真・恋姫†無双 魏の三剣人 (第四章)
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一刀が華琳の家臣になって、二週間が過ぎた

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華琳「まったく異常だは、この数は」

 

秋蘭「二日に一回と言う状態ですからね」

 

華琳「ふう」

 

秋蘭「華琳様、少しお休みになった方が良いのでわ?」

 

華琳「そう言う訳には行かないは、今は一刻を争うもの」

 

秋蘭「そうですね」

 

華琳「そう言えば、一刀は?」

 

秋蘭「姉者と共に、兵の調練です」

 

華琳「そう・・・調練?一刀が?」

 

秋蘭「はい、自分から進んで」

 

華琳「そう、頑張っている様ね」

 

秋蘭「はい♪」

 

華琳「嬉しそうね?」

 

秋蘭「ええまあ、弟が褒められるのは、姉として嬉しいですから」

 

華琳「やれやれ、春蘭もそうだけど、あなたも存外弟離れ出来そうに無いわね、秋蘭?」

 

秋蘭「否定はしません、華琳様、そろそろ軍議の時間です」

 

華琳「あらもうそんな時間?春蘭と一刀を呼びなさい」

 

秋蘭「はっ!」

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一方その頃一刀達は

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春蘭「押し込め!!」

 

兵達「「「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」

 

一刀「無理に戦おうとするな!!倒すのではなく、生き残る為の動きをしろ!!」

 

兵達「「「おおおおおおおお!!!!!!」」」

 

一刀「うん?」(日が傾いたか、そろそろ終わりだな)

 

春蘭「一刀!何を余所見をしている!!」

 

一刀「姉さん、そろそろ軍議の時間だ」

 

春蘭「うん?そうか、そこまで!!午前の調練は此処までとする!!」

 

兵達「「「はっ!!」」」

 

一刀「各自、十分な休憩と食事を取るように、解散!!」

 

そう言い残し、一刀と春蘭は、王座の間に向かった

 

 

春蘭「しかし一刀、何故二人一組で戦わせるのだ?」

 

一刀「生存本能を強くする為さ」

 

春蘭「生存本能?」

 

一刀「生き残りたいと思う感情の事だよ、死を恐れない兵なんて死兵でしかない、そんな兵では、どれだけ調練しても強くならないからね、それに二人一組になって戦う事で、仲間意識が強くなるからね」

 

春蘭「う、うん?」

 

一刀「つまり、絆が強くなるって事」

 

春蘭「そうなのか?」

 

一刀「ああ、それにしても此処最近は出撃が多いからね、どれだけ新兵が入って来ても、時間が足りないよ」

 

春蘭「それは仕方ないだろう」

 

一刀「何か効率の良い方法を考えないと」

 

春蘭「それは、そうだが」

 

一刀「せめて軍師が居ればな」

 

春蘭「お前がやれば良いだろう?」

 

一刀「春姉、確かに兵法書はよく読むから、軍師みたいな事はしてるけど、所詮は付け焼刃程度だよ」

 

春蘭「そうか、一刀が言うんならそうなのだろうな」

 

一刀「どこかに居ないかな、軍師・・・」

 

春蘭「そんな簡単に見つかったら、苦労はせん」

 

一刀「そうだよな、こんな事ならあの時・・・」

 

春蘭「あの時?」

 

一刀「いや、何でもない!?」

 

春蘭「???」

 

兵「夏候惇将軍!?夏候恩将軍!?」

 

一刀「ッ!?如何した?」

 

兵「たった今報告が入りまして、前に出撃した付近で、再び賊が現れたと!!」

 

春蘭「何だと!?どの付近だ!?」

 

兵「報告では、惇将軍が出撃した場所と」

 

春蘭「馬鹿を言うな!!あの時全滅させたはずだ!!」

 

一刀「他から流れて来たんだろう」

 

春蘭「くそ!!」

 

一刀「引き続き情報を集めてくれ」

 

兵「はっ!」

 

春蘭「一刀・・・」

 

一刀「春姉、落ち込むのは後だ、今は孟徳達の元に」

 

春蘭「おう!」

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王座の間

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バン!

 

 

一刀「孟徳!!」

 

華琳「来たわね、その表情だと、既に聞いたかしら?」

 

春蘭「華琳様!!本当なんですか、私が前に討伐に向かった場所に再び賊が現れたと言うのは!?」

 

華琳「本当よ」

 

春蘭「ッ!?」

 

秋蘭「姉者、一刀、華琳様は、これを直ぐに討伐に出る」

 

一刀「孟徳が直々に?」

 

華琳「当たり前でしょう、私の目の届く範囲で暴虐をする様な塵は処分しなければいけないは!!」

 

一刀「参ったな、直ぐ出せる兵は、そう多くないぞ」

 

春蘭「一刀の新兵は、訓練の直ぐで疲れているからな」

 

華琳「疲れている兵は、置いていくは、春蘭!秋蘭!貴方達の兵を連れて行くは!直ぐに準備を!」

 

春蘭・秋蘭「「御意」」

 

華琳「一刀には留守を任せるわ」

 

一刀「御意」

 

その言葉を最後に、各員準備に入った

 

 

一刀「いくら人手不足だからって何で俺が帳簿取りに行くんだよ」

 

一刀は、今華琳の命令で、兵糧の帳簿を取りに行く途中だった

 

 

一刀「さてと、監察官は誰だ?」

 

???「ちょっとあんた!」

 

一刀「えっ?・・・あれ?今声がした様な気がしたんだけど?」

 

???「下よ!!下!!#」

 

一刀「下?・・・お前か?」

 

一刀が下を見ると、猫耳のフードを被った少女が居た

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???「用が無いなら邪魔よ!!」

 

一刀「用事は有る、兵糧の帳簿を貰いに来たんだ、監察官に会いたい」

 

???「私よ監察官は、ほらこれが帳簿よ」

 

一刀「どうも、どれどれ・・・ッ!?・・・お前名前は?」

 

???「荀ケよ」

 

一刀「!?・・・そうか、付いて来い、お前に会わせたい人が居る」

 

荀ケ「貴方は?」

 

一刀「夏候元才」

 

荀ケ「!?・・・行きます」

 

一刀「こっちだ」

 

一刀は、華琳達の居る場所に荀ケを連れて行った

 

 

華琳「一刀はまだ?」

 

秋蘭「まだ見えませんね」

 

春蘭「おっ!やっと来たか」

 

一刀「お待たせ、孟徳」

 

華琳「・・・一刀、誰かしらその子?」

 

一刀「優秀な人材だから連れて来たんだ、理由はこれだ」

 

華琳「帳簿?・・・これの何処が優秀なのかしら?」

 

秋蘭「如何したんですか、華琳様?」

 

華琳「半分しか用意してないのよ」

 

春蘭・秋蘭「「はぁ!?」」

 

一刀「春姉、さっき話してたよなあ、軍師が必要だって」

 

春蘭「えっ、ああ」

 

一刀「この子は、恐らく半分の兵糧で済ませる為の策が有る、そうでなきゃ、こんな自殺行為、孟徳相手にやらないよ」

 

華琳「成る程ね」

 

一刀「孟徳、この子を試してみてくれ多分、いやこの先孟徳の道を切り開く力になると思う」

 

秋蘭「軍師の才が有ると?」

 

一刀「俺はそう思ってるよ秋姉、まあ最も、決めるのは孟徳だけどね」

 

華琳「良いわ一刀、そこまで言うなら見極めてみましょう、貴方名前は?」

 

荀ケ「姓は荀、名はケ、字は文若、真名は桂花です」

 

華琳「では、私の真名華琳を預けましょう、貴方達も預けなさい」

 

春蘭「春蘭だ」

 

秋蘭「秋蘭だ」

 

一刀「一刀だよ」

 

桂花「よろしくお願いします」

 

華琳「そろそろ時間ね、一刀留守は任せるわよ」

 

一刀「はっ!」

 

春蘭「総員騎乗!!」

 

春蘭の掛け声で、全員が騎乗する

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華琳「これより愚かな賊の討伐に向かう!!敵を自分達と同じと思うな、命を奪い、金を奪い、そして食料を奪い去り生きる希望を、生きる意味を奪う獣達を根から絶やす!!全員奮起せよ!!」

 

兵達「「「おおおおおおおおおお!!!!!!」」」

 

一刀「これが、覇王の号令か・・・悪くない!」

 

一刀は、その背中を見えなくなるまで見つめていた

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説明
皆さんどうも、カイです。
今回は、皆さん大好きの、猫耳軍師の登場です!
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コメント
kyouさん そのあたりは、何とか善処します(カイ)
クォーツさん デレを期待ですか、ちょっと難しいですね(カイ)
namenekoさん 何処の言葉ですか?(カイ)
アルヤさん フラグについては、ご想像にお任せします(カイ)
ここまで一気に読ませて頂きました。久々に読んだ魏√作品ですが、一刀が面白い位置にいて良いと思います。…ただ気になる事が、「は」と「わ」が語尾につく台詞の時の双方の使い方ですが…ここまで結構な数間違いがあるので、そこだけを注意して頂けるともっと読みやすくなると思います。この先の展開、期待しています^^頑張ってください。(kyou)
執筆乙です。意外と桂花が素直だ。桂花の策を見破った一刀には何か桂花からのご褒美は・・・デレだといいなぁ 次作期待(クォーツ)
あの思わせぶりな言葉はなんだ?(VVV計画の被験者)
一刀は行かないのか。何かが起こるフラグが立ったな。(アルヤ)
氷屋さん さあ、どうでしょう?(カイ)
mokiti1976-2010さん まだまだです(カイ)
本郷 刃さん その内・・・(カイ)
ロドリゲスさん はい、留守番です(カイ)
これは留守番してるところに何かが起こるとみたw(氷屋)
おや?ここでは桂花はあまり一刀に対して悪感情があるようには見えないですね。(mokiti1976-2010)
桂花の反応を見るに、最初の一刀への印象は戦友といったところでしょうか?原作のような眼では見ないといいけど・・・。(本郷 刃)
猫耳軍師キターーーでも、一刀お留守番なのねwwww(ロドリゲス)
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