IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者?
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episode04 黙秘

 

 

 

 

そして次の日の午後三時・・・・・・

 

 

 

 

「なんだって!?隼人が病院に!?」

 

そして一夏は声を上げて驚く。

 

「なんか昨日事故に遭ったらしいぜ。朝その話を先生から聞いたんだ」

 

と、一夏の友達である五反田弾が話した。

 

「あいつが・・・・・・それで、病院とかわからないのか?」

 

「あぁ。先生に聞けば分かると思うが・・・」

 

「だったら今から聞きに行くぞ!」

 

「・・・お、おう」

 

そして一夏と弾は職員室に向かう・・・・・

 

 

 

 

 

「えっ!?場所を教えられないって・・どういうことですか!?」

 

と、一夏は職員室で、隼人の担任から言われたことに驚く。

 

「どうしてなんですか先生!朝あんなこと言ったのに!」

 

「・・確かにそう言ったが・・・神風君が誰にも言わないで欲しいと、言ったんだよ」

 

「え・・・?」

 

「隼人が・・・」

 

「会ったらショックを受けるだろうと・・・・だから今は会わないほうがいいって・・」

 

「だからって・・・・友達が病院に入院しているんですよ!しかもあの隼人がですよ!行かずにはいられませんよ!」

 

「・・・・・・・」

 

「仕方がねぇ・・・。弾!俺たちだけでも探すぞ!」

 

「って、一夏。病院たって、この辺りでも十件以上はあるぞ」

 

「それでも探しに行くぞ!」

 

と、一夏と弾は職員室を出ようとするが・・・・

 

 

 

「・・・・待つんだ」

 

そして担任が二人を呼び止める。

 

「なんですか!?」

 

「・・・○○地区・・・○○○番地の総合病院だ・・・。一応聞いておいた」

 

「・・あの総合病院だって・・?尚更やばいんじゃないか!?」

 

「・・・場所が分かればこっちのもんだ!行くぞ!」

 

「お、おう」

 

そして二人は急いでその病院に向かっていく・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

そして病院の病室にいる隼人はベッドに半身を起こし、窓から景色を眺めていた。

 

「・・・・・・・」

 

 

 

 

「隼人!」

 

しばらくして一夏と弾が駆け込んできた。

 

 

「・・やっぱり来たか・・・一夏・・弾」

 

隼人は振り向かずに言う。

 

「当たり前だろ。友達が入院したって言うのに、見舞いに行かないやつがあるか」

 

「・・俺は一夏について行っただけだけどな」

 

「・・・・相変わらずだな」

 

「・・・でも、お前が病院に入院するって・・・相当なことだろ」

 

「・・・そうだな」

 

「でも・・・なんで来るなって言ったんだよ」

 

「先生に伝えたはずだ・・・・ショックを受けるだろうって」

 

「別にショックなんか受けねぇよ・・・。お前が無事であったんだ」

 

「・・・・・」

 

「それより・・・なんでそっち向いて話すんだよ・・・。こっちを向いて話せよ」

 

「・・・・・」

 

そして隼人は一夏と弾のほうに顔を向けた。

 

 

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

そして二人は言葉を失う。

 

隼人の左目を含め、その辺りを包帯が巻かれていた。

 

「ど、どうしたんだ・・・それ」

 

「・・・・隼人・・」

 

 

 

 

『では、次のニュースです』

 

と、点いていたテレビにニュースが流れる。

 

『昨日○○銀行に強盗が押し入り、強盗はそのまま逃亡し、○○街の喫茶店に立て篭もる事件が発生しました・・・。強盗はその後駆けつけた警察により逮捕されましたが、その際に十代の少年が強盗により左目と横腹を撃たれ、重傷を負いました。少年は命に別状は無く、今も病院にて治療を受けています。尚、その場に居た人たちの証言によりますと――――』

 

 

 

「・・・ま、まさか・・・」

 

「・・・・・」

 

そして一夏と弾は隼人を見る。

 

「この事件で重傷を負った少年って・・・お前なのか・・」

 

「・・・あぁ」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「言っただろ・・・ショックを受けるだろうって・・・だから来るなと・・言ったんだ」

 

「・・そんな・・・・そんな重傷を負って・・それでも見舞いに来るなって・・それでもお前は言ったのかよ!」

 

「・・・・・・」

 

「・・・答えろよ!」

 

と、一夏は隼人の胸倉を掴む。

 

「やめろよ、一夏。隼人はけが人だぞ」

 

そして弾が止めに入る。

 

「・・・・・・・・」

 

そして一夏は胸倉を掴む手を離す。

 

「俺には分からねぇよ・・・お前の気持ちが・・・・」

 

「・・・・・」

 

 

 

「と、とにかくだな・・・左目を失った以外・・大丈夫そうだな」

 

「・・・・・」

 

「・・・あんまり聞くようなことじゃないけど・・・どうなったんだ?」

 

「・・・銃弾が左目に直撃したが・・・銃は不発して弾丸を放ったから、幸い弾は脳までには達しなかった・・・」

 

「・・・本当に不幸中の幸いだな。下手すればそのまま頭貫通しているぞ」

 

「・・その直後に横腹を撃たれ、左目と横腹から出血を起こした・・・。出血多量でまずい状態だったらしい」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・こんなもんだ」

 

「・・・それにしても・・・なんでお前に限ってそんなことがあったんだよ・・・」

 

「・・・・・」

 

「・・・それも言わないのかよ」

 

「・・・知らないほうが・・・いいこともある」

 

「・・・・・・」

 

一夏はどうも納得が行かなかった・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

そしてその夜、隼人はベッドに寝て、窓から月を見る。

 

(しかし・・・まさかの出来事でしたね)

 

(・・・・まぁ、似たようなことが前にもあったからな)

 

(似たようなこと?)

 

(あぁ・・・。その時は一歩が踏み出せなくて・・・ダチを目の前で失った)

 

(・・・・・・)

 

(でも、今回は踏み出せたさ・・・。まぁ、ダチを助ける代償に左目を失ったけどな)

 

(・・・隼人さん)

 

(でも、ダチ一人の命を助けれるのなら・・・眼なんか安いもんさ)

 

(・・・そんな考えでは・・・いつか死んでしまいますよ?)

 

(・・・構わんさ・・・)

 

(・・・それより、左目はどうしますか?私の力を使えば完全に再生しますが・・・?)

 

(別に戻さなくてもいい・・・。俺の覚悟を示すものだからな・・・。それに、左目を再生させたら不自然だろ)

 

(・・・それは・・・そうですが・・・)

 

(・・・それに・・・しばらくの間・・・あいつらには見せなくなる)

 

(・・え?)

 

(・・・もし俺の思っている通りなら・・・恐らく・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数日後・・・・隼人は父親の仕事の都合で引っ越した・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!
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ガンダム バンシィ インフィニットストラトス IS 

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