ゲイム業界へようこそ!その32
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「あなた……いったい誰なの?」

 

 

 

一連の流れの後、アイエフが声をかけてくる。どうやら彼女がいち早く落ち着きを取り戻したようだ。さすがはネプテューヌのパーティーで唯一の良心と言ったところか。

 

 

 

「えっ?いや、なんとなく場の流れから察することが出来ないか?」

 

 

 

「まさかあなたがあの兄様だっていうの!?」

 

 

 

「まぁ…そうなんだが。」

 

 

 

今の変身した俺があの「兄様」だということにネプテューヌはひどく驚いていた。それは驚くに決まってるか…性別が変わってるんだもん。

 

 

 

「あなたって…変な趣味してるのね…。まぁ初めてあった時からなんとなく胡散臭いところがあったけど。」

 

 

 

「アイエフよ…、その言葉は目の前にいる俺に対して少々失礼ではないか?」

 

 

 

「べつに。いきなり変身したかと思えば女性になるとか変人以外になんだと言うの?」

 

 

 

「クソォ〜〜〜俺だってこんな姿になりたくてなったわけじゃないのに!!不遇過ぎる!!」

 

 

 

「(兄様の変身姿って女性だけど、私の格好とすごく似ている…。お揃いの格好……、やったわ!!ペアルック!!)」

 

 

 

アイエフは変身した俺に毒舌の嵐を吐き出し、はたやネプテューヌの方は一人で「お揃い…ペアルック…」などぼやきながらウンウン頷いている。アレ?なにこの状況?

 

 

そしていつの間にかブラックハートがこっちに近づいてきてらっしゃる。てかなんでそんなに怒った顔してるノ?メッチャコワイヨ?

 

ブラックハートは俺の隣に立つと、俺の肩をおもむろに掴んで自身の方に引き寄せた。そして顔と顔を僅かに近づける。ヒソヒソ話をする時のやつって感じだ。ブラックハートの顔がすぐ目の前にあって本来なら嬉しい状況のはずなのに、今は彼女の怒った顔のせいか、そんな不謹慎なことを考える暇すら無い。

 

 

 

「(レン!あんたねぇ〜、なんでこの場で変身とかするのよ!)」

 

 

 

「(いや仕方ないだろ!?さすがに通常状態で二人を相手にするのは厳しいすぎるぞ?)」

 

 

 

「(それにしたって他にやりようはなかったの?もう、しらけちゃったじゃない…。あっちの二人も戦闘する気が失せてるみたいだし。)」

 

 

 

ブラックハートから一時顔を離し、俺はネプテューヌ達を見やった。ネプテューヌはさっきと同じで自分の世界に入り浸っている。その表情はどこかニヤケ顔だ。アイエフは武器を閉って、こちらにジト目を送ってくる。怖いからヤメテクダサイ、オネガイシマス…。コンパは少し端で気持ちよさそう眠ってらっしゃる。あれは良い夢を見てるんですね、分かります。

 

そして皆さんすみません、もう一度言わせてください…。アレ?なにこの状況?

 

 

 

「(カオスだな…。)」

 

 

 

「(あなたのせいだからね?)」

 

 

 

「(本当にスミマセンデシタ。ハンセイシテイマス。それで実際にはどうする?ノワールはまだ戦闘を続けたいか?)」

 

 

 

「(いや、今日はもういいわ。戦う機会なんてどうせまたあるでしょうし。)」

 

 

 

「(そりゃそうだな。じゃあ俺が二人に適当に説明しておくから。ノワールは先に帰っておいてくれ。)」

 

 

 

「(はいはい、りょーかい。今日はレンの家で夕飯食べるから、その時になんでネプテューヌ達と一緒にいたのか説明してもらうから。覚悟しなさいよ?)」

 

 

 

「(分かったよ。じゃあまた後で。)」

 

 

 

「(ええ、またね)」

 

 

 

そうして俺はブラックハートと別れて、再びネプテューヌ達の方を見た。さて、なんて説明したら良いのやら…。

説明
獲ったどぉおおおおおおおおおおおお!!
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コメント
これほど、カオスな理由で終わった戦闘を初めて見ました・・・・(FDP)
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超次元ゲイムネプテューヌ

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