二人の御使い 天の御使い・偽りの御使い 6話 |
この物語は、キャラクターの性格が多少違ったり
本来のお話から大分違っていたり
オリジナルキャラクターが出てきたり
チートキャラだったりしますが
それでも大丈夫と言って頂けるなら見てやって下さい
誤字脱字その他もろもろ如何せん素人なので不十分な所が目立つかもしれませんが
暖かい目で見守って頂けると嬉しいです
この物語は二人の御使いの物語である
孫堅
私が長安に来て15日ほどが経ち、大分この町の空気にも慣れてきました
何よりこの町は民が皆笑顔を見せている、商人も兵にごまをするわけでも無く、普通に商売をしてる
兵たちの訓練を見て思ったことは、兵たちの連携も驚くものがあった。攻める時は皆一団となって行動するのに対して、守りに転じる時は誰一人動くことなく攻撃を受け止めていた。そして武器も変わっていた、守りを特化して鍛えていた者達の武器は…
?「孫堅さん?」
孫堅「えっ!?」
振り返ると一刀君が困った顔をしていた、すぐ後ろに来ていたのに気付かなかったなんて…少々鈍ったかしら。
孫堅「どうかしたの?」
一刀「如何したもこうしたも、今日は町の様子を見に行くって約束していたじゃないですか」
孫堅「そう言えばそんな約束していたわね」
彼は『北郷 一刀』この長安に来る途中に助けた少年だ、何故か一刀君を見ていると母性本能が刺激される…
一刀「早く行かないと輝流にまた小言をいわれるよ」
孫堅「そ、そうね、早く行きましょうか、あの男に捕まったら何を言われるか分かったものじゃないわね」
あの男に見つかったら小言を言われてしまうし、一刀君と要る時間が少なくなってしまうわ。そういえば何故あの男は民に慕われているのだろうか?
孫堅「一言多いだけの男じゃない…一刀君もそう思うよね!?」
一刀「え!?え、ええまぁ…」
孫堅「あの男がなんで民に人気が有るのか分からないわ!」
一刀「あの、孫堅さん?」
孫堅「なに?如何かしたの一刀君、顔が引きつってるけど?」
一刀「それ位にしておいた方がよろしいかと…」
孫堅「それってど!?!?!?」
後ろからとてつもない殺気を感じ振り向くとそこには高順ちゃんが立っていた
高順(殺)
孫堅「い、いや、あのね…」
高順(殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺)
一刀「あの、高順さん?」
高順「…」ギロ!
一刀「スミマセン」
孫堅「さ、さあ。一刀君行きましょうか!?」
そう言って私は一刀君の腕を引いて足早に高順ちゃんの前から去った
一刀「さっきは凄かったですね…」
孫堅「そうね、高順ちゃんはあの男の事になると何故か敵意を向けられるんだけど…なぜかしら?」
未だに高順ちゃんとまともに話したことが無いのよね…話し掛けようとしても睨んで何所かに行ってしまうのよね、如何したら仲良く慣れるのかしら?
まあ睨まれる理由は予想がつくけど…
取り敢えず町の様子を見てみましょう、いくら争いごとの無い町だと言っても外から色々な輩も入ってくるだろうし
孫堅「さて、一刀君行きましょうか」
一刀「はい」
そう言って私と一刀君は町に歩いて行った
孫堅「一刀君、お腹すいてない?」
一刀「そうですね何か食べますか?」
この町の治安も良いので民も安心して暮せるのだろう、此処に来てから賊が出たという話は聞くがそれは長安の周りの話ではないみたいだし。
孫堅「そう言えば一刀君の住んでいた所ではどんな物を食べていたのかしら?」
聞けば色々と私の知らない知識を持っているみたいだし、いったい天の国にはどんな食べ物があるのかしら
一刀「そうですね…天ぷら、寿司、刺身ってこれじゃ日本に来た外国人みたいだ」
孫堅「てんぷら?すし?どんな食べ物なの?」
一刀「そうですね寿司はご飯を一握りにした物の上に魚の切り身を乗せて食べて、刺身は魚を新鮮な内にさばいてそのまま食べるんです」
孫堅「魚を生のまま食べるの!?」
一刀「え、ええ。そうだよな、生魚を食べる文化は日本特有だったな…あ、寿司も生魚です」
なんとも信じ難いわ、魚を生で食べるなんて…でも私達の知らない食べ物や調理法があるのでしょうね
一刀「食べ物の話ばっかりしてるから、腹へって来ましたね」
孫堅「何所かに美味しいお店有るかしら?実はまだ何所に何が有るか把握できてなくて…」
長安に来てから私の兵の怪我の状態を見に行ったり、此処の兵の調練ばかり気にしていたから、町に出てくる事なんてまだ3回目ぐらいだわ
一刀「そうですね、ラーメンの美味しい店にでも行きますか?」
孫堅「そうねそう「きゃー!」!?今のは!?」
何所からか女性の悲鳴が聞こえてきたけど、まだ町の状況を把握出来ていないからどうやって行くかわからない…
一刀「孫堅さんこっちです!」
そう言って一刀君は走り出した。
人だかりの所につくと賊の様な男が少女を人質に何か叫んでいる
賊1「早く食い物持って来いっていってんだろうが!」
賊2「早く持ってこないと怪我するぜ?」
賊3「店もぶっ壊して欲しいのか!」
店の前で叫んでいる賊の数は3人、でも少女が一人の賊に捕まっている、そしてそれぞれが剣を持っている…
一刀「孫堅さん…如何しましょう?」
私達は人込みに紛れているから賊は此方に気付いていない、強襲を仕掛けても良いけど、もし少女や民に被害が及ぶ様な事になったら…
って一刀君!?
