死にたがりの第九十一話 目覚めの一歩……
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あらすじ

 

 

あらすじの方向性が分からなくなって来た

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

アースラ内

 

 

「……はぁ、時空を管理する管理局が、こんな事しても良いのかな……」

 

 

「しょうがないよ。人一人の命が掛かってるんだし。それにこのまま見過ごしていても、いずれは闇の書が暴走して被害がでちゃうかもしれないし」

 

 

エイミィは苦笑しながらクロノに答える。

 

 

「でも……」

 

 

「それと、アニス君にはジュエルシード事件の時の恩もあるし」

 

 

「……はぁっ……分かった、僕の負けだよ」

 

 

クロノハうんざりしながらそう答える。

クロノを言いくるめるとは、流石未来の嫁……。

 

 

その時、スライド式のドアが開き、一人の局員が息を切らしながら中に入ってくる。

 

 

「クロノ執務官!緊急事態です!」

 

 

「緊急事態?」

 

 

「はい!報告します!今日未明、ギル・グレアム提督、及び、使い魔二匹が脱獄した模様です!」

 

 

「何だって!?」

 

 

クロノとエイミィは驚きを隠せない。

あのグレアムが、使い魔と一緒に脱獄したのだ……。

 

 

グレアムは闇の書の主を監視していた件等で、一時的に刑務所に入れられていたのだった……。

 

 

「現在も局員が捜索中ですが、手掛かりは見つかっておりません!どうしますか?」

 

 

「……グレアム提督……」

 

 

「クロノ君……もしかして提督は……」

 

 

「ああ……提督はまだ……闇の書をアニス事封印しようと考えている……」

 

 

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〜アニスサイド〜

 

 

「暇だ〜」

 

 

「我慢してください主。もう少しで蒐集も終わりますから」

 

 

今日も今日とてお見舞い日和。

今回は守護騎士全員集合なのだよ。

いやぁ、それにしても……12月24日か……くそぉ、リア充の日か……。

 

 

「だってさぁ、手も動かせないから本も読めないんだよ?」

 

 

「もう少しの辛抱です」

 

 

「ぶ〜っ……て言うか、何気に人間素体久々だねザフィーラ」

 

 

「……言ってやるなアニス……」

 

 

あ、アンクがザフィーラに同情の視線を……。

そうか、ごめんよザフィーラ……。

 

 

「それにしても、少し痩せましたねアニス君」

 

 

「あはは、ろくにご飯食べてないからね。看護婦さんに食べさせてもらってるんだけど、なんだか悪くてさ」

 

 

「それで遠慮してちゃ世話ないじゃん」

 

 

「うっ……中々痛い所突くね、ヴィータ……」

 

 

でも、何かマジで悪い気がするからさぁ……。

こっちも気を遣うのよのぉ……。

 

 

「そやけど、ちゃんと食べ辺と駄目だやで?」

 

 

「はやてちゃんの手料理が食べたいでござるの巻」

 

 

「ややわ〜アニス君。ちゃんと呪いが治ったら、たくさん作ってあげるな♪」

 

 

はやての好感度がアップした。

……何でギャルゲ風?

 

 

「はぁ〜……何で聖夜なのに入院なんだろう……」

 

 

「しゃーないやろ?アニス君、弱っとるんやし」

 

 

「ぶーっぶーっ……て言うかアンク〜。今日翠屋忙しんとちゃうの?」

 

 

「それなら心配ない。ケーキは完売したからな。後は接客だけだったんで、上がっても良いって言われたんだ」

 

 

「へぇ……何だ、サボりとかじゃないのか……」

 

 

「お前が普段俺の事をどう思ってるのかよぉーく分かった……」

 

 

「じょ、冗談よ冗談……」

 

 

怖いから怒りなさんなや……。

まぁ、俺が悪いんだけどもね……。

 

 

「あー……ゲームしてぇ……」

 

 

「普段してないものを求めてどうするんですか……」

 

 

「こんな時だからこそ求めたい」

 

 

それが普通だと思うのよね。

だって、暇なんだもの……。

 

