転生物語 第1章 遊戯王GX編 第1部 セブンスターズ×■■■■■編 第18話 |
第18話 野生決闘者 十代VS【SAL】
Side遊輝
「アニキ!アニキ!アニキーーー!!」
授業中のところに翔が大声を出して乱入してきた
一体何のつもりだ?授業の妨害か?
それはさすがにやめといたほうがいいと思うぞ
「どうしたんだよ、翔?」
「そうだ、授業の妨害ならよそでやってくれよ
俺も授業はまともに受けてるんだからさ」
嘘だけど、普通にゲームの事ばっか考えてる
後はデッキの構成とか
「そうじゃないっす!大変なんっすよ
あの衰弱していた万丈目君が行方不明になっちゃったんだって」
あの状態で!?
ずっとバーサーカー・ソウル怖いって言い続けてキャラ崩壊していた万丈目が!?
何でキャラ崩壊していたのかは知らないけど
原作ではあんなことなかったし、なんかのイレギュラーかもしれないけど
まあ、万丈目にはいい薬になったと思って気にしてなかったけど
それでもあの状態で行方不明に!?
「なんだって!?」
「あの状態でか!?」
俺たちが吃驚していると旧万丈目取巻きーズの声が聞こえてきた
「今朝早く、荷物まとめて逃げらしたって話だぜ」
「それってやっぱ三沢に負けたからか?」
「なんかだっせーよなあ」
「ガッカリだよ」
「負け犬は出て行けって感じい」
あいつ等、いくら万丈目が最低で下種で酷い奴だったからってそれはないだろ
お前たちはその万丈目の取巻きだったんだろう!
負け犬は出て行け?その負け犬より弱え手前らはいったいどうなんだ?
「なんだよあいつ等
昨日までは金魚の糞みたいに万丈目にくっ付いてたくせによ」
「全くだ、ああいうのをコバンザメっていうんだろうな」
全くふざけやがって!!
カードを捨てた万丈目も万丈目だがあいつらはそれ以下だ!
「ねえアニキに遊輝?」
「「ん?」」
「まさかデュエルに負けたのを苦に岸壁から身を投げる…何てことないよね?」
「馬鹿やろ!!そんな事ある訳ないだろ!」
「そうそうないない、あのプライドの塊の事だ
何処かで力尽けて復讐とかいって帰って来るんじゃないか?」
例えばノース校とか、ノース校とか、ノース校とか
イレギュラーなければ原作みたいに
ノース校に行ってるだろ
俺はそう言ったんだがやっぱり十代は万丈目の事が心配みたいで…
「よし、今だ!」
抜け道を使って授業をサボって抜け出してきた
しかしまあ、なんだったかなあ?
この後犯罪者に会うイベントが有ったような、無かったようなあ…
「授業サボってどこに行くつもりかしら?」
「それはお前たちもだろ天上院明日香とその取り巻き」
「「え!?」」
俺たちがホフク前進で抜け道を抜け服を叩いていると天上院達とエンカウントした
まあ俺は気配を探知してたから気付いていたが
そりゃ十代達は分かるわけないだろうけどな
「質問をしたのは私たちよ、先にそっちが答えたらどうかしら?」
「万丈目のやつを探しに行くんだよ
このまま放っておけないだろ
いいか?先生には内緒だぜ」
「いいけど一つ条件があるわ
私たちも一緒に行くわ、さっきの質問の答えもそれよ」
天上院明日香の目的も俺たちと一緒って訳か
「成程ねえ、お前たちもそれが目的で抜け出したと
レッドはともかくブルーは出なくてもいいなんてことないのに」
「そういう事よ、私たちもこのまま放っておけないと思ったのよ」
そんなこんなで天上院達とも一緒になって万丈目を探すことになった訳だ
無事だって知ってるけど俺も一様ね
「おぉぉぉおおい!万丈目ぇえええ!!」
「万丈目くぅうううん!!」
森の中に入って万丈目を探しているが当然見つからない
当然見つかるわけない、だって今頃海の上だもんな
だが、そんなことを知るわけない天上院は業を煮やして
「出てきなさぁああああああああい!!!
