超次元ゲイムネプテューヌmk2 希望と絶望のウロボロス
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あれから俺たちに新幹線に乗り込み風を斬る音もなく、凄まじいスピードで進む風景を眺めている。

朝なのか、未だに太陽は低空しその陽光は朝起きした俺にとって眩しいと同時にいい目覚ましとなっていた。

 

因みに今、起きているのかアイエフと俺と空だ。

ネプギアは俺の膝で寝ているしコンパたちは互いに寄り添うように静かに寝ている。

 

「まったく、世界の危機なのにこいつらのこと見ていたら嘘のような気がするよ」

「そうね。マジュコンヌが居なければ今頃、私はねぷ子達とバカやっていたかもね」

 

確かにな。けど、これは現実で世界が危機なのもまた現実、嘘と真実というより今ある事実がそこにはあるんだ。

 

「そんなこと考えてもしかたないよ。今はできることからやらないとね」

 

窓際に手を置き外の風景を見ている空が視線だけを逸らしてその銀眼で俺たちを見つめる。

 

「はぁ、ゲイムギョウ界がこんなに危険になるなんてねこんなことを昔もあるのかしら」

 

やれやれとした表情のアイエフに俺も思わず苦笑する。

事件といえば空の念のためという理由で四大陸それぞれに凶悪なモンスターを封印していて、その駆除に行ったりそれ以前にゲイムギョウ界初期が引き起こした惨劇それにより運命を操作しようとした空の想い、……全部、ネプテューヌ達の力を借りたりして解決できた。

俺はまだゲイムギョウ界に住んだ年月なんて指で数えれる程度だけどさすがにそんな頻繁に事件なんて起きないなそれが一番いいんだけどな

 

「そうだね……昔、女神の存在を否定し廃止させようとした『七賢者』っていう奴らがいたね」

「へぇ、………えっ?」

 

今とんでもない言葉を空が言っていた気がするぞ

空の口調からして恐らく過去の話だ。

アイエフも呆然とした顔になっている

 

「確か……ノワールが女神になった頃だったかな?」

「いや、そんなことはどうでもいいよ!その『七賢者』ってどうなったんだ!?」

 

今ネプテューヌ達がいるってことは大事には至らなかったと思うけどさすがに聞き逃せない内容だぞ!?

 

「さぁ?」

 

頭を傾げる空に俺たちは本気で頭を抱えた。

危機感が薄いというか、重要性が理解していないというか……

 

「あんた、もしかして……((記憶がない|・・・・・))の?」

 

アイエフの言葉に俺が閃いた。

空昔、決して忘れれない思い出がある。

それは初期ゲイムギョウ界の始原の女神であった『レインボーハート』……レイさんと親友と呼べるほどの仲だった。

だけど、とある悲劇で二人は一生合うことはできなくなってしまった。

レイさんは死に際に空にゲイムギョウ界を見守ってほしいと頼みその一件から空はゲイムギョウ界そのものをずっと気にかけている。

そんな空がこんな曖昧な答えを出すことはありえない。ということはその時の記憶がないことに繋がる……

 

「よく、分からないけど解決はしたと思う。不思議なんだよね……」

 

空は自分の頭部をポンポンと叩き明後日の方を見ながら口を開いた。

 

「僕はそのときの記憶を自分で((破壊|・・))してるんだよね」

 

ますます意味が分からない。

空の能力はそんなことはできるかと驚いたがなぜ破壊する必要があるのか不思議だ。

 

「それはそうとして、君たちには言っておかないといけないことがあるよ」

 

突如、真剣なまなざしになる空

その瞳は鋭く刺す様に尖り俺は思わず喉を鳴らした。

空は胸のポケットをまさぐり一枚の古びた写真を取り出した。

そこには、あの黒い和服を着たティシフォネと恐らく過去の((俺|紅夜))と小さい人形と間違えそうなぐらいの無表情の女の子、背から判断する限りロムちゃんやラムちゃんとそう変わらない。

 

「なに、この写真?って、なんで紅夜とティシフォネが一緒に居るのよ。敵同士でしょ?」

 

ごもっとな疑問をアイエフを言ってくれた。

あと、なんか黒いオーラが溢れています怖いですアイエフさん。

因みに写っているのは俺であって俺じゃない、過去の紅夜らしいです今はレイスと名乗っているけど

 

「説明よろ」

 

空がめんどくさそうに俺に押し付けてきた。

俺……全く知らないだけどなんで昔の俺が出てくるなんて知らないんだけど

とりあえず分かる範囲でレイスのことを教えるアイエフは眉を細め頭を抱え始める。

 

「あ、もぅ、滅茶苦茶よ……なにがどうなっているのよ」

 

