仮面ライダークロス エピローグ
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神の国。

「先生。お客様です」

北岡の助手を勤める男性、由良吾郎は、北岡のもとへ来たという客人を通す。

「こんにちは♪今日はお礼に来たよ〜♪」

客人とは、大金を詰め込んだトランクを持ったドナルドだった。北岡は言う。

「お得意様の依頼なら、無視するわけにはいかないよ。」

言いながら、中身を確認して吾郎にトランクを渡す。吾郎はトランクを運んでいった。

「…それにしても、わからないことがある。」

北岡は呟いた。北岡のわからないこととは、なぜ人間の中から新しい神帝を選ぶ必要があるか、ということだ。裁判でも、これだけはわからなかった。

 

しかし、なぜかドナルドだけは理由を知っていた。

 

「それは来るべき創世の使徒との戦いに備えて、戦力を保有しておくためだよ。」

 

「…なんだって?創世の使徒?」

ドナルドの口から飛び出した、聞き慣れない単語。この世界においてそれなりの権限を持つ北岡でさえ、知り得ないその単語。

「そりゃ一体何者だい?」

北岡は尋ねドナルドは答える。北岡は戦慄した。

「…君がなんでそんなことを知っているのかは知らないけど、もしそれが本当なら、かなりヤバくない?」

「ヤバいよ〜♪創世の使徒相手に、いくら神帝を集めても勝てないし。」

「じゃあどうするのさ?」

「だからこそ、神帝に覚醒した無限の使徒と、『運命の巫女』が必要なんだ。光輝君に消えてもらうわけにはいかなかったんだよ♪」

「なるほどね…無限の使徒の力を高める運命の巫女…それならあるいは…」

「でも、それだけじゃ、まだ対抗できる程度のレベル。倒すためには、さらなるファクターが必要になるんだ。」

「…それが、仮面ライダーエンズ?」

「うん♪無限の使徒の力によって転生した彼なら、間違いなく創世の使徒を倒す力になってくれる。」

ドナルドは席を立った。

「本当にありがとうね♪また頼むよ♪」

「はい、いつでもお待ちしてます♪」

北岡はドナルドを見送り、ドナルドがいなくなったのを確認してから、テレビのリモコンを取った。

 

そのテレビはただのテレビではない。別の世界の様子を見ることができる、神のテレビだ。

「さて、あっちの様子はどうかな?」

北岡はリモコンのボタンを押し、テレビの電源を入れた

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オーズの世界。

地球人に転生したエンペラ星人、天砕皇魔。この世界を支配しようと企むが、自身の力は大幅に弱体化しており、周りの人間が強すぎることもあって、行動を起こせない。

 

 

そんなある日、500年の眠りから覚めた怪物の王、デザイアが皇魔を襲う!圧倒的な力の前に劣勢に陥る皇魔だったが、その時、謎の女性が現れた!

 

「あなた、力が欲しくない?」

 

そして始まる皇魔の戦い!

 

「さぁ!ケンカだケンカだ!とことんやっぞぉぉぉ!!!」

「この毒虫が!!」

「全部、消してやる!!」

「興味ないね。」

「りょうか〜い♪」

「ガードスキル・ハンドソニック」

 

「俺は、あいつに追いつきたい。」

 

「余の心労は増える一方だ…。」

 

 

新番組、『仮面ライダーエンズ』。

 

近日公開!!

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お楽しみに!

 

 

 

 

説明
はい、ついに終わりました!

この仮面ライダークロスは私にとってすごく思い入れのある作品で、ある方から許可を貰え執筆できたことを嬉しく思ってます。ですが、これでクロスの物語が終わったわけではありません。今回のエピローグは、次回作の仮面ライダーエンズへと続く内容を盛り込んであります。

長々と語るのも鬱陶しいと思いますので、話はここで終わります。

次回作でまたお会いしましょう!では、このあとの予告をご覧あれ!
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