デュエルに負けたぐらいで雲隠れなんて情けないわよぉおおおおおおおお!!!」
わぁお!淑女らしからぬ怒鳴り声
おどけているけどこの大声のダメージが耳に響く
ティガレックスのバインドボイス、いやアカムトルムのソニックブラスト並みだな
懐かしいなあ、昔は修業で狩りに行ってたっけ
って、なんで大声でそんなことを思い出してんだ俺は!
「相変わらずきついな、お前」
「今の聞いてたら万丈目の心に槍が刺さるぜ」
――――神槍『スピア・ザ・グングニル』――――
ってな、と言うかあれ?今マジで何処かからかスペルカードが発動した音がしたような?
その頃、俺の知らぬところで
「ぐはっ!!なぜか俺の知らぬところで誰かが俺に致命傷を与えた気が」
なんてことがあったようだ
「あら、当然よ
ホント最近は軟弱な男子ばっかり」
「でも、きっと万丈目さんは違いますわ!
だってイケメンなんですもの!!」
えぇ……顔なの?顔なんだ
イケメンだからってそうとは限らないし万丈目はイケメンじゃないと思う
と言うかイケメンには残念な裏がある方が多いぞ
ハイスクールD×Dの木場とかまるでホモな男、マホオだし
フリードとか頭が逝かれてるしディオドラとか変態だし
この世界でもカイザーとか豆腐メンタルだし
「ええ…」
「なにそれ?」
十代も引いてるよ、翔は真顔で疑問形だな
「あんたこの間は三沢さんが素敵って
顔が良ければだれでも…」
「うふふふふふ…」
わ ら っ て ご ま か す な !!
「どうした?」
俺がそんなことを考えていると天上院に十代が質問をする
すると天上院は草むらを指さしながら…
「あそこ!今何か動いた!!」
「「「「ええええ?」」」」
お、ほんとだ
あそこらへんに動物の気配がする
でも人間の気配じゃないな
そしてしばらくすると天上院が指差している草むらが揺れる
「万丈目君だ」
「おい、万丈目か?俺だ、遊城十代だ」
違うぞ十代、万丈目の気配じゃねえ
というか人間の気配じゃねえ、言わねえけど
「いじけてないで出てこいよ、おい!」
そう十代が呼びかけながら俺たちが草むらに近づいていくと…
「ウッキー!!」
てれてれてれてれてれてれええええええええ!!
てれれれれええ!てれれれええええ!!てってってれ!
機械を装備したサルが飛び出してきた
ドラクエ8風に言ってみたかった、それだけ
「うわああああああああ!!!」
「「「「ひああああああああ!!!」」」」
皆悲鳴を上げてるけど何で?ただの猿だろ
と言うか猿?思い出した!!Super Animal Learningだ!
「ウキャキャキャキャキャキャ!!!」
「「「「「ひ!ああ!あああ!あああああああああ!!」」」」」
俺が遠くで離れているとなんか混戦になって猿が取り巻き1を攫って逃げて行った
ちなみに赤髪の方が取り巻き1、黒髪の方が取り巻き2
「な…なに?」
「猿…だったよね?」
「ああ猿だったな」
俺がそう二人の疑問に反していると黒服たちが現れる
偉そうな爺と鶏冠みたいな髪型の中年とサングラスをかけた奴の3人だ
「ああああああああああ!!」
「今度はなんなの?」
「逃げられたか」
十代の叫びと天上院の疑問の声を無視して周りを確認する黒服たち
するとどこからか取り巻き1の悲鳴が聞こえてきて
「まあジュンコさんったら、何時の間にあんなところに?」
「さっきの猿にさらわれたんだわ」
黒服たちは猿の姿をとらえると走って追いかけはじめた
それを俺たちも追いかけることにして走って追いかけはじめた
しばらくと言うかかなりの間猿と鬼ごっこをしているとついに猿が止まった
「いやああああああああ!!離さないで!怖いいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「もう逃げられないぞ!」
「麻酔銃で撃たれたくなかったら大人しく降りてくるんだ!」
崖から飛び出している木の上に猿と取り巻き1が
それに向かって銃を構えてる黒服達
どう見ても危ない連中だな
「ちっ!生意気に人質なんかとりやがって」
鶏冠男が舌打ちをする
それよりもさ、不法侵入者だよね君たち
「つうかあんたたちは一体誰なんだよ!」
「アニキ!あの猿デュエルディスク付けてるよ」
「あれはただの猿ではない」
「え?」
そりゃ見りゃ分かるよ
あんな機械普通の猿がつけているわけないもんな
「我々が訓練を重ねて育て上げたデュエリスト猿だ」
「デュエリスト猿!?」
どう考えてもバカの考え、愚の骨頂にしか聞こえない
何でデュエリスト猿なんて育て上げてんだよ
「その名もSuper Animal Learning
略してSALだ!」
「それだとSuper Learning Animal
略してSLAの方が正しいと思うぞ!」
「語呂だ!」
「さいですか」
語呂なんだ、文法的にはSuper Learning Animalだと思うけど
「博士!」
なんか鶏冠が爺を咎めてるな
そりゃ明らかに機密情報だしな
「つい口が滑ってしまったようだ」
「ちょっと待った!俺に任せろ!」
何をだよ!
