仮面ライダークロス 第五話 歌は究極の文化だと思う |
「フーティックアイドルの収録?」
銀八は尋ねた。
「そうだ。」
ムンドゥスは答えた。
フーティックアイドルとは視聴者参加型の歌謡番組で、審査員に三週間続けて合格できれば、無条件でCDデビューできる。
今週そのフーティックアイドルのスペシャルが放送されるのだが、その収録場所として、テメンニグル学園が選ばれたのだ。なんでも、特別企画らしい。
「で、何で俺がそのことで呼び出しを食らわなくちゃいけないんですかね?」
「あなたは知らないんですか?」
アルゴサクスが割り込んだ。
「あなたのクラスから、CDデビュー者が二人も出てるんですよ。」
「高町なのはと、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンだったかな?」
「…そうですけど、それが何か?」
一応知っていた銀八に、ムンドゥスは結論を言う。
「スタッフが、ぜひその二人にも歌ってもらいたいと申し出てきてな。君からも頼んでほしいのだ。」
「なるほど…」
「つーわけでだ。お前らにも参加してもらいてーんだが…」
銀八先生にそう言われたなのはさんは、
「私はいいですけど…」
と言い、フェイトさんは、
「わ、私も!?」
と焦る。
なのはさんはそうでもないけど、フェイトさんは本番というものに弱い。
フーティックアイドルだって、はやてさんから、出てみないかって言われて出たらしいし(二週目三週目の出場が決まった時は疲れきった顔をしていたらしい)。
「そんな…どうしよう…」
フェイトさんは困惑している。
「やろうよフェイトちゃん!」
「なのは…でも…」
「君なら大丈夫!」
「ドナルド…」
「絶対うまくいくって!」
「はやて…」
フェイトさんは考える。そして…
「…わかりました。出ます」
フェイトさんは出場することにした。
「じゃあ出場な。あと、自由参加オッケーらしいから、エントリーしたい奴は俺んとこに来い。ちなみに、合格した奴は一発でCDデビューだから、各自ふるって参加するように。以上」
すごく重要なことをさらりと言ったな。
ともあれ、こうしてホームルームは終わった。
生徒会会議室。そこでは今、フーティックアイドルの収録について会議が行われようとしていた。
まずアークライトが切り出す。
「さて、全員聞き及んでいると思うが、今回の議題は、三日後行われるフーティックアイドルの収録についてだ。そのことについて意見のある者は、言ってくれたまえ。」
だが、誰も意見を言わない。
このまま待っても無駄、と判断した副会長の離琉(りる)が、アークライトに言う。
「ないそうよ?」
「そうか。私としても、今回の企画は非常に望ましい。」
それはそうだろう。このフーティックアイドルの収録というイベントによって、テメンニグル学園の名は、さらに世に知れ渡ることになる。学園をこよなく愛するアークライトにとって、これほど嬉しいことはない。
だが…
「他の連中がどうか、ですね。」
執行部の左天が言った。
そうなのだ。テメンニグル学園は優れた学園である故、敵も多い。
「何か仕掛けてくるのは確実かと…」
書記のアルカが言った。
「つまらん邪魔が入って、せっかくの企画を潰されてはかなわん。当日は念入りな警備を行うべきだ」
バージルが意見を述べる。全員が賛成した。アークライトが結ぶ。
「一般客の方も来訪される。気は抜かないように」
こうして、会議は終わった。
その日から、エントリー希望者達の練習が始まった。
ここで、この学園のアイドルみたいな人達を紹介していこうかな。
まず、隣の3年C組のイヴ・ノイシュヴァンシュタインさんをリーダーに、セツナさん、未央さん、梔さん、ディスクさんを加えたユニット『ニードレスガールズ』。
五人ともニードレスで、イヴさんはどんなものにでも化けられる『ドッペルゲンガー』。セツナさんは音速を超えて動ける『スピード』。未央さんは自分の何倍も大きいものを軽々と持ち上げられる『パワー』。梔さんは香りで相手を操れる『フラグレンス』。ディスクさんは見ただけで相手の全てを読み取れる『スキャン』。といった感じだ。
歌唱力の方はかなりハイレベルで、学園中に人気のあるグループになっている。
次はランカ・リーさんとシェリル・ノームさん。
この二人もかなりハイレベルで、ニードレスガールズと同じく学園中に人気がある。
こんなところかな?