 

「あー……本読みてぇ……」

 

 

「て動かないから我慢してください」

 

 

「だってさぁ、かれこれ何週間も何も読んでないんだよ?と言う事は二週位ジャンプ読んでないんだよ!?」

 

 

「富樫は仕事してるで?」

 

 

「ならいいや」

 

 

「良いんかい!」

 

 

それだけ知れたから安心なのだ。

まぁ、めだかボックスとかも気になるけどね。

 

 

コンコン。

 

 

等と雑談をしていたら、この部屋のドアがノックされる。

おんやぁ?誰でございますか?

 

 

「はーい、開いてますよー」

 

 

ガラッ……。

 

 

ドアが開けられて、入って来たのはなのは達だった。

……どうしたし……。

 

 

「「「「こんにちはー!」」」」

 

 

「どうしたの?来るって言ってたっけ?」

 

 

「いや、アニスを驚かそうとして。ところで……この人達は?」

 

 

アリサがドヤ顔をして言う。

そして視線はシグナム達へ。

 

 

「あ、ああ……えっと……家族だよ家族。えっと、自己紹介して?」

 

 

「あ、分かりました。シグナムです」

 

 

「……ヴィータです……」

 

 

「シャマルです」

 

 

「ザフィーラだ……」

 

 

「八神はやて言います。よろしくお願いします」

 

 

そういや、はやても初めて会うんだった……。

こんな細かい所でも原作崩壊とかマジ勘弁。

 

 

「こんにちは。アリサ・バニングスって言います」

 

 

「月村すずかです。よろしくお願いします」

 

 

二人とも礼儀正しな……。

流石金持ちの子……。

 

 

「所で、今日はどうしたの?」

 

 

「にゃはは……」

 

 

「……うん」

 

 

「それじゃあ」

 

 

「そうだね」

 

 

「「「「せーのっ……サプライズプレゼント!」」」」

 

 

なのは達は、自分たちの後ろの隠していた物を、同時に出す。

その手には、綺麗に包装されている、小さい箱があった。

 

 

原作よりも二つ多い……。

て言うか俺がもらう側か……ありがとう。

 

 

「あ、あはは。ありがとう。でも、今腕動かないしなぁ……ごめんアンク、受け取ってもらえる?」

 

 

「分かった」

 

 

俺の申し出に応えてくれるアンク。

やっさしー。

 

 

「すまないな。アニスにプレゼント何て買ってきてくれて」

 

 

「い、いえ!全然大丈夫ですよ!」

 

 

「そ、そうですよ。アニスは友達ですし……」

 

 

「私達は、ついでみたいなものですから」

 

 

「そうですよ。気にしなくても良いんです」

 

 

四人は少し焦りながら答える。

俺は驚いてるよ……こんな事言えるようになっちゃって……成長したんだなぁ……。

 

 

「久しぶりだな高町」

 

 

「あ、やっと名前覚えてくれたんだ?」

 

 

「うっせー!だからあの時は噛んだだけだって言ってんだろう!」

 

 

「テスタロッサも、久しぶりだな」

 

 

「はい、久しぶり、シグナム」

 

 

なのははヴィータと。フェイトはシグナムと話をしている。

はぁ、原作よりも仲良いなこいつら……。

良いねぇ……。

 

 

そんな感じで、また雑談。

今度は守護騎士達も交えて雑談をしたので、結構面白かった。

それからなのは達は帰ったけども……。

 

 

守護騎士達はなのは達に用があるって言って屋上に行ってしまった。

アンクもだ。

 

 

この場に居るのは、俺とはやてだけ……。

 

 

そう……思えば……守護騎士達を行かせた俺が馬鹿だったんだ……。

良く考えれば……分かったはずなのに……。

 

 

シグナム達が屋上に行ってから、数十分経ち、いきなり魔力反応が確認された……。

そしてその数分後に……俺は転送されてしまった……。

 

 

目を開き、前を見た……そこには……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーゼロッテとリーゼアリアが居たのだった……。

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