ゲイムギョウ界で目指せハーレム!
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第4話 初ハーレム!!

 

またか、またなのか。

どうして俺はベッドに寝てるんだ?

 

「何で教会......あー、そういうことか」

 

俺の視界に入ったものそれが全てを教えてくれた。

扉の隙間から揺れる桃色の髪。

 

「何してるんだ?」

 

俺の声に答えてくれたのか、扉から小さい女の子が出てきた。

女の子もといネプギアはベッドの横の椅子に指をもじもじとさせながら座った。

(何で、テレてるようなしぐさをするんだ?)

まさか!俺が気になるとか!?

いやいや、俺よ、落ち着くんだ。

こっちにきて特に良いことした覚えないぞ。

自分で言うのもなんだけど。

体を起こし、なんとなくネプギアを見つめてみる。

 

「〜ッ!」

 

うお、顔が急速に真っ赤になっちゃたな。

......もしかして、姉妹サンドイッチ出来るんじゃないか?

ぐへへへへへへ。

いかんいかん。

 

「ネプギアちゃん、俺を運んできてくれたのはお姉ちゃんかな?」

 

こくこくとうなずくネプギア。

あら、可愛いい。

.........このままいくとロリコンに目覚めてしまいそうだ。

にしても、ネプテューヌはどこにいったんだろうな。

 

「ネプギアちゃん、お姉ちゃんがどこにいるか分かる?」

 

またも、こくこくとうなずくネプギア。

 

「案内してくれないか?俺、君のお姉ちゃんにお礼を言わなきゃいけないから」

 

「う、うん」

 

か、返してくれたぞ!声、可愛いな。

俺はボロボロになった服を指輪の力で再構築する。

ベッドから出てネプギアの手を取り部屋から出て行った。

あれ、誰の部屋だったのかな?

 

 

ネプギアと教会内を回ること数分。

教会の中庭にネプテューヌはいた。

あれはイストワールか。

2人で何の話をしてるんだ?

 

「ネプテューヌさん、落ち着いてください。キスといってもただの事故なのですから」

 

「で、でも、リクさんだっけ?あの人かっこいいから私は.......り、リクさん!?ネプギア!?」

 

げ、見つかっちまった。

まあ、隠れもせずにまじまじと見てたら気付くよな、普通。

というか、何故に俺の名前を?

あー、ネプギアがネプテューヌの元に走って行ってしまった。

俺もネプギアを追いかけるように走る。

俺はネプテューヌとイストワールと2人の後ろに隠れたネプギアに向かい合うように立つ。

 

「あわわわわわ「ネプテューヌさん、落ち着いてください」....ふう。り、リクさんですよね?」

 

「そうだけど、俺なんかしたか?」

 

「な、なにも「リクさん、あなたはネプテューヌさんの初めてを奪っちゃたんです」い、いーすん!」

 

「は、初めて!?」

 

い、いったい、いつの間に俺は犯罪を起こしてしまったんだ!?

しかし、話の内容が全く見えんな。

 

「いいですか、リクさん。あなたは不可抗力といえどもネプテューヌさんの初めてを奪ってしまいました。ですから、責任をとってもらわないといけません」

 

「あのー、さっきから言ってる初めてって何のことですか?」

 

「キスで「だ、ダメだよ、いーすん!」ふふ、そうですね。では、後は2人で考えてください。ネプギアさん、行きましょう」

 

イストワールは笑顔でそう言うとネプギアと一緒に教会内に戻ってしまった。

ネプテューヌさん、俺の顔を見て頬が赤くなる理由を教えてもらいたい。

 

「り、リクさん。責任なんか気にしなくていいからね」

 

「いや、何でもいいから何か君の為になることを俺はしたい」

 

「そ、それじゃあ、リクさんのことを教えてもらいたいな」

 

「それが君の為になるなら喜んで」

 

「〜ッ!!え、えっと、プラネテューヌについて詳しく教えたいから、そ、その、で、デートしてくれませんか?」

 

ネプテューヌはさらに顔を真っ赤にして、上目遣いで俺を見てきた。

おお、マーベラス。

 

「で、デート!?」

 

何だ、今一瞬雷にうたれたような感覚がしたな。

これは、夢なわけないよな?

やったぞ、よく分からんがネプテューヌとのデート権を手に入れたぞ!!!