クラス中が沸き返るなか、フェイトさんだけが浮かない顔をして、溜め息ばかりついている。
そのうち教室から出て行ってしまった。
僕は心配になってフェイトさんを追いかけた。
フェイトさんは屋上にいた。
「はぁ…」
やっぱり溜め息をついている。
「どうしたのフェイトさん?ずいぶん思い詰めてるみたいだけど。」
僕はフェイトさんに話しかけた。フェイトさんは沈んだ感じで言う。
「まさか、また人前で歌うことになるなんて…」
「災難だったね。でも、歌、好きなんでしょ?」
「えっ…?」
「歌が好きだから、先月も出場しようって思ったんでしょ?」
「…うん」
フェイトさんは少し黙ってから答えた。やっぱりね。そうでもなかったら、いくら言われたからってやろうとは思わないよ。
「私は、歌が好き。だから、もっと歌いたい。たくさんの人に、私の歌を聴いてもらいたい!」
「なら頑張らなくちゃ!」
僕はフェイトさんの手を握った。これは昔、僕が緊張したとき、ドナルドにやってもらってたことだ。フェイトさんの顔が赤くなる。
「僕は応援してるよ。頑張って!」
僕はそう言ってから屋上をあとにした。
「光輝…」
一人残ったフェイトは、誰に聞かれることもなく、呟いた。
「フゥゥゥゥゥティックアイドル!!」
ついにフーティックアイドルの収録が始まった。
「さぁやって参りましたフーティックアイドル!司会のDJ HURRY KENNです!今回はね、二時間スペシャルということでね、現在話題沸騰中のテメンニグル学園からお送りしています!今回はスペシャルならではの超特別大サービス!今回の挑戦者が審査に合格した場合、一発でCDデビュー!」
会場である体育館が沸き立つ。
「はい!そういうわけなので、ぜひとも頑張ってくださいね!」
会場から歓声が起こった。
「はい!それでは早速行きましょう!最初の挑戦者は、テメンニグル学園のアイドルグループ!ニードレスガールズだ!」
「最初はイヴちゃん達か…」
はやてが言った。
「張り切って行きましょうニードレスガールズで『WANTED!for the love』!」
曲が始まった。
曲が終わって、
「元気な曲やったなぁ」
はやてが感想を言う。
気になる結果は…
「素晴らしい!合格だ!」
合格だった。
「さぁ次に行きましょう!次の挑戦者は、ランカ・リーとシェリル・ノーム!なんとデュエットだ!」
「次はランカとシェリルか…」
シグナムが言った。
「準備が整ったようなので、参りましょう!ランカ&シェリルで『ライオン』!」
曲が始まった。
曲が終わった。
結果は…
「デュエットの長所をよく引き出してるね。合格!」
合格だった。
「フッ…見事だ。」
シグナムは感想を言う。
「続いては、テメンニグル学園生徒会会長、アダム・アークライトの挑戦だ!」
照山が吹き出した。
「会長が出てんのか!?」
「シメオン製薬の若き総帥。その実力がどれ程のものか、HURRYは非常に気になるところです!では参りましょう!アダム・アークライトで『morden strange cowboy』!」
曲が始まった。
曲が終わった。
「う、うめぇ…!意外だ…」
照山は心の底から意外そうに言った。
結果の方は…
「総帥の名に恥じない実力ね。合格よ」
これも合格だった。
やがて、参加者達の挑戦は全て終了した。
「さぁ、ついにこの時がやって来ました。
次はこの学園からCDデビューした、高町なのはと、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンのお二人に歌っていただきます。まずは高町なのはで『Beautiful Amulet』!」
曲が始まる。
