第8話 魔お…………高町なのはとの出会い(後編) |
ついに来てしまった。魔王の住む家に。
だれかーーーーーーーーーー!!!助けてーーーーーーーー!!!!!
なんで!?何で今、僕はここにいるの!?
えっ?なのはに話しかけたから?…………………………しょうがないじゃん!!だってさ……泣いている子がいたら話しかけない!?普通は話しかけるよね!?
しかし!!今はそんな事を思っている場合ではない!!!!今は生き残る事だけを考えろ!!
「いらっしゃいませ…………あら?なのは、お帰りなさい。………ところでそっちの子は?」
そう言って出てきたのは、見た目20代でも通りそうな美貌の持ち主、高町桃子さんだった。
キレイだな……………って、惑わされてはいけない!こんなにキレイでも時には家族の中で一番強い時があるんだから。そうだ、騙されてはいけない。
「お母さん、ただいま〜。…こっちの子はさっき公園でお友達になった……えっと「如月葵です」そ、そう如月葵ちゃん」
「そっか〜〜……これからもなのはと仲良くしてあげてね」
「はい」
「………それじゃああっちでなのはと一緒にケーキでも食べていて」
「け、ケーキが食べられるんですか!?」
「あら……ケーキが好きなの?」
「は、はい!」
言っておこう。僕はケーキが大好きなんだ。……………大切な事だからもう一回言おう。僕はケーキが大好きなんだ!
……………え?女みたいだって?別にいいじゃん!!!!!!!ケーキが好きでも!!!………まぁいい、それよりもケーキだケーキ。すでに座っているなのはのところに行って、ケーキを頂いた。
結果…めっちゃおいしかった。また買いに来よう。
それで今は帰る途中だ。あの後、恭也さんとエンカウントしたが男と気ずかれることはなかった。
よかった!本当によかった!これで最低でも3年は、ばれずに行ける!!そんな事を思いつつ帰宅した。
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「ただいま〜」
「お帰り〜、お兄ちゃ〜〜ん!」
「ムギュゥ…………」
うん、帰るごとに琴里が抱きついてくるようになった。…………痛い。
「琴里、離れて。苦しい」
「や〜!」
「そうか、それじゃあ琴里は今日の夕飯抜きだけど……いい?」
僕がそういうと琴里は光の速さでどいてくれた。
「それだけはいや!!……早く作ってよお兄ちゃん」
「はいはい」
それじゃあさっそく料理作るか。 そして今はみんなで昼食。
「今日はシチューだけど、おいしい?」
「おいしい!」
「おいしいです」
「マスターの作った物なら何でもおいしいはずです」
「いつ食べてもおいしいわね」
上から琴里、ルナ、春香、明日香の順に感想を言う。ほとんどは僕が作っているが、今は琴里が手伝ってくれたり、ルナに料理を教えたりとしているのでいつか料理を任せる日が来るだろう。
「そっか。それならよかった……………ところでさぁ、この後城の中で訓練をしようと思っているんだけどみんなはどうする?」
「私は外で走りに行ってくるわ」
「私は掃除をしようと思っています」
「私は一緒に行きます」
「私もいく!」
みんながそれぞれの意見を言う。
「それじゃあ春香と琴里は一緒に行こっか。………ルナは家の掃除宜しくね。…明日香は気をつけてね」
「「「「は〜い(はい)」」」」
そう言って食べるのを再開した。
……そして今は城の中にいる。
「それじゃあ最初はAランクを1体で、自分はFでいいかな?」
そう言って設定すると目の前に人形が1体出てきた。
「それじゃあ……いくか」
そう言うと人形が宙に浮き、魔力弾を放ってくる。
「よっ…ほっ…そい…うわっ!危なかったぁ…………それじゃあこっちからも」
魔力Fだからほとんどの魔法は使えないんだけど、レアスキルがあるからなぁ。そんな事を思いつつ魔力弾をよけながら人形に接近していく。人形のところまで行くと魔法を使わせないように格闘戦に持ち込み、そしてすきを見つけると今までよりも強い攻撃をして人形を倒した。
「ふぅ、一様これで終わりか。…………それじゃあ次、春香と琴里も入って」
そう言うと春香と琴里が訓練室に入ってきた。
「それじゃあ、最初は春香と琴里が2人でやってそれが終わったら僕も含めた3人でやってみよう最初の強さはAAランク2体でいい?」
「分かりました」
「おっけー」
「それじゃはじめようか」
結果………………圧勝。これならもっと強くてもいけるんじゃね?
「よし、それじゃあ僕も入るから魔力AAAで3体、これでいこっか」
そう言って設定する。今度は3体の人形が出てきた。
「まずは………ブーストっと」
そう言うと3人の体が赤色と緑色の光に包まれた。
たぶん攻撃力と防御力が上がったのかな?そう思いつつ試しに壁に向かってパンチをしてみた。
バコン…!
「「「……………」」」
何なんだろうねこの力。………試しに2人にも壁にパンチをしてもらった。
バコン…!
………………………………………………………………はぁ!?普通ブーストしただけで壁って壊れるもんなの!?ありえねぇよ!
「すごいね、お兄ちゃん!」
「さすがです、マスター」
もう…自分の事に関して絶対に驚かない。そう思った僕であった
その後はチート的な力のおかげでAAAの人形も簡単に倒せた。そして召喚獣の召喚やレアスキルの練習をして家に戻った
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