Liberal Highschool プロローグ
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聖・セフィロト学園

 

高等部の生徒総数約4000人で各学級にはクラスはA〜Zの26クラスあり、各クラスに50人の生徒が存在する。現在、世界で最も注目されている学園。学問など優秀な生徒を世に送り出している、しかしその反面、スポーツなど学問以外の活動はこれと言って目立った地位には立っていない。今では学問優先のエリート学校となっている。

 

学園の制服は存在しているが一部の生徒は制服の改造が認められており、その生徒たちは好きな格好をすることができる。しかし、風紀の乱れとなる枠の範囲内、そして学園のシンボルはしっかりと見える場所に付けておかないといけない。

 

 

 

これは、そんな学園で学園生活を送るかなり個性のある生徒たちの楽しくハチャメチャな話である

 

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聖・セフィロト学園 中学部校舎

 

 

廊下

 

「ねぇ、聞いた?またあの子が問題を起こしたらしいよ?」

「本当?・・・今度は何?」

「喧嘩よ。隣町の((鰐柿|わにがき))ってやつを殴ったらしいよ・・・怖いね」

 

女子生徒たちが何か噂話をしていた

 

「それで、その子どうなったの?」

「いつものように生徒指導室にいるわ」

「まあ・・・自業自得ね」

 

そして、女子たちはキャキャと笑っていた

 

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生徒指導室

 

生徒指導室の小さな部屋には一人の少年が座っていた。整った顔立ちで左頬に二本のひっかかれた傷がある

 

生徒指導の教師はまるでゴミを見るような目で少年を見た。((天野 幸次|あまの こうじ))この学園の生徒指導を担当する教師。ベンチプレス180キロを持ち上げられるほどの肉体を持つ

 

「また、貴様か。いい加減にしろよな!((未来 光|みらい ひかる))!」

「・・・・」

 

光と呼ばれた少年は無言で天野を見ていた

 

「なんだ、その顔は!貴様!学園長がスカウトされたからって調子に乗るなよ!」

「・・・・・」

 

天野が怒鳴るも光は何も言わない

 

「っち!貴様のような屑はとっとと止めちまえばいいんだよ」

「・・・ぃ・・」

「ああぁ?何か言ったか!?」

 

光がボソリと口を出すが教師は聞こえなかった。その時、天野をも上回る筋肉質の老人が入ってきた

 

「おや?天野先生、その辺にしなさい」

「が・・学園長!・・・しかし!」

 

学園長が現れて天野は固まった

 

「光君・・さっき、警察の人が来たよ。鰐柿という少年がカツアゲしていたのを見て止めたんだね」

「なんだと?」

「・・・・」

「君が無口なのは知っているがこういうことは言わないと大変なことになるよ。今までだってそうだ、喧嘩をした相手は全員どこかの不良やうちの生徒にちょっかいかけてくる者だ。君は正義の味方のつもりかもしれないがそういうのはもう少し我々に話してくれないと・・・」

「・・・帰る」

 

誤解が解けたことが分かったのか光はカバンを取り、一度学園長にお辞儀をして部屋から出た

 

 

「おい!・・・未来!・・・・・・・学園長、何故あいつをこの学園に置いておくのですか?私には理解できません」

「天野君・・君はまだ彼の凄さを知らないんだよ」

「はい?」

 

 

「彼・・いや、彼らはいずれこの学園を変えてくれる」

 

学園長が窓の外を見ると光を待っていた数人の影が見えた

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「1−ZZ・・・彼らは私が集めた最高の生徒たちだ」

 

 

 

 

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「なあ、光。またあの天野に何か言われたのか?」

「・・・・うん」

「気にしない方が良いよ、ああいう表面しか見ない教師は僕たちを理解してくれないよ。それより、もうすぐで僕たちは高校生だね」

「新しく高校生活!綺麗な先輩たちがいるんだろうな〜」

「オイラも高校生か・・・今まで中学生なのに小学生に間違われることが何度あったことか」

「平安、よだれが出ている。鉄、お前は鼻水」

 

