IS 世界を守る者 EP11 クラス対抗戦 |
クラス対抗戦当日。
ジンヤ、一夏は観客席に居た。
「一回戦はセシリアと鈴か…」
「ある意味、注目の一戦だな…」
一夏がそう言うと、ガイアークの四大臣達が来た。
『害衛大臣はこの勝負をどっちが勝つと思いますか?』
「さあな、セシリアには鈴のIS、甲龍のスペックを教えた他に一応の訓練をしたけど、訓練と実戦は異なるからな…後、害衛大臣と呼ぶな、ヒラメキメデス」
『それじゃあジンちゃんはどうでおじゃるか?』
『いっその事、ZZではどうナリか?』
「…怒るよ、本気で」
ジンヤがそう言っていると、セシリアがブルー・ティアーズを身に纏い、アリーナへと現れた。
それと同じ様に鈴もIS、甲龍を纏って、登場した。
「鈴の甲龍は燃費と安定性を第一に設計されているからな。長期戦は厳しいな…」
一夏はそう呟くと、ブザーが響いた。
セシリアは牽制にスターライトmkVでレーザーを放つ。
「少しはやるわね。だけど、これはどうかしら!」
甲龍のアンロックユニットが展開され、何かがセシリアに向かって放たれる。
「きゃあ!…これって、まさか…」
「そ、これが龍砲。見えない砲身と射程はほぼ無限だからね。アンタはどう動くかしら?」
鈴は笑みを浮かべながら龍砲を連射し始めた。
しかし、セシリアはギリギリで回避していった。
「え、ウソ?!もう龍砲を攻略したの?!」
(確かにジンヤさんが言っていた通りですわ…)
セシリアはジンヤの訓練を思い出していた。
クラス対抗戦の3日前、図書室でジンヤがセシリアに甲龍について説明していた。
「甲龍の最大の武装は龍砲。これは空間自体に圧力えおかけ砲身を作り、衝撃を砲弾として打ち出す衝撃砲。砲弾だけではなく、砲身すら目に見えない…だがこれの弱点は敵の真正面に立たなければ良い」
「真正面に立っちゃいけないんですか?」
「ああ、銃を敵に向けて撃つ時は一応、相手の真正面を見て撃つ。相手は右を見ながら真正面の敵に銃を撃つと高確率で外れる…つまり、どんなに銃の名手でも必ず敵を真正面にして撃つから敵の真正面に立たない方が良い」
「なるほど、勉強になりましたわ」
すると、今度はライフルについて説明し始めた。
「良い?ライフルはロケットランチャーとか重火器を除けば、一撃の必殺の武器。でも外したら大変だからある事を覚えなきゃいけないんだよ、それは…」
その事を思い出しながらセシリアは鈴に向かって構えた。
「慌てず、急いで、正確に!」
そして、引き金を引こうとすると、予期せぬ出来事が起こった。
何かがバリアを破って降ってきた。
『あ、アレは何者ぞよ!』
煙が晴れるとそこにいたのは無骨なデザインのフルスキンタイプのISだった。
「やばいな…お前達!避難誘導を頼む!」
『任せるでおじゃる!』
ガイアークの四大臣達に避難誘導を頼むと、一夏は携帯型解析デバイス、ジェネシスの別モードを使用してアンノウンの解析を始めた。
すると、アンノウンは鎖を射出し観客席に居たジンヤと一夏を捕らえるとアリーナへと引きずり込んだ。
「ジンヤさん!」
「一夏!」
地面に激突する前にセシリアと鈴が2人をキャッチした。
そして、ジェネシスの解析が終了した。
それも驚くべき結果だった。
「生命反応が無い…無人機か?!」
「ウソでしょ?!無人機なんてまだ存在しないんじゃ…」
「それより、相手はやる気マンマンだよ」
アンノウンは掛かって来いという風な身振り手振りをしていた。
ジンヤはその場ですぐ作戦を考えた。
「よし、鈴とセシリアは隠れてて、僕と一夏は奴を倒す。簡単なプランでいこう」
「ああ、シンプルなのが分かりやすいな…」
「2人共、負けるんじゃないわよ!」
「ご武運を…」
セシリアと鈴は2人にそう言うと、隠れた。
そして、2人は腕を上げて叫んだ。
「「ジャンファイト!」」
2人がそう叫ぶと、2人の姿が変わった。
ジンヤは鋼鉄の武人ジャンボットへと姿を変え、一夏は全身武器の塊にして9番目の勇者の異名を持つジャンナインへと姿を変えた。
次回予告。
いきなり変なISが現れて大変だよ…
でも、僕と一夏のコンビは最強だよ!
って、篠ノ之!一体何しているんだ?!
次回、起動!ゼロシステムでまた会おう!
説明 | ||
遂に始まったクラス対抗戦。 しかし、そこで新たな展開に発展する。 |
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IS インフィニット・ストラトス ジンヤ参謀 BSAA ジェネシス コブラみたいな次回予告 | ||
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