「これが終わったらフェイトさんの番か…しかしなのはさんもいい歌だな…」
光輝が聴き惚れていたその時、
「!?」
光輝は突然、嫌な予感を感じ取った。
「これは…外か!」
光輝は会場を抜け出す。
「…ダンテ」
「…ああ」
バージルとダンテは光輝が真剣な顔つきで会場から出て行くのを見逃さなかった。光輝がああいう顔でどこかに行く時は、必ず何かよくないことが起こる。それを知っていた二人は、光輝を追って会場を抜け出した。
学園の外では、濃紺のキャップを目深にかぶり薄いブルーのジャンパーを着た男と、眼鏡をかけた外国人風の男が学園を睨み付けていた。
すると、
「…さて、ぶっ壊してやるか!」
〈DESTROY!〉
キャップの男がガイアメモリを取り出して首筋に挿し、
「イヒ、イヒヒヒヒヒヒヒヒ…」
〈CRUSH!〉
眼鏡の男もそれに習う。
キャップの男は左手にガトリング砲を、背中に大剣を装備した黒い怪人デストロイ・ドーパントに、眼鏡の男は巨大ハンマーを背負った灰色の怪人クラッシュ・ドーパントに、それぞれ変身した。
「いくぜ。」
「イヒヒ…」
二人は歩き出す。
「待て!」
そこに光輝が駆けつけた。
「何だお前?」
尋ねてくるデストロイに、光輝はクロスドライバーを見せる。
「なるほど、仮面ライダーか。けど、そのドライバー、俺が知ってるどの仮面ライダーとも違うな。新顔か?」
「僕自身は半年前から戦ってたよ。学生だから行動時間が制限されてたのと、目立つ戦いに恵まれなかったのとで、ただ単に知られてないだけさ。」
「そんな理由があったのか…」
「単刀直入に言うよ。メモリを渡して。さもないと、手荒な方法でメモリを壊すことになる。」
「そりゃあ無理だな。俺達は依頼を受けてここにいるんだ。依頼は絶対に失敗できねぇ。だからこそ…」
デストロイは右手を上げ、
「負けねぇための準備も万全なんだよ。」
指を鳴らした。
すると、数十人からなる黒いスーツを着た男達が現れ、
〈MASQUERADE!〉
一斉にガイアメモリを首筋に挿し、黒いマスクを被ったような怪人マスカレイド・ドーパントへ変身した。
「こいつらは…!」
光輝はマスカレイドに見覚えがあった。
このドーパント達は、現在彼が戦っているある組織の戦闘員的な存在なのだ。
(じゃああの二人の依頼主は…!)
「…悩んでても仕方ない。」
光輝はクロスメモリを取り出す。
「たった一人でこの人数と戦り合う気か?大した度胸だな!」
相手は数十。多勢に無勢である。だが、
「残念ながら、一人じゃねぇんだよな。」
そこにダンテとバージルが駆けつけた。
その姿はいつもの学ランではなく、ダンテが赤、バージルが青のコートという戦闘態勢だった。
彼らは魔力を操ることによってこのように服を自在に変更できるのだ(バリアジャケットのようなもの)。
「ダンテ!バージル!」
「水臭ぇじゃねぇか。俺達に黙って一人で行っちまうなんてよ」
「加勢する。」
「でも…」
「気にすんなって!それに、たまには俺達にも暴れさせろ?」
すると、ダンテの背中に大剣『リベリオン』が出現し、バージルの手に日本刀『閻魔刀』が出現する。
この二つは魔剣と呼ばれる武器で、ただ威力があるだけでなく、持ち主の意思に応じて持ち主のもとまで転移してくるのだ。
デストロイは喜ぶ。
「へぇ!あのスパーダ理事長の息子が相手してくれるとはな!」
「ホォォォーーッ!!」
クラッシュが叫んだ。
「…わかった。一緒に行こう!」
「そうこなくちゃな!」
〈CROSS!〉
「変身」
〈CROSS!〉
光輝はクロスに変身した。
バージルはドーパント達を見ながら言う。
「久しぶりだな、ドーパントと戦うのも。」
