機械部の憂鬱 TAKE15〜16 |
TAKE 15 N.W.KとEEEEEE
涼しい部屋に暑い外。
とうとう夏休みが始まった。
夏休みの間の部活は朝、9時から夜約、7時くらいまである。
だがその大半が遊びに費やされるわけで実際に作業をすることはなぜかあまり無い(大会が近いのに)
俺はその夏休みという有意義な時間を部室で過ごすという大挙に出たわけだ。
今日は俺を含めて7人。
そのうち3人が一年で2人が2年、残りは3年生だ。
言うまでも無くえびぞうも来ている。
俺は夏休み前と同じで作業を忘れのんびり話し込んでいる。
「シューチ。」
ファルコンがいきなり言う。
「ふ、ははははは」
とハルが笑い出す。
いたって普通な会話(?)だ。
「ふんっ!!」
えびぞうがいきなり現れハルの後ろに回りこみとあるポーズをする。
「ベ○・ホームッ!!」
いつもどおりえびぞうはあの技を取り出す。
あの技はえびぞうのお気に入りらしい。
本当にいつもどおりだった。
俺はいつもどおりの会話をほほえましく眺める。
これもいつもどおり?
今日はやたらにいつもどおりという言葉を用いるが本当にいつもどおりなのだ。
ただ、いつもどおりというのは少々、暇になることは多い。
特に今日の俺みたいに傍観者だったらなおさらだ。
俺は仕方なく部室に完備されたラジオを起動した。(MD、CD、カセットも聴ける)
確か今日から特別チャンネルでS工業高校”暇つぶし部”による”暇な人のためにラジオを”というラジオ番組が始まるらしい。
早速、違法なチャンネルにGO、ON!!。
すると、なんとも暇そうなラジオ討論が聞こえてきた。
討論の内容は”何故、我らのS工業高校にはプールの授業が無いのか’についてだった。
かなりつまらない討論が続く。
えびぞうたちがなんらかの話をしているみたいだが俺はラジオを聴く。
討論の結果は”えびぞうがいるから”と言う結論に終わった。
しばらくすると討論の次の話が始まった。
さきほどの討論とは違いアップテンポな曲が流れてきた。
そして、番組のタイトルを誰かが言った。
『恋Kの恋愛相談室』
「ブッ!!」
ラジオからタイトル名が流れた瞬間、部室全体にイヤーな空気が流れた。
そのときの部室内のシンクロ率は300パーセントを一瞬だけ越えていた。(1人を除いて)
(恋Kって明らかにノーズ・ウォーターKのことだよな)
みんながいっせいにそう思った。(やはり、1人を除いて)
話をしていた※奴らもやってきた。 ※えびぞうを除く
「キョン、恋Kってやっぱり・・・・・」
ファルコンが聞いてくる。
だが、今はラジオのほうが気になる。
『さぁさぁ、とうとう始まってしまいました。恋Kの恋愛相談室だ。・・・・・オレハ相談室ノ先生、恋Kダゾ。私はアシスタントを勤めさせていただく○石です。』
し〜んやはり部室の空気が静まる。
『恋Kさん、今回から始まる恋愛相談室頑張りましょう。・・・・・・・アア、オレガンバル。』
明らかにのーず・うぉーたーけーである、奴は一体何をしたいんだか。
『早速、リアルタイムで質問が届きました。読みますよぉ。
2年生機械科のEさんからのFAXです。最近、熱い目線で自分を見てくる人がいますどうしましょう?』
俺達はその言葉に部室のある人をみる。(暑い目線で)
奴は真剣にラジオを聞いている。
『では、恋Kさんどうぞ。・・・・・・イイイイイナァ、ソノヒト二コクハクシマショウ。』
その言葉をきくと奴ことえびぞうはいきなり部室をでて走り出した。
『では、次の質問は設備科のゲリョスさんからです。最近さー、機械科の奴が私を見るとーゲリョスっていうだよぉーそれにN.W.kってマジでうざいだよぉー。』
『で、では恋Kさんどうぞ。・・・・・・ソウイウトキハアイアンバックデダマラスノサ。N.W.Kハイイヤツダナカヨクシヨウヨ。』