一刀「なあ、おっさん達は何を怒ってるんだ?」
そう言いながら一刀君は民の間を抜けて賊達の方に歩いて行った
賊1「あ?なんだテメエ?」
賊3「この野郎が俺達に難癖つけてきやがったんだよ!」
そう言って賊の一人が一人の男性を指差した…律儀に答えるのね
店主「俺は金は有るのかって聞いただけじゃないか!」
賊2「それが気に入らねえんだよ!」
なるほど、店主は奴らが店に入ってきて食い逃げされないように最初に確認してこうなったのね
一刀「なら金が有るなら払えば良いだけだろ」
賊2「馬鹿かテメエ?何で俺様たちが金を払わなきゃならねんだ?俺達を誰だと思ってやがる!」
賊3「俺達は黄巾党だぞ!殺されたくなかったらさっさと食い物持って来い!」
黄巾党…聞いたこと無いわね、しかし一刀君が出て行ったことで奴らが興奮してしまって何をしでかすか分からなくなってしまったわ、警邏の兵も集まってきたけど行動し難いみたいだし。
このままだと本当に怪我人が出てしまうわ…
どうしたら…
?「ほう、その事詳しく教えてもらいたいものだな」
孫堅「え?」
声の方を向くとあの男が立っていた
賊1「なんだテメエ!」
蒼真「貴様ら黄巾党か?」
賊1「だったら何だってんだ!」
蒼真「黄巾党は大分大きくなったのか?」
賊1「そんなのテメエに関係ねえだろうが!」
蒼真「そうか、ならそろそろか」
挑発しているのか、質問してるか分からないわね…
でもこの男が出てきてから民達に安堵の表情が見えてきたわ
賊1「無視してんじゃねえ!」
そう叫んで賊の一人が剣を構えて突っ込んでき…よく見たらあの男丸腰じゃない!?
孫堅「くっ」
しかし私が出ようとした瞬間
『ドン!』
孫堅「な!?」
賊は地面に叩きつけられていた
なにがあったの?周りも驚いているという事は見えていなかったという事ね…
賊が突っ込んで男に剣が当る瞬間賊の体が浮いたと思ったら既に地面に叩きつけられていた…
一瞬見えたけど全ての動作は見えなかった…いったいどれ程の速さで攻撃したというの!?
蒼真「さて、怪我をする前にその子を離してもらえるか?」
そう言うと残りの二人に向き合った。地面に叩き付けられた賊はすでに意識が無いのだろう、ピクリとも動かなくなった
少女「き、輝流さま…助けて」
蒼真「もう少し待ってもらえるかな?」
賊2「う、動くんじゃねえ!ガキの命が如何なってもいいのか!?」
そう叫ぶと賊は剣を少女に向け…!?剣が無い!?
