IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者? |
episode02 友達
それから一年後・・・・
(・・・このときに箒の姉の篠ノ之束がISを開発して、世界を驚かせたんだったな・・・。それで篠ノ之束は重要人物とされ、箒と共に引越しをすることになった・・・か)
そして隼人は夕方の学校の廊下を歩いていた。
(そして箒と入れ替えの形で鈴が学校に入ってきた・・・)
実のところ一週間前に鈴が学校に転校してきた。・・まぁあんまり人と関わっている様子は見られないが、一夏はそれでも彼女に話しかけていた。
「ん?」
そして隼人は何かに気付いた。
「噂をすれば、か」
「やーいリンリン。笹食えよ」
「お前パンダだろ」
と、男子生徒二人が噂の転校生である鈴にいびっていた。
「は?何言ってんの。あんた達人間とパンダの区別もできないわけ?」
と、刺々しく鈴は言う。
「何だよ。生意気なやつだな」
「転校生のくせに偉そうにするなよ」
「あんたたちこそ偉そうにすんな。一人じゃ怖いわけ?二人で来てさ」
「こいつ!」
と、男子生徒の一人が拳を上げるが・・・・・
「何をしている」
「っ!?」
と、男子生徒はとっさに後ろを向くと、そこには隼人がいた。
「やべぇ神風のやつだ」
「くそ・・覚えて居ろよ」
と、男子生徒は慌てて逃げていく。
「なによその負け惜しみ的な捨て台詞は」
と、鈴は呆れる。
「転校生と言うのは・・・大変だな」
そして隼人は鈴に近付く。
「何のつもりよあんた。なんで助けたのよ」
「助けるのに理由はいるか」
「・・・・・」
「ただ単に気まぐれだ」
「気まぐれねぇ・・・。そういや、あんたあたしと同じ転校生なんだって?」
「あぁ。一年ほど前に」
「そう」
「・・まぁ、せいぜい頑張るんだな」
と、隼人はその場を去ろうとする・・・・・
「ちょっと待ってよ」
と、鈴が呼び止める。
「どうした」
「・・別に仲良くしたいわけじゃないけど・・・・あんたの名前は?」
「・・・・・・神風隼人だ」
「神風隼人ねぇ・・・。変わった名前ね」
「そうか?俺は気に入っているけどな」
「ふーん・・・。あたしは凰鈴音よ」
「凰鈴音か・・・・。まぁさっきの話から、中国人か」
「そうね。ってか、あいつらの頭どうなってんのかしら。精神科に一度行ったほうがいいわよ」
「かもな」
そうして隼人は苦笑いして、鈴と共に教室を出た・・・・・
「・・44・・・45・・・46・・・47・・」
そして次の日の朝、隼人は家の庭で竹刀の素振りをしていた。
「・・48・・49・・・50!」
そうして隼人は息を吸って吐き、近くにある岩に腰掛ける。
(ふぅ・・・。日に日にどんどん熱くなってくるな・・)
そしてタオルで額から出てる汗をふき取る。
(しかし・・・箒がいなくなってから・・・張り合いのある相手がいなくなってしまったな・・)
そしてため息をつく。
(千冬さんも最近中々会えないし、他に張り合いのあるやついねぇかな・・)
と、思いながら岩から立ち上がると、再び素振りを開始した・・・・・
「ふわぁぁぁぁぁ」
そしてしばらくして隼人は今で昼寝をしていた。
(朝は竹刀の素振りをして、昼間なのに家でごろごろしているんですね)
と、隼人の頭の中で神様が話しかけてくる。
(せっかくの休みだ・・・。ゆっくりと休みたいのさ)
(そうですか)
(で、何のようだ?)
(そうでした・・・忘れるところでした。実はバンシィがようやく完成したんです)
(本当か!?)
(はい。と、言っても、機体だけですけどね)
(そ、そうか・・・)
(これから内部機器に取り掛かっていきます。システム面でも結構時間が掛かりますから)
(・・・・・・)
(では、私はこれで)
「・・はぁ」
そして隼人はため息をつき、眠りに付こうとするが・・・・
ピンポーン・・・・
と、家のインターホンが鳴ったが、別に隼人は気にしなかったが・・・
「隼人。一夏君が遊びに来たわよ」
と、母親が呼びに来た。
(これから昼寝をしようって言う時に・・・)
そして隼人はした舌打ちをして立ち上がると、玄関に向かう・・・・・
「よぉ隼人。遊びに来たぜ」
と、玄関には一夏がいた。
「なんだよ一夏・・。今から昼寝でもしようと思っていたんだがな」
と、隼人は頭を掻きながら言う。
「そんなことを言うなよ。せっかくの休みだろ?」
「俺は朝から竹刀の素振りをしていたんだぞ」
「そ、そうか・・・。でも、ごろごろしているともったいないだろ」
「そういうもんか」
「そういうもん。だからさっさと行こうぜ」
「はぁ・・・。分かったよ。少し待ってろ」
そして隼人は準備のために自分の部屋がある二階に向かう・・・・・
「待たせたな」
と、隼人は帽子を被って下りてきた。
「それじゃぁ行くか」
そして一夏が玄関を出ると、隼人はその後に付いていく・・・・
「で、どこに行くんだよ」
と、日差しが照りつける中、隼人と一夏は歩いていた。
「まぁここは公園にでもどうだ?」
「なんで公園なんだよ」
「他に行くところはあるか?それに公園だったら遊べるところがあるしな」
「・・それはまたオーソドックスなことだな・・」
「どういう意味だ?」
「なんでもないよ」
そうして二人は公園に向かっていく。
「・・・で、着いたはいいが・・・何をするんだ」
と、公園に着いて、隼人は一夏に聞く。
「そういやさ、お前の剣道の腕ってどのくらいなんだ?」
「・・さぁな。まぁ箒がいなくなってから張り合いのある相手がいなくなったから、千冬さんしか俺と対等に戦える人はいないよ」
「ち、千冬姉ちゃんと対等って・・・・それじゃぁ俺とじゃ全然だな」
「だろうな」
「・・・・・・・」
「まぁ、練習を重ねれば、いつか追いつくだろうな」
「それっていつのことだよ」
「さぁな」
「・・・・・」
「そういえば束さん・・・物凄いもん開発したよな」
「あぁ。よくあんなもの作れるよな・・。まぁ、あの人だったら作れるかもしれないけど」
「・・・でも、それで箒は引越しすることになったんだよな」
「そうだろうな・・・。おかげで剣道場がないからな」
「そっちかよ」
「・・そういえば、最近千冬さんを見ないが、どうしているんだ?」
「それが、千冬姉ちゃんも教えてくれないんだよな・・。いつものことだけど」
「そうか・・」
「――――まぁ、そんなもんだな」
「なるほどな・・・・・・って・・」
と、隼人は空を見上げる。
「話しているうちに日が暮れたな」
「・・そういえば」
と、一夏も空を見ると、空はオレンジ色に染まっていた。
「そんじゃぁ、俺は帰るぜ」
「俺もそうしよう・・。じゃぁ、また明日な」
「あぁ・・」
そしてお互い手を振って、家に帰っていった・・・・・・
説明 | ||
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ! | ||
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インフィニット・ストラトス IS バンシィ | ||
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