・・・・・・プツン。
とうとう、ファルコンがラジオを切ってしまった。
「・・・・・さ、作業に戻ろう。」
今までの話が嘘のようにみんな作業をする。
ガラガラガラドンッ。
奴が帰ってきた。俺は奴を見た。
「・・・・・・・・・」
俺は奴の顔を見て唖然とした。
「俺、再び参上。」
奴ことえびぞうはしなびれていた。
「先輩っ!!」
俺は先輩に声を掛ける。
「なんだぁおい。」
いつもどおりだがや・・・
「先輩、その顔は危険ですはっきり言って医学会の天才でもこのグロイ顔は治らないだろうと思います。」
「なぁに、俺の顔がグロイだと、何言ってやがるっ!!俺の顔を見れば女も一撃だぜっ!!」
俺は先輩の横に立ち方をポンッと叩いてやった。
「先輩・・・・・ほんとにその顔は女も一撃で倒せますよ。」
女どころかトイレの奥地に住む奴だって倒せそうだよ。
そう、えびぞうの顔は醜くも腫上がっていたのだ。
ああ、えびぞうウイルスが腕から侵入してきたよぉー誰かとってー。
だが、誰も取ってくれなかった。
みんな、作業で忙しかったのだろう。
TAKE 16 緊急戦隊大変隊
作者の言葉。
みんなー、今日は伏字祭りだぞー。(さわやかな青年で)
緊急戦隊大変隊。
それは2000年に放映が開始された戦隊物の特撮である。
戦隊物と言えば1年たてば新しい戦隊物に変わるものだ。
しかし、これは当初の予定と違いなんと8年間連続で放映し続けた。
もちろん、○○レンジャーとか、○○隊も8年間のうちにいくつもあった。
でもそれらはやはり1年で終わった。
緊急戦隊大変隊。
今やそれは全国のエビニストにとってのド○えもんであり無くてはならない大作品だ。
その緊急戦隊大変隊の隊員(2名)が俺らの目の前に現れた。
現れたといってもさして驚くことはない、なにせ目の前に立っている奴等は俺らがよく知っているやつだからだ。
その名は・・・・・・大変クリスタルっ!!
なぜこんな奴が居たかというと説明するには2ヶ月も前に戻らなければならない。
4月の半ば俺は始めての理科の授業を受けに行っていた。
先生らの話によると理科の先生はとてもすごい人で先生と別の仕事を両立させているらしい。
俺は微妙にその先生が気になった。
どんな先生なのか?
もしかして有名人?それとも・・・・・
と俺は理科室についた。
なじみのある部屋そうそれは俺がかつてこの高校に受験しに来たときこの部屋で待たされたのである。
俺は理科室に入った。
誰も居なかった。
当然だ、クラスメートは教室でのんびりしているし居るとすれば・・・・・・
「何じゃ?もうきたんか?はやいのう。」
どこかで聞き覚えのある声が準備室の扉から聞こえた。
「こんにちは。」
と俺は一応言って置く。
しかし向こうは何も返さなかった。
俺はどうすればよいのか判らなかった。
どこに座るのか?と。
いろいろと考えているうちに準備室の扉が開いた。
キィィィィィンバッタンっ!!(コ○ンのやつ)
そこから出てきたのはやはりどこかで見たことのあるような人だった。
いや、見たことあるようなではなく確実に見たことのある人だった。
なんせ、あの体格である。
巨大な腹に短い足。そして、でかい顔に眼鏡。
あからさまにメタボである。
そして、この人はあの伝説の大変クリスタルである。
まぁ、こんな感じだ。
若干、変な脚色が施してあるが気にするな。
その大変クリスタルともう一人。
さまざまな色を持つ大変レインボー(一人○役のこと)
こいつは一人で何役もこなす。
しかし、かなりの大根役者で声音もまったく変わっていない。
っというかこいつは他の役を遊びでやっているだけなので実際の役はこいつではない。
だが、一応こいつも自分の役をちゃんと持っている。
その名は隊パープルッ!!(えびぞう)
皆さん気づきましたか?