俺はその所は深く考えてない考えても、何も思いつかないからだ

 

「話進めるよ。レイスとティシフォネがいるなら絶対この子をいるから要注意だね」

 

アイエフの苦悩を目に入れず空はしゃべり始める少しぐらいは整理する時間をあげようよ。

 

「そうも言ってられないよ。この子が本気だしたらこの世界はバットエンド決定だよ?」

 

空から提示された写真を再度見る

レイスに満点の笑顔で抱き着くティシフォネ、レイスは多少鬱陶しいような表情で足元にいる色素の抜けた子の頭を撫でるように手を置いている。−−−それはまるで仲のいい親子のようだった

 

「この子は僕たち紅夜もネプギアを含め、マジュコンヌすら瞬殺できるほどの力がある」

「……はっ?」

 

空の言葉に俺は唖然と口を開いてしまった。

だって、俺にとっての最強は間違いなく空だ、ゲイムギョウ界内なら間違いなく頂上と言ってもいい

その空が畏怖の感情を恐怖させる存在がこの世に居たという真実に俺はただ驚くことしかできない。

 

「ちょっと!待ってよ!!、レイスの仲間ってそんなに人材がいるの?!?」

「いや、レイスを含めてこの三人だけだけど」

 

一体レイスはどれほどの戦力なんだ……空と互角で戦えるティシフォネがいる時点でもう精一杯なのに……

 

「まぁ、それでもーーー全世界と真正面から戦争できるぐらい余裕にあるね」

 

………頭が痛くなってきた。

なんだよそれ!全世界って俺たちそんな奴らを相手しないといけないの!?

 

「はぁ、レイスは四女神を倒すほどの実力差でティシフォネはバクの空と同等の強さ……っでこの子はどれぐらい強いの?」

 

アイエフがレイスの戦力を挙げていくが今更ながら凄い、悔しいけど見逃してもらってなかったらもうあの世は行っている

 

「5分」

 

空は、本当に男かと疑ってしまうほど細い指を全開まで広げて口を開いた。

 

「ーーーそれだけあれば、僕は間違いなく((殺られる|・・・・))」

「「…………終わった」」

 

いや、もうどうでもよくなってきた。

空がたったの5分ってどうしろと?そんな奴、俺なら多分、秒クラスだぞ?

あぁ、ごめんネプテューヌ俺お前を迎えに行けないかもしれない。

……っていうか、敵がチート過ぎるなんだよ絶対にバランスがおかしいだろ。

 

「いや、そんな絶望しなくてもアイエフ達が頑張れば勝てるよ!」

「……悔しいけど私、人間形態のネプギアなら互角かもしれないけど女神形態なら話にならないのよ?」

「あ、そうかちょっと言い方が不味かったね」

 

気づいたように手を叩く空は期待するようにアイエフをコンパを日本一をがすとへと視線を変えていった。

 

「この子の名前は、((常夜|とこよ)) ((空亡|くうむ))……レイスが引き取った養子でその実態は僕たち神が最も恐れ畏怖させる存在、その頂に立つ至高の栄光ーーー『((神殺しの頂点|・・・・・・))』真の名は((空亡|そらなし))だよ」

 

その時、俺は初めて空の恐れる貌を見た。

 

 

説明
専門学校に入学して一か月ちょっと……大変ものすごく

それはそうとあれです感想とか、支援とかしてくれるありがたいです……今回も短い……次回はかなりぶっちゃけるかな?とりあえずではでは
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コメント
風音ツバキサン>本当だ。直ぐに修正します!ご報告ありがとうございます!(燐)
「僕はそのときの記憶を自分で((|破壊・・))してるんだよね」  ルビミスってますぜぃ、ダンナ(風音ツバキ)
トマト畑サン>紅夜「バグだよな」空「明確には書いてないけど空亡の力は神を殺せるほどの力じゃなくて神を殺す力があるだけで、アイエフ達、人間グループ頑張れば勝てる!」紅夜「俺たちは?」空「とりあえず逃げるか命乞い」紅夜「(空をここまで言わせる空亡って一体どんな奴なんだ?)」(燐)
藾弑サン>空「…………」紅夜「空に対してその話題は禁句になるな一瞬で無口になって儚い表情で明後日を見始める」空「思えばあれが僕の初恋……だったなぁ」紅夜「えっと……いい出会いがあるさ!」空「殺すよ?」紅夜「(あれ墓穴掘った?)」(燐)
ユウ「お願いですから神殺しだけはやめてください。僕までカテゴライズされてしまいます。」 なんという保身!!更新頑張ってくださいな。(トマト畑)
レイさん(´;ω;`)(駆蘭)
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