〜!暇暇暇暇暇暇!暇ぁぁぁぁぁ!!」
アニスたんは退屈しております。
腕が動かせない=ゲームは愚か本も読めない。
足が動かない=何もできない。
詰んだ……俺の人生、詰んだ。
暇だよ〜……。
「だから少しは黙れって……」
「アンクは良いさ!本読めるしな!」
「はぁっ……口縫いとめるぞ」
「それだけは止めてくだちい……」
痛いって、そんなソウじゃあるまいし。
でもあれってえげつないよね……。
「だってさ〜、暇じゃんかよ〜ぅ」
「寝てりゃ良いだろうが。平日は特に面白いテレビもやってないしな」
「今寝たらたぶん起きるのは明日の朝だよ?」
「どんだけ寝る気してんだお前」
「俺は某幻想郷に居るスキマ女と同等に眠るからな!」
「ほー。そんな奴がいるのか。見てみたいな」
「って、人の話聞いてるのかな!?おい、こっち見ろ、本を読むのは止めてこっち見ろ。て言うかなんだ、その世界のアイスキャンディーって本は!」
「読むか?」
「だから読めねぇって。て言うか読みたくねぇし……」
「そうか……」
「だからって読むのに戻るなぁぁぁ!」
何でこんなに構ってくれないの!?
今日は仕事休みだから、今日くらいは蒐集も休めって言われて、家に居るのに。
……はやては何か今買い物に行っていない……。
「アンク〜、構ってよ〜。兎詐欺は寂しいと死ぬんだぞ〜」
「兎は寂しくて死ぬんじゃない。そのストレスで死ぬんだよ」
「結局同じじゃね?」
「知らん」
「おい。随分と適当じゃないか……」
はぁ、相手してくれない……。
これが倦怠期と言う物か……(※違います)
「ぷー……ここに弱ってる男の娘がいるんだから食っちゃいなよYOU」
「死ね」
「うわ、聞いていない思ってたら普通に聞いてやがった……」
何なんだホント……。
て言うか、暇だなー……外は天気良いし、こんな日は外で遊びたいな〜。
だけど今は季節冬だしなー。
遊ぶなら春先が一番だな〜……。
はぁ、コタツに入りたい……。
「……アンク〜」
「今度は何だよ……」
「……抱きしめて〜」
「ぶ〜っ!」
うわっ、汚い……。
何吹いてんだよ……。
「い、いきなり何言ってんだお前は!!」
「だってさー、寒いんだよ。あー、寒い寒い」
「だったら部屋戻って寝ろ」
「え〜、そこはアンクが抱きしめて温めてくれるんじゃないの?」
「寝言は寝て言え」
「ちぇ〜。暇だなー」
アンクは相も変わらず本読んでるし……。
はぁっ……体、動かせるようになりたいな〜……。
んで、魔法使ってさ……。
色々したいよね……。
「なあ、アンク……」
「何だ……」
「あのさ、どうやったら父さんと母さん、探せるかな」
「……戻るしかないだろ」
「あそこに?」
「じゃないと探せない。それに、管理局に捜索願を出しても却下されるだろうな。そんな、管理局も頭が上がらない一族とは、関わりたくないだろうし」
「だよねー……」
唐突の質問にもちゃんと答えてくれるアンク。
でも、相変わらず目は本を向いている……。
「……俺、ちゃんと見つけられるかな……」
「……ふぅ……」
パタン。
アンクは一回ため息にも似た吐息を漏らす。
そして、本を閉じて立ち上がり、こちらを見る。
「な、何だよ……」
「……安心しろ、絶対俺が見つけてやる」
「……な、何だよ、急に真面目になっちゃって……」
「真面目になったって言うか……この世界に来る前に約束したろ、必ず見つけ出してやるって」
「……ああ、言ってたね、確か」
「……忘れてたのかよ……」
「あ、あはは。ご、ごめんね?あの時は魔力切れも起こしてたからさ、少しだけ意識が朦朧としてたんだ」
しかも、あんな緊急時だったし。
ねぇ?仕方ないよね?
「はぁっ……まぁ、良いか……。おい、アニス」
「ん?何さ」
「……絶対治してやるからな、呪い」
「……えへへ。当然じゃん、主人のピンチは使い魔が救うもんでしょ?」
「誰が使いまだ馬鹿」
そう言って、アンクは俺に軽いデコピンをしてくる。
畜生、防げない事を良い事に……。
「はぁっ……とにかく、今は休んでろ」
「あいあいさー!」
あ、敬礼しようとしたけど、腕動かないんだった……。
くそ、鬱だ、死のう……。
と言う、少しだけほっこり一日でした……。
お終い。
説明 | ||
そんな事よりあっちこっちのつみきたんが可愛すぎて死にたい……それと伊御は男のなのにきゅんってします、きゅんって……死にたい…… | ||
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