その時、
「!!」
フェイトの歌、『pray』が聴こえてきた。
「フェイトさん、頑張って!」
クロスは静かにエールを送った。
フェイトは歌う。
(光輝、私、頑張るから…)
光輝を想いながら。
クロスはレクイエムサーベルを振るい、マスカレイド達を次々と倒していく。
ダンテはリベリオンを抜かずに、体術だけでマスカレイドを倒し続け、そのうち一体を蹴り倒すと、拳銃エボニーとアイボリーを抜いてマスカレイドに乗り、地面を蹴ってスケボーのように走る。さらに回転しながら
「イヤッホォーッ!!」
とエボニーとアイボリーを乱射。マスカレイドを倒していく。
バージルは周囲をマスカレイドに取り囲まれているが、目を閉じてうつむいたまま動かない。
マスカレイド達はそんなバージルに飛びかかるが、それを待っていたかのようにバージルが顔を上げて目を開き、納刀状態の閻魔刀でマスカレイド達を弾き飛ばす。
さらに、背後から飛びかかってきていたマスカレイドに対して抜刀し、頭から両断する。マスカレイドは爆発した。
マスカレイドはメモリブレイクができないドーパントだと光輝から聞いていたので、そのぶんためらいなく倒せる。
(大方秘密保持のためだろうな…)
バージルはそう思いつつ、マスカレイド達を斬り伏せる。
「まずてめえから殺してやる!」
デストロイが大剣を抜いてダンテに挑んできた。ダンテもリベリオンを抜いて受け止める。
「タピオカのパン!」
クラッシュはハンマーを手に襲いかかるが、バージルは易々と防いだ。
「ダンテ!バージル!」
「俺達の事は気にするな!」
「コウキはザコを頼むぜ!」
二人はクロスの心配を意に介さず、それぞれの敵を相手にする。
「死ね!」
デストロイはガトリングを撃ってくるが、ダンテはそれを上に飛んでかわしてデストロイの背後に着地。ゼロ距離射撃を行い、デストロイを吹き飛ばす。
「タピオカのパン!」
クラッシュはハンマーを振り下ろす。
「なんだそれは?」
バージルはそれを最小限の動きで避ける。
「天皇陛下バンザーーーーイ!!!」
クラッシュはハンマーを横に振る。
だがバージルは超高速移動でそれをかわして距離を取り、空中に魔力でできた剣を、数本出現させ、
「幻影剣!」
それを一斉にぶつけた。
「ホワアァァァァァァァーーッ!!!」
クラッシュは吹き飛んだ。
「意味のわからんことを言っている暇があったら、少しはかわしたらどうだ?」
バージルは言い放った。
「てめえ相棒によくも!!」
デストロイはガトリングを乱射する。
だが、バージルは閻魔刀を高速で回し、ガトリングを防いだ。
さらに、防いだ銃弾を閻魔刀を伝わせて目の前に並べ、それをデストロイに向けて弾き飛ばす。
「ゴアァァッ!!」
デストロイは倒れた。
「おっ母さん!」
クラッシュはハンマーでダンテを殴る。
「ブロック!」
ダンテはそれを弾き、それによって蓄積した怒りエネルギーを、
「リリース!」
とクラッシュに解き放つ。
「ホワアァァァッ!!!」
クラッシュは吹き飛ばされる。
〈REQUIEM・MAXIMUM DRIVE!〉
「はぁ!」
クロスは飛び上がり、
「デスティニーグレイブ!!」
エネルギーの斬撃を放った。
クロスは着地して言う。
「眠れ。深淵の底で」
マスカレイド達は爆発した。
「あっちは終わったみてぇだな。こっちも、メモリブレイクといくか!」
「…そうだな」
メモリブレイクの方法は、光輝から聞いた。体内に存在するメモリを、正確に破壊する。そうすればライダーでなくとも、メモリブレイクが可能だ。
二人の鋭敏な感覚をもってすれば、メモリの位置を知るなど容易い。
バージルはクラッシュのメモリの位置を特定する。
