紅蓮のアイ・ビー | 次 |
説明 | ||
そうね、ひとつお話をしてあげる。 昔々、あるところにひとりの精霊がいたの。彼女は山の女神だった。 彼女は長く信仰されて力も強く、か弱いヒトを見下していたわ。 信仰によって自分の霊格を高める力の源くらいにしか思っていなかった。 けれどもある日、彼女は人間の男に恋をしてしまったの。 血と戦いと死と、濃厚な生の匂いにまみれた男だった。 ヒトと精霊だもの、添い遂げようなんていう気は最初から無かったわ。 ただ彼の血脈を見守るだけで、彼女はじゅうぶん満足だったのよ。 そうね。 きっと幸せだったわ。 だから彼女は、女の自分と恋する心は、彼が眠るあの地に置いてきたの。 あら、いきなり何の話かって?私の口調がどうしてこうなのか、ってあなたが訊くからじゃない。んふっv そう言って、IB(アイ・ビー)と名乗る男は笑った。 --- 淑女♂です。http://gean.cc/vs/gra/ing.htmlと同一人物だったり。 |
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ファンタジー 創作 オリジナル 褐色 甲冑 | ||
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