Black dream〜黒い夢〜(1)
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軽く昼食を済ませてからメインロビーに足早に戻ると、そこには数多くのアークス達が犇いていた。

惑星探査から帰って来た者、これから出発するチーム。

それぞれが入り乱れて、一種のお祭り状態。

恐らくその殆どがナベリウスへ向かい、帰って来た者たち。

緊急時であるが故に、普段の倍以上の混雑が続いていた。

 

アークスカウンターを通じて試験生達には午後の試験開始の通達を出しておいた。

雑踏を避けて2階のショップエリアへ通じるゲートを抜けると、すぐに待ち合わせ場所である正面のホログラムが目に入る。

 

「あっ?」

 

最初に振り向いたのは、小柄な金髪の少年。

快活そうな、それでいてどこか頼りなさそうな。

まだまだ幼さの抜けないその顔で、歩み寄って行くエリに向き直った。

 

「えーと、エリアルド先輩、ですか?」

「ええ。貴方が?」

「あ、はい、アフィンです。っておい、相棒!」

 

アフィンと名乗った少年は、慌てて自分の隣の無愛想な相棒へ振り返る。

当然の事ながら、アフィンの隣にはリュードが立っていた。

ようやくエリに気付いて向き直り、頭を下げる。

 

「こっちは俺の相棒でリュードです。って言ってもずっと俺より年上だけど、あんまりしゃべるの得意じゃないみたいで」

 

エリはにこりと笑って、頷く。

 

ここに来る前にエリは「覚悟」をしていた。

いや、アークスになった時からずっと「覚悟」は決めている。

 

『一切の私情を持ち込まない』

 

判っている。

そもそもアークスの任務は私情を持ち込む事など許されない。

それでも時折、己の甘さや認識の浅さを思い知って落ち込んだりした。

だが当然の事ながら、今日のエリの心の揺れは今までに無いものだった。

ぎりぎりの時間まで自室に篭り、ずっと目を閉じて暗示のように繰り返し繰り返し呟いていたほど。

 

彼は、私の事を覚えていない。

そもそも、彼にとって私は「救助した市民の一人」でしかなかったのかもしれない。

自分が勝手に「命の恩人」と追いかけていただけなのだから。

 

リュードは無機質な瞳で、エリを見ている。

エリは視線を外し、人当たりの良いアフィンに向き直る。

 

「昨日の試験は災難だったわね。今日は私ともう一人サポートが付いて、もう一度再試験になるわ」

「そうなんですね?良かった。昨日はホントもう散々でしたよ…。ダーカーは沸きまくるわ、不思議な女の子は助けるわでもう…」

 

不思議な、女の子?

そんな報告は受けていないけど。

 

「あ、これ口外しちゃいけないんだっけ…??」

 

アフィンは慌ててリュードへと答えを求めるように視線を飛ばすが、リュードは小さく首を横に振るだけ。

がっくりと、アフィンは肩を落とした。

気にはなるが、今はそれどころではない。

 

「…いいわ。今回は聞かなかった事にしてあげる。でも、アークスが軽々しく自分の受けたミッションを他人に話すようではダメよ?」

「すいません、気をつけます」

 

すっかり気落ちしたアフィンに苦笑した時、ようやく最後の一人が走ってきた。

 

「ごめーん!!遅くなっちゃった!」

「今に始まった事じゃないでしょ…」

 

今朝エリにおせっかいを焼いた同僚が息を弾ませてゲートから走って来た。

遅刻癖のついている同僚に、エリは苦笑する。

アフィンは首をかしげて、目の前で息を整えている女性を見る。

 

「えーと?」

「ああ、彼女がもう一人のサポーター。フォニュエールのエコーよ」

「ふうっ、遅れてごめんなさい。…貴方達ね?昨日びっくりするくらい活躍したっていうルーキーは」

「ええ?そんな事は…必死だっただけで」

 

そんな噂が立っているとは。

アフィンは落ち着かない様子で、それでも褒められた事がまんざらでもない様子。

逆にリュードは、困ったように眉を顰めた。

エコーはそんな間逆の二人に、苦笑しつつも頷いた。

 

「今日は私とこのエリで貴方達をサポートするわ。だけど、『試験』なんだからね。よっぽどの事がない限り、私達は手を貸さないわよ。貴方達で何とかする事」

 

よっぽどの事、とはダーカーが出現する事に他ならない。

昨日の事を思い出したアフィンの表情に不安が浮かぶ。

今日はまだダーカー出現の報告は入っていないが、そうならない事を祈りたい。

エコーはエリに視線を送って僅かに頷いた。エリも返すように頷く。

 

「大丈夫よ、何があっても私達がちゃんとついてるわ」

「はい、よろしくお願いします、先輩がた…ってほら、相棒も頭下げて」

「よろしくお願いします」

 

