転生物語 第1章 遊戯王GX編 第1部 セブンスターズ×■■■■■編 第13話 |
第13話 サイバー流対決 VSカイザー亮 遊輝編
Side遊輝
「「デュエル!!」」
あの翔の様子を見ていればわかる、吹っ切れたな
こうなるのを分かってあんな態度をとってたんだろうか?
もしそうだったらある意味凄いな、俺だったらあんな態度はとれん
まあ、怒りではなく純粋な力試しとしていこうか
十代に勝てたんだ俺に勝てない道理はない
もし勝てないという道理があったとしても俺の無理でこじ開ける
「俺のターンからだ!ドロー!
サイバー・フェニックスを守備表示で召喚!
カードを1枚伏せターンエンド!!」
「俺のターンだ、ドロー
サイバー・ドラゴンを特殊召喚!このカードの効果は知っていると思うが俺の場にモンスターが存在せず君の場にモンスターが存在するとき特殊召喚ができるというものだ」
早速来たか、サイバー・ドラゴン!
だが、そんなことすべてお見通しだし俺の手札にはこいつがいるんだよ
「その瞬間、手札からサイバー・ダイナソーの効果発動!
このカードは相手が手札からモンスターを特殊召喚に成功した時特殊召喚できる!
唸りをあげろ、サイバー・ダイナソー!!」
「なんだと!?俺の知らないサイバーモンスター!?
サイバー流にそんなモンスターがいたのか?
成程、先行をとったのはこの為だったか
だが、サイバー・フェニックスは破壊させてもらうぞ!
サイバー・ドラゴンで攻撃!エヴォリューション・バースト!」
サイバー・ドラゴンから放たれたビームが機械でできた不死鳥、サイバー・フェニックスを飲み込み破壊する
だが、不死鳥がただでは終わらないのをカイザー、貴方も知っているだろう?
「その瞬間、サイバー・フェニックスの効果発動!
表側表示のこのカードが戦闘で破壊され墓地に送られた時デッキからカードを1枚ドローする事ができる、ドロー!!」
ほお、不死鳥はいい手土産を残して逝ってくれたな
「俺はカードを2枚伏せターンエンド」
「俺のターン、ドロー!
俺は未来融合―フューチャー・フュージョンを発動する!
F・G・D《ファイブ・ゴッド・ドラゴン》を指定し融合素材になる
Sin(シン)トゥルース・ドラゴン3枚とデルタフライ2体を墓地に送る!
そして、サイバー・ダーク・キールを召喚!!」
闇に染まりし黒き機械の竜の1体が姿を現す
そのモンスターを見てカイザーは驚いてるようだな
「なんだ!?そのモンスターは!」
「表があれば裏があるということだよ、カイザー亮
相手をリスペクトと言う表があれば勝利をリスペクトと言う裏もある
俺はどちらも気にせず勝ちに行くだけだがな
サイバー・ダーク・キールの効果発動!
このカードの召喚に成功した時、墓地のレベル3以下のドラゴン族モンスターを装備カード扱いで装備する事ができる
俺は墓地のデルタフライをサイバー・ダーク・キールに装備!」
何処からか現れたデルタフライに機械の触手を伸ばしていくキール
それがデルタフライの体にブスリと刺さる
「更にサイバー・ダーク・キールの攻撃力は装備したモンスターの攻撃力分上がる
よってサイバー・ダーク・キールの攻撃力は2300!
じゃあ、早速行くぞ!サイバー・ダーク・キールでサイバー・ドラゴンに攻撃!!
ダーク・ウィップ!」
キールによる攻撃がサイバー・ドラゴンに向かっていく
だが…
「そうはさせない!トラップ発動!聖なるバリア―ミラーフォース―!!
君の場のモンスターは全て破壊させてもらおう」
っち!ミラフォか!
発動成功率が低いこっちだとやられた時嫌な気分になるな
「っく!だったらカードを1枚伏せてターンエンドだ!!」
「俺のターン、ドロー!
俺は融合を発動!
フィールドのサイバー・ドラゴンと手札のサイバー・ドラゴンを融合しサイバー・ツイン・ドラゴンを攻撃表示で召喚!」
「トラップ発動!六芒星の呪縛!対象はサイバー・ツイン・ドラゴンだ!
このカードの効果は選択したモンスターの攻撃と表示形式の変更を封じるというものだ」
「ならば手札から速攻魔法 融合解除発動!
フィールド上の融合モンスターの融合を解除する」
「それは読んでたぞ!激流葬を発動!!
このカードはモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚されたとき発動できる
フィールド上に存在するすべてのモンスターを破壊する!」
これが六芒星と激流葬の二重トラップだ
メインキャラなんだからあれくらいすると思ってたがほんとにしたもんな
おかげでトラップ使いきっちまったけど
「成程、そこまで読んでいたのか…
俺はサイバー・ヴァリーを攻撃表示で召喚しターンエンド」
「俺のターン、ドロー!
俺はマジック・プランターを発動!
このカードは自分のフィールドの表側表示で存在する永続トラップを墓地に送る事で2枚ドローするカードだ
不発になって置物になっている六芒星の呪縛を墓地に送り2枚ドロー!
サイバー・ダーク・エッジを召喚!
此奴もキールと同じように墓地のレベル3以下のドラゴン族を装備できる!!
デルタフライを装備だ!よって攻撃力2300!!
サイバー・ダーク・エッジでサイバー・ヴァリーに攻撃!
カウンター・バーン!」
「だが、その瞬間にサイバー・ヴァリーの第1の効果発動!
このカードが戦闘対象にされた時、このカードを除外しデッキから1枚ドローする!
更にバトルフェイズを終了される!」
分かってはいたがキツイな
此処でドローさせると相手がサイバー流だと何が来るか分からないのが
公式チートドローにドローさせるとか最悪だし
「っち!だったらカードを1枚伏せてターンエンドだ!」
「俺のターン、ドロー
俺は天よりの宝札を発動!お互い手札が6枚になるようにドローする」
来たよ…公式チートドロー
このタイミングで最強のドローカードかよ!
OCGだと役に立たないとは言わないけどマジで使いにくいからなあ
「死者蘇生を発動!墓地のサイバー・ドラゴンを蘇生!
更にリビングデッドの呼び声を発動!!2体目のサイバー・ドラゴンを蘇生!!
パワー・ボンドを発動しフィールドの2体のサイバー・ドラゴンと手札のサイバー・ドラゴンを融合!サイバー・エンド・ドラゴンを召喚!」
マジック・プランターを発動する!サイバー・ドラゴンを融合に使ったことにより邪魔になっているリビングデッドの呼び声を墓地に送り2枚ドローする!
魔力倹約術を発動する!このカードの効果によりマジックカードのライフコストがなくなる
更に魔法カード サイバネティック・フュージョン・サポートを発動!
本来だったらライフの半分と言うコストが必要だが魔力倹約術によりコストはなくなる
パワー・ボンドを発動!サイバネティック・フュージョン・サポートの効果によって墓地から除外し融合素材の代わりにできる!
2体目のサイバー・エンド・ドラゴンを召喚する!」
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!!!!
なんだそれは!?なんで2体もパワボンでサイバー・エンドを2体も出せるんだよ!!
どんな嫌がらせだ!と言うかチートドローも大概にしやがれ!!
「更に命削りの宝札を発動する!手札が5枚になるようにドロー!
次元融合を発動する!除外されている3体のサイバー・ドラゴンを特殊召喚!
そして3枚目のパワー・ボンドを発動する!
3体目のサイバー・エンド・ドラゴンを融合召喚する!」
「サイバー・エンド・ドラゴンが3体!?
しかもパワー・ボンドで攻撃力が上がってるっす!もう遊輝君に勝ち目ないっす!」
そんなことはない…と思う
「行くぞ3体のサイバー・エンド・ドラゴンで攻撃だ!
エターナル・エヴォリューション・トリプルバースト!!!」
「強制脱出装置を発動!俺のエッジを手札に戻す!
そして手札のバトルフェーダーの効果発動!
相手モンスターの直接攻撃宣言時に効果を発動できる!
このカードを手札から特殊召喚しバトルフェイズを終了させる!」
「やるな!俺はサイバー・ジラフを召喚
更にサイバー・ジラフを生け贄に捧げこのターン俺は効果によるダメージを受けない
カードを2枚伏せてターンエンドだ!」
伏せ2枚にエンド3枚ってなんだよ!?
何でパワボンエンドを3体も出せるんだよ!
「まあいいや、俺のターン、ドロー!
F・G・D《ファイブ・ゴッド・ドラゴン》をフューチャー・フュージョンの効果で召喚!
強欲な壺を発動!2枚ドロー!
大嵐を発動しサイクロンを2枚発動しカイザーの伏せカードを両方とも破壊
そして手札のエレクトリック・ワームを墓地に送り効果発動!
カイザーのサイバー・エンド・ドラゴン1体のコントロールを得る!
更に融合を発動!手札の3体のサイバー・ダークを融合
キール!エッジ!ホーン!合体だ!!
来い!鎧黒竜―サイバー・ダーク・ドラゴン!!」
3体のサイバー・ダークたちが合体し邪悪な機械の竜になる
その機械の竜は竜骨(キール)・角(ホーン)・刃(エッジ)(のような羽)の三つでできている
そしてこの邪悪な竜こそがサイバー・ダークの真の姿
「サイバー・ダーク・ドラゴンの効果発動!
