神様踊る展望台
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季節は初夏。

遅い時間なのにもかかわらず夜空が綺麗に輝いているのでそれなりに明るい。舗装された道をただひとりの男が歩いている。その足取りは決して良いものではなく、むしろ疲れ切った様子だ

 

 「・・・ったく、どうして俺が・・・」

 

 彼はぶつぶつ呟きながらズボンのポケットから飴を取り出して舐める。上には白いカッターシャツを、下には黒のズボンをはいている。季節的にも時間的にも暑くなく、むしろ少し寒いぐらいなのにシャツを腕まくりしている。顔たちは良く体型もいい、いわゆるイケメンと言われる部類である。爆発したらいいのにな。黒髪歴=自分の年齢である少し長い髪を、決して変にならないように仕上げている。顔はそんなこともないのに服装やら歩き方やらで少し悪い奴にも見えなくない。

 彼はコンクリートによって固められた十字路を右に曲がる。等間隔に設置された電灯は終わりのないお寺めぐりのように彼の気分を堕落させる。

 

 「へぇ〜、普段こんなとこに来ないから知らなかったけど公園があるなんて知らなかったな」

 

 さっきの十字路から少し歩いたところに公園があった。遊具はあまりなく広さもない。公園には興味があるはずもなくさっさと去ろうと足を動かした。だけど彼は何を思ったのか、歩く足取りを公園に向けた。そして月明かりが照らすベンチに向かう。彼はおもわずベンチに見とれていた。いや、実際にはベンチにではない。

 

―――――人形のように眠る黒髪の女の子に。

 

 

 ここから始まる、二人で紡ぐ甘く険しいおとぎ話が。

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 【あとがき】

 

 どうもゆきなです。いつもは恋姫の二次を読んでたんですけど、諸都合により時間がたくさん空いたので心機一転にやっちゃるぜ!ってなってます。

 

まああまり面白くないのでながら作業の時にでもお願いします。

 

あとがきもあまり好きじゃない・・・ってか苦手なので短いです。

説明
オリジナル作品ですので過度な期待はやめてください。少しでも期待するとがっかりしますよ。
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