エコーは無愛想に頭を下げるリュードに困ったような顔をしたが。

いつもの調子でくるりと背を向けた。

 

「さ、行くわよー!」

 

マイペース、悪く言うと奔放なエコーに続いて、彼らは歩き始める。

しかし。

どんなに自制したつもりでも、心に嘘は付けない。

殿から彼らの後を付いて行くエリの視線が無意識にリュードに注がれていた事に、彼女自身が気付いていなかった。当然、リュードが一階へのゲートに入る瞬間に視線がかち合う。

エリは一瞬、全身に冷や汗をかいた。

だが、何の意識も反応もなく、彼は再び視線を外してゲートをくぐる。

 

誰にも今の己の心を悟られたくない。知られたくない。

表向きは冷静を装っていたが。

エリはささくれ立った心のままゲートへと足を踏み入れた。

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エコーをリーダーに、試験の名を借りた「討伐隊」がアークスのカウンターで組織された。

「ルーキー達」にはその事は知らされていない。

勿論、試験中にダーカーが発生しなければそれに越した事は無いのだが。

あくまでも「試験」としてでなければ、きっと誰もナベリウスに降りようとはしないだろう。

「キャンプシップ」と呼ばれる個別の部隊専用船で、惑星ナベリウスへと向かう。

ナベリウス上空で、キャンプシップは音もなく停止した。

 

「さてルーキーさん達、武器はOK?」

「はい、レンジャー装備確認済みです。試験用のフォトンマガジンを確認します」

 

金属音と共に、自分のフォトンを「弾丸」に変換するマガジンを再装填するアフィン。

その隣で大剣を背に装備しているリュードにも、エコーは気を配る。

 

「武器のフォトン係数を最小にしておいてね。あくまで凶暴化した原生生物の『鎮圧』が目的だから」

「了解しました」

「…最初からソードだとちょっと大変じゃない?初めはみんなガンスラッシュを使っているけど」

「いえ、俺はこの方が性に合ってます」

「ならいいけど、無理だけはしないでね?」

「はい」

 

エコーの「先生ぶり」に、エリは出番がなかった。

いやむしろ、そのお陰で助かっている。

妙に緊張した雰囲気のエリを、エコーが肘でつついた。

 

「ほら、何か言う事は?」

「あ、うん。頑張ってね、二人とも」

「はい」

「はい!!」

 

彼らの前にある、「テレプール」。

この「ゲート」を通して、直接惑星の地上へと転移する。

水面のように揺らぐそのゲートには、かすかに地表の緑が映り込んでいた。

その中に、次々と彼らは身を躍らせる。

一瞬身体がばらばらになるような感覚が、未だにエリには馴染めなかったが。

転送中に視界一杯に広がる「大地」を見るのが、楽しみではあった。

気付くと、アークスシップやオラクルには求めようの無い「原生林」が彼らの眼前に広がっている。

 

『転送完了を確認。これからアークス最終試験を開始します』

 

無線の向こうから、女性の声がする。

今回の試験の担当オペレータの緊張した声が伝わってきた。

 

「ブリギッタ、モニターお願いね」

『了解、皆さんくれぐれも気をつけて』

 

エコーが頷き、既に待機している三名へと向き直った。

 

「さあ、はじめましょ」

「よろしくな、相棒!」

「ああ、よろしく」

「みんな、気をつけてね」

 

ウーダンと呼ばれるサルに良く似た原生生物を、指定範囲内の全ての場所で倒すのが試験の内容。

ハンターのリュードが前衛で盾になりつつ戦い、レンジャーのアフィンが後方から弱点を狙う。

時折、黄色い「ラッピー」と呼ばれる鳥に似た生物の乱入もあったりはしたが。

マニュアルどおりの模範的な戦闘が滞りなく、カリキュラムは進んでいく。

 

「ふぅん、ダーカーと闘った経験は無駄じゃなかったみたい。フォトンも安定してるし。これなら問題なく昇格出来そうね」

 

エコーは感心したように彼らの戦い方を分析する。

そんな中、エリは辺りにいつも以上に気を配っていた。

各チェックポイントを通過する度、さりげなく付近の異常を「探る」。

人一倍フォトンのゆらぎに敏感なエリの緊張した面持ちに、先を歩くルーキー達の行動を視界に入れつつエコーがつぶやいた。

 

「どう?」

「今の所は大丈夫、辺りにダーカーの気配はないわ」

『こちらでもフォトンの計測値に変化はありません』

 

ブリギッタが、二人にだけ通信を開いて報告してきた。

肩をすくめてエコーが笑う。

 

「…全く、下手なセンサーより信用できるって、貴女のフォトンはどうなってるのよ。だから私よりずっとフォースに向いてるって言っているのに」

 

