贖罪【テドイア】
説明
二人、ともにいられるだけで幸せだった。
誰にも邪魔されることなく二人きりで生きてきた。
けれど。

「貴方を愛した事が罪だというのなら」

彼の傍にいる事が争いを呼んだ。
それまでの幸せは崩れ、ただ一人。連れ去られたその地で大地が染まる光景を突きつけられる。

「私がすべての罪を背負うから。だから……」


そして彼女は最後の犠牲となるべく自ら命を絶った。









死を操るテッドと、生を操るイアの物語。二人とも精霊みたいなもん。
その性質上二人は対として存在していて、ずっと一緒に暮らしてた。
でも、人間が命を生むイアを女神だと思いこみ崇め始め、死を与えるテッドを悪魔だと言って、女神を守る為だと彼からイアを奪い去ってしまう。
当然、取り返す為にテッドは動き争いが生まれる。そんな中、イアは自分の所為だと、自分がいるから争いが終わらないんだと酷く責めて自ら命を絶ってしまう。
しかしテッドは自らが操る力でイアから『死』を奪い、眠らせた。彼女の傷が癒えるまで。
けれど人はそれがテッドの所為だと言って再びイアを奪い隠してしまう。
どこかで眠るイアを探して長い間テッドは彷徨い続け、やがて目を覚ましたイアの呼び声を聞き彼女の元へと辿り着く。
しかし人は今度こそイアを殺す為にやってくるのだと信じていて、奪われまいと必死に抵抗をする……という話。
最後はちゃんとイアはテッドの元に帰って、また二人静かに暮らしていきます。そんな話が書きたい。
小ネタでメモしておかないと忘れてしまいそうだ…前の(http://www.tinami.com/view/412799)もまだ書いてないのに。

画像は、イアが命を絶ったシーンのイメージ。当然テッドはそれを知って怒り狂うわけですが。
でも怒りにまかせて根絶やしにしなかったのは、イアが争いを止める為に死を選んだのをわかってるからですね。
そこで見逃してやったのに、人はまたテッドからイアを盗ってっちゃうんですけど。
人間の所為でイアは死んだのに、人の間ではテッドがイアを殺した事になってる。そんな身勝手さにもテッドは腹を立ててるんですが。自分たちは神でも悪魔でもないのに。
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