IS 〈インフェニット・ストラトス〉 勇者光臨
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「今日は転校生がいます!しかも2人も!」

 

副担任の山田先生が言い放つと女子たちは騒ぎ始めた、そんな中に転校生が入ってきた

 

「シャルル・デュノアです、フランスから来ました 宜しくお願いします」

「「「「「きゃあぁぁぁぁあ!!!!!」」」」」

 

女子の声が教室中に響く

 

「男子! 三人目の男子!」

「獅子王さんとは違う魅力!!」

「なんかこう守ってあげたくなるような!」

 

そして次の人

 

「挨拶しろラウラ」

「はい教官」

「ここでは織斑先生と呼べ」

「了解しましたラウラ・ボーデヴイッヒだ」

「「「「・・・」」」」

「え〜っと・・・以上ですか?」

「以上だ」

 

俺は先程の事でデジャブを感じながら彼女と目が合う、そして彼女は近づいてきて

俺に平手打ちを食らわせた

 

「・・・私は認めんぞ!貴様があの人の弟など、認めるものか!」

「おい!先輩に何すんだよ!!」

「貴方!!聖心さんに何をなさるのですか!!?」

 

一夏とセシリアは激しく講義する、一夏は憧れの存在であり師匠である聖心に対する行為への怒り、セシリアは好意を寄せる人への行為が許せない

 

「え?・・・お前が織斑 一夏では・・・」

「俺は獅子王 聖心だ、一夏はそっちだ」

 

親指で一夏を指差す

ラウラは顔を少し赤くし一夏に向かい平手打ちを食らわせた

 

「わ、私はお前があの人の弟だという事は認めんぞ!///」

「だったら先輩叩くんじゃねぇ!!」

「そうですわ!!」

「う、煩い!!日本人は何故顔が似ているのだ!!もっと違いが解る顔にならんか!!

分かりにくい!!」

「どんだけ理不尽なんだよ!!?おい!!」

「ではHRを終わる各人着替えて第二アリーナに集合

2組と合同でIS模擬戦闘を行う解散!」

 

千冬が声を上げてHRが終った、千冬と山田先生は去って行った

 

「獅子王、織斑、お前達デュノアの世話をしろ」

「えっと・・・僕はシャルル・デュノアです宜しく」

「ああよろしくが自己紹介は後だ、早く行かんと・・・」

「ダメです!先輩!!廊下は既に!!」

 

一夏の言う通り廊下には大量の女子で埋め尽くされていた

 

「・・・ど、どうしょう・・・」

「先輩、このままだったら俺達、千冬姉の出席簿の餌食になっちゃいますよ・・・」

「任せろ、ディメンジョン・プライヤーズ!!」

 

ガオガイガーの腕を部分展開しプライヤーズを呼び出す

3体の小型ロボ(DP-C1、DP-R2、DP-L3)が巨大なプライヤー(ペンチ)型に合体変形する

 

「ツールコネクト!!」

 

腕と連結しペンチが開く

 

「シャルル!一夏!俺に掴まれ!!」

「はい!!」「え!?は、はい!!」

 

一夏は俺の腕に掴まり、シャルルは俺の腰に抱きつく形になった

本来のプライヤーズは異常が発生した空間をねじ切り、宇宙空間に排除するため空間修復ツールが俺と凱の改良という名の魔改造によって瞬時空間移動が可能となった

 

「おぉぉぉおおお!!!!!」

 

次第に俺の周りの空間が捻れ聖心達は消えた

 

「「「「「ええぇぇええ!!!!!????」」」」」

 

教室には女子の声が響いた

そして男子更衣室には空間の捻れが起こりそこに聖心に抱きついたシャルルと一夏が現れた

 

「ふう、さあ着替えよう」

「やっぱすごいっす!!先輩は!!流石は師匠!!!」

「凄い凄い!!聖心さん!!凄すぎです!!」

 

目をキラキラさせながら俺を見る二人

 

「ははは、さっさと着替えるぞ出席簿の餌食になるぞ」

「「はい!!」」

 

聖心と一夏、シャルルは急いで着替えてグラウンドへ急いだ

 

「本日から格闘、射撃実戦訓練を開始する」

 

織斑先生が一言、あの後スーツに着替えた後少し急ぎ足がぎり間に合わなかった

その影響かいざ知らず、セシリアと鈴は出席簿の一撃をもらった

 

「ではさっそく戦闘実演をやってもらおう、凰!オルコット!手本を見せてみろ」

 

二人は小言で文句を言いながら織斑先生の近くに向かう

 

「嫌そうな顔をするな、アイツらに良い所を見せられるぞ(ボソッ)」

 

織斑先生のつぶやきで二人は一気に奮起した

 

『流石先生だな、巧い心理作戦だ』

「(なんの話だよ・・)」

 