また、エコーのお節介が始まった。

それは昔から感じていた事。

他の部隊に居る時でも、フォトンに何か異常が起きると誰よりも早くエリがそれに気付く事が多かった。

そのお陰で、何度も死地を生き延びた。

正規アークスという身分を手に入れられたのも、その能力を高く買われての事。

けれど自分には。

 

「それは言わないでって言ってるでしょ」

「はいはい。さてと?もうすぐ最後の難関が来る頃ね」

 

エコーの言葉が終わらないうちに、広いフィールドに彼らは足を踏み入れた。

その途端に何匹ものウーダンが束になって押し寄せてくる。

難なくそれを倒していくリュードとアフィン。

最後の一匹をアフィンがライフルで昏倒させると、エコーが笑った。

 

「お疲れ様!これで終了よ」

『こちらでも確認しました。アークス採用最終試験、無事終了です』

 

安心したように、無線の向こう側からブリギッタの声が届く。

アフィンがはあっと大きく息を吐いた。

エコーが呆れたように、彼を見る。

 

「なあに?大きなため息ついて?」

「す、すいません、ダーカーがいつ出てくるか怖くて、ずっと緊張してたんです」

「何言ってるの、正規にアークスの一員になったらその『ダーカー』の相手をしなきゃならないのよ?」

「そ、そうですよね…」

 

エコーは肩をすくめて、通信スイッチを入れる。

 

「こちらエコー。ブリギッタ、テレパイプはまだ?」

『すいません、他の試験が終わるまで転送装置は動かせないんです』

 

ちらり、とエコーはアフィンを見た。

 

「…だって。貴方達やっぱり優秀なのね」

「あはは、まあ、相棒が居てくれたからこそなんですけどね」

 

アフィンがそう言ってリュードを見ると、困惑したように彼は頭を掻いていた。

幸い、あたりにダーカーの気配はない。

それを確認して、エリは休憩のサインを出した。

アフィンは近くの岩に腰掛ける。同じように、リュードやエコーも転がっている岩や段差に腰を下ろした。

 

「はー、何とか終わってよかった…」

 

心地よい風が吹き抜ける。

本来なら、ここはもっと「平穏」な場所なのだろう。

 

「お疲れ様」

「あ、ありがとうございます」

 

エリがねぎらいにモノメイトを手渡して笑うと、アフィンは驚いたように目をしばたたせた。

 

「…なに?」

「あいえ、先輩もそんな風に笑うんだと思って」

「何よ、失礼ね」

「いや…なんか凄く怖い感じしてたんで…」

「あ…ごめんなさい、余裕がなくて」

 

普段であれば、そこまできつい表情にはなって居なかった筈。

ダーカー出現の危険と、リュードの事が相俟って一層彼女の表情を厳しくしていたのだろう。

アフィンはモノメイトをがぶ飲みしてから、ふとつぶやいた。

 

「そう言えば、先輩の名前、変わってますね。ちょっと呼びにくくありません?」

「え?」

「そうだ、エリ先輩って呼んでもいいですか?」

「…駄目!!!」

 

自分でも驚くほど、大きな声を出していた。

言ったアフィンが驚いて、身を引いてしまうほど。

慌てて両手で口を押える。

 

「あ…ご、ごめんなさい」

 

エコーが訝しがって座っていた岩だなから立ち上がり、歩み寄ってくる。

いくら楽天家のエコーでも、流石にこのエリの言動には黙っていられなかったようだ。

 

「どうしたの?」

「…気にしないで、ちょっと調子悪いだけ」

「緊張のし通しだから無理もないかもしれないけど」

「…ごめんなさい」

「ごめんねー、彼女昔からその呼び方されるの凄く嫌がるのよ」

 

エコーが苦笑してそう言った後、エリはアフインに向き直って頭を下げた。

 

「ごめんなさい、アフィン君」

「あいえいえ!嫌ならいいんですよ!オレこそ差し出がましい事言っちゃってすいません」

 

慌てて両手をぶんぶんと振って、アフィンは否定した。

おおよそアークスらしからぬ言動を、エリは自戒する。

 

でも、と彼女は自分自身に言い訳をした。

どんな理由であれ、その呼び方だけはして欲しくなかったのだ。

死んだ両親が呼んでいた呼び名。そして。

悟られぬよう、ほんの僅かリュードに視線を投げる。

彼はそんな騒ぎなど意に介することなく、空を見上げているだけ。

やっぱり、期待するだけ無駄か。

エリは自重気味に小さく息を吐いた。

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刹那。

一気に背後から全身が逆立つような気配を察知する。

 

「…来る!!」

「えっ!?」

 

