真・恋姫無双 (修行編) 第八章 |
一刀「大分形になってきたな」
秋蘭「そうか?そうだと良いんだが」
春蘭「一刀、私の方はどうなんだ?」
一刀「全体的に見れば二割だな」
春蘭「二割か・・・むう、やはり秋蘭の方が早かったからか?」
一刀「まあ、特性にもよるだろうな」
春蘭「そうか・・・」
一刀「そう気を落とすな、ちゃんと鍛えてやる」
霞「おお!此処に居たんか」
一刀「あれ、霞?・・・なんか久しぶり」
霞「久しぶり?・・・ああそう言えば、最近会う暇無かったなあ」
修練場に居た一刀達の所に、霞が来る
秋蘭「今日は非番じゃなかったのか?」
霞「非番やで、そやから一刀に模擬戦頼みに来たんや♪」
一刀「俺とか?」
霞「おう!まだ一度もやってへんからな」
春蘭「待て霞、私達だって修行の途中なのだぞ!」
霞「ええやんかー少し位、最近一刀の事独占しとるんやから」
秋蘭「独占でわない」
霞「ホンマか?最近秋蘭が朝一刀の部屋から出て来るん見た奴が結構居るんやけど」
秋蘭(スゥゥゥ)
霞「目え逸らすなやあ!!」
一刀「落ち着けよ、霞・・・理由話すから」
霞「理由?」
一刀は、霞に説明を始めた
説明終了
霞「何やねんそれ!!春蘭ならまだしも、秋蘭は関係あらへんやん!!」
秋蘭「まあ、序で(ついで)だ」
霞「序でで添い寝するんか!!」
秋蘭「そう怒るな、そう言えば姉者はまだ添い寝してないな?」
春蘭「なっ!?秋蘭何故それを////」
秋蘭「それはそうだろう、何年姉妹をやってると思ってるんだ?」
一刀「ん?」(キラン!)
霞「うん?如何したんや一刀?」
一刀「霞、模擬戦さあ、春蘭とやってみないか?」
霞「春蘭と?何回もやっとるもん、ウチが勝で?」
それを聞いた一刀は、含みの有る笑みを浮かべた
一刀「霞が勝ったら春蘭の添い寝の権限を霞が貰うっての如何だ?」
霞「やる!!」
春蘭「なっ!?一刀!!何を勝手に!?」
秋蘭「そう言う事か」(ボソ)
一刀「だって春蘭、何時まで経っても約束守ってくれないんだもん」
春蘭「そっ、それは・・・」(オドオド)
一刀「だったら、そんな権限持っててもしょうがないだろう?」
秋蘭「如何する、姉者?」
春蘭「うう〜」
霞「それなら話は別や、春蘭!!手加減せえへんで!!」
春蘭「ま、まだ私はやるとは言ってないぞ!?」
霞「何や春蘭?負けるのが怖いんか?」
春蘭「何だと霞!!上等だ、やってやる!!」
霞「決まりやな、所で秋蘭」
秋蘭「何だ?」
霞「此処だけの話やねんけど、一刀との添い寝、どうやった?」
秋蘭「そうだな、まあ一言で言えば」
霞「言えば?」
秋蘭「癖になる♪」
霞「癖になるんか!?」
秋蘭「ああ、一刀を抱き締めて寝るのもあれはあれで心地良くてなあ////」
霞「くぅ〜!!そんな話聞いたらしたくなるやないか!!」
秋蘭「ああ、損は無いぞ」
一刀「おーい!霞!始めるぞ」
霞「おっしゃあ!!絶対勝ったるでえ!!」
一刀は、立会いの位置に立つと両者を確認する
一刀「それじゃあ、始め!」
一方その頃詰め所では
真桜「ふう、やっと終ったわ」
沙和「そうなの、まさかこんなに有るなんて思わなかったの」
凪「終ったか?」
真桜「凪〜疲れた、肩揉んで〜」
凪「贅沢を言うな、そもそも二人が書類を溜めたからいけないんだろう?」
沙和「だってー」
凪「だってじゃない!まったく」
華琳「随分と賑やかね」
凪・真桜・沙和「「「か、華琳様!?」」
華琳「一刀は居ないの?」
凪「恐らく、春蘭様達の修行かと」
華琳「そう、だったら修練場かしら?」
真桜「華琳様?隊長になんか用なんですか?」
華琳「ええ、実は一刀を武官にしようと思ってね」
沙和「隊長が武官ですか?」
華琳「ええ」
凪「確かに、今の隊長なら武官として問題ないですが?」
華琳「あれだけ戦えるのだから、軍師のままと言うのは駄目でしょう」
沙和「でも、あの隊長が素直に受け入れるとは思えないの」
真桜「ああ、確かに」
華琳「心配無いは、決定事項にするもの」
華琳は何の迷いも無い笑顔で言った
凪「華琳様・・・それは否定件が無いのでわ?」
華琳「ええ、否定なんてさせないわ」
凪・真桜・沙和「「「・・・」」」
華琳「貴方達、仕事は一段楽したんでしょう?息抜きに付いてくるかしら?」
凪・真桜・沙和「「「御意」」」
三羽鳥は華琳と共に、修練場に向かった
修練場
華琳「ああ居たは、かず・・・」
凪・真桜・沙和「「「・・・」」」
四人が見たのは
仰向けになって倒れてる霞と、自分の両手を見ている春蘭の姿
真桜「姉さんが、負けたんか?」
華琳「この光景は、あの時の秋蘭と恋の試合みたいだわ」
一刀「うん?華琳、凪達も?」
秋蘭「何?」
春蘭「っ!華琳様?」
霞「ぜえ・・・ぜえ・・・ぜえ・・・」
華琳「何してるの?」
一刀「春蘭と霞が模擬戦を」
沙和「模擬戦?」
秋蘭「今日は非番だから、一刀と模擬戦をしに来たんです」
凪「それで何故、春蘭様と?」
一刀「まあ、ちょっとした理由で」
真桜「理由?」
春蘭「華琳様、何時此方に?」
春蘭が、霞を担ぎながら歩いてくる
霞「春蘭・・・強くなり過ぎや・・・」
一刀「はい、水」
霞「おおきに・・・」
春蘭「一刀、今の感覚は?」
一刀「ちゃんと覚えておけよ、今までの苦労が水の泡にならない様にする為にも」
春蘭「お、おお!」
華琳「一刀、もしかして霞の攻撃、一回も当たらなかったの?」
一刀「ああ」
回想
一刀「始め!」
霞「おりゃああああああ!!!!!」
春蘭「はああああああああ!!!!!」
ガキーーーン!!!!
