るる姉へ

るる姉に手紙を書くのはこれが初めてかな？思い返すともう、三年近く一緒に暮らしてるのに手紙を書いたことがないってどうかと思ってさ…だから今日は、るる姉に手紙を綴ろうと思う。

るる姉、いきなりの手紙で驚いたよね？どうしても、伝えたいことがあって手紙を書くことにしたんだ。ねえ、初めて逢った日のことを覚えてる？俺は今でもはっきりと覚えてる…最初にるる姉を見た時、すごく綺麗な女の子だって思った…すごく緊張したけど、るる姉が「初めまして」を噛んで少し落ち着いたんだ…俺がちゃんと挨拶したらるる姉、ちょっと不服そうにしたよね？そんな表情を見て子供ぽっい人とも思った。こんなこと書いてたらるる姉はきっと怒るかな…

前にるる姉は俺に「安心できるんだよ」って言ってくれたよね？本当は俺もるる姉と一緒にいるとすごく心が安心するんだ。最近は恥ずかしくていろいろと言っちゃうんだけど、本当のことだから…それにね、俺はるる姉に感謝してる。家事や俺の面倒、料理も…きっと俺一人じゃなかなかできないと思う。だからすごくるる姉に助けられてるし、感謝をしてるんだ。

そして、寂しかった俺の心をるる姉が埋めてくれた。俺の両親は海外で働いてるからなかなか逢えなくて寂しい日が正直あった。だけど、るる姉が来てくれて、俺に笑顔を見せてくれて俺の心にある寂しさがなくなった。それはいつも、るる姉が隣で笑ってくれて、笑顔でいてくれたからなんだ…だから今の俺がいる…そして、気づいた…俺はるる姉が好きなんだって……たぶん、初めて逢ったあの日から俺はるる姉が好きなんだ。普段から言葉足らずで不安にさせることもあると思う。だけど、この気持ちは…るる姉を想う気持ちは本当だから…

ねえ、るる姉？俺はるる姉が望むなら何だってしてあげる。るる姉には笑顔で、幸せでいてほしいから…絶対にるる姉が寂しくならないようにする。るる姉につらいことが起きたなら俺が必ず護る。

どうか、忘れないで…俺の心にはるる姉が必要なんだ。そして、俺の心は永遠にるる姉のものだ。

そして、今日は想いを絆に…形に変えようと思う。

咲く桜が綺麗なように、命も生きている間が何よりも輝いてると想うんだ…だから今を大事にしたくなった。ずっと未来まで大切にしていきたいから……

愛してるよ、るる姉。一緒に未来を歩んでほしい。

この手紙をるる姉が読んだとき、るる姉が流す涙が…一つでも多く、幸せな物でありますように……