【テドカイ】刻まれたもの |
説明 | ||
二度目の目覚めで手に入れたものは何もなかった。 すべてを奪われて、ただ闇の中に堕とされる。 でも。 忘れなかった。忘れたくなかった。 大切なものを奪われる瞬間、細胞のすべてに刻みつけた憎しみを。引き裂かれる悲しみを。 「――カイト」 己の私欲の為にあいつの命を奪った事、俺は決して忘れはしない。 あらすじ。テッドはとある研究所で生み出された魔物(キメラ)。 生物兵器の実験台として産まれ、観察対象として放し飼いにされていた。 制限はあったけれど自由な暮らしの中で彼はカイトと出会い、恋に落ちる。 カイトと過ごすうちに彼に絆されてテッドが持って生まれた魔物としての凶暴さが失われていく。 すっかり大人しくなってしまった『魔物』では使い物にならないと、研究所の人間はテッドを回収し『再生』を試みる。 だが二人はそれに抗った。 しかし『魔物』を宥め、大人しくさせてしまうカイトが邪魔だと、学者達はカイトを殺してしまう。 再生したテッドが再びカイトと出会っては困る。魔物には『魔物』のままでいてもらわなければいけないから。 カイトが殺された事を知りテッドは怒り狂うが、カイトに宥められてしまったが故に本来の力が出せず、再び『再生』されてしまう。 再生されればすべての記憶を失い、カイトの事も彼と恋をした事もすべて忘れてしまう。 しかしカイトを殺した研究所の人間への復讐を誓ったテッドは憎しみだけを細胞に刻みつけた。再生されてもその心だけは失わないように。 再び目覚めたテッドは細胞に残した記憶を頼りに以前の記憶を取り戻す。 しかし力が元に戻るまで忘れたふりをして彼は過ごした。 時が来るまで、憎しみだけを糧にして。 やがて時が満ち、力を取り戻したテッドは行動を開始する。 カイトを殺した者達をすべて皆殺しに。 彼等が生み出した『魔物』本来の姿と力で。 そして彼は研究所に火をつけ、自らの身体とともにその命を絶った。 残った身体から再び再生される事がないように。先に逝ってしまったカイトのもとへ、行けるように。 そんな物語でした。画像のカイトが透けてるのは死んでるからです。 気分が落ち込むと死にネタが出やすいんですが(猟奇に走りやすい)……疲れてるのかな…… テッドのみの画像にカイトのみの画像を乗算した時に消し忘れた箇所を発見。でもめんどいのでそのまんま…… |
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