この二人がそろうと何が起こるのか?
NW.Kよりも酷いことがこれから起こるのです。
それは戦い、しかも我々機械部の存続を掛けての戦いだ。
「くそっ!!奴らめっ!!」とファルコンが叫ぶ。
ちなみにファルコンは俺の隣を陣取っていた。
しかしながら大変クリスタルが出るとは・・・・・・これでは戦いが有意義に進められない。
なにせ奴は俺たちの命を握っているのも同然なのだから。
と、いきなりハルが二人組に歩いていった。
「先輩、先生にいいますよ。」
「・・・・・俺、退場っ!!」
なぜかよくわからんがえびぞうが退場。
つーか、もう二度と来るな。一生、退場してろ。
だが、えびぞうは外へ出るなり窓から部室を見出す。
キモッ!!と心の中で言うが実際、キモかった。
ハル、あなたはすばらしい。なんという正義。君こそが新世界の神になるがいい。(でも、夜神家の息子さんにころされる。)
でも、そのハルでも大変クリスタルは倒せない、なぜなら奴に攻撃すると理科の成績が下がるという特殊能力が発動するからだ。
理科の成績がないと進級できない。それは機械部いや生徒にとって最悪の攻撃だ。
なんていう奴だ。この場に居るだけで生徒を脅かせる。
「伏せろっ!!」
と誰かが言う。
オンッ!!
ハルが死んだ。
いつの間にかミリタ先輩が自前のガスガンを奴に突きつけた。
「先生、これ以上辞めてください。迷惑です。」
しかし奴は
「なんじゃ、わりゃ。わしにたてつくんか?ええ?くるんならこいやいつでも相手になってやるけぇ。・・・・・成績下げるぞ」
「・・・・・・」
奴の攻撃にあのミリタ先輩までも敗れる。
ミリタ先輩は武装を解除された。
そのアト、俺たちはハルの葬式をした。(数分)
葬式をしているうちにハルの死体(?)は消えていた。
そんなことをしていたのに奴はいた。
俺たちはもうどうすることもできない。
どうすれば・・・・・・・。
キィィィィィンバッタンッ!!(またしてもコ○ンの奴)
いつのまに隣の部屋に行ったのかわからないが誰か隣の部屋からこっちにやってきた。
そいつは神だった。
黒いマントを着て顔にはなんか法律的に危ない(作者が)仮面をかぶっている。
「ゼ○だっ!!」
とファルコンは叫ぶ、おいおいお前は彼を知らないだろう?
そう彼は○ロだ、この世の救世主。
彼はこちらの部屋に来るなり奴・・・大変クリスタルに向かって走る。
途中にある障害物はすべてその多彩な運動能力で避けていった。
そして、大変クリスタルに向かって木で作った剣を突き刺す。
大変クリスタルはやはり役者だ、けっしてえびぞうのようにKYではない。
大変クリスタルは死んだ。
そして、部室内に歓声が響き渡った。
ゼ○ッ○ロッゼ○ッ○ロッゼ○ッ○ロッゼ○ッ○ロッゼ○ッハルッ
なんか若干、現実が混じっていたぞ。
その歓声の中、俺は彼の正体に気づいた。
隣でなぜかウラ先輩が
「あれは・・・まさか!!」
俺は話を盛り上げるため言う。
「○ロです・・・・あれはゼ○です。」
俺は泣きそうになりながら言った。
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いやー久しぶりです。 1ヶ月くらいぶりかな? でも、一応出しました。 皆さん、暇ならどうぞ。 この作品はフィクションであり・・・・・ |
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