桂花エンドアフター 第4話 一刀、呉に向かうのこと 前編 |
一刀「ふぁあ〜あれ?なんで俺、みんなと一緒に寝てるんだっけ?」
え〜と、確か昨日は宴を開いてもらって、その後に城に帰ってきた後に華琳が
城を出る前に侍女さんに湯浴みの準備を頼んどいてくれたから、湯浴みをして
サッパリしたし、疲れたから寝ようと思って、自分の部屋に行ったら、華琳たちが
待ち伏せしてたんだよな、確か。それで、4年ぶりにみんなと愛し合ったんだけど、
48手を全部やったんだよな、ユンケル飲みつつ。で、全部終わったら、みんなから
”ご主人さま”って、言われたから理性が限界を超えて、合計で48手を2回も
しちまったんだよな。
それにしてもよく腹上死にならなかったよな〜、俺。あぁ、それでみんな腰が抜けて、
動けないからここで寝たんだった。じゃあ、目が覚めたし、鍛錬でもするかな。
〜城壁〜
一刀「セッ、ッハ、ハァァァアアア。」
甑「おはようございます、隊長。朝から精が出ますね!」
一刀「おはよう、俺の世界・・天の世界では日課としてやってたし、やらないと腕が鈍るからね。
それはそうとどうしたんだ、こんなに朝早くに?遅番じゃないんだろ?」
甑「えぇ、今から雪蓮さま・・孫策さまに隊長が帰って来られたことを伝えに行こうと
思いまして。それで建業まで行くのに時間が掛かるので早めに出ようと。」
一刀「へぇ〜、孫策さんに真名を許してもらえるなんてすごいじゃないか。
それなら、ちょっと待ってて。」
甑「いえいえ、私は呉に隊長の想いを伝えて、そしてそれがたまたま私だっただけですよ。
(俺があの場に居たってことは伝えないほうがいいよな)」
一刀「そっか。よし、っと。これを貸してあげるよ。」
甑「これはなんですか、隊長?」
一刀「これは”式神”と言って、陰陽術を使って作ったもので便利なものだよ。
ちなみにそれは朱雀と言って、空から半刻ぐらいで建業に着くと思うよ。
降りる際は人が居ないところで降りてね、じゃないと妖と間違えられかねないし。
使うときは鳥を想像するんだ、分かった?」
甑「鳥ですね、分かりました。
ありがとうございます、隊長。では、行ってきます。」
一刀「あぁ、行ってらっしゃい。」
さて、朱雀の札に細工を加えたから、建業への行き方も自動でどうにかなるだろ。
それより、朝餉に行く前に”カラコン”入れないとな、誰かに見つかったら、なんか
言われそうだし………
桂花「あっ、一刀おはよう。昨日は頑張ったんだから寝てたら?……って、その目どうしたの?」
一刀「いや、ベツニナンデモナイヨ。」
桂花「だって瞳の色が黒から翠色に変わってるんだもの、どこか体の調子がおかしいの?
まさか、私たちのせいで・・」
一刀「そんなことないよ、これは陰陽術を使っているからこんな色になっているだけで
他にも氣を使ったら、蒼色になったり紅色にするから気にしないで、桂花。」
桂花「そう、良かったわ。それよりもなんでそんなに変わるの?」
一刀「俺にもよく分かんないんだけど、左慈曰く『陰陽術と仙術と道術、さらに氣を習得した
せいで体内のバランスが取れなくなっているんだろう、まぁ身体には影響がないから安心しろ』
だってさ、バランスは均衡って意味な。」
桂花「なるほどね、そろそろ華琳さまたちも起きられるだろうし、行きましょ一刀。」
一刀「俺はちょっとしてから行くから先に行ってて・・・って、引っ張るなよ桂花。」
桂花「い・や。折角、一刀と一緒なんだから長く一緒に居たいの、駄目?」
一刀「上目遣いなんてずるいぞ、桂花。わかったよ、じゃあ行こっか。」
桂花「うん、えへへ〜〜。」
