IS〜深緑の狙撃姫〜「・・仲間や友達に手が出せるわけないだろ・・。」
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「一夏、ごめん。スコーピオンのスイッチャーがまた消えたわ。」

「たぶんシャルと同じ様にまたリブラが回収したのだろう。奴は相当な手練れだろうな。」

 

メテオストームは変身を解く。

解くなり一夏に抱きつき、キスをする。

 

「「ああーー!」」

「お〜、ストりゃん大た〜ん。」

 

セシリア、鈴は驚き、本音は呑気に言う。

 

「まさかの行き過ぎ愛情表現かよ///」

「一夏、本当にありがと♪嬉しかったよ♪」

「久々に出たね・・行き過ぎ愛情表現・・。」

 

いきなりのキスに一夏は顔を赤くして、ロックオンは普段のクールとは無縁の弾けるような笑顔で巨乳を押し付けながら抱きつき、シャルは軽く頭を抱える。

ロックオンのこの行動は極めて稀に発動する行き過ぎ愛情表現。

ラグナとミーナのラブラブ振りを見習った結果、誰かれ構わずキスをするようになってしまった。

ディーンとレベッカに禁止され、めったに発動しなくなった。

ちなみにラグナとミーナはディーンとレベッカから教育上良くないと怒られた。

 

ラビットハッチ

 

ラウラは力と決別。

キャンサースイッチを手放し、一夏たちに連れられてここへ来ていた。

 

「鳳鈴音、セシリア・オルコット、それにロックオン・ストラトス。あの時は本当にすまなかった・・。」

 

そう言ってラウラは三人に頭を下げた。

鈴とセシリアは互いに顔を見合わせた後、もう一度ラウラを見る。

ロックオンは少し笑みを浮かべる。

 

「まぁちゃんと反省してるみたいだし、許してあげるわ。あと私の事は鈴でいいわ。」

「そうですわね、罰としてあなたの奢りでお茶を飲みに行きましょう。あと私の事をセシリアとお呼びください。」

「それでいいのか?私は構わんが・・。・・それはそうと、私の事はラウラでいい。」

「なら、あたしはロックオンでいいわ。」

 

こうしてラウラと鈴とセシリアとロックオンは和解。

ラウラをここへ連れてきたのは仮面ライダー部で保護するためである。

キャンサースイッチを手放した事でリブラやヴァルゴに狙われる可能性があるので保護しようと決めていた。

もちろん、セシリアにした説明と同じ説明を行った。

ラウラからホロスコープスの残りのメンバーやその上に立つものは誰かを聞くが覚えていないらしい。

 

「もしかしたら相手側には強力な催眠術使いがいるかも知れないわね。」

「それも記憶操作ができる相当な使い手・・か。」

 

ラウラを仲間に加え、昼食を食べた後、スイッチ調整を行う。

 

「今回はジャイアントフット、エアロ、ジャイロ、ネットが完成したよ。実戦で使えるか試してみてね。」

「オッケー。」

 

シャルはティアナから調整が終わった四つを受け取る。

 

「アストロスイッチもいよいよ残り二つか。」

「うん、40番の素体がないのが少し気になるね。」

「とにかく、39番の製作にかかるよ。」

 

調整室を出て、テーブルを見るとホットドッグ型とソフトクリーム型のフードロイドが置いてあった。

ホットドッグの製作者は本音、ソフトクリームは簪らしい。

 

「見てみて〜。私が作った〜ホルワンコフ〜。何かを掘るのに最適〜。」

「私が作ったのはソフトーニャ。羽を広げて回転することで冷風を送る・・。」

「お〜、二人ともなかなかやるね♪」

 

午後・街中

 

クモ型ミラーモンスター・ディスパイダーが暴れていた。

アビスが応戦している。

 

「やつらはまだ来ないのか?・・む、来たか。」

 

ディスパイダーが何らかの攻撃を受けて怯む。

アビスが目線を向けた先にいたのはメテオだった。

 

「ディスパイダーか。・・お前の運命はあたしが決める・・!」

「この隙に退散するか・・。」

 

アビスはメテオに押し付け、自身はこっそりミラーワールドへ逃げ込む。

 

一方エターナルはリブラと交戦。

巧みにメモリを変えていき、五分五分の状況を作っていた。

 

「へぇ、できるわね。」

「お前に誉められても嬉しくないがな!」

 

エターナルはエッジを持ち立ち向かう。

 

「だけど、これならどうかしら?」

 

リブラは鈴に姿を変え、エターナルはエッジを止める。

普段は冷たい態度を取っているがその心の中は仲間や友達を思う優しい気持ちで溢れている。

 

「・・チッ。」

「ふふ、仲間に手が出せないもんね。だけどその優しさが命取りよ♪」

 

リブラは鈴の姿のまま連撃を加えて撤退。

なぜ鈴に姿を変えたのかというと、鈴たち(鈴、セシリア、ティアナ)が戦いを見ているのを目撃したのだ。

 

