超次元ゲイムネプテューヌmk2+ BlackFateその14
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〜午後2時3分 ルウィー教会〜

 

「ぎあちゃん、遅いですね…。」

 

がすととコンパがアイエフを背負いルウィー教会に駆け寄り、アイエフがルウィーの病院に搬送させ既に二時間が経過していた。

 

ルウィー教会で休む二人は、くつろぎながらネプギアを待っていた。

アイエフの傷は致命傷を避けていると言ってもバッサリ斬られており、十分に死ぬ危険がある。

よって救急搬送で手術中。生きるか死ぬか。二時間たっても未だ不明。

 

「どうせ寄り道してるんですの。ああいうの、被保護者がいないと何もできないタイプですの。」

「大体あってるかもしれないから変な感じです……。」

 

バァン、と扉が強く開かれた。

コンパが様子をうかがうと、やたら長い刀を背負ったネプギアがそこには立っていた。どう見てもアンバランス。

 

「…コンパさん。」

「ぎあちゃん…大丈夫です?」

「はい。無事にゲイムキャラも回収できました。」

「でもぎあちゃん、血だらけです…。」

「はい。変な機械に沢山襲われちゃって…結構骨も折れてるかもしれません。」

「……!ぎあちゃん!横になるです!」

 

本人の言うとおり、ネプギアの身体の節々には打撲跡があり、破れた服からは血も流れ出ている。

なのにネプギアは平気な顔をしている。まるで何もなかったかのように。

このネプギアの状態に、コンパは少なからず嫌な予感を抱いていた。

まるで、道を踏み外したかのような。

 

「大丈夫です。私の力不足だったんですから。」

「力不足でもなんでもいいから治療するです!」

 

コンパがネプギアを手頃なソファに押し倒し、治療を始めた。

文上では何やら卑猥ではあるがやってることは治療である。治療である。

 

「平気だって言いいましたのに…」

「…ぎあちゃん、痛覚を切ってるですね?」

「……」

「ぎあちゃんやねぷねぷみたいに女神にとってわたしたちは邪魔かもしれないです。役者不足かもしれないです。でも心配なんです。それだけは、わかってくださいです。」

「………。」

 

コンパの説教(と治療)を横目に、がすとは思慮に耽っていた。

アイエフの負傷、ネプギアの(見るからに)暴走。

自分自身の目的の前にまず女神が全滅するのではないかという心配ががすとの頭を過っていた。

 

「連絡は無い…フロムの奴何やってるですの…。それにファルコムも…むー……。」

「ねーねー。」

「…!?なんですの?」

 

一瞬集中をさえぎられ驚くがすと。

次の瞬間には平然と表情を戻していたものの、独り言を聞かれたか、と内心焦っていた。

集中を遮ったのはロムとラム。がすとを不思議そうに見つめていた。

 

「何一人でぶつぶつ言ってるのー?」

「きさま、なにをたくらんでいる……?」

「別に、遠い友人のことを考えていたんですの。」

「とおいゆうじん?」

「そう。ラステイションなりリーンボックスなりにいる友人ですの。最近連絡の一つもよこしやがらなくて困ってるですの。」

 

やれやれ、と肩を落とすがすとに同情したのか、ロムとラムががすとに抱きついた。

ロムとラムが子供扱いされてるため忘れられがちだが、実はがすとの方が身長が低い。(がすと:112cm、ロムラム:132cm)

そのため、傍から見れば大きめのぬいぐるみに抱きつく幼女*2である。

 

「…なんで抱きつくですの」

「だって友達とおはなしできないんでしょ?」

「ともは、だいじにしろ・・・。」

 

何故か哀れまれているがすと。本人も不思議で仕方ない様子。

 

ネプギアも包帯でミイラにされ、教会謁見の間はかなりシュールな場所と化していた。

また、このシュール空間はミナの羅刹瞬極拳(踵落とし)がラムに直撃するまで続いた。

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〜午後0時41分 リーンボックス教会〜

 

「チカさーん。」

「留守ですかね?」

 

ゲイムキャラ他諸々を持ちかえったユニ一行。

リーンボックスの教会に戻ったものの、誰もいなかった。

 

「とりあえず、適当にブランさん置いといて。そのうちチカさんが「わたくしがどうかして?」わひゃぁっ!?」

「……!!!!????」

 