「任せろ?君に一体何ができるというのだ!」
「勿論デュエルに決まってるさ」
「デュエルって…」
「成程ねえ、俺が勝ったら人質を解放しろ的な感じか」
「そういうことだぜ遊輝!
おおい猿!お前もデュエリストならここはデュエルで決着付けようじゃないか!!」
「ウキ!」
わあ、わあ、わあ
猿と話が通じてる!
「ああ、呆れた
猿とデュエルするってどんだけデュエル脳なの!」
「全くですわ、それだけ猿に近いって事かしら」
「猿の方が頭良いんじゃないの?
デュエルできるくらいだし、それより翔!ちょっと来い!!」
「え、なんすか遊輝」
俺は翔を連れていったんここを離れた
Sideout
Side十代
「俺が勝ったら人質を解放しろ!」
俺は今人生で初めての経験をしてる
猿とデュエルだぜ、信じられるか?
でもジュンコの命がかかってるからな、本気で行くぜ!
「ま、負けたら?」
負けたら?考えてなかったなあ
どうしよう?あ、そうだ!
「俺が負けたら、猿!お前は自由だ!!」
「そんなあ!意味分かんないわよお!!」
文字通り自由ってことだぜ
ま、それにさ…
「心配すんなジュンコ!俺は絶対勝つ!!」
少し猿は考えると「ウキ」って言いながらジュンコを木の上において崖の方に下りてきた
ジュンコは「下してよ」と言ってるけどそれを無視して近くの岩の上に乗る
そして猿はデュエルディスクを起動させた
「っへ、そう来なくっちゃなあ!
行くぜえ!デュエル!!」
【デュエル!!】
「ええええ!?」
「猿が喋りましたわ!」
「デュエルに関する言葉は全てプログラムされているのだ」
猿が人語を喋る?なんかわくわくしてきたぜ!
だけどここは負けるわけにいかないからな!勝たせてもらうぜ!!
「俺のターン、ドロー!」
フォレストマンも融合も無いのか、だったら!
「E・HEROエレメンタルヒーローエアーマンを攻撃表示で召喚!
その効果により俺はデッキからフォレストマンを手札に加えるぜ!
カードを1枚伏せてターンエンドだ!
さあ、次はお前のターンだぜ!」
「ウキ」
どんなデッキなんだ!すっげえ楽しみだな
「おねがあああああああい!早く助けてええええええ!!!」
【私のターン、ドロー!
怒れる類人猿バーサークゴリラを攻撃表示で召喚!】
「なに!?バーサークゴリラ攻撃力2000ポイントだと!」
【さらに二重召喚を発動!
これにより私は2回目の通常召喚を行えます!
私は2体目の怒れる類人猿バーサークゴリラを召喚!
1体目の怒れる類人猿バーサークゴリラでエアーマンを攻撃!】
4000−(2000−1800)=3800
「その瞬間、トラップ発動!ヒーロー逆襲!!
このカードは俺の場のE・HEROエレメンタルヒーローが戦闘によって破壊されたとき発動できるぜ!
お前は俺の手札をランダムに選択してそのカードがE・HEROエレメンタルヒーローだった時
お前のモンスター1体を破壊してそのモンスターを特殊召喚する!
どのカードを選ぶんだ?」
【一番右のカードを選択します】
「ラッキーだぜ!お前の選んだカードはE・HEROエレメンタルヒーローエッジマンだ!