 

「じゃ、じゃあ行こうか」

 

「う、うん」

 

俺とネプテューヌは教会を後にした。

 

 

天気は良好の曇り!俺たちはたくさんのお店があるとおりを歩いていた。

しかし、痛いな、痛すぎますな。街の方々からの視線が痛すぎます。

ネプテューヌはそれに気付いていないのか、楽しそうにプラネテューヌの名所を教えてくれている。

手......繋ぎたいな。

 

「リクさん、手を繋いでもいいですか?」

 

「!?お、俺も繋ぎたいと思ってたんだ!俺でよければ」

 

「えへへ、嬉しいです」

 

消え入りそうな声でかすかに聞こえたその声に俺は胸を打たれた。

.......嬉しいか。こんなにもこの言葉が響いたことはなかったな。

俺はそっとネプテューヌの手を握った。

その瞬間、ネプテューヌは天使のような笑顔を俺に見せてくれた。

 

「可愛いな」

 

「え?わ、私が?」

 

「そりゃ、もちろん。まあ、俺なんかじゃ到底届かない高嶺の花だけどな」

 

「そ、そんなことないですよ。あ、リクさん。ここでリクさんのことについて聞いていいですか?」

 

ネプテューヌが指を指した場所には穏やかそうな雰囲気の喫茶店があった。

 

「そうだな、俺ばっかり聞くのは卑怯だしな」

 

カラーン。

ドアを開けると同時に涼やかなベルの音が聞こえた。

俺たちは店員さんにうながされ、2人で座るには広すぎる5人がけぐらいの席に誘導された。

ここの席だけ椅子ではなく円テーブルを囲むようにソファーが並べられていた。

俺が中央らへんに座るとネプテューヌはすぐ右隣に座ってきた。

......何故、ここだけやたら高級感満載なんだ?

やっぱり、ネプテューヌが女神だからかな。

 

「何で、こんなに席があるんだ?」

 

「え、えーと「ネプテューヌ、久しぶりね!って!?あ、あなたいつの間に彼氏作ったのよ!?」「これは驚きですわね」「以外」ち、違うよ!り、リクさんは私の命の恩人さんなんだから!!」

 

おお、まさかこんなところで四女神集合とは偶然にしては出来すぎてるな。

まあ、たぶんもともと集まる予定だったんだろうな。

三人の女神はそれぞれソファーに座ってゆく。

左隣にはノワール、その隣にはベール。

ネプテューヌの隣にはブラン。

 

「改めて挨拶させてもらいます。パープルハート様、ブラックハート様、グリーンハート様、ホワイトハート様。私の名前はリクと申します」

 

ソファーに座りながら深くお辞儀をする。

 

「私はノワール。こちらこそ、よろしくお願いするわ。あなたがリクね。なんと言うか電話で聞いてた印象とずいぶん違うわね。まあ、いいわ。今日はあなたのことを聞きに来たのよ」

 

「そうですわ。あなたのことをどうしてもネプテューヌが紹介したいというので。私はベールですわ」

 

「友達の誘いは断れない主義だから。ブランよ」

 

「リクさんも、固い口調はやめて普段どおりでいいからね」

 

さすがに、というかなんであんなにかちこちだったんだ?

思わず、かなりご丁寧に挨拶してしまったな。

しかし、あれだな。

俺にも.......春が......来たーーーーーーー!!!!

 

「早速だけど、リク。ラステイションに来てくれないかしら?」

 

「何で俺が?」

 

「私の力じゃどうしても倒せない敵がいるからあなたに手伝ってもらいたいのよ」

 

ノワールは真剣な眼差しで俺を見てきた。

ノワールが倒せないやつって俺じゃあ勝てんだろ。

 

「別にいいが、役に立つか分からんぞ」

 

「何言ってるのよ。この前ネプテューヌに聞いたわよ。とても凶暴なモンスターを1人で倒したってね」

 

まあ、あんなもん倒せたのは神様のゾンビ化のおかげだけどな。

俺って意外と有名人なんだな。

というか何日寝てたんだ?