「貴様のメモリは、腹、か…」
ダンテもデストロイのメモリの位置を特定する。
「てめえは頭だな?」
「う…!?」
たじろぐデストロイ。対してクラッシュは
「天皇陛下バンザーーーーイッ!!!」
恐れることなく突撃する。
だが、閻魔刀に腹を刺し貫かれた。
「タ…タピオカの…パン…!」
「黙れ」
バージルはいい加減目障りだったクラッシュにそう告げると、閻魔刀を引き抜き、クラッシュに背を向けて閻魔刀を納刀した。
「イヤアァァァァァァァァァーーッ!!!」
クラッシュは爆発した。
「相棒ーーっ!!」
デストロイは叫ぶ。
「他人を気にしてる場合か?」
デストロイにダンテが迫る。
ダンテは駆け出した。
「てめえええーっ!!」
デストロイはガトリングを撃つ。だがダンテはそれをかわして飛び上がり、空中からリベリオンによる刺突を繰り出す。
デストロイは大剣でそれをはね上げるが、気付くとダンテの姿がない。上でははね上げたリベリオンが回転しているだけだ。
デストロイはすぐ左を向く。
見えたものはダンテと、アイボリーの銃口だった。
銃口の中に稲妻が走り、ダンテはわずかに口元を吊り上げて引き金を引いた。
ズガンッ!
「ぐあああああああああああ!!!!!」
デストロイは爆発した。リベリオンが落ちてきて校庭に刺さった。
その後、フーティックアイドルの収録は終了し、多くの挑戦者がCDデビューした。
帰ろうとしていた来客達が、警察に引っ立てられていく二人の犯罪者を見て驚いたのは言うまでもない。
「光輝!」
「フェイトさん」
「光輝の姿が見えなかったから心配してたんだけど、もしかして戦ってた?」
「…うん」
「そっか…」
フェイトは残念そうな顔をした。
「でも大丈夫。」
「えっ?」
「バッチリ聞こえてたよ、フェイトさんの歌。」
「光輝…ありがとう」
フェイトは嬉しそうな笑みを浮かべた。
風都の一画に、ある豪邸があった。
園咲家。光輝が戦っている組織、ミュージアムの幹部達が住まう家。
その一家を束ねる老人、園咲琉兵衛の元へ、彼の娘、園咲冴子が報告を入れていた。
「お父様、今回のテメンニグル学園壊滅作戦の結果ですが…」
「失敗したんだね?」
琉兵衛は紅茶を飲みながら尋ねる。
「…はい」
「ふぅむ…やはり、役者が違ったか…」
「ですが、収穫はありました。」
「ほう?」
「新しい仮面ライダーを確認したんです。十字架のような形状をした奇妙なドライバーでして…」
琉兵衛の手が止まった。
「おかしいな…」
「何がおかしいんですの?」
もう一人の娘、園咲若菜が尋ねてくる。
「そのドライバーは確かに私がこの手で破壊したはずなのだが…もしや、ダミーだったか?隼人君も味な真似をする…」
「何かご存知で?」
今度は冴子が尋ねた。
「…あれは、少々危険な代物でね。厄介な事にならないうちに処分しようと思っていたのだが…」
琉兵衛は、少し考えてから言う。
「近々、出向いた方がいいかもしれないな…」
************************************************
次回、
仮面ライダークロス!!
フェイト「お兄ちゃんが…」
ドナルド「お話しようよ」
照山「呪いの人形なぁ…」
クロス「手放さないで。あなたにとっての十字架を…」
第六話
Pの遊戯/父と娘と…
これが裁きだ!!
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せっかくなので、フーティックアイドルネタをもうちょっと引っ張ってみました。 | ||
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