真(チェンジ)!!仮面ライダーディケイド〜紅蓮の破壊者〜【第24話;師弟】
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振り向くな…』

 

 

鎌を持った女性はまるでただすれ違ったかのように目サンタの女性の横を通りすぎた…。

「え?」

女性は思わず振り向いて…

ゴトン

 

しまう前に首が落ちた…。悲鳴をあげる間も無かった…。

『まず…1人…』

鎌の持った不気味な女性は鎌についた血を振り払うと次の獲物を求めて歩きだす…。

サンタの姿をした女性を殺すこと…

これが今回の彼女のゲゲル…

グロンギ、ガリマのゲームのルール…

 

 

 

そして首を無くしたサンタの女性の体は辺りを服と同じ真っ赤に地面を染めていた…。

 

 

 

 

 

 

 

一方…

「あはは…」

クウガはゴオマを撃破した…それまでは良かった…。

だがもれなく警官隊に取り囲まれ中だった…。

仮面ライダーと言えどこの世界の怪人『グロンギ』と人々の認識は何ら変わらない。そのため警官隊に攻撃の対象と見られてもおかしくない。

(さ〜って…どうすっかな…)

クウガ自身としては人を傷つけるつもりは毛頭にない。出来れば強硬突破は出来れば避けないのが彼の願いだが…

「どうする四季ちゃん?」

この状況を見かねた伊達は四季に意見を聞こうとしたが…

 

『KAMEN RIDE DECADE BLOOD』

 

その時、隣に四季の姿は無かった…。

 

 

「つあっ!!」

「「「!」」」

 

突如、クウガを囲む警官隊の真っ只中に突っ込むディケイド・ブラット。彼を目にしたクウガ、警官隊に衝撃が走る!!

「な!何だお前!?」

『KAMEN RIDE ACCEL』

『FORM RIDE BUASTAR』

「細かいことは気にするな。」

動揺するクウガをよそにバックルにカードを装填するディケイドB。彼は一旦DBアクセルに姿を変えるとさらにカードを装填、青いバイザーにはシャッターが降り、装甲も深紅から黄色に変化し背中のタイヤのパーツが吹き飛びブースターとなる。そして姿はDBアクセルブースターへと変わる。

「いくぜ…。」

「ちょ!?人の襟首掴むんじゃ…」

 

DBアクセルブースターはクウガの襟首を掴み…

「ういっと!!」

 

バシュゥゥゥゥゥゥ!!

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…!?」

 

クウガを引っ提げたままブースターを点火し空へ消えていった…。その場には煙とクウガの虚しい叫びが尾を引いていた…。

 

 

 

 

 

 

 

「ありゃゃ…」

 

少し離れた所から伊達はその様子を見ていた…。

「四季ちゃんたまに無茶するね〜。まあ嫌いじゃないけど…」

そんな事を言いながらその場を後にしようとした伊達だが…

 

 

 

「すいませんがお話をお聞かせ願えませんでしょうか?」

「え?俺?」

 

女刑事に呼び止められてしまった…。彼女はゴオマと戦っていた警官隊を率いていた女刑事であった…。

 

 

 

 

 

 

午後2時4分…

どこかの路地…

 

 

ガリマは新たな獲物を見つけた…。オレンジ色の髪のサンタの衣装を着た女性…。自分よりも頭一つ分ぐらい小さいぐらいの背で首を刈るにはちょうど良い具合だった…。

『お前で…4人目だ…。』

ガリマは静かに距離を摘めていく…。早足ぐらいの速度だが足音は聞こえず女性も気づく様子も無い。

(もらった…)

彼女は獲物を仕留められると確信し、鎌を振り上げ…

『振り向く……!?』

 

彼女は首を刈った…そのはずだった…。

だがガリマは手応えに異常…いや、手応えを感じなかった…。まるで空を切ったかのように…

 

振り向いてみれば倒れていく首が離れた女性の死体…

一瞬、思考に入る彼女だったが…

 

 

 

 

 

 

 

 

チャキ…

 

「振り向くな…てか?」

 

『!』

彼女はここで自分の背後の存在に気づいた。しかし、時既に遅し…

 

バンバンバンバンバンバン!!