光は四人の男子と一緒に歩いていた。

 

制服を羽織のように纏い、腰まで届く長い黒髪で鋭い目を持った少年、((守王 戦国|すおう せんごく))

パーカースタイルの制服を着てこれといった特徴のない少年。((江戸 大気|えど たいき))

五人の中で一番の長身で金髪。迷彩色のズボンとブーツなど軍人っぽい格好をした少年。((平安|へいあん)) F. ドーム

五人の中で一番背が低く、見た感じは小学生に間違われるほどの童顔の持ち主。((縄文 鉄|じょうもん てつ))

 

彼らは光の親友で中学部からの付き合い。誰もがそれぞれ全く異なる個性を持つのだがどこか似た所があり全員はお互いを親友と呼び合うほどの仲である

 

「しかし、俺たちがまた同じクラスに入れるなんてな。こういう偶然って面白いな」

「学園長が手配したらしいよ・・・でも変なクラスだね」

「ん?ああ・・1−ZZだっけ?普通A〜Zだろ?」

「学園長が新しく作ったみたい」

 

「ふ〜ん・・・まあ楽しみなのは変わらないや・・・そういや戦国、お前部活の二週間体験コースどうだったんだ?剣道部、高校も続けるんだろ?」

 

 

平安が質問すると戦国は止まった

 

「・・・俺はあそこには入らない」

 

 

予想外の言葉で全員が驚いた

 

「はぁ?どうしてだよ?お前剣道、メッチャ強いじゃないか?!」

「いいさ・・俺はお前たちと一緒にバカやっている方が楽しいからな」

「・・・・」

「・・・戦国君がそういうなら別に止めはしないよ」

 

少ししんみりした空気となったがちょうどその時道が分かれていた

 

「それじゃ、俺と鉄はここでGoodByeだな」

「さいなら〜」

「じゃあね」

「入学式初日で遅刻するなよ」

「「・・・自信ないです」」

「・・・じゃ」

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平安たちと別れ、三人となった光たちは再び歩き出した

 

「ねぇ・・二人とも」

「ん?・・どうした光?」

「何?」

 

「俺・・・高校生なったら変わりたいんだ」

「変わる?・・・どんなふうに?」

「・・・見返したい・・・天野先生や他の皆を」

「・・お前」

「・・・じゃ、やってみるか?」

「え?」

「高校生になったら思いっきり目立とうぜ!この学園にはありだろ?序列戦が!」

 

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聖・セフィロト学園では特別なルールがある。それは学園の各クラスでお互いに磨き上げるためにクラス対抗戦が存在する。勝負の内容はそれぞれ異なるが序列戦で上位に入ると学園の様々な特権が入る

 

「面白そうだね。ちょっと待て、鉄君と平安君に電話をかける・・あ、もしもし?平安君?まだ鉄君と一緒?・・・あのね・・・・・」

 

 

「・・戦国、いいの?」

「ん?いいぜ、俺もそろそろ思いっきり目立とうと思っているんだ、剣道部以外でな・・・それに親友であるお前が頑張ろうとしているんだ」

「・・・ありがとう」

「二人とも!鉄君も平安君も思いっきり乗り気だよ!」

「よっしゃ!それじゃやってやろうぜ。俺たちの凄さを学園の奴等に認めさせてやる!」

 

 

数週間後、彼らが入った1−ZZはこの学園を大きく驚かすことは数人を除いて誰もが予想しなかった

 

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キャラクター紹介

 

 

未来 光(みらい ひかる)

