Masked Rider in Nanoha 六話 夜の終わり 戦いの始まり |
時空管理局内にある無限書庫。そこには名前の通り無限とも思える程の膨大な文献が存在している。無重力空間であり、そこに漂う形でユーノは座禅を組むような態勢をしていた。
「どうだ。何とかなりそうか?」
「……検索魔法があるからね。ただ、色々と整理されてないせいで、時間はかかりそうだよ」
クロノとユーノは闇の書に関する情報を得ようとしていた。ただ、無限書庫は長年放置されてきたにも等しい状態だったため、ユーノから言わせてもらえば「宝の持ち腐れ」状態。有益な情報があるにも関わらず、碌に整理もしないせいで必要な情報が見つからないのだ。
だがユーノが検索魔法と呼ばれるものを使う事が出来たため、本来ならば専門チームを組んで年単位で行う作業を一人で可能とした。今もユーノの周囲にはいくつかの本が回転しながら浮かんでいる。
「そうか。すまないが出来るだけ早目に頼む。なのはが復帰する頃にはフェイトが動けなくなるからな」
「……先に僕って考えてたけど、ここの進行具合じゃその方がいいかもね」
「ああ。だが……まったく三人揃って何を考えているんだ」
「人助け、かな」
「それで蒐集させるのか? 君達は本当にお人好しだな」
呆れるようなクロノの言葉にユーノは静かに穏やかに告げる。それはここに来る前に聞いたある言葉。
「あの人が、五代さんが言ったんだ。みんなが出来るだけの無理をすれば、きっと何とかなるって」
ユーノのどこか憧れるような声にクロノは黙る。それは、クロノもその言葉に込められた想いを感じたから。きっと五代はそれがどういう事かを知っている。だが、だからこそ言ったのだろう。それが現状を解決する一番の方法なのだと。
そしてそれは、クロノの口癖にもなりつつある言葉にどこか反論しているようだった。
???いつも世界は、こんなはずじゃなかった事ばかりだ。
それを五代が聞けばきっと笑顔でこう言っただろう。
―――そうだね。でも、それは悪い事ばかりじゃないよ。
そう、こんなはずじゃない事は良くない予想にも適応出来るのだから。だが、ここに五代はいない。クロノの抱く想いを変える笑顔は、ここにはない。それでもユーノの口を通じて言われた五代の言葉は、確実にクロノの心に届いていた。
(……五代雄介、か。冒険家と言っていたが、彼は彼なりに多くの不条理を見てきたんだろうか……)
「クロ助?」
そんな風に思考を止めていたクロノだったが、突然聞こえた声に戦慄する。そして声のした方へ即座に視線を向け、それが間違いではなかった事を確認した。そこにいたのは猫型の使い魔にして、彼にとって忘れる事の出来ない相手の一人。主に戦闘術を教えてもらった師とも言うべき相手だったのだ。
「ロッテか。一体どうしてここに?」
「ん?、まぁ、お父様に言われてお手伝い。リンディ艦長の方にはアリアが行ってるよ。闇の書絡み、なんだろ?」
「……ああ。そうか、グレアム提督が……」
最後のロッテの囁きにクロノは神妙に頷く。そして、ある人物の協力を聞かされ、クロノに驚きと喜びが浮かぶ。自分の恩人でもあり父親の最後を看取った人物。それがロッテのマスターであるギル・グレアムだ。
クロノにとってはもう一人の父と呼んでもいいぐらいの関係でもある。クロノが目標とするような人物であり、今も追い駆けている相手なのだから。
「クロノ、その人は?」
「お、何か獲物っぽいの発見……」
そんな二人が気になったのか、ユーノが近付きそのいじられ易そうな雰囲気を感じ取ったロッテにロックオンされる。しかし、過去に似たような目を見た事があるクロノがすかさず止めに入った。ここにクロノの不器用な優しさがある。
「それで、何を手伝ってくれるんだ」
「ちぇっ……何って資料検索だよ。人手がいるだろ?」
「そうか。ならこいつの手助けを頼む。僕は一度アースラに戻って話し合う事があるから」
クロノの言葉にユーノは疑問を感じたのか、不思議そうに問いかけた。そして、その答えにユーノではなくロッテが反応する事となる。
「話し合うって、一体何を話し合うって言うんだ?」
「仮面の男への対応だ。奴の目的がはっきりしない。それを探る事もしなきゃならない」
クロノの言葉にロッテはどこか驚き、訝しむような表情を浮かべた。それを見たクロノが何かを思い出したように告げた。仮面の男とは、守護騎士達を監視していた存在で何故か蒐集活動を見逃していた魔導師の事だと。
民間協力者によって撃退されたが、その行動目的が不明なので要警戒の相手とのクロノの説明を聞いてロッテは納得し、軽く笑いながら気を付けるようにと忠告半分からかい半分の言葉をかける。それにやや微妙な表情を浮かべてクロノが応じた。
