記憶のライダー01 Mの邂逅/ここは風都!? |
「ふぃ〜、買えて良かったよ、ロストドライバー!
さぁて、食玩のガイアメモリでも一緒に買っときますか!」
ライダー、ラノベやアニメなんかが大好きな僕は
今日再販されたロストドライバーをデパートに買いにきて、首尾よく購入に成功。
そして食玩のガイアメモリを手に取ったとき、とんでもないことが起きた。
いきなり地面が揺れだしたのだ。
「な、なんだ!地震!?うわっ、足元が!!」
そして、足元の床に穴が開いて僕は落ちていった。
記憶のライダー・第一話:Mの始まり/ここは風都!?
「う、うぅん…」
デパートの床に開いた穴から落下したあと、気がついたら僕はとんでもないところにいた。
「…ここ、どこ?ってあのタワーは!?」
そこにあったのは巨大な風車のついたタワー。つまりここは。
「…風都、なの?」
そしてその時、遠くから悲鳴が聞こえてきた!
「ッ!なんだ!?…まさか!」
僕はそちらのほうへと走っていった。
とあるスタジアムの横の広場。そこでは、T-REXドーパントが破壊活動を続けていた。
「ハハハハハ!俺という選手を採用しなかった球団など必要ない!崩れてしまえ!」
破壊を続けるドーパント。しかしそこへ駆けつける一人の男が。
「おっとそこまでだ、ドーパント」
そしてドーパントとスタジアムの間に立ちはだかる。
「復讐なんて、やっても空しいだけだろうが!」
「うるさい!邪魔をするならお前も噛み砕いてやる!」
そう叫び、牙をむく
「ちっ、やっぱ話は聞かねぇか…仕方ねぇ、フィリップ!」
『ああ、翔太郎。行くよ』
[CYCLONE!]
「頼むぜ、相棒」
[JOKER!]
「「変身!!」」
[CYCLONE!][JOKER!]
地球の声、ガイアウィスパーと共に彼らは変身した。風都を守る「仮面ライダー」に
「貴様らは!?」
「俺たちは」
「二人で一人の仮面ライダー」
『さぁ、お前の罪を、数えろ!』
そのスタジアムの近くの物陰でその戦いを見ていた僕は、その光景を目撃していた。
「あれが、本物のダブル…」
すると、僕の持っているバッグの中から、
[MEMORY!]というガイアウィスパーが鳴り響く!
「え…!?メモリーメモリ?こんなのは持ってなかったはずだけど・・・まさか。」
そして僕は、バッグの中から剥き身で入っていたロストドライバーを取り出した。
「ちゃんと箱に入っていたはずなのに出てる。
それに材質も金属になってる…試してみるか…変身!」
[MEMORY!]
そして僕の周りを地球の記憶が取り巻き、僕も変身を遂げていた。
まるで地球の記憶の結晶のような緑のクリスタルカラーの装甲の、
仮面ライダージョーカーのような姿のライダーへ。
「これが…仮面ライダーの力。よし!」
僕は、その姿でドーパントとダブルの方へと駆けていった。
「どうしたどうした!?風都を守る仮面ライダーとやらの実力は、その程度のものか!!」
そのころWは、T-REXドーパントのパワーに圧倒されていた。
「クッ、こいつ、明らかに今までのドーパントより強ぇぞ、フィリップ!」
「これは…メモリとの適合率が高いのか?実に興味深い。」
「フィリップぅ〜!今はンなことはいいだろうが!とっとと対抗策を考えてくれ!」
そんなコントを繰り広げながらT-REXの攻撃をかわし続けるW。
しかし、WにT-REXの尾が振り下ろされる!
「やべぇ、かわし切れねぇ!」
「させません!」
その声とともに、横合いから緑に輝く腕が伸びドーパントの尾を弾き飛ばした。
「お、お前は?」
「お、お前は?」
翔太郎さんがこっちを見て呆然としている。まぁ、当たり前だけど。
「大丈夫ですか、W!」
「僕たちのことを知っている…一体、何者なんだい?君は」
「僕は通りすがりの仮面ライダー…じゃなかった、仮面ライダーメモリー!
あなたたちに協力します!」
僕はドーパントを殴り飛ばしつつ、ダブルに呼びかけた。
「メモリー…『記憶』の記憶?おもしろい」
「だからどうでもいいだろフィリップ!メモリー、協力助かる!行くぜ!」
「はい、行きますよ!」
そう答えつつ、僕はひとつの疑問を感じていた。
(なんで、僕にはこのメモリの力が判るんだ…?)
そうこうしているうちに、Wの本領が発揮される。
「メモリチェンジだ、フィリップ!」
「このドーパントの硬さには、このメモリだ」
[HEAT!][METAL!]
ガイアウィスパーと共にWのカラーリングが変更され、メモリチェンジが完了した。
「仮面ライダーダブル・ヒートメタルか。だったらこっちも!」
そう言い、僕はマキシマムスロットの『ウェポンスロット』にメモリーメモリ一度セット。
[メモリー!]
すると、グリーンクリスタルカラーのエンジンブレード、
『メモリーブレード』が降って来て僕の横に刺さった。
「一気に決めましょう、ダブル!」
「ああ、行くぜフィリップ!」
「オーケー、翔太郎。メモリブレイクだ!」
W、メモリー双方の武器にガイアメモリを装填。
[METAL!MAXIMUMDRIVE!]
[MEMORY!MAXIMUMDRIVE!]
『メタルブランディング!』
「メモリーデリーター!」
ダブルが炎を纏ったメタルシャフトでドーパントを吹き飛ばし、
それをメモリーが緑色の閃光を放つメモリーブレードで叩き斬る。
「ぐあぁぁぁぁぁぁ…」
T-REXドーパントを倒した僕は、Wに声をかける。
「やりましたね、翔太郎さん、フィリップさん」
「おい、お前なんで俺たちの事知ってるんだ?」
「それに、そのメモリとロストドライバーはどうしたんだい?」
「ああ、そうですね。まずは、変身を解除します。」
そして、変身をといた僕は二人に自己紹介をした。
「僕の名前は、星雄 聡里(ほしお さとり)です。はじめまして、仮面ライダーダブル。
そして、これからよろしくお願いします」
こうして、地球の記憶を巡る「本来とは違う」Wの物語が始まった。
To Be Continued...
説明 | ||
この小説は、仮面ライダーW世界をベースに、 様々な要素を混ぜた小説となっております。 原作キャラ登場、別作品とのクロス、 オリジナル設定多数となっているので、 それらが苦手な方はご視聴をお控え下さい。 それでもよろしい方は、どうぞご覧ください。 |
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