霞「オラオラオラ!!!!!」
ブオン!ブオン!ブオン!
春蘭「チッ!?」
ガキン!ガキン!ガキン!
秋蘭「押されているな」
一刀「なに、直ぐに変わるさ」
冷静に試合を見ている秋蘭と、一刀は試合の展開を予想していた
霞「なんや春蘭、前と変わってないやないか?」
春蘭「な、何だと!?」
霞「貰いや!!」
ブオン!
春蘭「!?」
霞の一撃が、春蘭の右腕に迫る
春蘭(何だ、動きが遅い?)
ブオン!
霞「なっ!?」
秋蘭「!?」
一刀「フッ」
霞の攻撃は、何事も無かったかのように、避けた
霞(如何言う事や、今のは確実に当たる間合いやった!?)
春蘭「・・・」
秋蘭「一刀、お前の目的はこれか?」
一刀「ああ」
霞「だったら!!」
春蘭「!?」
霞「連続で打ち込めば良だけや!!」
春蘭(まただ、動きが・・・見える!)
ブオン!ブオン!ブオン!
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
霞(何でや!?何で当たらないんや!?)
春蘭「見える!!」
霞「!?」
ガキーーーン!!!!
霞「くッ!?」
ズサァァァァァァァ!!!!
霞「ハア、ハア・・・動きが・・・読まれとる」
チャキ!
霞「!?」
春蘭「霞・・・私は変わってないか?」
霞「・・・」
霞が後ろを向くと、春蘭が立っていた
一刀「そこまで!!」
一刀は模擬戦終了を宣言した
一刀「と言う訳だ」
華琳「ほんとにあの時の秋蘭みたいね」
秋蘭「一刀の目的は、姉者がどれだけ瞬時に集中力を高める事が出来るかの確認です」
霞「うちは実験台かいな」
一刀「悪かったよ、でもおかげで良い模擬戦が出来ただろう」
霞「まあな、こりゃあうかうかしとれんな」
一刀「おっ!火が付いたか、今の春蘭に勝てなかったら、俺には勝てないぜ?」
霞「ええんか一刀?うちは強い相手には目がないんやで?」
一刀「やれやれ、霞も存外戦闘狂かもな」
凪「あの隊長」
一刀「みなまで言うな、先ずは肩を治せ凪、話は其れからだ」
凪「はい・・・」
春蘭「しかし、石積みにこれ程の効果が」
一刀「石積みの意味は、集中力の強化と体の氣の活性化だ」
華琳「活性化?」
一刀「氣が活性化しているのと活性化していないとでは、まるで違うんだ」
秋蘭「氣の活性化は、身体能力の向上に繋がるんだそうです」
華琳「つまり、春蘭が霞の攻撃を避けれたのは活性化の御蔭だと?」
一刀「そう言う事」
春蘭「とても体が軽く、霞の動きがゆっくりに見えたんです」
華琳「成る程ね、所で(バキン!!)」
全員「「「うん?」」」
秋蘭「何の音だ?」
凪「しゅ、春蘭様!?七星餓狼が!?」
春蘭「うん?なっ!?」
春蘭が見た時には、七星餓狼が折れていた
春蘭「わ、私の七星餓狼が!?」
一刀「耐え切れずに、折れたんだな・・・秋蘭の餓狼爪は?」
秋蘭「騙し騙しな所が少しな」
一刀「二人共、大体氣を使える様になってきたし、そろそろ氣功印付き武器に変更かな?」
秋蘭「氣功印付き武器?」
その言葉を最後に、今日は解散したのだった
次回は、魏の三剣人
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皆さんどうも、カイです。 少し遅くなりましたが、第八章出来ました。 |
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コメント | ||
山猫さん 修行編に関しては、まとまり次第更新します(カイ) ロドリゲスさん 出来るだけ、早く更新できるように頑張ります(カイ) 続きがめっちゃ気になる! (山猫) 何度読んでも面白いの一言です。次回を楽しみにしています。(ロドリゲス) 氷屋さん 参考にしたのは、確かになのはです(カイ) 最後の武器の件を読んでたら、なのはstsの訓練時のすばるのローラーが壊れた所が思い浮かんだwww最初の華琳の出た所でいくつか「は=わ」でおかしい所がいくつか。(氷屋) JDAさん 使い手が違えば、威力も違います(カイ) 霞の攻撃が当たらないなんて春蘭強いなぁ、それでも一刀に勝てないなんてwwどんだけぇぇ〜〜(JDA) 本郷 刃さん それは、この先に(カイ) 今回の修行編は春蘭VS霞でしたか。春蘭強くなりましたね。それにしても「氣功印付き武器」とは一体?一刀の刀のようなものでしょうか?次も楽しみです!(本郷 刃) |
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