賊2「え?な?」
蒼真「怪我は無いか?」
少女「は、はい…」
賊も少女もなにが起こったか分らないまま少女は男の片腕に抱きかかえられていた。そして反対の手には賊が少女に向けていた剣を持っていた
賊2「テメエ!がっ」
叫びかけた賊はお腹を押さえながらその場に崩れ落ちた
でも動きが全く読めなかったわ、今のも気付いた時には崩れる瞬間だったし
蒼真「さてと、残ったのはお前だけだが、どうする?」
そう言って残った賊に向き合った
賊3「ひ!お、覚えてやがれ!」
そう言って一人逃げようとしたが…
蒼真「誰が逃げて良いと言った?」
足元で倒れている賊の足を掴んだかと思うと、ソレを賊に向けて投げつけた
賊3「ぎゃ」
見事に命中してそのまま倒れた…良い腕してるわね
兵たちが賊を取り押さえ始めたみたいだし、もう問題は無いわね
孫堅「流石ね、でもいったい何が起こったか良く分からなかったわ」
蒼真「出てくるつもりは無かったんだがな、何処かの二人が不甲斐無かったものでな」
如何考えてもその二人は私と一刀君なのだろう
孫堅「一刀君怪我は無かった?」
一刀「はは、俺は何もしてないから怪我なんてしませんよ…」
そう言う一刀君はどこか悲しそうだった
まあいきなり出て行ったときはどうなるかと思ったけどね
孫堅「なら良いじゃない、誰も怪我をしてないならそれが一番よ!ほらさっきの子の所に行ってみましょう」
そう言って一刀君と人質になっていた少女の下に行ってみると、先程の少女と店主と蒼真が集まっていた
少女「輝流様!ありがとうございました!!」
店主「どうも有難うございました」
蒼真「なに、二人とも怪我が無くて何よりだ」
店主「なにかお礼を…」
蒼真「構わんよ、当然の事をしただけだ「しかし」ふむ…穣ちゃんお腹は減ってないか?」
少女「え、え、い、いえとくには…」
蒼真「そうか?せっかくだから何か食べていくと良い、店主この子に何か食べさせてやってくれ」
店主「輝流さまは?」
蒼真「すまんな、先程食べてきたばかりでな」
店主「そうですか…ではまた入らしてください!」
そう言うと店主は少女を連れて店に戻って行った
一刀「輝流!助かったよ」
蒼真「少年、無闇にあの手の連中を刺激するのは止めておく事だ。今回は場所もそうだし孫堅もいたから怪我をする事は無かっただろう、だが武器も無いのにさっきの様な行動をするという事は死に行くようなものだ」
そう一刀君は丸腰、そんな状況で剣を持っている連中と対峙するなんて殺してくれと言わんばかりだわ
一刀「あ、ああ悪かった」
蒼真「分ればいい」
そう言って一刀君に小さな袋を渡し
蒼真「孫堅に護身用に鍛えてもらうと良い、そうそう今の店主の向かいのラーメン屋は中々美味いぞ」
そういい残し城のほうに帰って行ってしまった
孫堅「一刀君、その袋は?」
一刀「なんでしょう?(ジャラ)…お金です」
ご飯でも食べろって事かしら?
一刀「…孫堅さん、何で輝流は俺達がラーメン食べ様としてたのを知ってたんだろう?」
孫堅「………さぁ?」
つくづく良く分からない男ね…
蒼真「薺」
薺「なんでしょう?」
町での一件が遭った夜の城では
蒼真「近い内に戦になるだろう、兵の準備をしておいてくれ」
来るべき戦いへの準備がされていた
薺「分りました「それと」はい」
蒼真「次の戦いは少年も連れて行くからその準備もしておいてやってくれ」
少女はどこか不満そうにしながらも
薺「…分りました」
蒼真「手間をかけるな」
そう言いながら男は少女の頭をなでる
薺「頑張ります///」
蒼真「いよいよ全ての始まりだ」
全てはここから始まったと言っても過言ではない
蒼真『黄巾の乱』
戦が支配する時代
ついに乱世が幕を開けた
お久しぶりですsinです
私は帰ってきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
…………はい、すいません
前回の投稿から7ヶ月…orz
仕事が忙しくなったりまたもや、外人が来たりして元気が全く無くなっていました
4月に引越しをしてインターネット環境が全く無かったってのも理由なんですけどね〜……え?関係ないって?いやいや関係有るんですよ?関係有るに決まってるんですからね!?(涙目
私のこと覚えてくれてる人って居たのかな?
まぁ良いやw
これからまた頑張っていきたいのでどうぞ皆様宜しくお願いします
デジ一買っちゃいました、でもギターは全くレベルアップしてません…
説明 | ||
お久しぶりです 忙しく書いてる暇と時間何より元気がなかったsinです 私の存在自体お忘れになっている方が多いと思われますが、どうぞ久々に読んでやってください (数箇所の間違いを修正しました) |
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