俺はヒーロー逆襲の効果で攻撃していない方のバーサークゴリラを破壊してエッジマンを特殊召喚!」
【それなら私はカードを2枚伏せてターンエンド!】
「ピンチになったと思ったらエッジマンを出すなんて
さすが十代ね」
「全くですわ、運だけは相変わらず良いですわね」
運だって実力のうちさ!
「俺のターンだ!ドロー!!
エッジマンでバーサークゴリラに攻撃!パワー・エッジ・アタック!!」
【トラップ発動!破壊輪!!エッジマンを破壊します
更に速攻魔法発動!防御輪!
私に対する破壊輪のダメージをなくします】
「なんだと!?」
エッジマンは破壊輪にとらわれ締め付けられ爆散してしまう
その爆服はお互いのところに向かっていくけど猿の方は目の前に防御輪が現れてそれを防ぐ
強いぜこの猿、遊輝程じゃねえが強敵だぜ
3800−2600=1200
「だったらフォレストマンを俺は守備表示で召喚!
そしてマジックカード 一時休戦を発動!
お互い1枚ドローし次のお前のターンが終了するまでお互いが受けるダメージは0になる!」
破壊輪と防御輪のコンボは焦ったぜ
なんて凶悪なコンボを使ってくるんだ
「十代、貴方猿に負けるようなことになったらあなたこそ学園の笑い者よ」
「うっせえ、デュエルはまだこれからだぜ
さあ猿、お前のターンだぜ!」
【私のターン、ドロー!
3体目の怒れる類人猿バーサークゴリラを召喚
怒れる類人猿バーサークゴリラは攻撃できるとき攻撃しないといけないのでフォレストマンに攻撃しターンエンド】
「行くぜ、俺のターン!ドロー!!
俺はフォレストマンの効果でデッキから融合を加える!
そのまま融合を発動!
手札のバブルマンとフェザーマンを融合しE・HEROエレメンタルヒーローアブソルートZeroゼロを召喚するぜ!
更に速攻魔法 融合解除を発動!
アブソルートZeroゼロの融合を解除しバブルマンとフェザーマンを特殊召喚!!
そしてアブソルートZeroゼロがフィールドを離れた事で効果発動!
お前のモンスターを全て破壊するぜ!
疑似サンダーボルト!!」
相手のモンスターがすべて氷に変わり粉々に破壊される
どう見ても疑似サンダーボルトって技名じゃないんよなあ
単純で分かりやすいからこうしてるんだけど
【っ!?】
「バブルマンとフェザーマンでダイレクトアタックだ!
バブル・シュート!フェザー・ブレイク!」
4000−1000−800=2200
「ウキイイイイイイ!ウキ!ウキイイイイイイイイ!!!」
「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ!
見たか猿野郎!」
「ウキイ……」
「なんだ?もうへたれちまったのか?」
もうちょっと根性有りそうな気がするんだけどなあ
「はやくサレンダーをしてジュンコを返しなさい!」
「相手が猿だからと言って見くびると痛い目に合うと思うがね」
「え?」
見くびってなんかいないぜ
この猿は強敵だ、かなり強いぜ
「知っているかね?
人間よりも動物の方が精霊の声を聞く能力が高いことを
そこで我々は猿を使ってデュエルの動物実験をしておるのだ」
「動物実験?」
「博士!」
「おっとまたまた口が滑ったようだ」
動物実験だって!犯罪じゃねえか
俺が勝って自由にできねえかなあ
でも、やっぱり今はデュエルに集中しねえとな
「どうした?もうサレンダーか?」
【私のターン、ドロー!
ジェネティック・ワーウルフを攻撃表示で召喚!
これで止めだ、ジェネティック・ワーウルフでバブルマンに攻撃
ウルフ・スラッシュ!】
「それはさせないぜ!
トラップカード発動 ガード・ブロック!
ダメージを0にしデッキからカードを1枚ドローする!」
ジェネティック・ワーウルフの爪で切り裂かれるバブルマン
だけどその余波が来る前にバリアのようなものが貼られて俺を守る
【ターンエンド】
「俺のターン、ドロー!
更にフォレストマンの効果でデッキから融合を手札に加える」
サレンダーせずに真っ向勝負を挑んできたのは褒めてやるぜ
けど悪わりいが此処までだ
追い詰められちまったけどこのターンで決めるぜ
「よし行くぜええええええ!!「「「ウキウキウキ」」」え?」
猿?もしかしてあいつの仲間なのか?