そして・・・なぜか落ちてきた山田先生に一夏は潰され、一夏のスキル『ラッキースケベ』が発動鈴は怒り一夏に対して攻撃するも山田先生が見事といえる射撃で一夏を助けた

そして二人は山田先生と戦う事になり惨敗した、敗因は簡単、お互い動きを合わせようとはせず、自分勝手な行動をしたためだ、そしてセシリアは少し凹んでいた

後で慰めてやろう

そして織斑先生の指示で俺達専用機がクラスのグループのリーダーとなり

そのリーダーに教わる

生徒が8名、因み俺は先生にラウラをサポートとしろと言われラウラのグループに入った

が一つ問題がある、先程のHRでのラウラの行動で生徒はラウラを警戒するだろう

まあそのために俺を組み込んだのだろう、まあまずは挨拶だ

 

「改めて宜しくな、獅子王 聖心だ」

「・・・」

 

ラウラはそっぽを向いている、どこか間違えたか?

 

「そ、その・・・先程は済まなかった・・・」

 

ラウラを顔を完全に俺に向けず謝罪した

 

『何だいい子じゃないか』

「別にいいさ、気にしてないとにかく宜しくなラウラ・ボーデヴィッヒさんよ」

「私の事はラウラで良い」

「俺も聖心で構わん、さあ始めよう」

 

俺達のグループが使用するのは打鉄、俺はサポートしてやる事になった

それにラウラの教え方が巧い事に感心している

 

「理論を混えながら体感的な事も付け加える、織斑先生に似た教え方だな、良い教え方だ」

 

俺が感心するとその言葉に反応したのか俺の方にラウラがダッシュできた

 

「当然だ!私は心から教官を尊敬しているのだ!!」

「それだけで教え方まで同じとは・・・恐れ入る・・・」

「当然だ!・・・そう言えば聖心、お前も専用機持ちだったな」

「ああ見るか?」

「ああ」

 

俺はガオガイガーを合体状態のまま呼び出した、ガオガイガーになると正直目線が高くなる

 

「「「「「おお!!」」」」」

 

女子は感嘆の声を上げる

 

「やっぱりカッコいいね!獅子王さんのIS!」

「うんうん!胸のライオンもカッコいいし!」

「でも顔が見えないのが残念・・・」

 

思い思いの事を言う女子達、ラウラはぜひとも戦いたいという目をしている

 

「ラウラ、今度模擬戦をやらないか?」

「いいのか!?」

「ああ、お互いの実力を知るのもいいだろうからな、まあ今は指導に専念しよう、織斑先生に怒られる」

「う、うむ、そうだな」

 

流石に幾ら織斑先生と言っても怒られるのは嫌らしいな

そして授業も終わって聖心は自室に戻り

凱に牛丼を作って、予習と復習をしてから眠った

 

翌日

 

「ねえねえ聞いた聞いた?」

「聞いた聞いた!」

「何の話?いい話?」

「最上級にいい話!!」

「今月の学年別トーナメントで優勝したら・・・」

「したら?」

「なんと!一夏君か!獅子王さんと付き合えるんだって!」

「俺達がどうかしたか?」

「「「「「キャ〜!!!!!!!!!!!!!!」」」」」

「何だ・・・失礼な・・・」

 

なにやら騒がしいな・・・俺と一夏は教室が出ようとした時なにやら女子が騒いだ

が俺達はそんな事に構わずに俺達は訓練のためにアリーナに向かった

 

「さて一夏、訓練と行こう」

「はい!師匠!」

「・・・師匠はやめろ・・・」

「え?獅子王さんって一夏の師匠なんですか?」

 

シャルルは可愛く首を傾げる

 

「ああってか一方的に師匠って言われるだけだけどな」

「へぇ〜」

 

そして俺と一夏は訓練を始める事にした

 

「では今回は集中力アップを目的とした訓練だ」

「しゅ、集中力?」

「うむ、今回は銃を使うが、一夏の白式には銃はない、という事で俺の銃を貸そう

(凱、メルティングガンとフリージングガンを出してくれ)」

『了解』

 

すると俺の手にメルティングガンとフリージングガンが現れる

 

「おお!!」

「赤いのがメルティングガン、青いのがフリージングガンだどっちか選べ

もうお前でも使えるようにしてある」

「じゃ、じゃあメルティングガンで!」

 

一夏は喜び勇んでメルティングガンを握った、構え方などを教えて一夏は的に目掛けてトリガーを引いた

バシュン!!メルティングガンは超高熱エネルギーの弾丸を発射し的の少し端を捉える

 

「ん〜難い・・・」

「一夏、もう少し肩の力を抜いて」

「ん?こうか?」

 

シャルルが手取り足取り銃の撃ち方をレクチャーしまともに出来た所で一発一発に自らの意識を移すように

打つように指示し集中力の向上を図る

すると急にアリーナ内が騒がしくなり視線が集まっている方に視線を移す、そこには先程友人となったISを展開したラウラが居た

 

「・・・私と戦え」

「ふざけんな、俺は今訓練してんだ、てかやる意味がない」

「貴様に無くとも私にはあるのだ」

 

ラウラは鋭い視線を一夏に向ける、俺はため息を吐きプライヤーの瞬間移動を応用した高速移動を使いラウラの真横に立つ

 

「よおラウラ、先程ぶり」

「!?・・・あ、ああ先程ぶりだな、聖心・・・」

「ここで戦うのもいいが、ここでは他の生徒がいて邪魔になって本気で戦えんぞ?

