ゲイム業界へようこそ!その43.5 |
「レンさんが私の家に遊びに来てたんですかぁ〜〜!?」
「えぇ。でもそんなに長居はしかったわよ?」
「アイちゃんだけずる〜い!どうして私達も呼んでくれなかったのぉ?」
「呼ぶもなにも、あなた達は別に用事があったんでしょ?私だって一人でクエストに行こうと思ってアニメエイトに向かってみたら、偶然彼と遭遇して一緒にクエストに行くことになったのよ。そしてクエストが終わった後に、お互いに時間の余裕があったからコンパの家でちょっとした雑談をしただけ。別に大した話もしてないわよ。」
「もぉ〜アイちゃんは何も分かってないな〜。話の内容なんて関係ないの!お兄ちゃんとお話することに意味があるんだから!」
「全くその通りなんですぅ!私なんてレンさんとまともに会話すら成立したこと無いんですよ……。」
「コンパ…、それを私にどうしろって言うのよ……?」
「とりあえずアイちゃんにはお兄ちゃんと今日どんなことを話したのか詳しく説明してもらうよ!私達を呼ばなかったあなたにはその説明をする義務がぁ、あ〜るぅ〜〜!!」
「一人だけ抜け駆けはダメですよ?私達はパーティーなんですから持っている情報は皆でしっかりと共有するべきなんです!」
「分かったわよ…、説明するわ。(とは言ったものの、レンとの話をどう誤魔化そうかしら?彼から聞いた話はどれも簡単に話していいようなことじゃないし…、もうこの際全てデタラメの話でもいいかな?そうなると彼女達が納得いく話を考えなくちゃならない、どうしようかしら…。)」
「アイちゃん、そんな難しい顔してどうしたの?お腹でも痛くなって来た?」
「えっ?あっ、大丈夫よ。えぇ〜と彼と話したことってのは……(えぇ〜いもう、どうにでもになれ!)」
「私達一人ひとりのことを……レンは話していたわ………。」
「「!?」」
「まず初めに彼はねぷ子、あなたについて話していたわよ。(よし、食いつきはいいみたいね、このまま話を上手く繋げてみましょう。)」
「お兄ちゃんは私のこと何て言ってたの?」
「レンはこんなことを言っていたわ。
ネプテューヌのボディーアタックは本当に強烈ですっごくドキドキするんだよなぁ〜。彼女にくっ付かれる度に心臓の鼓動が早くなる気がするよ。それに変身した彼女の姿、あれはもう、ほんと男殺しだよな。彼女を見ているだけで俺の男としての精神が瓦解してしまいそうだから、出来るだけあの姿に変身するのを控えて欲しいよ。
だって。(うわ〜、自分で言っといてなんだけど、これはひどいわね…。これじゃあさすがにウソってばれちゃうかしら?)」
「アイちゃんグッジョブ!よ〜し、これからはガンガンボディーアタックすることにしよっと!それにお兄ちゃんの前では常に変身状態で決まりだね♪これで私への好感度がみるみるアップしちゃうぞ〜、ヤッフ〜〜私の時代到来だぁ〜♪」
「あはは……よ、良かったわね……(うわ〜真に受けちゃったよ、この子…。まぁいいでしょ、レンだってねぷ子のような女の子にくっ付かれて嬉しい思いはあっても嫌な思いはしないでしょうし。)」
「わ、わたしのことはレンさんは何とおっしゃっていたんですか〜?」
「コンパはねぇ〜、えぇ〜と。
コンパのような子がツンデレ属性持ちだったら俺は簡単に落ちるだろうね。なんだろう…ギャップ萌えってやつ?コンパのような見た目おっとりしている子が普段は凄く厳しい言葉で罵ってきて、でも二人きりの時だけはデレてくれるとかだったら、こりゃあもう反則の域だよな。まぁ彼女の性格からはさすがに無理な話なんだろうけどね、あくまで俺のちょっとした願望かな?
とか言っていたわ。(コンパがツンデレ?いや、さすがにありえないでしょ…。とっさに考えたといえ、これもひどいわね。)」
「フッ……私の時代が来ましたね!」
「へっ?」
「レンさんもほんと物好きな人なんですぅ〜。でもレンさん?あなたは私のことを侮っていたですよ?レンさんが望むのなら私はツンデレ属性くらいすぐに身に付けちゃうんです♪周りに人がいる時は冷たく当たっちゃいますけど、二人だけの時はもうドン引きしちゃうくらいデレてみせます!恋する乙女に不可能はないのですぅ〜!!」
「そ、そう…、頑張ってね……。」
「はい!頑張るです!二人には負けないですよ?」
「私だって絶対負けないんだから!」
「私は別にそんな気ないんだけどね…(というかねぷ子とコンパ盛り上がり過ぎだろ、どれだけレンのこと好きなのよ…。)」
「ところでアイちゃんはお兄ちゃんに何て言われたの?」
「それは確かに気になります!」
「私?私は特にこれと言ったことは言われてないかな?強いて挙げるとれば今のままの私でいいってことくらいかしらね。(まぁ彼ならおそらくこう言うでしょうね。でも彼が私のことどう思っているのか少しだけ気になるかも…って!イヤイヤ、待て待て私!何変なこと考えてるのよ!落ち着け〜落ち着くんだワタシ〜、平常心平常心よ!///)」
「アイちゃん顔真っ赤だよ〜、どうしたのかな?」
「えっ!?」
「何か他に言われたことがあるんじゃないですか〜?それを思い出して顔を真っ赤にしたとか…。」
「むぅ〜、隠し事はナシだよ?お兄ちゃんから他に何か言われたことあるの?」
「大丈夫、ほんとさっき言われたことだけよ?それにその、顔を真っ赤にしたのはレン絡みの理由ではないから二人とも安心していいわ!」
「そうなんですかぁ〜、なら少し安心したです。」
「それにしても早くまたお兄ちゃんに会いたいなぁ〜、もっといっぱいお話したいなぁ〜。」
「ねぷねぷの言う通りです!今度こそレンさんとの会話を成立させて、そしてツンデレアピールでレンさんの心にダイレクトアタックしちゃうです!」
「私も…、彼とはまた話がしたいわね…。(そう、また彼とは話がしたい。彼が別れる際に言っていた“SSの主人公”…直ぐに携帯電話でググって調べてみたら、彼の言っていた通り多くの情報が出てきたので簡単に知ることが出来た。知ることは出来たのだが果たして本当の話なの?本当にレンは“SSの主人公”の存在なの?本当ならばどうしてあなたはそんなに元気でいられるの?どうしてそんなふうに笑っていられるの?知りたい…、私は多くの情報を所有している彼“自身”のことが知りたい。ねぷ子やコンパとは想う気持ちが違うけど、今は素直にレンとまた会いたいと思っている。彼とは次いつ会えるのかしら…。)」
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