アフィンが一瞬棒立ちになり。

エコーとエリは瞬時に武器を抜いた。

小さな水溜りの向こう側の草むらの中から姿を現したもの。

ウーダンが更に進化し大きく凶暴になったザウーダン。それが唸り声を上げている。

だが、様子がおかしい。

次々に現れるザウーダンが発狂したように仲間同士で殴り合い、傷つけあっている。

そのうちの数匹の頭に赤い肉の蕾のようなものが張り付き、全身が血を浴びたように真っ赤に染まっていた。

エリには、その身体から立ち昇る「禍々しいフォトン」が見えていた。

ワイヤードランスを構え、叫ぶ。

 

「((侵食種|ブーストエネミー))だわ!!!」

「ええっ!?」

 

アフィンは慌てて、後ずさる。

ダーカーによって変異させられた、原生生物。

凶暴さが著しく、並みのアークスでは簡単に討伐出来ない。

ブリギッタの焦りの声が、無線から飛び出してきた。

 

『緊急連絡!!エコーさん!そちらの座標付近のフォトン係数が急激に上昇しています!!』

「ブーストエネミーが発生したの!これから殲滅行動に移るわ!ブリギッタ、急いで転送装置を起動させて!!」

『了解!!』

「二人とも下がってて!!」

 

エコーが炎の攻撃テクニック「フォイエ」を溜めつつ叫ぶ。

試験区域ではテレパイプとよばれる「こちら側から転送させる装置」は使えない。

向こうから「通路」を開けるまで、待つしかないのだ。

転送装置が起動するまで、この場を死守しなくては。

何より、ここに居る者たちを守らなければならない。

 

直後、エコーの杖からアフィン達を守るように炎の渦が放出された。

それを見届けた後、一瞬にしてエリはザウーダンの真っ只中に立っていた。

大きな岩を持ち上げて殴りかかろうとするザウーダンを悉く避け、戦う。

まずは、侵食体の凶暴性を抑えなければ。

手に光る「ワイヤードランス」が侵食された固体の「侵食芽」を的確に捉え、その軌跡が彼女のフォトンによって輝いているように見えた。

 

「すげぇ…踊ってるみたいだ」

 

アフィンと同じように、呆然とその光景を見ているリュードが居た。

だが、彼女達が殆どのザウーダンを倒した時、エリの視界に「二人の背後」から出現するエネミーが入った。

 

「二人とも、後ろ!!!」

 

間に合わない!

 

しかし、エリの叫びとほぼ同時にそれは起きた。

アフィンとリュードを取り囲もうとしていたザウーダンが一度に吹き飛んだのだ。

エコーがレスタを唱えるよりも、アフィンがライフルを構えるよりも早く。

リュードの身体は動いていた。

 

「相棒?!」

「ちょっと…ノヴァストライクなんてどこで…!!」

 

リュードの大剣の切っ先が、彼を中心に地面に弧を描いていた。

驚愕しているエコーの呟きと一緒に、吹き飛ばされたザウーダン達が起き上がり、怒りをあらわにする。

直後。

リュードはそのまま、ザウーダンに斬りかかった。

 

「ね…ねえ、彼、本当にルーキーなの?」

 

呆然とその様子を見詰めるエリに、エコーが囁く。

その戦いぶりは、とても「新人」ではない。

無論、10年のブランクがあるようにも見えない。

 

一撃必殺。

 

手にした大剣からフォトンが迸る。

その巨大な剣をいとも容易く切り返し、次々にザウーダンを突き刺し、吹き飛ばし、薙ぎ倒す。

気付けば、全てのザウーダンが彼の足元で絶命していた。

 

「すっげぇ…相棒、やっぱりお前すっげえんだな!!!」

 

純粋にリュードの戦いぶりを喜ぶアフィンに対し。

エリはちりちりと自らの首筋に走る「戦慄」を感じていた。

 

彼は本当に、「リュード」なのだろうか。

俯いて、思わず両手で顔を覆う。

 

彼はこんな戦い方はしなかった。

あの時、自分を助けてくれた彼は出来るだけ武器を使わないように気遣い、戦いを避け。

どうしても戦わねばならなかった時は最低限の敵のみを倒し、進んでいた。

何度も倒れ、諦めそうになった自分へ手を差し伸べてくれた。

 

なのに。

今は静かに剣を収める彼に、恐怖すら覚える。

ザウーダンに斬りかかって行く時のリュードは、まるで鬼神のように「笑っていた」のだから。

説明
PSO2「ファンタシースターオンライン2」の自分の作成したキャラクターによる二次創作小説です。
(PSO2とその世界観と自キャラが好き過ぎて妄想爆裂した結果とも言う)

書ける所まで書いてみました。
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コメント
どきどき。(ゆきちゃっぴ)
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PSO2 ファンタシースターオンライン2 PSO ファンタシースターオンライン 

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