それに織斑先生に面倒がかかるぞ?」

「そ、それはいかんな・・・」

「では、次の機会にな?・・それにしても・・・」

「な、なんだ・・・?」

 

俺はラウラのISを見る、恥ずかしそうにラウラは少しうろたえる

 

「カッコいいな、ラウラのIS」

「そ、そうか?」

 

黒がベースになっておりとてもクールでカッコいい

俺も黒が好きだ、黒が好きになったのはジェネシックの影響だがな

最高じゃね!?ジェネシック!!「それは最強の破壊神、それは勇気の究極なる姿」

 

「クールで気高く、雄々しくて、俺は好きな方だな、メインカラーも俺好みだ」

「・・・!!そ、そうか!私のシュヴァルツェア・レーゲンはクールで気高く、雄々しいか!!」

 

自分のISを称賛されて嬉しいようだ

 

「じゃあ今回は引いてくれ、今度は俺が邪魔にならないように一夏と戦える舞台を用意しよう」

「そ、そうか、では・・・織斑 一夏、今回は友人の聖心に免じて今回は見逃してやる」

 

そう言ってラウラは去って行った

この後俺は他のメンバーに質問攻めにされセシリアと休日に買い物に付き合わされるハメになった

俺は訓練を終えると整備室に向かった、友人との約束を果たすためだ

 

俺は整備室で簪のISの仕上げにかかっている

簪がガオガイガーの整備を手伝ってくれたお礼だ、簪が凱見たときは目をキラキラさせてたな

俺は考えている事がある

 

「簪、提案があるだけどいいか?」

「何?」

「ISに相棒が欲しくないか?」

「相棒?」

 

簪は首を傾げる・・・可愛いな・・・

 

「ああ、俺と凱みたいな感じで」

「・・・いいかも・・・(キラキラ)」

「う〜ん・・・誰がいいかな・・・」

『イッツミ〜!!!』

 

するとホログラム状態でコミカルなコスモロボ形態のマイク・サウンダース13世が出てきた

 

「マイク!勝手に出て来るなよ!」

「Oh〜それはsorryね〜でもマイクは簪とfriendになりたいもんね!」

「はぁ〜・・・すまんな簪・・・驚かせ・・・て?」

 

簪はマイクを見て嬉しいそうだ

 

「(キラキラキラキラキラキラキラキラ)・・・私、簪!宜しく・・・!マイク・・・!」

「Oh!マイクだもんね〜!!これからマイク達はfriendだもんね!!」

「・・・!!!!」

 

マイクは簪の肩の上に移動し戯れている

 

「・・・まあ簪のパートナーはマイクでいいか?」

「うん・・・!!!」

「じゃあマイク、ISにGO!」

「OKだもんね〜!!」

 

マイクはバリバリーンを操作し簪のISに飛び込んだ

そしてISはGストーンの光を放ち始めた

 

「簪、マイクが待ってる」

「・・・うん!」

 

簪はISに手を伸ばし触れた、そして簪も暖かなGストーンが放つ命の光に包まれた

すると現れたのは打鉄弍式の形状を残しつつ肩にはサウンドスピーカーのようなパーツが追加され

腰にはエレキギターとミュージックキーボードが融合した『ギラギラーンVV

ダブルブイ

両膝部分にはマイクロフォン型サウンドツール『ドカドカーンV』

言うなれば打鉄弍式とマイクの融合した簪がそこにいた

 

「これが・・・私・・・」

「すごいな・・・予測以上のエネルギー総数だ」

『あったりまえだっぜ!マイクの勇気に限界なんてないっぜ!!』

「の割には総数はガオガイガーどころか超龍神にさえ届かないな」

『うっぐ!そ、それはガッツで補えば問題ないっぜ!!』

「言ってる事がめちゃくちゃにも程があるぞ」

『・・・返す言葉が・・・ないっぜ・・・と、とにかく!これで』

「ああ、簪!」

「な、なに・・・!?」

 

俺は手を差し出した

 

「ようこそ!勇者の世界へ!!」

「・・・うん!!!」

 

簪は俺の手を強く握った、この世界での勇者第1号だ

 

「簪、今度の学年トーナメントでパートナーをお願いできるか?」

「も、もちろん!!」

『それでこそ勇者だっぜ!!』

 

俺は簪とタッグを組んだ

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