クロノはそのまま無限書庫を後にし、残されたユーノはロッテと共に作業を再開した。だが、ロッテはふとクロノが去って行った方へ視線を向け遠い目をする。
(クロ助の奴、いつの間にかクライドに似てきたね。でも……)
最後にロッテはどこか不敵に笑う。それに気付かず、ユーノは検索魔法を使って文献をどんどん分別していき、それと並行して闇の書関連の文献を探す。その表情はまさしく真剣な男の顔だった……
「よく来てくれたわね。本当に助かるわ」
「いえ、私はお父様に言われただけですから」
アースラの艦長室。そこにはリンディと猫型の使い魔でクロノの魔法の師匠であったリーゼアリアがいた。二人は久方ぶりの再会を喜んだのも束の間、早速本題である闇の書事件へと話を進める。
だが、その前にリンディは気になっている事を問いかける。それはアリアの腕に巻かれた包帯。その事をリンディが指摘するとアリアはどこか苦笑いを浮かべた。
「実は……ロッテとの模擬戦で少し」
「あら、相変わらずね」
「どうにも接近戦はロッテに勝てなくて」
そこから話は事件の今後の動きへと変わっていく。リンディから告げられた守護騎士達の投降と協力にアリアは驚きを隠せなかったようだが、すぐに意識を切り替えて詳しい説明を聞いて納得はした。
だが、守護騎士達が嘘を吐いて欺いている事を警戒するべきとアリアが告げると、リンディはその心配はないと断言した。もし嘘を吐いているのなら納得出来ない事があるのだ。それは完成時の事を覚えていなかった事。その時の反応は確かに心からの反応だったとリンディは確信していたのだから。
話は進み、完成した闇の書に対する対応へと及んだところで部屋のドアが開いて一人の少年が姿を見せる。
「艦長、今戻りました」
「ご苦労さまです、クロノ執務官」
「クロノ、久しぶり」
敬礼し合う二人。それが終わるのを待ってアリアがクロノへ微笑みかける。それにクロノも笑みを浮かべて応えた。アリアはクロノの魔法の師とも言うべき相手だったからだ。しかもクロノへ悪戯をするロッテを嗜めてくれた存在でもあるため、彼にとっては色々と世話になった恩人だ。
クロノは無限書庫で会ったロッテの話をし、それを聞いたリンディはグレアムの配慮に感謝した。グレアム自身も優秀な人物だが、傍にいる二人の使い魔リーゼアリアとリーゼロッテもかなり優秀な人材だったからだ。
その二人を惜しげもなく協力させてくれる事にリンディはグレアムの闇の書への強いこだわりを感じていた。
(グレアム提督も、やはりまだあの人の事を引きずっているのね……)
十一年前、闇の書を輸送していた次元航行艦の艦長をしていたのがリンディの夫であるクライド・ハラオウンであった。その時、艦隊の指揮を執っていたのがグレアム。そこで悲劇は起きた。
その輸送の最中、闇の書が謎の暴走を始め、クライドは艦のクルーを全て脱出させた後、自分ごと艦を撃たせたのだ。闇の書の暴走によって艦の制御を乗っ取られ、それによる攻撃からグレアム達を助けるために。
その事を自分と同じようにまだどこかでグレアムも引きずっている。そうリンディは思った。
「それで艦長、お話があります」
「何でしょう?」
「仮面の男についてです」
その言葉にアリアが若干表情を曇らせる。それにクロノもリンディも気付かぬまま会話を進める。目的がはっきりしない事や守護騎士達を監視していたらしい事などから、敵かもしくは何かの犯罪組織の手の者かもしれないとクロノは告げた。
それにリンディも同意し、情報を得ると共にその出方も警戒したほうがいいと改めて考え、その旨をフェイト達に告げると結論付ける。と、その話を聞いていたアリアがその表情を二人に分からぬよう変えた。
(そうか、クロノ達は闇の書を完成させて破壊するつもりか。それならそれで……)
更に続くクロノ達の話を聞きながらアリアは密かに笑う。彼女達の協力する真の目的。それを果たす意味でもクロノ達の行動は歓迎すべき事だったのだ。
だが、そこにある人物が現れた事でアリアの表情が一変する。
「す、すいません。そろそろ俺達、はやてちゃん家に戻りたいんですけど」
「っ?!」
「あら、翔一さん。もうそんな時間?」
部屋に現れたのはどこか疲れた翔一だった。と言うのも、彼は五代とついつい話し込んでしまい、そこにやってきたエイミィから現時刻を聞いて慌てて食堂へ行き、更に医務室へと向かい、そこからここへ走って来たからだ。
まず、食堂では蒐集へ向かおうとするヴィータ達を今日は色々あったから休もうと説得し、医務室ではなのはへの謝罪をしようとするも彼女が疲れから寝てしまったため、五代に後日それを言いに来ると伝えて。