まぁ、目のことは華琳たちにも説明したら分かってくれるだろうし、それに
桂花も可愛いし、それぐらいいいか。
まぁ、そんなこんなを思っていると部屋に着いたのだが、誰も居ない。
はて?どこに行ったんだろうか、まぁカラコンのケースを取って玉座の間に行ってみた。
一刀「部屋に居ないと思ったら、ここに居たんだ、みんな。」
秋蘭「あぁ、ごしゅj…一刀の部屋に長居したら、迷惑だろうと華琳さまに言われたのでな。」
春蘭「そうだ、悪いか一刀!…で、その目はどうしたのだ?」
一刀「これには色々と事情があるんだ。秋蘭、閨以外でその呼び方は駄目だよ、兵たちも
居るんだからね?守らないとオ・シ・オ・キだよ。」
秋蘭「申し訳ございません、ご主人様。」
一刀「分かってて言ってるんだ、秋蘭は。じゃあ、k」
華琳「私の前でいちゃいちゃしないでくれるかしら、ご主人様。」
一刀「華琳も悪い子だ。……って、冗談はそれぐらいにして。で、俺は今日は何をすればいいの?」
華琳「そうね、でもその前に聞いとくけどその目の色について話なさい。」
俺は桂花に話したことをそのまま伝えた、そうすると華琳は『はぁ〜』と安堵するような
声が聞こえた。
一刀「そういうわけで、実は俺の国…天の国からこれをもって来たんだ。」
華琳「その四角い箱は何かしら?」
一刀「“カラーコンタクトレンズ”という目に入れるものが入ってるんだよ。」
稟「それを目に入れるのですか、一刀殿?」
一刀「そうだけど、どうしたのみんな?そんなに青い顔して?」
風「いや〜、おにいさんが目に異物を入れるなんて変な行為をするんで、怖いのですよ。」
一刀「異物って。まぁ、天の国には一般的に使われてるし、使い方さえ忘れなければ大丈夫だよ。
これをこうやって・・っと。ほら、簡単。」
季衣「兄ちゃん、痛くないの?それって。」
流琉「そうですよ、兄様。それに忘れたらどうなるんですか?」
一刀「大丈夫だよ、全然痛くないし、忘れたら目の裏に張り付くんだったかな、だから
忘れないように、って意味。まぁ、慣れたから、そんなことは起きないよ。」
真桜「なぁなぁ、隊長。それってさ、作り方わからへん?なんか必要やないけど、
ウチの中の発明家としての血が、な。」
一刀「流石にこれは作れないよ。衛生管理も大切だし、硝子だから高価だろ?」
真桜「そっか、残念やわ〜。ま、他に色々と天の知識教えてな?」
一刀「了解、で沙和はどうしたんだ?そんなに目をキラキラさして?」
沙和「これを使えば、色々と雰囲気が変わっていいかもって思ったの〜。」
一刀「流石は沙和だな、確かに天の世界ではこれを使って、普段と違う服装を着たりしている
人をたまに見かけるよ。」
凪「隊長、氣を使えるのでしたら後でお手合わせをお願いできませんか?」
一刀「いいよ、俺の実力がどれくらいか気になるしね。」
霞「じゃあもちろん、ウチとも戦ってくれるよな〜一刀。」
一刀「別に構わないよ。じゃあ、武器も選ばないと・・」
華琳「話の途中で悪いのだけど、一刀。今日の貴方の仕事はみんなの面倒を見ることで構わない
かしら?」
一刀「あぁ、ありがとう華琳。じゃあ今から、早速」
『始めようか』と言う前に扉が開いた。
一刀「どうしたんだ甑、そんなに焦って?」
華琳「いきなり、扉を開けるの無礼よ。なにか言うことはあるのかしら?」
甑「申し訳ありません、曹操さま。実は呉王、孫策さまが隊長に会いたいと
仰ってきまして。」
華琳「そう、雪蓮が。どうする一刀?会いに行くにしても、それなりに日が掛かるわよ?
それにしても、確か祇栄だったかしら?どうやって、呉まで行ったのかしら?