突然後ろに現れたチカに反応し、ユニが奇声を上げる。その声に5pb.の目が一瞬乱れた。

 

「な、い、いつから…!?」

「最近気配を消す術を学んでいたから試してみましたわ。」

「どんな術よ……。と、とにかく。色々やってきたわよ。」

 

 

ユニが事情を話すと、チカは不満そうにブランを見ていた。

 

「…お姉様は?」

「いないわよ。ユーリ・・・ブランさんしか。」

「…。ゲイムキャラを回収させたのです。必ずお姉様を助けだしなさい。」

「貴様に言われずとも……!」

「はいはい、噛み付かないの。」

 

チカを威嚇するネロを落ち着かせ、教会を後にする一行。

また、いつの間にかいたケイヴに5pb.が攫われ、リーンボックスに来たときと同じ三人になった。

 

「とりあえず、これからどうするんです?」

「まずはプラネテューヌよ。ネプギアに度胆をぬかせるためには先回りしないといけないし。」

「…まさか、また空の旅ですか?」

「ネロ。今度は一人で飛びなさいよ。」

「…う、はい。」

 

ユニとネロが女神化し、ユニが日本一を担いで空に揚がった。

 

二度目の空の旅、ユニとネロは比較的慣れていても日本一はどうにもなれなかった。人間地に脚がついた生活が一番である。

 

「さて、プラネテューヌってどっちだっけ?」

「方向わからないんですか…?とりあえず北西では?」

「で、その北西はどっちだ人間」

「…方位磁石とか、ありません?」

「無いわよ?」

「無いな。」

「……」

「……」

「……」

 

現在三人がいるのは、リーンボックス〜プラネテューヌ間海上。

三人の高度ではリーンボックスもプラネテューヌも、それどころか陸地すら一切見えない。

 

 

海上で女神二人とヒーロー一人、まさかの遭難である。

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〜本日のキャラ紹改〜

 

がすと:徐々に謎(笑)が増える謎幼女。フロムとファルコム…一体何者なんだ(棒)

 

コンパ:実はこの作品、全体的にキャラ性能がインフレしています。コンパの能力は傷や疲労などの状態を見抜く観察眼。地味。

説明
※短い
※手抜き
※低クオリティ

これは酷い作品。
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コメント
>ロージュ&ミヤウエ御中 ネプギア「力がないと何もできません。痛がっても力なんて手に入りません。痛みなんて、いらないんです。」がすと「もっともっぽく言ってるけどダメだこいつですの。」フロム「痛みはともかく恐怖は必要だぞ。危険察知のようなものだしな。」ネロ「えっ」フロム「えっ」(リアルではおぜうタイプ@復帰)
>クリケット氏 がすと「小物の悪魔(失笑)にはわからない考えがあるんですの。脳筋は黙ってろですの。」フロム「ぶっちゃけ殺すことしか頭にないよな。悪魔でも二流悪魔なんじゃね(笑)」ネロ(こいつらの煽りスキルはどこからくるんだ)(リアルではおぜうタイプ@復帰)
>ツバキちゃん ネプギア「別に、痛みなんてどうってことありません。その気になれば完全に消しちゃえるんです。」フロム(バーサヤカー…)がすと「ちなみに普通首刈られると死ぬですの。」(リアルではおぜうタイプ@復帰)
そういや昔読んでたマンガで痛覚無しとかあったなぁ。でも、痛覚って人間にたいしていろいろ大事なこと知らせてくれるんですよねぇ。今のネプギアには邪魔かもだけど。(柏中ロージュ&ミヤウエ)
キャラ性能のインフレ化はこっちの小説でも深刻化しそう……。 氷室「まだ俺も全力で闘ったこと無いしな。」 ネプギア痛覚オフとかすげぇ……。 氷室「俺にはできないしやりたくも無いな。がすと達の目的の前に女神全滅? 俺は一向に構わないけどな。」 そう思ってんのはお前ぐらいだから。(クリケット)
ヴァイス「一応、ウチも一部キャラは改変されてたりする。まだ出番のない人(?)達だけど」 アリス「痛覚オフですかー…アレやると気を抜いた瞬間意識が飛びそうになる事があるんですよねぇ。主に無茶した時なんか」 ヴァイス「(できるんだ…)…首刈っても痛くない?」 アリス「痛い痛くない以前に息絶えると思います」 ヴァイス「そう…」(風音ツバキ)
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