此奴も他のサイバー・ダーク同様ドラゴン族モンスターを装備できる
だが、装備できるドラゴン族モンスターにレベルの上限はないぞ!
俺は墓地のSin(シン)トゥルース・ドラゴンを装備する
Sin(シン)トゥルース・ドラゴンの攻撃力は5000!
更にサイバー・ダーク・ドラゴンの効果は続く!
此奴は俺の墓地のモンスターの数×100ポイント攻撃力が上がる!!
よって攻撃力7100!!
行くぞ!サイバー・エンドでサイバー・エンドに攻撃!
エターナル・エヴォリューション・バースト!!」
「相打ち狙いか!?」
「んなわけねえだろ!速攻魔法発動!リミッター解除!!
俺のフィールドに存在する機械族モンスターの攻撃力は2倍だ!
更にサイバー・ダーク・ドラゴンで残りのサイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!
F・G・D《ファイブ・ゴッド・ドラゴン》でダイレクトアタック!!
フル・ダークネス・バースト!!神殺のエレメントストリーム!!」
相手のサイバー・エンドが向かい打ってはなったビームを飲み込む大火力で光と闇のビームが放たれる
更にはF・G・D《ファイブ・ゴッド・ドラゴン》から放たれる色鮮やかなブレスがカイザーを飲み込む
まさに、弾幕はパワーだぜって感じだな
「うぐ!ぐおおおおおおおおおおおおお!!!」
4000−(16000−8000)−(14200−8000)―5000=−15200
「俺の勝ちだな」
途中から勝利を欲する目になっていたし、楽しかったな
自分で気付いているかどうかは別にしてやっぱり勝利を欲する目をしていた
十代に負けたからかな?
やっぱりヘルカイザーになったのはもともとその素質があったという事か
自分より強い奴と勝負をしたうえで勝ちたいというそんな目
まあ、デュエルはそういう奴との方が面白いんだが
「ああ、そして俺の負けだ
だが、本当に楽しかったぞ、お前たちとのデュエルは」
「そう言ってもらえると嬉しいぜ
それに翔もようやく気付いてくれたみたいだしな」
「確かにな、翔はこの先必要になる何かを見つけた
その何かを忘れない限り翔は強いデュエリストになるだろうな」
「そうだな、それと君たちに頼みがある
また、俺と戦ってくれないか?」
「いいけど、別に俺たちに頼まなくてもいんじゃないか?
カイザーってデュエル待ちするくらい挑戦者いるんだろ」
十代の言うとおりだな
普通だったらわざわざ俺たちとデュエルを頼まなくても挑戦者なら塵のようにいるはずだ
掃いて捨てる塵のようにな
「ああ、だがあいつ等ではだめだ
あいつらはただ俺とデュエルしたという事実だけを望んでいる
本気でデュエルはしているんだろうが勝とうという気迫がないんだ
だが君たちは違う、本気で俺に勝とうとしてデュエルを挑んできてくれた
そして俺に勝った
俺は君たちのように本当の意味で全力をぶつけて来てくれるデュエリストとデュエルをしたかったんだ」
成程な、勝利と言うより勝負に飢えていた目だったのか
確かに挑戦者は多いがそのほとんどが戦ったという事実を欲している
本気で挑んでも全力で挑むものがいない
そりゃあ勝負に飢えるわなあ
「分かったぜ、またデュエルしようぜ!」
「俺もだ!十代以外でここまで強い奴は久しぶりだ
またデュエルしようじゃないか!」
それからカイザーは無言で去って行った
返事無しってどういうことだよ、喋りすぎたってことなのか?
だが、最初はムカついたがカイザー、案外いい奴じゃないか
「翔!隼人!そろそろ帰ろうぜ
それに翔、今度はパワー・ボンドを使えるデッキを作ろうぜ」
「うん!必ず封印を解いてみせる!!」
「でも、寮の食堂は封印されてしまったんだなあ」
「うまい!まあもし寮の食堂が封印されてたら俺の部屋に来いよ
菓子とか菓子パンくらいならあるぞ」
ラズのためにいくらか買っておいてある奴だけどな
まあ、非常食的な感じだけど
「間に合わなかったら頼むぜ遊輝!」
それからは知って俺たちは寮に戻って行った
ぎりぎり間に合い食う事が出来た
さあて、翔も何とかなったし制裁デュエル用のデッキを作ろうかな
ガチとファンの中間くらいのを作ろう
Sideout
カイザーとのデュエルをしてから数日後
とある人物が現れる
その人物に遊輝は…
さて次回は 石崎 遊輝 VS 前田 熊蔵
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