そして、最後にリンディに転送ポートの使用と許可、それと帰りの挨拶をしにきたのだった。
「ええ。俺達も早く動きたいんですけど……今日は色々あって疲れましたし」
「そうだな。確かに貴方達は一度帰ってくれて構わない。ただ」
「はい、蒐集をする時は必ず皆さんに連絡します。それと勝手にはしません。また明日も来ます」
クロノの言いたい事を察し、翔一はそう強く言い切った。その声と視線にリンディもクロノも安堵の表情で頷いた。二人がシグナム達を信じる事にした理由。それが翔一の存在だった。
(やはり、彼なら信頼出来るな)
(まだどこか信用出来ない騎士達も、彼がいれば大丈夫そうね)
そんな二人とは違い、アリアだけはどこか翔一を睨むように見つめていた。その視線を感じ、翔一はアリアへ視線を移す。初めて見る人物から睨まれる事に戸惑う翔一だったが、その理由を思い当たったのか申し訳なさそうに頭を下げた。
「ごめんなさい! はじめまして。俺、津上翔一って言います」
「え? あ、私こそはじめまして。リーゼアリアよ」
その翔一の態度にどこか驚くアリア。翔一は、初対面にも関わらず自己紹介をしなかった事にアリアが怒っていると考えたのだ。
一方のアリアは、そんな翔一の態度に戸惑うも毒気を抜かれたのか比較的優しく言葉を返した。
その後、簡単にリンディからアリアがいる事の事情を聞き、翔一はその協力に大げさな感謝を述べて三人に苦笑される。そして、翔一は三人に礼と挨拶をしそのまま部屋を後にした。廊下を歩く翔一だったが、その時彼の中である光景が引っかかった。
(アリアさん、腕に怪我してたけど……あれ、何か気になるな? どうしてだろう?)
転送ポートへ向かう途中、翔一は何故かアリアの腕の包帯が気になっていた。彼は知らない。その答えが先程の戦いに大きく関わる事だとは。
一方、五代は医務室前でシャマルと会話をしていた。エイミィから教えられた蒐集のチーム分け。それを聞いて、これから共に戦う事になる相手とちゃんと話をしておこうとそう考えたのだ。
「そうですか。なのはちゃん、そんな事を……」
「本当に……私達、取り返しのつかない事をしようとしてたんだって……気付きました」
なのはから言われた一言で完全に目が覚めた。誰かを不幸にしてはやてを助けても、はやてが喜ぶはずはなかった。その事に気付かせてもらったのだと、シャマルは真っ赤な目で語った。
それに五代は優しく笑顔を見せる。何をするにも、何に気付くのも、遅いって事はない。そう言ってシャマルを慰めたのだ。
「だって、シャマルさん達はこれで気付いたじゃないですか。はやてちゃんを笑顔にするには、誰にも迷惑を掛けないで蒐集するしかないって。そして、その方法はあって、リンディさん達管理局の人も手伝ってくれる。闇の書の暴走も、みんなでやればきっと何とか出来ます」
「五代さん……」
「大丈夫! 必ずみんな笑顔になれます!」
サムズアップ。それと共に見せる五代の笑顔。それにシャマルも笑顔を返す。心からそう思える。そんな不思議な力が五代の笑顔にはあった。
そんな事を感じてシャマルは告げた。自分と数日は二人で蒐集に当たる事になるが、自分は戦闘向きではない。だから五代の負担が大きくなると。そんなシャマルの言葉に五代は少し考えて、こう答えた。
「う?ん……その魔法生物っていうのがどんなのか分からないですけど、多分いけます」
「えっと、本当に大丈夫ですか?」
「はい。だって俺、クウガですから」
その言葉とサムズアップ。それだけでシャマルは安心した。そう、きっと大丈夫、と。だからシャマルも笑顔を返す。そして、こう言い切った。
「分かりました。なら、サポートは任せてください。だって私、湖の騎士ですから」
サムズアップ。それに五代は少し驚くも、その顔は笑みを浮かべている。向け合う親指。それは、互いの気持ちを向け合うようだった。
こうして、この日は終わる。静かに穏やかに”本来の流れ”を変えて。繋がり出した二つの対立するはずだった陣営。それを結びつけたは二人の仮面の戦士。闇の書事件。そこで流れるはずの涙を笑顔に変えるため、今本人達も知らず戦いの幕が上がる……
ここはラボ内にある真司の部屋。そこのベッドに腰掛け、ウーノはどこか疲れたようにそう切り出した。
「で、相談なんだけど……」
「……何です?」
「ドクターに仕事するよう言ってくれないかしら?」
その発言に真司はやや驚きを見せるもそのまま考え込む。ウーノから相談があると聞いた時、真司は何事かと思った。ナンバー1ことウーノはジェイルの秘書であり、姉妹の頂点に立っている。