新しく作られた1−ZZの生徒。学園から徒歩五分の未来孤児院で暮らす少年。孤児院では非日常的な日常を送っているため、常人なら逃げ出してもおかしくないような状況でも平然としていられる。喧嘩などいろいろ問題を起こしているが授業は真面目に受けており、学力は低くない。運動神経がずば抜けており、幼少から孤児院の院長から武術を学んでいたため常人には考えられない身体能力を持っている。恋愛沙汰に関しては鈍感で様々な女性からアプローチを受けているが全く気付かない。誰にでも優しく接するため多くの人たちと友好も持っているが、友人を馬鹿にしたり、傷つける者に対しては激しい怒りを見せる。学園では大気、戦国、鉄、平安の男子五人組で行動することが多い。

 

 

縄文 鉄(じょうもん てつ)

 

学園男子の中で一二位に入るほどのチビ。身長のことをコンプレックスに思いいつも身長を伸ばす運動など試みているが効果は出ていない。本人曰く『ビック』な男になることを目標にしている。漁師の息子で魚や海産物に関する知識は豊富。しかし、勉強は嫌いでテストでは常に赤点ギリギリかアウト。父親から漁師としての知識を叩き込まれているため潮の流れなど見て魚の位置が分かる。幼少のころは父親に付いて漁に出ていたため非常に早起き(ただし船で二度寝をしている)。昔からの海の男であるためか水泳が大の得意。

 

 

平安 F. ドーム(へいあん ファルコ どーむ)

 

五人組の中では最も身長が高い。アメリカ人と日本人のハーフで中学に入学するまではシカゴで暮らしていた。両親が共に軍人であるため幼少のころから拳銃の扱いや軍人知識を叩き込まれた。アメリカの射撃ジュニア大会で優勝経験がありライフルを得意とする。独自で改造したM18を使用している。サバイバルゲームが好きで時々軍オタ仲間と一緒にサバイバルゲームをしている。軍人の両親から鍛えられたため身体は非常に筋肉質。学園では光たちと行動することが多く、鉄とは大小コンビで仲が良い。アメリカ軍に年上の彼女がいて夏休みなど長期休暇などは会いに行くことが多い。よく初めて会った人にニックネームを付けることが多く大抵は○○ボーイ(ガーイ)、○○ガールと呼んでいる。

 

守王 戦国(すおう せんごく)

 

光と並び立つ学園最強の剣士。親が剣道道場を開いており中学の時点で親から免許皆伝を貰っている。入学当初は剣道部に入ろうとするが、理由あって入ることを辞めた。文武両道で学問も長けているが機械が苦手。しかし、バイクの免許は持っており乗りこなせる。光とは親友であるのと同時にライバルでもあり、お互いの武を競い合っている。髪が御尻にかかるほどの長髪であるため少し化粧すれば女性に間違われることがある。酒に弱くお猪口一杯だけですぐ酔ってしまい暴れだす。光たちのことを胸を張って親友と呼べるというほど彼らの絆は大きい。

 

江戸 大気(えど たいき)

 

五人組の中ではあまり特徴が無いが五人組のまとめ役。顔が非常に広く、多くの人から信頼されている。正義感が強く、物事をはっきりと言う性格。教えるのが非常に上手く光たちとよく勉強会をする。父親が警察で様々な知識を持っており、護身用として手錠を所持している。光とは小学校の時から一緒で数少ない彼の過去を知っている人物。中学から光たちと仲良し五人組を結成した。

 

 

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あとがき

 

はい、とうとう書いてしまいましたオリキャラ達の学園生活編

 

 

このキャラクターたちは別の作品のオリキャラとして二次作品に登場しますが関係はありません。しかしキャラ設定は殆ど同じです。

 

登場キャラが増えてたら今度はキャラ紹介専用の物を投稿しようかと思っています

 

説明
どうも戦国です

オリキャラ達の学園ssを投稿します

liberal Hischool 略して リベハイ
自由な高校を意味しています

面白いと思ったらコメントや支援してくれると嬉しいです

それではどうぞ
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学園 Liberal_Highschool リベハイ オリキャラ プロローグ オリジナル 

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