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最強の武 最凶の武 第23話
『地獄』
虎狼関前にずらっと並ぶ袁紹率いる連合軍、およそ40万人
一方虎狼関より出陣した一刀たち、およそ10万
その半数以上は華琳率いる元魏軍の兵たちだったが・・・
袁紹「さぁ華麗に進撃ですわよ、おーほっほっほ」
緊張感のない号令でゆっくりと動きだす連合に対して
突撃と号を発した割りにはまったく動かない董卓軍
連合がある程度進んだ時、関より何かが投げられ、連合に降り注ぐ
軍師たちは油かと警戒するが、油くさいなどの報告は一切報告されなかった
されなかったために・・・・進撃を続けてしまう
一刀「そろそろ、行こうか」
『はい(おう)!』
ようやく動き出す董卓軍
連合軍は配置万全で迎撃体制を取ってるが・・・
一刀「第一陣食い破れ!」
一刀の号令により、恋、春蘭、秋蘭、霞、戦華が敵に突っ込んでいく
万全の状態だったはずの連合軍前線が瞬く間に崩されていく
一刀「第二陣!」
第一陣がやや包囲されつつあるのを見てから、第二陣
季衣、流琉、凪、真桜、沙和、更紗、ヒトヤが戦場に突っ込んでいく
その中でも一人飛びぬけて早いヒトヤ
一人馬も使わず、戦場を駆け抜け蹂躙していく
第一陣と第二陣の投入で戦場はもはやこちら側に優勢となる
一刀「これで終わればいいのだけれど」
一人誰にも聞こえない声でポツリとつぶやく
その言葉に気がついたのは黄泉のみ
一方関内部では・・・
月「へぅ〜」
詠「いいのかしら」
桂花「いいじゃない、たまには」
真理「てわわ、ご主人様大丈夫でしょうか・・・」
音々音「恋殿が居るから心配ないですぞ」
軍師たちは関ないでお茶をすすっていた
ただ、周りに優秀な人材がいる故にできることだった
狛「・・・大分減りましたね」
一刀「そうだね、そろそろ退いてくれると助かるんだけどね」
華琳「麗羽の性格上、数で押してくると思います、一刀兄様」
一刀「そうか・・・仕方がないよね・・・これも避けられない戦いなんだろうね」
狛「一刀様・・・」
一刀「みんなを退かせる合図を・・・・それと烈火の準備を」
狛・華琳・華憐「はい」
一刀「・・・・」
空に上がる照明弾
上がるのを見たと同時に撤退を開始する董卓軍
あれが何を意味するのかわからず唖然と見つめる連合軍
董卓軍全員が関内に帰還したので、連合は勢いづいて関攻略を開始するはずだった
関から火矢が飛んでこなければ・・・・
・・・・後に地獄と呼ばれる惨状が目の前で繰り広げられる
おまけ
『ぎゃぁぁぁぁぁぁ』
『た、たすけてくれー!』
『死にたくねえ!』
たった100にも満たない火矢が飛んできただけなのに・・・
それだけなのになぜこんなことに・・・
連合の将や軍師は目の前で起こってる出来事に何も手がなかった
関から降り注いだ火矢の行き先はでたらめで既に死体となったからだに刺さったり
味方が密集する中に飛んできたりと予測がいまいちつかめなかったが、それより恐怖が待ってるなど知るよしもなし
たまたま火矢を掠めた味方の兵が突如燃え出したのだ
モチロン燃えてる本人は何が起きたのかわからず、ただ叫び声をあげて助けを求めるしかなかった
そのうちに次々に彼のような味方が増え、戦場は混沌となった
助けを求め、味方に近づくだけで無事だった人も連鎖で燃えていく
生きてる人間にだけ移るのかと思えば、死に体も轟々を燃えているではないか
それが単なる火ではなのはすぐにわかった、延焼時間が普通の火よりも長いのだ
体が燃えて助けるもの、助けを買って出て同じく燃えるもの、助かりたいために武器を振るうもの
ただ、武器を振るってもその武器さえ火に包まれ、結果として被害を増やすことになった
結果・・・・連合軍40〜50万の大部隊の半数が焼死体となってその場に眠ることとなる
戦場は関と連合軍の間、丁度真ん中に炎の壁ができ一切の進軍や攻撃が困難になっていた
ただ、それは連合軍側だけの話だと・・・この時はまだ・・・・知らないこと・・・
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行き詰ったら、過去作品を更新しようかと・・・ | ||
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↓ちょっとわからなくなってるし、護衛さんの作品は好きだから(たこきむち@ちぇりおの伝道師) なぜに?(護衛) ちょっと護衛さんの作品見直してくる(たこきむち@ちぇりおの伝道師) |
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