「幻とわかっていても・・仲間や友達に手が出せるわけないだろ・・。」

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同じ頃、フォーゼは王蛇と戦っていた。

 

(ガトリング・ジャイロ・オン)

 

ファイヤーステイツへ変わり、ジャイロで空中飛行しながらヒーハックガンとガトリングの攻撃を繰り広げる。

 

「ははは!俺にこいつを使わせるとはな・・!」

 

カードを引き抜き、バイザーにセット。

フォーゼも地上に降り、ジャイロとガトリングのスイッチを切り、構える。

 

(ユナイトベント)

 

ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーが現れて融合合体。

獣帝・ジェノサイダーへと変わる。

サバイブ抜きでは最強クラスのモンスターだ。

 

「ジェノサイダー・・。確か、重くてあまり動けないんだっけ、なら、これの出番かな。」

 

フォーゼはファイヤーをオフにしてベースステイツに戻り、ランチャーとジャイアントフットを入れ換え、オンにする。

 

(ジャイアントフット)

(ジャイアントフット・オン)

 

右足に大きな足型が装着。

 

「そんなものでこいつを止められると思うのか!?」

「やってみなきゃわからないよ?・・それ!」

 

フォーゼが右足を強く踏むと圧縮した空気が降りかかる。

 

「何!」

 

王蛇は避けるがほとんど動けないジェノサイダーはそれがヒット。

自身の重さと相まって地面にめり込む。

 

「てめえ・・。」

「それ!それ!」

 

フォーゼは足踏みを続けるとジェノサイダーの膝まで埋まる。

 

(これぐらい埋めれば大丈夫かな?)

 

フォーゼはスイッチを切る。

 

「お前面白いぜ!」

 

王蛇はカードを取りだしセット。

 

(ファイナルベント)

 

埋まっているジェノサイダーが腹を食い破り小型のブラックホールを形成、王蛇は走り出す。

必殺技・ドゥームズデイの発動準備だ。

 

(まずい!あれに飲まれたら戻れない!)

 

フォーゼはジャイアントフットとランチャーを入れ換え、ガトリングとレーダーもオンにする。

 

(ランチャー)

(ランチャー・ガトリング・レーダー・オン)

 

そしてジェノサイダーの頭部と王蛇の足元をレーダーでロック、レバーを操作。

 

(ランチャー・ガトリング・レーダー・リミットブレイク)

 

「全弾発射!行けー!」

 

威力の高まったミサイルやガトリングがジェノサイダーと王蛇に襲いかかる。

 

「こんなもの・・!」

 

王蛇はガトリングを避けるがジェノサイダーの頭部にミサイルが命中してよろける。

 

「くそが・・!いいところで・・!」

 

王蛇とジェノサイダーの上からオーロラが発生、王蛇たちを飲み込む。

 

「終わったの・・?」

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少し前、メテオはディスパイダー相手に有利に進めていた。

 

「さて、フリーズを使って・・。」

 

メテオはソフトーニャからフリーズスイッチを抜き取り、メテオスイッチと交換してオンにする。

 

(フリーズ・オン・レディ?)

 

「フォーゼのスイッチはメテオでも使えるのですか?」

「うん、使えるスイッチはかなり限られるけどね。」

「ということは、今のメテオは冷気属性が付加していることになる・・。」

 

ティアナはセシリアたちに数が限られているがメテオでもフォーゼのスイッチを使えることを説明。

メテオは冷気を纏ったパンチやキックを叩き込む。

 

「ふ、これで最後!」

 

メテオはドライブユニットを回転させて腰を落とす。

 

(フリーズ・リミットブレイク!)

 

「はっ!ホアチャア!」

 

左足に冷気を纏わせて放つ急降下ジャンプキック・フリーズストライクを炸裂、ディスパイダーは砕けて消滅。

オーロラが現れ、オーディンが現れる。

 

「あら、今更何の用?」

「こちらの世界から潜り込んだミラーモンスターの駆除は完了した。協力感謝する。」

「別に。あんたのためじゃない。ミラーワールドが閉じられているのにミラーモンスターが暴れられては困るからね。」

 

オーディンに淡々と答えるメテオ。

 

「王蛇たちは私たちの世界に返した。」

「そう。ミラーワールド系のライダーは蓮さんたちだけでいいわ。王蛇なんかいたらこの世界のライダーが危ないわ。」

「そうかもしれないな。・・ミラーワールドは閉じた。では。」

 

オーディンはオーロラの向こうへと消える。

こうしてミラーワールドは再び閉じられ、ミラーモンスターが襲って来ることやミラーワールドに出入りできない。

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翌日、一夏はアイルランド、ロックオンはシャルを引き連れてデュノア社へと向かう。

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夏休み残り三週間。

 

感想待ってます!

 

次はロックオンとシャルの話。

説明
コラボ最終回。

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タグ
IS インフィニット・ストラトス コラボ最終回 ラウラ入部 行き過ぎ愛情表現 

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