宴が終わってから向かったとしても間に合わないと思うのだけど?」
一刀「それに関しては俺から言うよ。祇栄には式神といって、陰陽術で作ったものを
貸したんだよ。色々と便利で、祇栄に貸したのは長い距離を移動するのに適している
モノで“朱雀”っていうんだけど、一刻もあれば往復できるだんよ。」
華琳「やるじゃない。じゃあ、私たちも連れて行くなら構わないわ。・・・・一刀が誘惑
されないとも限らないし。」
一刀「最後になんて言ったの?聞こえなかったんだけど。」
華琳「何も言ってないから気にしないでいいわ。それよりもどうするの?」
一刀「俺は別に構わないけど。じゃあ、王様に会うんだし一張羅に着替えるかな。」
華琳「確かに今の服装は会うには相応しくないわね・・・・カッコいいけど。」
一刀「だよな〜、今着てるの道着だし。じゃあ、ちょっと待ってて。」
俺はそう言うと、玉座の間を出て、部屋に向かった。確か、聖フランチェスカの
制服の変わりになるようにって、買った白いスーツを持ってきてるはずなんだよな〜
〜桂花side〜
桂花「華琳さま、ちょっと話が・・・」
華琳「分かったわ、祇栄はちょっとの間、出てってもらえるかしら。」
甑「は。」
華琳「で、桂花どうしたの?」
桂花「実はさっきから一刀はとぼけているように見えますが、実はちゃんと聞こえてると
思われます。」
華琳「なっ!?それはホントなの桂花。」
桂花「はい、確かです。それよりも・・・」
華琳「それよりも・・・・なに?」
桂花「一刀の汗をペロペロしたくて、しょうがないんです!」
桂花以外「「「「「「「「「「「知らないわよ(がな)(です)」」」」」」」」」」
華琳「さっきから、黙ってたと思ったらそんなことを考えていたの!?」
桂花「はぁはぁ、実は・・・」
その時、扉が開く音がしたそこには私の愛するあの人の姿があった。
〜一刀side〜
一刀「どうしたんだ?そんなに焦って。」
秋蘭「いや、どうということはない。それにその服は前の服と似ているが似合っているぞ?」
春蘭「まぁ、馬子にも衣装というやつだな。普通ぐらいではないか。」
霞「テレながら言っても意味ないで〜、春蘭。」
季衣「兄ちゃん、とってもカッコいいよ。」
流琉「季衣の言うとおり、似合ってますよ兄様。」
稟「見とれている私をそのまま閨に連れて行って、昨日のように・・・ブーーーー」
風「とんとん、大丈夫ですか〜稟ちゃん。確かにこれは反則ですね〜」
桂花「・・・・・・」
華琳「似合ってるわよ、一刀。・・・桂花、どうしたの?ねぇ桂花ったら?」
真桜「華琳さま、気失って昇天してるんとちゃいます?凪みたいに。」
凪「・・・・・・」
沙和「凪ちゃんも桂花さまも幸せそうなの〜。」
一刀「みんな、ありがとう。その二人が目を覚ましたら、行こうか。後、稟も目が覚めたら。」
華琳「そうね、みんな。準備を終えたら、ここに集合で、3人の分はしょうがないから
みんなで分担して準備して頂戴。では、解散。」
みんなが玉座の間から出ると華琳は俺の横に来た。
一刀「どうしたんだ、華琳?」
華琳「どうしたんだ?じゃないわよ。そんな服着るなんて反則よ。
さぞかし、天の国ではモテてたんでしょうね?」
一刀「そんなことないよ、告白なんてされたことないし。」
華琳「そう、こんな良い男をほっとくだなんて天の国の女は見る目がないのね。」
一刀「それよりも俺は皆を愛しているから、関係ないさ。」
華琳「恥ずかしいこと言わないで///」
あとがき どうも、ma0です。 いや〜テスト中なんで更新が遅くなってすいません。
それにしても華琳の出番が多いのはしょうがないよね、一応これは
桂花ほかツン子がデレる魏エンドアフターだし(言い訳風に)
さて、今回書いた“カラコン”はフラグです、そのためだけに
一刀の目の色が変わる設定を加えたぐらいですwww
誤字脱字または感想がございましたら、コメください。
説明 | ||
タイトルをつけるの辞めようかと思うこの頃 1話完結できなかった(^^;) |
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コメント | ||
YYT-ZUさん、変態はツン子のうち桂花のみが所有するスキルです!( ー`дー´)キリッ(帽子屋) 桂花の変態化は完全に予想外でした。まぁ元々が変態でしたからね〜。毎回、楽しく読ませてもらってます。(YYT-ZU) 苦労もしてますよ?ww お後が宜しいようで(帽子屋) 本郷 刃さん、ユンケル+6年分でも一般人なら無理そうw(帽子屋) 神木ヒカリさん、訂正しました。 やっぱり、桂花は変態じゃないと(ぇww(帽子屋) まさか、桂花が一刀に対してデレだけでなく変態化するとは・・・・・・。これはこれで眼福ですけどねwwwそれにしても48手を2回とはこれまた大変な事を。『真〇恋』のヨンパ〇に対し、48×2=96なので96(くろう)と名付けてみてはいかがでしょうwww(本郷 刃) 誤字報告、みんながご主人様って、言われた→みんなからご主人様って言われたですね。 桂花、一刀の汗をペロペロしたいってw(神木ヒカリ) |
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