『クリクリー!』
相棒?どうしたんだ?
『クリクリー』
そっか、そういうことだったのか
だからジュンコを攫うようなことをしたのか
「お前、仲間の元に戻りたくて研究所を脱走してきたんだな」
「ウキイイイイイイイイイイイイ!!!!」
そりゃあ、仲間と別れたくないよな
そうだ、この方法なら!!
「悪わりいが猿、デュエルはいつでも真剣勝負
一度始めたデュエルはどんな理由があろうとも手加減しねえ!
マジックカード 融合発動!
手札のオーシャンとフィールドのフォレストマンを融合し地球のヒーロー
E・HEROエレメンタルヒーロージ・アースを融合召喚!
ジ・アースの効果発動!
俺のフィールドのE・HEROエレメンタルヒーローを1体生け贄に捧げそのモンスターの攻撃力分このカードの攻撃力を上げる!地球灼熱ジ・アース マグナ!」
フェザーマンを吸収しジ・アースはその身を真っ赤に燃やす
まるで溶岩みたいに
「行くぜ猿、ジ・アースでジェネティック・ワーウルフに攻撃!
地球灼熱斬アース・マグナ・スラッシュ!!」
2200−(2500+1000−2000)=700
「まだだ!速攻魔法 融合解除!
ジ・アースの融合を解除してオーシャンとフォレストマンを特殊召喚!
2体のモンスターで止めだ!」
700−1500−1000=−1800
「キイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」
ジ・アースの攻撃の余波とオーシャンとフォレストマンのWライダーキックが猿に炸裂する
何でライダーキック?
「十代が勝った!」
「さあ約束だ、ジュンコを返してもらうぜ!」
俺がそう言うと猿はジュンコをこっちに連れて着ようとした
だけどその時…
「キャアアアアアアアアアアアア!!!」
「「ジュンコ!」」「ジュンコさん!」
猿が躓きジュンコが海に落ちた、かのように見えた
堕ちたと思ったとき俺たちの前にあいつが現れたんだ
「やれやれ、やっぱり回っておいて正解だったぜ」
「怖かったすぅぅぅううううううううう!!」
「遊輝!翔!!」
Sideout
Side遊輝
「遊輝!翔!」
「おうよ!やっぱり回り込んどいて正解だったぜ」
俺は背中に紐で縛りつけた翔を下しながら十代に答える
ちなみに取り巻き1は翔がお姫様抱っこ状態でもっている
「あ、ありがとう」
「それほどでもないよ、それよりも怖かったああああ!!!」
「それよりも遊輝、どうして崖の裏にいたんだ?」
「嫌な予感がしたから後ろに回っていただけさ
おかげで取り巻き1は助かったな」
「だけどあの猿、また研究所に戻されるのね」
「それは俺がさせない!」
俺は神速を使って黒服達のもとに走り出す
そして3人を手刀で殴り気絶させる
さすがにこの世界で俺と生身でやりあえる奴なんてそうそういないからな
隼人のお父さんが異常なだけだ
神速状態の俺とどうして打ち合えるんだ!
まあ、それは置いといて俺は縄で3人を縛り上げる
「よし、いい仕事した
後はピ・ポ・パっと…」
「なあ遊輝、今俺お前の動きが見えなかったんだけど…」
「まあ、鍛えてるからな
あ、出た、もしもし、倫理委員会ですか?
デュエル・アカデミアで違法研究をしている輩がいたんですけど…
え、場所ですか?逆探してくださいよ、よく分からない場所なんです
もう逆探できたんですか?
分かりました、それでは待っておりますのでお願いします」
俺がそんな電話をしているうちに十代達は猿を森に返していた
それからしばらくしてから倫理委員会の方が来て3人を捕縛していった
「協力感謝する」と言われた後に体術の指導を求められてしまった
まあ、土曜日のみと言うことで体術を教えることになったんだが
それからだが当然のように倫理委員会から注意を受けて俺たちは帰寮した
Sideout
SALとの戦いから数週間後
もうすぐ、冬休みだという日に十代は遊輝から呼び出される
そして遊輝は十代とデュエルを開始する
さて次回は 石崎 遊輝 VS 遊城 十代
主人公と主人公が交差するとき激闘が開始する!
説明 | ||
久しぶりの投稿です 相変わらずの駄文ですがどうか見てください |
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