第9話 月村すずかとの出会い(前編) |
前回のあらすじ
町を散歩→魔お………高町なのはに遭遇→僕の人生オワタ→………………そんな事はなかったが友達フラグが発生→どうしてこうなったし?
はい!あのトラウマになりそうな出来事も過ぎ今は平和に暮らしています。
いや?あの地獄のような日が終わってからずっと平和ですね。もうこのままずっと平和に過ごしたい…………………………………そう思っていた時が自分にもありました。
今、自分はあの月村すずかと一緒にいる。……どうしてかって?そんなのこっちが聞きたいよ!!!……こうなったのを説明するには今日の朝までさかのぼる必要がある。
「おはよ?」
僕がそう言っても誰からも挨拶が返ってこない。休日は昼ごろに起きるのだがいつもはみんないる。不思議に思いながらリビングに行くとテーブルの上に紙が置いてあった。内容は
「みんなで買い物に行ってきます」
との事だった。……だから誰もいなかったのか。……………これからどうしよう、暇だな…………………………………そうだな…散歩でもしよう。そう思いつつ朝食を食べ着替える。そして棚から出したのは、フリフリがたくさん付いたゴスロリ服。………………何も言わないでくれ、僕だって嫌だったんだ……なのに…なのに!!他の4人がむりやり僕に女物の服を着させたんだ!!……いやね、もちろん抵抗はしたよ?だけどさすがに4対一じゃあ勝てるはずもなくなされるがままになっちゃったんだ。…………………しかもそれだけじゃなく元々持っていた男物の服を全部燃やしやがったんだよ。だから今は女物の服しかない。と言う訳で羞恥心を捨てゴスロリ服に着替えてから、髪を整えて外にでる。
…………しかしこれからどこに行こうかな。………適当にそこら辺でも散歩するか、そう思いつつ、歩き始めた。
ここはどこだ?
歩き始めて一時間、そこら辺を適当に歩いていたら迷った。
※主人公はレアスキルを出来るだけ使わないようにしています。
………どうしよう。そう思っていると後ろから泣き声が聞こえた。……何だ?迷子か?そう思いつつ後ろを見てみると女の子が泣いていた。……………どうしよう、ここは声をかけるべきか?……でもなぁ、前も女の子に声をかけたら魔王だったしなぁ次も原作組の人かもしれないしなぁ…………まぁ二回連続で原作組と出会うなんてまず無いだろうしなぁ…………………………よし、声をかけるか。
「うぅ…ぐす…「あの?…どうしたの?」……え?」
「いや、泣いていたから……………ところで、こんな所で何してるの?」
「………誰?」
う?んここは本名を言うべきか?多分小学校に入学したらばれるだろうし………うん、ここは本名を名乗っとこう。
「僕の名前は如月葵、君の名前は?」
「あ…えっと……月村すずか…です」
……………………………………………………………Waht?今この子は月村すずかって言った?………………いや…待て、きっと僕の聞き違いだ…………そうだ、きっと僕の聞き違いなんだ。………HaHaHaHaHaHaHaHaHaHa!!!少しビビっちまったぜ!!そう思いつつもう一度名前を聞いてみる
「ごめん、よく聞こえなかったからもう一回言ってくれる?」
「…月村すずかです」
「神は死んだ!!!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「あ、ああ……大丈夫だよ」
ねぇ!何でなの!?何で原作組とこんなに出会うの!?リリスさんは僕にどうしてほしいの!?原作に介入してほしいの!?……………………………落ち着け、落ち着くんだ僕。今はとにかくここを切り抜けるんだ!
「話を戻すけどすずかちゃんは何でこんな所で泣いてたの?」
「…………みんなとはぐれちゃったの」
「一緒に探そうか?」
「……いいの?」
「別にいいよ」
「ありがとう!」
………あれ?切り抜けるどころか、ドツボにはまってね?
ってなわけで僕は今月村すずかと一緒にいます。………しかしさっきから会話が全然ない、一緒に歩いているだけだ……………………………き、気まずい。いやね?女の子と歩いているだけで緊張する訳ですよ。そこからさらに会話をしろって言われても何話していいか分からないんですよ。
……………………分かったよ、分かりましたよ、話せばいいんでしょ話せば。
………………………何…話そう。頭の中で選択肢をいくつか出してみる。
1 年齢について
2 何ではぐれたのか
3 すずかたんハァハァ
またかよぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉ!!!!何でなのさ!?何で頭の中で選択肢を出すと最低一個は必ず変な選択肢がでるんだよ!?しかも何だよハァハァって!?これじゃあ変態みたいじゃないか!!違うぞ!僕は決して変態じゃないぞ!!!……………………………………………………………………………………………ふぅ…落ち着いた。……さてどれを選ぼうか…3はもちろん除外して、残るは1か2………どっちにしてもいいような気がする。…………どっちも聞くか。
「ねぇ…すずかちゃん、君は今いくつ?」
「…年ですか?………3歳です」
やっぱりか…………なんか小学校で同じクラスになりそうだな。せめて違うクラスになりたい……主に僕のために。
「……そっか、同い年だね」
「…………えっ?」
「えっ?」
何、この人。僕を何歳だと思っているの?………確かに?口調は年上かもしれないけど?背的に普通は同い年だと思わないのかな?
「ご、ごめんなさい!まさか同い年だとは思わなくて……」
「もう…いいよ」
いいもん…いいもん、僕気にしないもん……………グスン(;´д⊂)
「わーーーーーー!!!そんなに落ち込まないで!本当に私が悪かったから!!」
「……本当に悪いと思ってる?」
「う、うん/////!(か、可愛い!葵ちゃんの泣き顔とっても可愛い!)」
※すずかは、この時はまだ葵の事を女だと思っています。
「………ならいいけどさ………これからどうする?………………そこら辺を探してみる?」
「………うん!」
「……よし!それじゃあ行こうか」
とっとと終わらそう。そう思わずにはいられなかった。
説明 | ||
感想………………………ください。 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
3345 | 3249 | 2 |
タグ | ||
メイドさん レアスキル | ||
しのむんさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |