IS 世界を守る者 EP16実習 |
グラウンド。
現在実技授業という事でISスーツを身に包んでいる生徒達が居た。
因みにジンヤと一夏のISスーツはタイムレンジャーのインナースーツ(赤)がモデルである。
「それではまず戦闘実戦を開始する!オルコット!凰!手本を見せてみろ」
千冬の言葉にセシリアと鈴は前に出る。
「わたくしが鈴さんと戦えば良いんですか?」
「いや、お前達の相手は…」
「きゃあぁぁあああ!?どいてくださ〜い!!」
すると、そこにISを纏った真耶が落ちてきた。
そこに着崩した黒スーツ姿のラウが真耶をお姫様抱っこした。
「大丈夫か?真耶」
「あ、ありがとうございます///ラウさん…」
「ラウ兄?!何でココに?」
「忘れたか?ジンヤと一夏の警護がオレの仕事だ」
「兄さん、後ろ…」
ラウが後ろを振り向くと…
「ハアハア、2人のお兄さんカッコ良い〜」
「腐腐腐腐、お兄様とのイチャラブのシナリオを思いついたわよ…」
「それ、急いで漫画研究部に依頼して!」
それを見たラウは少し呆れながらも真耶に言った。
「真耶、とりあえず落ち着いて頑張れよ!」
「はい!頑張ります!」
そして、真耶VSセシリア&鈴の戦闘実戦が開始した。
簡単に言うと、真耶が2人を撹乱して仲間割れを起こすと、その隙にグレネードで2人を倒した。
そして、ジンヤ、一夏、セシリア、鈴、シャルル、ラウラ、簪がリーダーのグループでの実技が始まった。
「神崎くん、色々教えてね♪」
「分からないから丁寧にね」
「後で補習もお願いできるかな?」
「夜の方もお願いね♪」
ジンヤは頭が痛くなりつつも言った。
「まず、最初に言うけど、今回の実技で一番良い点を取った人にはご褒美をあげるよ」
その一言で騒ぎ始めた。
「え、ご褒美?!」
「なんなんだろう…」
「デートかな?」
「いやいや……神崎くんの初めてかも…腐腐腐腐」
「…ご飯のおごりだよ」
呆れつつも実習を始めた。
ジンヤは丁寧に教えていき、一夏の方は基本的な事をじっくり説明していてシャルルも丁寧に説明していた。
なお、空飛び上がったり、地面を掘り進んだり、ブレイクダンスぽい事が始まっているのは気のせいである。
すると、ジンヤはラウラの方を見た。
「あの…これをどうすれば良いの?」
「知るか」
もはややる気ゼロである。
すると、ラウラに聞いた女子がべそをかき始めた。
「ゴメン!ちょっと待っていてね!」
そう言うと、ジンヤはべそをかいている女子に優しく話し掛けた。
「ねえ、大丈夫?」
「………うん」
「この場合は落ち着いて基本を思い出してみて、因みに僕は最初は思いっきり酷かったからね…」
その女子がきょとんとしていると話しを続けた。
「僕が動かした時は勝手に空を飛び上がり、海に潜り、挙句の果てに武器庫に立て篭もり、暴走しちゃってさ…だから、キミは落ち着いて動かしてごらん」
そして、女子は落ち着きながら基本を思い出しながら動かした。
そこにラウラがジンヤに攻め寄って来た。
「貴様、何のつもりだ!」
「教えただけだよ?仕事をサボったキミに言われたくないよ」
「貴様ッ!!」
ラウラは怒り心頭にISを展開しようとするがその前にナイフを首元に突きつけられた。
「接近戦では銃よりナイフの方が早い」
「くっ…貴様……」
そして、ジンヤは呆れながら言った。
「所でキミの尊敬する織斑千冬は確か、ドイツで教官していたんでしょ?」
「ああ、そうだ。それがどうしたんだ?」
「教官というのは分からない人に詳しく教えるものでしょ?キミのやった事は逆じゃない?」
その言葉にラウラは何も言えなかった。
そして、実技も終わり放課後…
ジンヤは校舎の屋上で三味線を取り出して引いていた。
すると、右腕のジャンボットが叫んだ。
『ジンヤ、侵入者だ。数は3人だ!』
「お客様か…僕なりのおもてなしをするか」
そう呟くと、ジンヤはその場所へ向かった。
説明 | ||
今回は実習のお話。 それでは… ゆっくりしていってね! |
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