更に、真司の面倒もさり気無く見てくれる優しい美人。それが真司の印象。だからこそ、そんなウーノが弱気になっているのが真司には驚きだった。
(ウーノさんって、完璧人間だと思ったんだけど……あ、令子さんと同じか)
元いた世界での上司に当たる関係だった女性。その彼女も自分からは欠点がないように見えたが、その内実は繊細で複雑だった事を真司は思い出した。
出来る女性程ストレスを溜め易いのかもしれない。そう考え、真司はウーノを少しでも楽にさせようと立ち上がって断言した。
「分かった! 俺がジェイルさんを仕事するようにしてみせる」
「……よろしく頼むわ」
そう答えるウーノはどこか投げやりな声だった……
「……で、君がいるのか」
「そうだ! ジェイルさんさ、ちゃんと仕事してくれよ。ウーノさんだけじゃなく、クアットロにまで頼まれるなんてよっぽどだぞ」
ジェイルの研究室。そこにはややうんざり顔のジェイルとやる気満々の真司がいた。研究室へ向かっている途中でクアットロに遭遇した真司はいつものように絡んでくる彼女にウーノからの頼まれ事を告げて追い払おうとしたのだ。
だが、頼まれた事を話すといつもの間延び口調ではなく、割かし本気でクアットロに言われたのだ。ジェイルに真面目に仕事させてくれたら、前々から言っていた調理器具を何とかしてやると。そう真司の現状での不満は料理。何せ、栄養さえ取れればいいとジェイル達が考えているため正直美味しくないのだ。
故に真司は得意の料理を作り、全員に美味しいものを食べる喜びを教えたいと常々思っていた。そのためにまずは道具が欲しいとウーノやクアットロに言っていて、それを叶えてくれるとの発言に、真司は凄まじいやる気を出していたのだ。
「私はちゃんと仕事しているよ。ま、残りの娘達と君のシステム解析に時間は取られているけど」
「それが問題なんだって! せめてライダーの方は中止してさ、元からの仕事してくれよ」
「嫌だ。私は私のやりたい事をやる。いくら君でも、それだけは譲らないよ」
どこか勝ち誇ったように笑みを浮かべるジェイル。それに真司は頭を抱えそうになるが、ふと良い事を思いついたといった顔でジェイルにこう言った。
「仕事片付けてくれたら、サバイブ見せてもいいよ」
「本当かいっ?!」
真司の発言にジェイルは子供のように身を乗り出した。予想以上の反応に驚くも真司は首を振ってそれを肯定する。そして、ジェイルに対してこう言い切った。ただし完全に仕事を片付けたとならないと見せてやらない、と。
それを聞き、ジェイルはそれまでのマイペースさが嘘だったかのように凄まじい速度でコンソールに向かって指を動かし出した。もう真司が目に入っていないかのように。それを確認し、真司は満足そうに頷いて部屋を出た。
すると、そこに結果を心配してウーノ達四人が立っていた。不安そうな彼女達へ自信満々にVサインを見せる真司。それを見てそれぞれが安堵の表情と共に息を吐いた。こうしてジェイルの仕事が滞る事はなくなった。だが―――。
「なぁウーノ。もう仕事は片付いたと思うんだけど……」
「ええ。こちらの分は、ですね。まだ追加分がありますのでこちらも」
ジェイルの仕事が完全に片付く事などない。真司がそれを理由にサバイブを見せなかったのも当然。全てはジェイルに仕事をさせるための作戦だったのだから。
ジェイルがその真司の目論見に気付いた時にはもう遅かった。どうやったのかを聞いたウーノやクアットロから入れ知恵された真司は仕事をサボったら二度と見せないと告げて、ジェイルの逃げ道を塞いだのだ。
しかし、そう言われた後もジェイルはどこか上機嫌だった。その理由は一つ。真司のやった事。それがジェイルには楽しい事だったのだ。
(まさか真司が私を罠にかけるとは……ね。中々強かだね、彼も)
そう思い、ジェイルは嬉しそうに笑う。それは、友人に軽い悪戯をされた事に気付いた者が相手をどこか憎めずにする表情にも見えた。
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やりたかったのは”だって俺、クウガだもん”です。
これがあっての五代。そして、静かに広がるサムズアップ。いつか、これが関係者中に広まります。
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アースラで今後を考えた動きが始まった頃、時空管理局本局にある無限書庫でも動き出している者達がいた。 そして、それと同時に彼らへ接触しようとする者も…… |
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