ストーカーやろうの解釈
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桜が散り春も半ば終りそうなおり、埃だらけの押入れからめっきり使わなくなった音楽プレーヤーがひっそりと出てきた。随分前になくしたと思っていたがこんなところにあるとは。例のごとく掃除を中断し中に入っている曲をイヤホン越しに再生してみる。懐かしいものだ。調度一年前によく聴いていた歌が流れてくる。しかしどれもこれも耳にタコが出来るほど聴いたものばかりで、僕は早送りを繰り返していたのだが、ある曲が耳に入った瞬間世話しなくボタンを押していた指を止め聴き入ってしまった。

昨年の春。調度桜が散り始めた5月の初旬。僕の恋愛は花びらと一緒に風へと流され彼方へと消えてしまった。いや、恋愛というにはあまりに一方的な情念であった。

あれから一年。今の僕なら、彼女は受け入れてくれるだろうか?拒絶されないだろうか?

今でもそんなことを考えてしまう僕は恐らく今後一切恋愛というものに情熱を向けることができないだろう。

歌が終わり僕はやりかけの掃除をそのままに、一人彼女と話したあの公園へ足を向けた。

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のすたるじぃ
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失恋

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