 

『!!ぐうう!?』

 

彼女を無数の金色の弾丸が襲う。

「全く…クリスマスにサンタの可愛い娘ばかり狙うとは悪趣味な奴だぜ。」

弾丸の飛んできた方向…

そこにはバースバスターを構える浅黒いアジア系の顔立ちの青年の姿…。

彼は先程、伊達の屋台から逃走した『アキラ・G・ダイソン』その人だった…。

『ク、クウガ…!?』

「違うぜ、冥土の土産に覚えときな…俺は…」

 

アキラはジャケットの懐に手を突っ込むと緑色のガチャポンのカプセルが埋められたような変身ツール『バースドライバー』を取り出す。

「バースだ!変身!!」

 

『カポーン』

 

彼ははいていたジーンズのポケットからメダルを取りだしそれを右手で弾き上にあげるとそれを右の人差し指と中指で挟みそのままドライバーへ投げ込みネジを回す。

すると『カポーン』という音共にカプセル部分が展開、アキラは薄い緑色の球体に包まれると機械のような装甲が形成されその姿を『仮面ライダーバース』へと姿を変えると黒いバイザーを赤色に光らせる…。

「俺様……参上!!」

バンバンバンバン!!

 

変身と決めセリフを終えると容赦なくバースバスターを乱射するバース。

『くっ!』

ガリマも緑色の虫を模した怪人態へと姿を変えるとバースバスターの弾を鎌でなぎはらっていく…。

「あらマジで?でもおんなじような奴こっちにあるぜ!!」

バースは別にそれに焦ることなくベルトのバースドライバーへメダルを入れネジを回す。

 

『チェンソーアーム』

 

電子音声がすると機械の部品がバースの左手に装着されていき2つの刃を持ったチェンソー型の武器(CLAW's)、チェンソーアームが現れる。

 

「オラ!」

ギギギギギギギギギ…!!

 

ガリマの鎌を受け止め激しく火花を散らすチェンソーアーム…。

「イヤッホー!」

バンバンバンバン!!

さらにバースは空いた右手でバースバスターを構え至近距離でぶっ放す。

『ぐええ!?』

思わずのげぞるガリマ…。

「そっち行ったぞティアナ!!」

それと同時に声をあげるバース。

『!』

ガリマが振り向くとそこにはもう一体のブレストキャノンを構えたオレンジ色にバイザーを光らせるバースの姿があった…。

『セルバースト』

「ブレストキャノン…シュート!!」

 

この後、ガリマの視界は真っ赤に染まった…。

 

 

数秒後…

 

「中々ナイスだったぜティアナ!!」

喜びながら変身を解除し、元の姿に戻るアキラ…。

「師匠も腕が鈍ってないようで安心しました。」

オレンジ色にバイザーを光らせたバースも変身を解除しティアナへと姿を変える。と言うより戻る。

 

「しかし、まあ良くこれできてんな…」

そう言いながらアキラが突っつくのは先程、首をはねられた女性の死体…。それはティアナと瓜二つであった…。

「クロスミラージュ、もう良いわ。」

『オーライ、マスター。』

ティアナは○の中に『×』白いカードらしきモノを取り出すとそれは言葉を発すると同時に死体が色素が抜けるように消えていく…。

「いやはや、流石に『幻影』は弟子には敵わないね…。」

「師匠はそれ以外も私に何も敵わないですがね。」

「んだと!?」

 

喚くアキラをティアナがあしらいながらその場を立ち去っていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずいな…バースが4人もいるたあな…チャッチャと依頼をこなすか。」

 

 

物陰からそれを見る男に気が付かず…

 

 

 

 

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人物紹介

 

アキラ・G・ダイソン

ティアナのバースの師である青年。フェイトという女性とある経緯で出逢い良き同僚、ストーカーが3対7の付き合いをしている…。

なぜ彼がティアナにバースの力を授けたかはまた別の物語である。

 

 

ティアナ・ランスター

 

バースファミリー紅一点。射撃、判断能力の高さから半ば無理やりアキラの弟子にされた。

本人の能力で幻影を作ることができる。たまに竜馬と一緒にいる。

 

 

 

 

 

 

 

説明
ティアナ・バース再び。
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仮面ライダーディケイド リリカルなのはA’s クウガ BLEACH ティアナ・バース 

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