未来から来た子達 雪桃冥山 |
「おかしい、何かがおかしい」
冥琳は二人の少女を見ていた。双子である。見た目は瓜二つ、しかし二卵生であるため持っている遺伝子は偏っている。彼女たちは北郷一刀がいた世界の住人。そして冥琳と雪蓮の遺伝子を持っていると聞かされている
だが
「山ちゃん!雪蓮さん!いい加減にしなさい!」
「「あはは、良いじゃない。もう少し遊んでいても〜」」
明らかに雪蓮の遺伝子を持った少女がしっかりしており、冥琳の遺伝子を持った子が雪蓮に似て破天荒だった
「冥琳さんも見ていないで手伝ってください!」
「あ・・・ああ」
安土桃(姉)と安土山(妹)、聖フランチェスカ学園二年。姉は管弦楽団、妹は軽音部。同じ音楽でも趣味は全く違っている。姉はどちらかと言うと落ち着いいて、妹は破天荒な性格をしている。
とあるきっかけでこの外史に来ることになった二人、他にも他の武将たちの遺伝子を持った子たちが現在、呉で生活をしている
仕事時
「冥琳さん・・・ここ少し分からないのですが」
「ん?・・・ああ、ここはだなこうしてやるんだ」
「あ・・・なるほど分かりました」
桃は穏から出されていた宿題を冥琳に聞きに来ていた。仕事の邪魔をしてはいけないと思い、彼女の休憩時間の合間に聞きに来た。冥琳にとって彼女の心遣いは不要だと思っている。ちょっと教えるだけですぐ理解してくれるため、それほど時間を取らせない。むしろもっと聞きに来てくれと思ったりしている。
そんな時
「冥琳〜お姉ちゃん〜宿題が分からないよ〜」
妹の山が涙顔でやってきた
「山・・お前はもう少し考えたらどうなんだ?」
「失敬な!まるで考えないでここに来たみたいじゃないか!」
「それで?どれくらい考えたたの?」
「十秒!」
「「・・・・・やり直し!(ゴツン!)」」
「にゃああああ!」
二人の拳が山の頭にいった
「ぶ〜、二人のケチ」
山はそのまま、二つのタンコブを付けたまま部屋を出て行った。そして入れ違いに雪蓮が入ってきた
「あれあれ?冥琳に桃どうしたの?さっき、山が涙目で出て行ったけど」
「雪蓮〜仕事すっぽかしてどこに行っていた?」
「え〜と、司たちの所で・・・・・」
「また、ゲームですか」
二人は呆れた顔で雪蓮を見た
「だって、司ったら仕事が終わってすぐ部屋でゲームするんだよ!あたしだってやりたい〜」
「司はきっちり自分の仕事をやった、お前はまだ残っているだろ」
「司の仕事少なすぎ〜あたしの多すぎから不公平だ〜」
雪蓮はだだをこねた、まるで子供だ
「・・・雪蓮、あなたは元王なんだよ、一般人と比べたら当然だろ##」
やばい、冥琳はかなりキレている。その場にいた桃は今にでも逃げ出したい気分だった
「あ・・・あの〜私、勉強見てもらったのでそろそろ」
「あ!・・桃!あんた私の遺伝子を持っているんでしょ!ご先祖様を守りなさい!」
「・・・自業自得です」
桃はスッパリと切った
「えぇ〜!桃の裏切り者、頑固者、片思い、小心者、メルヘン女、妄想爆発者、中二病」
雪蓮は次々と思い浮かぶ悪口(?)を口に出していた。
「・・・冥琳さん、『白虎九尾』貸して」
「どうぞ」
桃はただらなぬ覇気を出して冥琳に『命令』した。この覇気を感じた瞬間やはり雪蓮の遺伝子を持っているなと冥琳は思った。特にそう感じたのが・・・
「な・・・何よ、私に刃向う気?」
「ふふふ・・・雪蓮さん〜(バシッ)・・あなたは今どんな状態にいるか分かっていますか?」
「う・・(体が動かない)」
桃は明らかに場を支配していた。雪蓮も同じ。彼女が戦場で暴走した時何を言っても彼女が主導権を握っていた。わがままとは少し違う、元からある覇気が暴発して従わなければならない状態にする。桃も今、雪蓮と似た現象が起きていた。血の暴走によって戦場と閨で主導権を握る雪蓮と違い、桃は一定値の怒りによって、日常で主導権を握るのだった
「(・・・やはり、雪蓮に似ているな)」
冥琳はそんな風に考え、お茶を飲みながら眺めていた。ある意味彼女にとってこの光景は実に面白く見えた。あの雪蓮が自分や祭以外の人間に頭が上がらない姿を見ることは
その夜
「わぁ〜ん、山ちゃんどうしよう〜『また』やっちゃったよ〜」
暴走から冷めた桃は自分の行動を思い出していた
「あぁ、はいはいお姉ちゃん落ち着いて」
そんな風に妹に山は優しく慰めていた。面倒見が良いのは山の方だったのかもしれない
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これは未来から来た子達の孫呉での日常をチョロッと書いたものです まあ、ちょっとした息抜きで書きました 温かい目で見てください |
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