 

『二日ぐらいかな。そして、リク君は女神様の唇を奪っちゃったんだよ!ふうふう〜』

 

俺そんなことした覚えがないけどな。

 

『リク君が太陽にやられたときにちょうど倒れかけたリク君を女神様が支えようとしたら―――これ以上は過激すぎて言えないよ!!』

 

妄想癖の激しい神様だな。

 

「というわけだから、ラステイションに来てもらうわよ」

 

「その後はリーンボックスにお願いしますわ」

 

「ルウィーは今のところ被害は少ないけど、あなたの力が必要。けど、じゃんけんで負けたから仕方がない」

 

「えっと、実はいーすんと決めてたんです」

 

「なるほどな。.......まあ、ちょうど色々と見て回りたかったし、それに文句を言える立場でもないしな」

 

何しろ、初めてを奪ってしまったんだからな。

無意識とはいえこの罪はかなり重いな。

じゃんけんか、意外と平和的なんだな。

 

「今日は勧誘のついでにあなたの話を聞きに来たの」

 

「あー....もしかし、質問攻めされる側か?」

 

全員がほぼ同時にうなずいた。

マジですか。

いいさ―――どんっと来い!

 

「リクさんは何をしてる人なんですか?」

 

「えーと......た、旅人?」

 

「何で疑問系なのよ?」

 

っく、痛いところをついてくれるじゃないか、ノワール!

一緒に名探偵でもやるか?

 

「うん、オレ旅人」

 

「リクさんはお風呂はどこから体を洗うのですか?」

 

「二の腕だけど―――って何言わせんだ!」

 

顔を真っ赤にしながら叫ぶ。

ゆ、油断してたぜ。

恐るべし、ベール。侮れんな。

なぜか額から出てきた汗。それを軽く拭う。

 

「あなたのタイプは?」

 

「俺は基本的オールラウンドだ」

 

ふう、まともな質問でよかった。

さっきみたいな質問だったらまた墓穴を掘るところだったぜ。

あれ、何で皆して引いてるんだ?

 

「お、オールラウンドって、リクはへ、変態だわ!!」

 

「きっと人の愛の形はそれぞれなのですわ」

 

「幼女もいけてしまう体質。恐るべし」

 

「す、ストライクゾーンが広いんですね」

 

そっちの意味かよ!てっきり戦闘スタイルかと思ったじゃないか!!

何で、ノワールが一番テンパってるんだよ。

速く、誤解を解かなければ!!

 

「聞いた?あの男の人オールラウンドらしいわよ」「じゃあ、わたしでもいけるかな?」「み、見境がないわ!」「でも、彼ちょっとかっこいいかも」「女神様を毒牙にかけるなんてきっと先祖は淫獣よ!」「淫獣」

 

厨房から聞こえてくる声、でかいよ、声量が。

おいおい、何で店員さんそんなこと知ってるんだよ。

淫獣って扱いひどすぎるだろ。

まあ、俺らと店員以外店の中に誰もいなかったからいいけど。

 

「俺はな、戦闘スタイルと勘違いしただけだからな」

 

じっと目で見てくる女神様方。

何で、こうなるんだよ。

 

「さ、最後の質問よ!旅人ってことは家がないでしょ?」

 

勇気を振り絞った感じでノワールが詰め寄ってくる。

おう、これはミントの香りか。

ノワールのやつ良いの使ってるな。髪から匂ってくるからシャンプーか何かかな?

 

「家は......ないな。それがどうかしたのか?」

 

少し、考え込んでからそう言った。その瞬間ノワールが―――

 

「そ、それなら、ラステイションに暮らすのはどうかしら!?」

 

腕に抱きつき&上目遣いを使ってきた。

効果は抜群だ!リクは感覚が麻痺った。

 

「ま、まあ、滞在してるうちは、そ、そうだな」

 

思わずカタコトになってしまった。

 

「じゃあ、私たちも用意しとかないといけませんわね」

 

「おもてなしなら負ける気がしない」

 

「し、仕方ないよね。今はラステイションが緊急事態なんだし」

 

ベールとブランの声に比べ、ネプテューヌの声は凄い気迫を含んでいた。

おお、よ、よくわかんないけど、ネプテューヌから黒いオーラが見えるぞ。

き、鬼神(イフリート)だ!

 

「ああ、ノワールさん。やわらかい感触が「ど、奴隷は黙ってなさい!」....扱いひどすぎる」

 

その後は他愛もない話しをして俺はハーレム(?)を楽しんだ。

これからが、大変だな。

説明
第4話ですね。まさかまさかのネプテューヌとのデート。しかし、相手はネプテューヌだけではなかった!!今回はリクが女神様相手にたじたじです。
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コメント
統夜「恐怖を感じる・・・」黒鍵「女は恋をすると変わるものなのだよ」統夜「そうなのかな」黒鍵「そうだよ。ネプテューヌとノワールの二人はね・・・今の所」統夜「俺の作品だね」黒鍵「では次回も楽しみにしています」(黒鍵)
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